[ 先月 ] [ 来月 ] [最新版] [トップ] [Guestbook]

2007年10月1日(月)   辞令
本日、辞令が交付され、
会社に入って初めて、どこの部にも属さない立場になった。

これって・・・
かなり難しい立場だ。

管理をする、という意味ではありがたいポジションであるが、
逆に、何でもできる・・という幅もあって、
自分自身がどう動くべきか、今のところ悩んでいる。

が・・・
当面は、今の仕事を次の担当者に引き継げるまでは、
今まで通りの仕事が続く。

そして・・・
その引き継ぎは、
どうやら一ヶ月では終わらない気配も、見えてきた。

さて・・・
どうなる事やら・・・(/--)/
2007年10月2日(火)   泥沼も楽しい?
毎度お馴染み、
朝までに資料を・・・という態勢で頑張っていて、
完全に昼夜入れ替わりました。

ま、こんな仕事も、
もうこれからは少なくなるので・・・
ある意味楽しい事なのかも知れない。

クリエイティブは、どっかで楽しんでいないとダメだから、
ほんの些細な事でも楽しむ術を覚えたけど、
やっぱり仕事としての好き嫌いあるし、向き不向きもある。

で、好きな仕事で自分に向いている仕事となるとそう有るもんではなく、
そういう意味では、嫌いな仕事で向いていない仕事は、
やっぱりできない仕事なんだ・・と。

という事で、回らない頭で仕事をしていますが・・・
今日も同じように遅くなりそう・・です(/--)/
2007年10月3日(水)   ジョン
「辛いの苦手な人?」


全員が大丈夫・・とサインを出した。

では・・と、
オーダーしたのは「ジョン」

コイツは、青唐辛子に肉を詰め衣をつけて揚げた物で、
最初は優しく美味しい味わいだが、やがてジワジワと辛くなっていき・・・


「これって、全然辛くないじゃないですが。
 あまり脅すから覚悟してたのに・・・・」

「うん、平気・・・」

「・・辛い・・よ?」

「うわ・・・後からくる」


1人2本見当でオーダーしたジョンは、
途中リタイヤの人も出た関係で、遠慮の塊と化していく(爆)


ピーマンの肉詰めっぽくて美味しいと思うのだが、
残すのも嫌なので3本平らげて4本目に向かおうとして・・・

私も辛さにギブアップした(^_^;)


韓国料理屋で味わった、
ピーマンの肉詰めにも似た、
辛さの楽しい一品。

会話のネタには、最高でした(^_^)
2007年10月4日(木)   ラス前
予定では、今回の収録がラス前になる。

そういう意味では、ちょっと気合いを入れて作ったのだが、
予定外のトラブルもあって、すんなりとはいかせてもらえない事を
逆に楽しんだりする。
(テープが無くなっちゃうとか、確認したものが間違っていたり・・とか)

毎回毎回、自分にとっては解りきった事を、
初めて見る人にどう新鮮に感じさせるか・・を悩みつづけ、
やっとのお役御免となる事を、どこかでホッとしながらも、
やっぱりこういう場が1つなくなる事や、
自分の家族のように思っている番組に関わる全ての人達への思いがある事などが、
やっぱり寂しさを心に植え付けるんだな・・・と感じる。

だが、それと同時に、
新しい責務が相当に重い事と、
新しい環境が必ずしも良いと言えない事が、
新しい仕事に対する意欲へと昇華していく事にも気付いている。

まぁ、
このページがあって、
自分で勝手に物を作る事もできて、
それなりに様々な場を与えられる事を知ってしまうと、
クリエイティブな場を仕事の中だけに求めなくてもいい・・・
という気付きがあるのだろう。

そして、
きっと、
新しい役割が回ってきた・・・
という事でもあるらしい。
2007年10月5日(金)   くつろぐ
久々にバーに居た。
もう、気付けば長いつきあいになる人と。

お互いの気持ちもわかっていて、
特に言葉を重ねなくても、
気持ち良く飲む事だけで、すぐ心が満たされるような、
そんな距離感を楽しんでいた。

日々の出来事の話や仕事の愚痴・・・
そんなどうでも良い会話が、心地よい。

そして、ふっと気付く。

最近、あまりにこういう時間が無かったな・・・と。

これからは、
こういう時間がもう少し取れるのかな・・?

それとも、
付き合い酒が増えてしまうのかな・・?

そんな事を思いながら、
ここのところ入れていなかったボトルを予約する。
(飲みたい酒はメニューには無いので)


あ・・・
これも準備か(^_^;)
2007年10月6日(土)   ロケ(ラス前?)
予定では最終となるはずのロケ、その前半が今日だった。
(後半部分は来週火曜)

早朝から丹沢近くまで行っての、ちょっとしたハイキング取材だが、
7月に痛めた膝と、以前から壊していた逆の膝、両方がかなり痛い(・_・、)

やっぱり山系はもう無理だな・・とも思いつつ、
ゆるゆると取材を楽しんでいけるのは、
信頼できる技術スタッフと、マイペースのレポーターが居るからか(^_^)

現場を楽しく過ごす事が最高の演出・・・みたいな事もあって、
予定と必要な押さえをしながらも、ゆっくり写真も撮っていた。

前回がちょっと厳しいロケだったから、
今日はこんなに気楽で良いのか?・・と自問してしまうが、
今日はこの空気だけを持って帰れば良い取材だ。

多くを語らずに、かなりの部分を任せる事で育てるスタッフや、
ダメな時はダメと言い、時にはその役をふんだくって仕事を教えるレポーター、
そして、別の意味での戦い(movie vs photo)を繰り広げる言葉が通じるカメラマン、
そんなスタッフに恵まれた事が、本当に幸せだった・・と1人心の中だけで感謝していた。

来週の最後のロケは、かなり辛い。
できれば扱いたくないネタが、待っている。

その硬軟取り混ぜた番組は、今月最後の日曜に放送される。
(もっとも私の代わりになってくれるDが着任できれば、の話だが)

そこまでの間は、
とにかく楽しもう(^_^)

そう言い切れる自分がいる事が、
実は一番嬉しかったりする。
2007年10月7日(日)   戦闘服
「あれ、なんでスーツなんか着てんだよ?」

「あれ? 知りませんでした?
 この会社ってそういう会社だったんですよ」


常務と他愛のない会話を交わしたのは先日の事。

以前常務だった人には「毎日スーツでいろ」と言われた事もあって、
半分ポーズでスーