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2007年11月1日(木)   アラビア人
なんとなく慣れてきた感はあるものの、
今まで日本語を操る仕事であったのがいきなり数字ばかりの仕事になってしまい、
アラビア数字しか見ないで過ごしていると・・・・

凄く、日本語に餓えてしまう・・・らしい(^_^;)

数字の向こうから見える空白の4年半がさらに苛つきを生む事もあって、
つい毒づきながらの仕事になってしまうが、そうやって感情を吐き出していないと、
アラビア人になってしまいそうだ(爆)

今のところやっているのは、去年度の洗い出し。
去年の数字の動きを全部把握してから、今年前半の動きを見るワケだが、
既になんとなく見えている物もあって・・・

どうやらココに来た意味はあるようだ。


ただ、会話だったり、メールだったり、
こうやって書く事もやらないと、あまりに違う日常に潰されそうだ。

少なくとも、喋りまくって意志を伝える日々であったのが、
ほとんど会話をしない日々にシフトしただけでも大きな変化だし、
頭の中が、そう簡単には切り替わってくれないのだ。




う・・・ん

こりゃ、遊びまくらないと、
自我が壊れるな(^_^;)

で、問題は、
今のところそんな時間が取りにくい事だったりする・・・(/--)/
2007年11月2日(金)   抑えめ
ひたすらデスクワークをしている。

そして、どこの部にも属さない関係で、
ルーティンの仕事が無くて、ある意味孤独な戦いになっている。

あ。。。
昼じゃん・・・(^_^;)

社長と一緒に昼に出る。

だけど、こんなに毎日、ちゃんと昼飯を食う事がなかったから、
どうしても量が入らない。

で・・・
今日は、全部食べきれなかった。
いや・・・、計画的に残した。

どう考えても、カロリーを消費していないし、
しかもここのところのカロリー摂取量より多めの食事。

デブまっしぐら・・・な食生活って嫌でもわかるから、
抑えめにする。




で・・・
この抑えめが、精神的に良くない。

仕事の最中は、どうしてもアラビア人になって、
孤独に戦っているから、人恋しくなっていて・・・、
そして食べたい物が食べられず、量も押さえ込まなくちゃいけなくて・・・

この3日間、夜はスープだけだったり、オニギリ一個だったり・・・と、かなり質素。
しかも、酒も飲みに行かず、で・・・・

はい、思いっきり、ストレス溜まってます(^_^;)
そして、疲れてます。

しかも・・・
一緒に食事をしたい・・と思う人も、
何らかのトラブルに振りまわされて疲れていたりするワケで・・・タイミング合わず(・_・、)


自分じゃ、言いたくない言葉も、
ポロッとこぼれる1人の帰り道。

今日は家で、コスタルッシ(グラッパ)でも浴びて、
寝る事にしよう・・・・(/--)/
2007年11月3日(土)   動員
やっと一週間過ぎて、
やっと・・の休みのはずだが、
昨晩、不眠症気味の状態を解消するためにグラッパを飲み過ぎて・・・
ちょっとばかり体調を崩す。

しかし・・・
今日は会社の仕事で動員がかかっている。

で、昼のイベントに顔を出してから、
これから夜のイベントへ・・・。


何と言っていいのかわからないほど、
感情が凍っていくような気分。

本当は、朝一番で番組の為のスチール撮りをするはずだったが、
天気はどんよりとしていて、それもまた、今の感情を呼び起こす色だった。
(もちろん、午後はちゃんと陽が差したのだが)

切れ切れに聞こえてきたり、見えてしまう端切れのような情報が集まり、
それらは、悪い方へと考える何かの裏付けをするように、頭の中で組上がってしまう。

疑う・・・?
何を・・?

あぁ、きっと物事を考えたくない・・・のだろう。
悪く考えてしまう事しかできないのは、そういう事・・・なのだろう。

過去の不体裁を事細かになぞって見つけていくような仕事を一週間もすると、
こんなにも気分は落ち込む物か・・・とも思うが、
それが個人的な部分へも影響するあたり・・・まだまだ大人に成り切れない自分を嘆くしかない。

早いところ、この孤独に慣れないと・・・
ヤバイなぁ・・・(/--)/
2007年11月4日(日)   車検
「そろそろ、新しい車はいかがですか?」

「いや、殆ど乗らない生活になっちゃったんで、
 また車検取るよ」


JZX100は、相変わらず元気だ。
走行距離はまだ4万に達せず、これといった不具合もない。

強いて言えば、殆ど乗らなくなった関係から、
バッテリーがダメになる・・・だけで(^_^;)

次に買うとすれば、オープンが良いと思っていて、
メタルトップでオートマチックにフルオープンになる物が欲しい。

でも・・・
年間の走行距離が1万キロにも満たない今の生活では、
そのためにかかるコストがバカバカしくて、買う気にもならない。

そして、家族を乗せる事も無い今、
バイクでも充分、オープンを楽しめるわけだから、
極端な話は車の必要性すら疑う状況だ。

それでも・・・
それなりのコストを払って車検を取るのは・・・
やはり、車も好きだから、としか考えつかない。

今時、5速マニュアルの2.5リッターターボ車に乗る・・なんて、
まさに趣味以外の何物でもない。


で・・・
久々にディーラーまで乗ったチェイサーは、
やっぱり楽しかった(^_^;)
2007年11月5日(月)   順応
毎日、つまらない作業を続けているのだが、
やがてその作業は、数字の奥に見えるその時の風景を見せるようになってきた。

あぁ・・ここで、こういうやり取りがあったな・・とか、
ここで失敗があって、こうリカバリーしたな・・・とか。

それはやはり、過去の経験が物を言っている事に違いない。
そしてその感覚が蘇る事は、この仕事に対する順応力を持っている証明でもあるのだろう。

ただ・・・
今まで、あまりにマイペースでいられた事に対して、
朝は10時前には必ず出社し、食事もある程度限定される毎日が、
型にはめられるが嫌いな自分にはかなりのストレスを生む。

でも、それも・・・
自分で乗り越えて、当たり前の事と思えるように慣れない・・と思っている。

1人で吐き出しても、
自分にしか返ってこないから、
まずは・・・・慣れる、しかない。

という事で、今夜もグラッパで・・・おやすみなさいm(__)m
2007年11月6日(火)   下手な考え
俺が、このチームのトップだよな?
なのに俺の言う事が聞けないなら、俺は辞めるよ。
後は好きにやればいいじゃないか・・・

そんなタンカを切ったのかはわからないが、
どっかのチームの親玉は、平気な顔をして辞意を表明し、
チームのサブリーダー達はあわてて慰留に走る。

そんな手を使わないと、言うことをきかないチームにいるボスも大変だが、
口先からでまかせを言ってその場だけを繕うような間抜けなボスがいる集団も、また大変だ。

その場を取り繕って済む平和な時代には、そういったリーダーが蔓延ったりするのだろうが、
そこで生まれるトラブルの種はどんどん大きく育って、やがては取り返しのつかない問題と発展する。

だが、そんなタイプのリーダーは、自分の能力の欠如に気付いていても、
決して自分から身を退くような事はしない。

いや、できない・・のだろう。

何故なら、
自分の生き方に筋を通すような潔さも無く、そもそも自分の生き方に対する拘りも無く、
あるのは、如何に他人の上に立てるか・・という地位や肩書きに対する執着だけなのだ。

薄っぺらで思慮不足で、
表面だけ綺麗な偽物だらけの、今の社会。

そんな時代に育った若者に、
本物の良さを説いてもわかるはずもない。

本物は金だけで買えない物だという事を知るには、
膨大な時間と諦めない探求心が必要だ。

下手な考え、休むに似たり・・・ではあるが、
愚直に本物を求める気持ちは、どうやったら若者達に伝える事ができるのか。

それが、最近の悩み事・・・で、あったりする(^_^;)
2007年11月7日(水)   ボージョレー・ブラン
来週はいよいよ馬鹿な騒ぎが始まるから・・・というわけではないけど、
今日の飲み会で選んだワインの一本に、ボージョレーの白をオーダーした。

8人で飲むうちの、ほぼ飲みまくる4人にとって、
最初から最後までワインと決めたこの晩は、赤と白を2本ずつのチョイスだったが、
そのうちの白は、最初に美味しかった事もあって、同じボージョレー・ブランをオーダーした。


「あれ、これ2005年?」

「え?」

「さっきの美味しいヤツは2003年だったよ」

「2005年って当たり年って言われてるから、飲んでみようよ」


若いワインで悩むほど舌が生きているワケではないが、
実際2005年のワインはフレッシュでフルーティーな中に、
将来の出来を予感させる奥行きがあるように思うので・・と言うか、
個人的に興味があったので、そのままそれを飲んでみる。

お・・?
美味いよ・・これ(^_^)


一同、一口飲んで、美味しい・・と笑顔になる。

この、美味しさを共有して笑顔になる瞬間が、
誰かと食事を楽しむ時、一番大事だと思っている。


しかしもう、来週はヌーヴォーか。

現地価格から見て、あまりに高く売られるヌーヴォーを、
血相変えて買い漁る気分にはなれないが、
それでもルイ・ジャドーのプリムールや、フィリップ・パカレ辺りは
飲みたい・・と思ってしまう。

でも、最近は特にそう感じるのだが、
3000円あったら、かなり良いワインが手に入るので、
たくさん買わずにもうちょっと高いワインをストックしたくなる。

ただ・・・
1人で一本飲むと、翌日の勤労意欲に、大きく響くんだよなぁ・・・(/--)/
2007年11月8日(木)   順応
気がついたらもう、次の収録日になっていた。
・・という位、数字ばかりの仕事に慣れてきたらしい。

後任が担当するのは来週だが、現実的に今週辺りからレギュラーの波に乗りだして、
そろそろ疑問に感じる事が見えるはずだから・・・と、収録にちょっとだけ立ち会った。

どうしてもテレビ屋は、ギリギリで仕事をする事に慣れすぎていて、
大事な事も、その場になって聞かないと記憶に残らない事が、ままあるのだ。

こっちも、去年の数字を追っていて、初めてその時の問題を想像できていたりするので、
結局制作マン体質が抜けていないって事のようだが(^_^;)

一週間ぶりに入るスタジオは、すでに自分のフィールドではない・・・と感じながらも、
それに対する苛つきや寂しさは感じない。

今のチームはそれだけ良い状態になっているし、
出演者達も自分のキャラや立場を理解した上での個性化ができてきているし・・・で
安心して引き渡せる・・と思えるからだろう。


今やっている検証&分析の仕事は、今の立場の為の勉強のような物で、
近いウチ、制作の仕事も手伝ったり、ネット関連の仕事も手伝う状況も見えてきて、
かつ、日々の仕事の進み具合も管理する事に対して、徐々に順応していけているように感じる。

それはきっと、今まで色々な道を歩き、色々な状況を乗り越えてきた経験があるから・・の事。
そしてそれは、時には物事に対して常に新鮮に感じようとしても、魅力を見出せない感情を生む事もあるが、
やっぱり新しい事は、新しい事なので、それに対して、興味と面白みを見出すように・・と
自分を叱咤激励していたりする。

だがそれも、
そろそろ日々、当たり前に行う仕事として、
一々自分を奮い立たせる必要が無い・・感じになっているようだ。

ただ・・・
会社内の問題が解決しているワケではない事が・・・
重かったりする(^_^;)

まぁ、
仕事は仕事。
所詮はメシのタネ。

自分の能力を発揮できるありがたい場所として価値を感じつつ、
できる事なら楽しんで頑張ろう・・と思う。
2007年11月9日(金)   何かおかしい
横浜市が開港資料館や歴史博物館の命名権売却を検討している。

すでにスポーツ施設には命名権売却を行っており、
横浜国際総合競技場は日産スタジアムになった事が有名だが、
三ツ沢公園球技場も来春からニッパツ三ツ沢球技場となる事が決まっている。

でも・・・どうなんだろうね?

市民の税金を投入して作った物に企業の名前を付けるって、
なんか納得できない思いが湧く。

高秀市長時代に市債を乱発したツケが回っているのだろうが、
博物館などの個人寄贈が多い文化施設にもそういった命名権売却を考えるのは、
公共自治体として如何なものだろう・・と思うのだが。

企業にしてみれば、自分たちが望んでも手に入らない場所に、
歴史や文化を感じさせる施設を持てる事と同じ効果ある命名権取得。
企業イメージや宣伝効果を考えたら、手を挙げる企業は少なくないだろう。

確かに運営を担当させている外郭団体に対する公費を切りつめたい現状があるとしても、
その費用とバーターで名前を売るというやり方は乱暴で稚拙にしか感じない。

それよりも、今の形の中で、公共性の高い施設の健全経営を考える方が先で、
市民の税金の使い方を精査した上で切り詰める所と注ぎ込む所を見極めるべきだ。

1000万オーバーの裏金を作った管理職が出て、その管理体制を問われている横浜市は、
市長の行動にも「?」が出てきていて・・・

ネット時代になって、今まで見えなかった不祥事が明るみに出やすくなっているだけなのかも知れないが、
蓋を開けたらお粗末・・という事件が多すぎる。

誰も見ていなくても、やるべき事はやる・・・というのが、
日本の文化だったように思うが、どうやらそれは過去の事らしい。


何かがおかしい?
いや、何もかもがおかしいって・・・時代なのか??
2007年11月10日(土)   何もしたくない
締切があるようで無い今の仕事。

単調でツマラナイ仕事。

だから、気分転換が必要で、
数字の向こうから見える不手際にも寛大な気持ちを持てないと、
一々小言を言いたくなって自己嫌悪に陥ったりする。

だから・・・
今日はゆっくり休む。

洗濯をして、アイロンをかけて、
ちょっと散歩に出て・・・

根性抜けて帰る。




やっぱり、無理して仕事する気力は・・・
無いなぁ(/--)/
2007年11月11日(日)   車検完了
車の整備が完了し、とっくに取りに行かなくてはいけなかったのだが、
色々とあって行く事ができなかった。

で・・・やっと今日
取りに行った。


「あ・・
 もしかして?」

「あ?」


応対してくれたメカニックは、
以前、86を買った時お世話になった人。

調子が良かったので、その車をそのまま引き取ってくれた事を思いだした。


「久しぶりですね。」

「いやぁ・・・、お互い歳取りましたね」

「あの86、10年以上乗りましたよ。
 凄く調子良かったです。」


瞬間的に蘇る、
20年以上も前の記憶。

夜な夜な箱根へ走りに行ったり、
自分がどんな生き方をするか・・も見えないまま、
様々なところにぶつかったり・・と、まさに若き日の記憶、その物だ。


気がつけばまだ、5速マニュアル車を駆っている自分は、
結局不器用で頑ななのかも知れない・・・が、
それも自分らしさの1つだと、今になっても感じたりする。

家族で乗る事もあるだろうから・・・と4ドアにした事も、
今となっては懐かしい思い出だが、相変わらず車に乗る時は1人だったりするわけで、
そろそろ最後の車として、思いっきり趣味の車にシフトしようかな・・とも考える。

どうせなら・・・
オープンが良い。

今の車で、屋根が開けば一番良いが、
その条件に合いそうなのはBMWの3シリーズにしか無さそうで、
そのコストは700万を超える。

だったら、2人乗りでもいいから・・・


ま、
先立つ物があってからの・・・話なんだけどね(^_^;)
2007年11月12日(月)   軽く目眩
くらくらっとくる目眩。

あらら・・・
早速ストレスかい・・・(/--)/

仕方がない。

何せ1日、ひたすら数字を見て、
去年ののたうち回り方だけを想像するだけだ。

集中して、ひたすらそれに取り組んでいると、
いつの間にか夜になっている・・という感じで、
トイレに立った時、目眩は突然やってきた。

おっとっと・・・
と、踏みとどまる。

まぁ、原因はわかっているので、
あまり気にしないように・・・(^_^;)

今はポジション的に難しい場所にいるから、
余計な苛つきも無いワケじゃないが、
取り敢えず、今かかっている仕事を仕上げて、
日々の生活をちゃんと過ごしていきたい・・のだ。

で、も、
明日は久々にスチールのロケ。

新しくキャノンからリリースされたDigital Photo Professional(画像ソフト)が優秀で、
キャノン製レンズ(特に広角)の収差や周辺光量、色滲み等をソフトで補正できる事がわかり、
その実験も若干行えそうなので、楽しめそうだ。

毎週番組最後に流している写真6枚を、今年度一杯は提供する約束なので、
別の仕事も兼ねて2週間ぶりに外仕事に出る。
(これでストレス解消にもなってくれれば良いのだが)


自分が望んだ職種では無いし、
自分が望んだ立場でも無い。

そして責任は重くて、
しかも、どこの部にも属さない一匹狼のような状態。

誰かの仕事に手を出す事は越権行為になるし、
アシスタントが居るわけでもないから、個人プレーにしかならないし・・・
という事で、明日の仕事もマイペースに仕事して、写真だけ提供する形を取るのだが、
それでもまぁ、数字に集中しているよりは、気分転換にもなって良いはずだ。

今は、去年、会社がどういう仕事をしていたか・・・を、
数字の上から整理、分析し、把握するための作業をしているのだが、
デスクに居続けると、どうしても考えが凝り固まって良くない。

そんな状態の頭をマッサージするべく、
ちょっと使っていなかった頭を使ってみようと思う。
2007年11月13日(火)   スチール・ロケ
ホームページのデスクトップギャラリー用のスチールを撮りに行く。

朝から1人でテクテクと歩きつつ、
絵はがきのような写真を撮る。

抜けるような青空と秋の風。
気持ち良い時間を楽しみつつ、自分らしさを考えつつ・・・

驚くのは、
スケッチや撮影を楽しむ人々の多さ。

観光名所を回っているから・・という事もあるけど、
趣味に時間を割いている人達がこんなにも居るのか・・と驚かされる。

今回撮った写真は、全体的に穏やかなトーン。

きっと、落ち着いた日々を過ごしているから、
そんな絵作りになるのだろう・・・と、ちょっとだけ嬉しくなる。

それにしても、空は蒼く高い。

こんな日に外仕事をしていれば、
目眩なんてすっ飛んじゃうね(^_^)
2007年11月14日(水)   一進一退
昨年度のデータを洗い出し、
どうにか今年度に繋げようとすると、
自分が作っておいたファイルがどこかおかしい。

で、どこがおかしいか探る。
そしてその原因を見つけて修正し、
データを入れると・・・・

あら、
まだおかしい・・・

そしてまた探す。
その繰り返し。

そんな時間を、
集中しながら過ごすと、夜になる。

相手は数字。
ただの数字。

所詮は足し算引き算の表作り。
なのにそんな簡単な事が、うまくいかない。

問題は、その数字の向こう側にある、
仕事の中身。

まだ、そこへ辿り着く資格もないまま、
1日が過ぎる。

なんでこんな状態なんだ?・・と言っても始まらない。
こんな状態だから、戻された。
それがわかっていても・・・・


正月の特別番組の話が回ってきた・・が、
経営陣からは横やりが入った。

今は、
私の仕事を増やしたくない・・という事だろう。

だが、それも、
物理的な問題で、担当できる事になった。

「残滓だよ」と常務は言うが、
私にとっては大事な仕事。

日本語の世界に戻りたい・・という気持ちを
今はあまり出さないようにしているから、
やっぱり、どうしても、やりたい仕事だ。

早く、最初のデータ表を完成させないと、
そんな仕事に没頭する事も難しいので・・・・

頑張りますm(__)m
2007年11月15日(木)   ありがとう
「止めるとしたら、俺の失敗だから」

「そんな事ないよ」


担当していた番組を、新しいDに引き渡す日が、今日だった。

彼は素晴らしいDであり、キャリアも私より長く、
全てに前向きで明るく、しかも何でも面白がれる希有な存在。

だから心配なんて、一切無用なのだが、
それでも実際にCueを振ってる姿を見るまでは、
何となく落ち着く事ができないでいた。


私より遙かに細かく確実な指示と、
その指示に意味を持たせ、しかも笑いまで取りながら進める打合せ。

それを聞いている時点で、
既にもういいかな・・という気持ちにもなる。


「こうやって、完パケで作るのって、凄い久しぶりなんだよ」

「そうだっけ?」

「うん。
 いつもは編集所で後編で番組作ってるから、
 生っぽい作りは全然やってない」

「長時間の生をやってたんだから、問題ないよ。」


緻密な彼が失敗するワケは無い。

事実、収録が始まったら・・・・・
まったく心配する必要は無かった。


これで、無事、引き渡せたな・・・
これからは、新しいチームとして、育っていくんだな・・・

たぶん、こうやって安心しないと、
大事なチームから、気持ち的に離れる事ができなかったのだろう。

凄く良いチームになっていく予感を感じながら、
収録の半ばで、現場を離れる事にした。


夜、そんな彼と私の、そして今月で契約が満了するスタッフの
歓送迎会が開かれた。

いつもは、こういう席を企画する側にいて、
誰かを迎え、誰かを送り出す事ばかりやってきていたし、
自分が現場を退く時は、静かにいつの間にか消える事が常だったから、
何だかとても嬉しかった。

本当は、このチームから離れたくは無い。
本当は、制作という立場から離れたくは無い。

でも、会社員である以上は、ワガママは言えず、
請われて着任する立場の仕事を、十二分にこなさないといけない現状もある。

だから、今日は、
素直に喜んで、笑顔でいよう。
それこそが、このチームへできる、最後の仕事なのだろう。


新春特番を残滓と言わせる現状は、
会社が私に求めている物を浮き彫りにする。

ひょっとしたら、
本当に最後の番組作りになるのかもしれない。

そんな思いもねじ伏せて、

何でもやれるよ・・・
どこへでも行くよ・・・
と、笑顔を振りまく。

そうしていないと、シメっぽくなりそうだった。

出演者やスタッフがくれたワインやシャンパンは、
なんだかもったいなくて手が着けられない。

特に99年のドンペリニオンは、
上手く保管して、何かの区切りに開けようと思っている。


いつも、最後は、1人でやってきた。

常に自分を追い込んで、
だけど、その苦しみを表に出さないようにして、
仕事の中身だけで、その大変さを語るようにしてきた。

作品だけの事ではなくて、
例えばチーム作りだったり、
現場の空気作りだったり、
仕事の流れ方だったり・・・

そんな、自分だけのコダワリは、
所詮、個人的な思い込みでしかないけど、
現場に戻れた4年半の時間は、
やっぱり今でも大切だと感じている。

もらったドンペリを皆で飲んじゃう事も考えたけど、
もう、こういう場には出ない・・という気持ちがあるから、
次の新しいファミリーに居場所はあってはいけないから、
自分がその寂しさを乗り越えたら、開けて飲む事にする。


数字だけの毎日は、
切れ切れに入ってくる情報が、
想像以上に自分を傷つける毎日でもある。

言葉に餓えてしまうからか、
必要以上に言葉の間にある何かを想像してしまい、
それは常に、悪い方へと考えてしまうから・・・

いけないクセだ、とわかっていても、
最悪を想像する事で安心できる「逃げ」を
無意識に持つのかもしれない。


実は・・・

わざわざ、最後の日に駆けつけてくれた友人に会えなかった。
すぐそばまで辿り着けていたのだが、時間の流れは速すぎて、
その時間を作る事ができなかった。(申し訳ないm(__)m)

そこまでしてくれる友人を持てた事も、
ギリギリまで一緒にいてくれるチームを持てた事も、
4年間の苦しみを一緒に乗り越えてくれた身内が居てくれた事も、
本当に自分は幸せだった・・と感じられる大切な事。

ありがとう
一緒に歩いてくれた全ての人達。

ひょっとしたらまた、
一緒に歩く事ができるかもしれないから、
取り敢えずのケジメとして、お礼だけ述べさせていただきますm(__)m
2007年11月16日(金)   心配
大事な事を見落とす。

その恐怖を感じない人間は、
平気でミスをする。

そして、本当に大きな問題になるまで、
そのミスに気付く事も無い。

色々な心配が、心の中にわき上がってくるが、
心配の種を蒔いている人達には、その意味も理解できていない・・・

そんな毎日を過ごしていると、
自分だけが心配している事にも疲れてくる。

心配・・とは心を配る事。

見えないように気を配って、
それでも足りないところは心を配って、
環境を整えても、
それが当たり前に存在している・・・と思いこんでいる人が多すぎて、
肝心な所を押さえる意味さえも理解されないまま、
輝きがどんどん失われていく場も出てくるだろう。

私が作ってきた場は、
この後どうなっていくか・・・は、わからない。

そしてこれから、
私が作っていかなくてはいけない場は、
磨き上げるしかない・・ようだ。


無神経な顔をしていられないから、
摩擦が起きても手を出してしまう自分にとって、
意識して無神経になる以外に、自分を救う道はない。

でも、
なかなかそう・・・できないから、
今日は飲んでしまおう(^_^;)

酔って、楽しく食べて、
その時間を共有できる仲間が居る。

その幸せを、今日は素直に喜んで、
明日からの元気に変えよう。

そして・・・
飲み過ぎました。

でも、牛タンは美味しかった(^_^)
2007年11月17日(土)   凍る
風が冷たい。
ジーンズよりも皮パンにしようか・・と思う位。

やっと、秋だな。
これからは、紅葉も進む・・か。

写真を撮りに行きたいが、
気持ちがちっとも起きてこない。

仕方ない・・・
感じる心が凍っている。

何かを見た時、
自然に何かを感じる回路が閉じてしまっているから、
今日は無理に開く事をしない事にした。

イチョウが黄色く色づきだして、
急速に冬が近づいている予感。

その姿を今日切り取れば、
きっと孤独が写る。

何かを作り出すとき、
どうしてもその時の自分にしかわからない気持ちがそこに込められ、
それを見た時に、誰かにはその気持ちが伝わってしまうから、
今日は何かを切り取る事はしたくない。

だから、
カメラはデスクに置き去りだ。

そんな日があっても、
きっと誰も、怒りはしない・・・
2007年11月18日(日)   片付け
最後の荷物を現場に残したままだったが、
異動先にスペースを作ってもらえず、既に半月以上。

で、私側の都合で現場に迷惑をかけているワケにもいかず、
持ち込む必要のある最低限の以外の荷物を捨てるつもりで最後の引越をした。

とにかく、仕事に必要だと思われた諸々の資料の山。
それを気持ち良く全部捨てていく。

もう、中身を見る必要もないからか、
何も気にしないで捨てる事ができる。

で・・・
見事に殆ど資料を捨てた。


で・・・
気楽になった。


なんだ・・
こんな物がひかかってたのか(^_^;)



ただ・・

孤独に数字だけ見る仕事は・・・
つまんないのさ(/--)/
2007年11月19日(月)   ミシュラン?
「すいません、まだミシュランって出てないですよね?」

「え?
 ミシュランって??」


オイ、ちょっと待て。
ここは本屋だよな??

今、滅茶苦茶話題になってる、レストランガイド「ミシュランガイド」を知らんのか???


そう、
今日夕方話題としてニュースを飾った、
あのミシュランガイドを予約しようと本屋に行ったのだが、
そこにいた店員+アルバイトは、そのミシュランガイドを知らなかったらしい。


「あの・・・雑誌ですか?」

「・・・雑誌じゃない。」

「ミシュラン・・ですよね?」

「レストランの星をつける、アレだよ。」

「え・・・と、ちょっと調べてみます」


チェーン店でもあるその店は、オンラインで新刊本や在庫を調べられる。
店員はその端末を使ってミシュランを探しだした。


だが・・・・
ちっとも見つからないらしい。

おいおい、検索の方法が違うんじゃないのか?
・・と後ろからのぞき込む。


え・・・・

お〜い!
お前!!

ヤフーなんか見てるなよ(▼▼メ)


そう、ミシュランガイドの事がまったくわからなかった店員は、
店のオンラインシステムを使わず、インターネットで情報を得ようとしていた・・ワケで。


本屋が、話題の書籍の事を知らない・・・なんて想像もしなかったが、
所詮は世の中、こんな物です。

常識なんてとうに無くなったようだし、
新聞やテレビのニュースも、実は大したメディアでは無くなったようだし・・・
唯一の頼り、インターネットは確証の無い嘘にまみれた情報であっても、
こんな時には頼れる情報として、認識されつつあるようです。



もう、
笑うしかない・・・ね(/--)/
2007年11月20日(火)   ジャケット
朝、寒いのでカシミアのジャケットを出した。

100%カシミアだと型崩れするので80%の物にしたのだが、
購入したのは随分前の事。

だから当然なのだが、
羽織ってみると、デザインが懐かしい(^_^;)

イタリア製のそれは、今見ると少し大きめで、
ジーンズの上に羽織るには良いが、オフィスで着るには・・・(/--)/

でも、会社用のブレザーは会社に置き去りなので、
コート代わりに羽織っていった。


「あれ?
 サラリーマンみたい・・・ですね」

「サラリーマンだよ(^_^;)」


会社でそんな声がかかるのだが、ジャケットに同色のマフラーをかけていたため、
短めのコートに見えたらしい。

じゃぁ・・・、コート代わりに通勤の時着るかな・・・(爆)


毎朝、その日に着るワイシャツにアイロンをかけ、
ジャケットを羽織る日は、やはり窮屈だ。

だけど、制服として買ったブレザーのラインは、
それなりに今風で形も自然で、以前から持っていたカジュアルなジャケットは、
どうしても野暮ったく見えてしまう。

8年もデスクワークをしていたから、それなりに色々と持っていた事にも驚いているが、
シャツとジャケット関連は、やっぱりある程度更新していくしかないらしい。

立場的にもあまりにだらしない格好は、対外的には取れないのだから、
これからは、少しずつそういう部分も揃えていく事になるだろうが、
私の体型はどうしても吊しを受け付けない。

物入り・・だなぁ・・・(/--)/
2007年11月21日(水)   ミシュランガイド東京2008
実はタイトルを「どうかと思う」としようか・・と思ったくらい、
このガイドブックには「?」が多くあった。

一目見て感じる事は、2310円もするガイドブックでありながら、
写真が汚い、アイウエオ順になっていて解りにくい(索引を見れば良いという作り)
使えるカード会社の表示が無い・・・など不満があった。

でも、その中身に対する対価だ・・と考えればどうか・・と言うと、
また「?」が出る。

何回か、調査員が足を運んで、品質とその一貫性を確認したと謳っているが、
今回取り上げられた店の客単価の高さが「ふざけんなよ?」と言いたくなるほど高価で、
しかもわりと名の知れた店が多かったりするからだ。
(ガイドの高さは調査費が高くつき過ぎたから?(^_^;))

夜の食事のコストを見ると、基本的に5000円以下の店は載っていないように見える。
と言うか、店によっては夜56000〜というのもあって、
それじゃぁ美味いの当たり前じゃん・・・と、思ってしまうのだ。

まぁ、これはA級グルメガイドです・・という事で読むべきなんだろうし、
基本的にフランス人が好む店、というスタンスで判断しなくちゃいけないのだろう。

そんな中で、常連と一見客の差をもの凄くつけると言われている店が上位に入っていたり、
高いわりに大した事の無い店も入っていたり・・と、不思議に思う部分もある。

まぁ、一見客には冷たくあたっても、外国人には優しかったのかも知れないが、
1万円取る蕎麦屋が入ってたりするのは、日本の食文化を理解していないのでは?
と思わせるに充分な評価だと思ったりもした。

今回はご祝儀相場で星がついた、記念すべき叩き台として、
まずは気高きフランス人が黄色人種の国にあるレストランに星を与えた事を
素直に喜ぶべき・・・事なのだろう。

そして、
毎年更新する・・という言葉が本当ならば、
今回このような感想が数多く出て、それが反映されて、
本来3つ星に輝くべき店だけが3つ星を獲得するようになって欲しい・・と思う。

でもね・・・
ニュースにまで取り上げられて、星を取るであろう店にまで中継を入れたり
取材をかけたりしながら、それでも何処に星がつくか秘密です・・と言い張っていたわりには、
中の写真は、客が1人も写っていない、店側の協力なくしては撮影できない写真しか使っていないのは、
何だか出来レースみたいで、不快感さえ覚える。

それと、こういった協力を要請する場合、店によっては掲載を断った店もあるのでは?
と、正直思った。

つまり、完全ブラインドで調査して、店の都合は関係無しに星を付けた、
利用者が本当に望んでいるガイドブックでは無いと、感じるのだ。

ま、来年、
星が増えたり減ったり、無くなったり新規参入したり・・・と変化が出て、
初めてマトモなガイドブックとして育っていくようにも思う。

しかし・・・
こんなに高い店ばっかり、よく集めたもんだ・・ね(/--)/
2007年11月22日(木)   もう少し
18年度の数字を追いかけてほぼ1ヶ月。

1年分のデータ全てを表に落とし込んでいる作業だが、
検算をするとどうしても合わない。

作り上げた表のどこかに不具合があるのか、
落とし込んだ数字に間違いがあるか・・どちらかなのだが、
このツメに時間を取られている。

で、何故こんな作業をしているか・・と言えば、
帳簿上のデータを全て洗って、そこから帳簿上での収支傾向を見極め、
今期のデータと見比べながら今期末の帳簿上の収支を予測するため・・なのだ。

で、その為のツールになる表を作り上げる事にずっと時間をかけてきたのだが、
問題はこの表を理解するための考え方にある。

会社の経営を判断する上で大事な帳簿上の数字は、
効率や利益率などの指針としても凄く役に立つのだが、
ともすればそれが一人歩きしがちで、それは所詮、紙の上の数字だ・・・
という事に気付けない管理職が、まま居たりする。

どこの企業も、掛け売りというシステムを使っていて、
実際にはどれだけ動かせる現金があるか・・という事とは、
帳簿の数字は乖離している。

だから経理担当は常にその動かせる現金を睨んでいるのだが、
企業というサイズになると、日々の動きが大きいため、
その動きを肌で理解する事は管理職になると難しい。

で・・・
数字だけを見て、理想論を戦わすワケになる・・・(^_^;)

来月の何日に10万収入があるから今日5万の買い物をしちゃお・・・という判断はできても、
実際に財布には3千円しか入ってない事に気付いていないと、
クレジットカードが使えない店では買い物ができない・・という事が、わかっていないワケだ。

で、現金商売しなくちゃいけない事態は、企業においても意外にあるワケで・・・

一年分の数字を見て、その荒れ方を見るにつけ、
現場は大変だったろうな・・・と感じてしまう。

物事はシンプルに考える方が、
結果的に早道な事が多い。

複雑に考える事は高度な事をやっている自負は与えてくれるけど、
間に合わなかったり意味不明になったりで、本来の目的を達せない事すらある。

だから今やってる仕事も、
シンプルにやりたいんだけど、さすがに1年分のデータは膨大で(・_・、)


ま・・・
もうちょっとがんばりましょう(/--)/
2007年11月23日(金)   やっと
300円合わなかったデータが合致した・・(^_^;)

これで私の18年度が終了し、
19年度が始まる。

早く今に辿り着かないと話もできない状況だが、
新春特番も演出のみを受注して、そっちも動かさなきゃいけない状況となり、
来週はかなり仕事が詰まるだろう。

でも・・・
忙しい方が余計な事を考えなくて良い。

今はただ1人で仕事をしている状況だから、
ちょっと隙間ができる度に孤独感に負けそうになるワケで、
そんな余裕が無い方が楽なのだ。




しかし・・・
情けない雑感だなぁ・・(/--)/
2007年11月24日(土)   秋の風景
毎週写真を提供する事にしているので、
今日はスチール撮影に出る。

しかし・・
何か調子が悪い。

普段だと止まる望遠カットはブレるし、
広角もアイリスが定まらない。

勘が鈍ってる?

と疑ってゆっくりカメラを構えるが、
今一ピンと来ない。

う・・・む
まずいなぁ・・・(^_^;)

と思ったら、寒気がする。

あ・・・
不調なんですな、コレは。

徹夜の無い生活に、
身体がダレちゃったのかも知れないね(・_・、)
2007年11月25日(日)   大人しく
つくづく思うのは、
数字を見て判断する脳の回路と
言葉を操る回路が違うって事。

上手く言えないのだが、
頭の中の疲れる部分がまるで違って、
使ってない部分を使う事で脳が妙に固まっているいるような感触がある。

で・・・
その両方を交互に使うような事態に陥りつつあって、
どうもその切り替えが上手くいかない・・・らしい。

それで、頭の中で情報がスムーズに移動しないような感じが増えて、
その結果、体調にも影響が出ているように感じる。

たぶん・・・
こんな状態も、そのうち慣れるんだろうけど、
少し大人しくして、身体がついてくるのを・・待つしかないらしい。


頭が、肩こりみたいになるって・・・
わかりますか?・・・・・(/--)/>ALL
2007年11月26日(月)   号砲
朝一番で、取材先へ連絡をする。

とにかく、ギャラの話とかを含めて諸々の順番を守っている余裕が消えて、
今日、今、とにかく動かないとやばい状況に陥ったのだ。

で・・・
案の定、打合せのスケジュールが原稿提出日となり、
しかもまだ、作家も決まらない。

のほほんとしているPに詰め寄って、
先週こちらがオーダーしたお願い先がどう変わったのか・・を確認して、
とにかく今日動かないと物理的に間に合わない状況を理解してもらって、
作家だけを決めてもらう。


「悪いんだけど、そんな状況なんで資料もって伺うから、
 とにかく書けるだけ書いてよ。」

「他の仕事も詰まっているので、完璧には難しいけど?」

「勿論、承知。
 ゲスト打ちもできないまま書いてもらうのだから、
 打合せ他で増えていく要素は、こっちで書き直すよ」

「じゃ、頑張ります」


来週の月曜が、原稿の締切。

そしてその前に作家からもらった原稿は、
可能ならやり取りをしながら今週中には完成させて提出する。

そして提出した日の午後に出演者の事務所と打合せして、
帰ってきて書き直し。

翌日から2日間、スチールロケが入っていて、
翌週月曜にはゲストのスチール撮りをこなしながら、
午後には知事との打合せ・・・となった。


あらら・・・
久々に、寝られない状態、復活・・・・ですな(^_^;)

で・・・
今日の時点ではまだ、
番組を収録する場所が決まってない・・・

と言うか、
私のギャラも決まってない・・・(爆)

毎度こうなるのだが、
どうしてデスクに貼り付いている人って、
仕事が遅いのだろう・・・と呆れつつ、
とにかく間に合わせるための動きを始めてしまった。

号砲を鳴らされて、
身体が勝手にスタートを切ったようなもの。


でも・・・
会社としては、人件費の高い私が動く・・という見方をするわけで、
その受注金額がペイしないと受けられない、現実がある。

だからこそ、時間をかけて受注金額を確定させたっかのだが、
今年も現場が必死に走っている中で、発注者側の都合による買いたたきがあるのかもしれない。


クライアントからも指名を頂いた仕事なんだから、
歳食って人件費が上がった私に見合うギャラを考えて欲しいんですけど・・・・

きっと社内的な判断で、制作費が乱暴に削られるんだろうなぁ・・・・(/--)/


2007年11月27日(火)   いいとこ3つ
一年分を完璧に落とし込んだ収支関連のファイル。
その中から、月別に収支がどのようにシフトしたのかを説明するグラフを作った。


「この表に、実際の銀行の残高を落としたグラフを追加できないかな?」

「できます」

「じゃぁ、作ってみてくれ」


粗利の推移と固定費の推移、そして月別の実質収支の累積を3本の線でプロットしたグラフは、
一目瞭然な形を表現するに適していたが、その感覚で月別の現金残高と流動性預貯金額推移を2本追加すると
何が何だかわからない派手なグラフになってしまった。

そう・・・
表もグラフも、人間が同時に処理できる以上に項目が増えると
表現は曖昧になってしまうものだ。

そこら辺のさじ加減が難しく、上席が何を求めるか・・・という推理を働かして、
要求する意味をわかりやすい形で表現できない人は、そういったレポートを担当すべきではない。

で、私の経験から言えば、
同じ時系列を動く別の数字を同時に直感的に理解できるのは、
普通はいいとこ3つまで・・・なのだ。


「この動きを見ながら、実際のお金の動きを見れば、
 実際のキャッシュフローが肌で理解できます。」

「そうだね。
 じゃ、預金残高もこのグラフに落としてくれよ」

「・・・はい。」


上席は、事も無げに言い放ったが、
一年分の預金の動きを把握するのは簡単ではない。

現金と、通常の取引に使っている財布代わりの口座が2つ。
そしてそれ以外に貯蓄性を持たせた口座が複数あり、当座預金口座もあり、
さらに保険専用の口座と・・・・

その全てを線にしてグラフに落としたら、まったく意味不明になってしまうし、
しかも口座と言うのは、日々出し入れによって残高が変わるものだから、
性格に書くのなら1年ではなく365日としてプロットする事になる。



え・・・と、無理です。

で、流動性のある口座と現金を合計したデータを作り上げ、
前述のグラフに1本、線を追加してみた。

あ、やっぱり・・・
4本のグラフは既に本来の目標を見失っている(^_^;)

で、必要ない固定費のラインを削除する。



何を言ってるかわからない人・・・多いですよね?

そう、まさにこんな事を日々やっているわけで、
そのための回路は今、1ヶ月をかけて順調に再始動できたようなんです。

でも、こうやって書くための回路は、
やっぱりアイドル状態になっていて・・・・


制作の仕事、ちゃんとやれるかなぁ・・・・(/--)/
2007年11月28日(水)   食品表示
ここのところずっと続いている、食品表示の誤記?

悪意が伺えるものから、企業の非常識さの問題や、
売るための手段としての歴史的手法まで、これでもか・・・と続いている問題だが、
ここにきてマクドナルドの商品にも問題が見つかり、
そして今日、横浜の崎陽軒でも表示に誤りがある事が報道された。

「昔ながらのシウマイ」などの商品でJAS法に抵触した・・という事で、
農水省が調査している・・との事。

で、質問です。
皆さんは、食品表示に関わる法律が幾つあるかご存知ですか?


食品表示法だけなんじゃないの?
って単純に考えた方・・・、いませんか?


実は、食品表示法なんて法律は無い。

食品衛生法
JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)
不当景品類及び不当表示防止法
計量法
健康増進法
そして各自治体で定める条例

こんなに多くの法律に縛られていて、当然の如く関係省庁も1つではないので・・・

そう、縦割りの問題も含みつつ、
しかもその法律の内容は、一般的にはちゃんと理解されていない・・というのが現状。

今回の崎陽軒の問題は、品質に関する適正な表示に関する事でJAS法に引っかかったのだが、
この法律においては原材料等においてその重量が多い順に記載しなくてはいけないところを
間違えた・・・という事のようだ。

で、思う事なのだが、
法を守らない事は企業として大きな問題ではあるし、
重さの順に記載する事に嘘をついている形は、実際の商品のイメージが違うと言ってもいい、
やってはいけない事であるとわかっていても、その記載順にそんなルールがあったって、
一般的に知られている事なんだろうか?・・・と素朴に感じたりしてしまうのだ。

賞味期限や製造年月日など、食品衛生に大きく関わる表示とは違う部分なので、
その捉え方を消費者としてはどうするか、が、企業から見たら大きな問題となるが、
今は、「食品表示に誤記がある」というだけで、大問題にされてしまう。

勿論、崎陽軒を擁護するつもりは無いのだが、
この複雑に様々な法律がからんだ表示についての知識が、
広く明らかにされていない(しても理解できない))事が、最も大きな問題だと感じてしまう。

私も一度、この食品表示について番組を作った事があったが、
かかる法律の多さから、それぞれの項目に対して担当する役所の部署が違い、(役所も違ったりするが)
あっちを立てればこっちが立たずの状態になった上に、全部の法律を把握できている人間が
殆ど居ない・・・という問題にすら、ぶち当たってしまった。


今回も同じように腹立たしく思うのだが、
食品に関する法律は、一本にまとめてくれ!
と言うか、それができなくても、市民に一番近い役所においては、
専門の部署を作って対応にあたって欲しいと思う。

今の状況で、食品衛生に関わる表示を担当している役人に今回のシウマイの話をしても、
「管轄外だから手が出せない、と言うかわからない」という反応が出るのは当たり前。


あ・・・

そもそも、
何を信じて良いのかわからない時代・・・だったっけねぇ・・・(/--)/
2007年11月29日(木)   制作モード
久々に原稿書きに勤しむ1日。

面白い物で、自分の文章を書く力は
確実に仕事の原稿書きに吸い取られ・・・・

まったく何かを書く力がありません。

という事で、
使っていなかった文系の脳ミソ分野をほぐしつつ、
仕事しています。

う・・・む
情けない(/--)/
2007年11月30日(金)   次へ
今日で6ヶ月間の契約を満了し
一緒に仕事してくれた若者が1人退社した。

テレビの業界ではどうしても仕事の密度が濃くて
普通の仕事の倍以上は一緒に仕事した感じがある。

本人も「6ヶ月しかいなかったとは思えません」と言っていたが、
学生の間に経験する仕事としては、良い経験ができたのだろう・・と思っている。

学生時代に、ただ楽しく遊んでいるのは悪くない。
と言うか、その時代にしか、自由に遊ぶチャンスなんて無いのかも知れない。

だが、私は学生時代にずっと仕事(フルタイムではないけど)には関わっていたし、
その際に見られた世界は、今になっても凄く役に立っていて、
もっと遊びたい気持ちは当時あったけど、それよりも有意義な時間を持てたと、思っている。

人と人は、縁によって出会い、
縁によって寄り添い、
縁によって共に生きる。

6ヶ月間の間だけの縁かも知れないが、
きっとどこかで、お互いにとって大切な6ヶ月間の経験だった・・と
今も信じて疑わない。

これから先、
色々な出会いと別れがあるのだろうけど、
頑張って、楽しく、自分らしく、流れに乗って生きて欲しい。

がんばってね
朱那

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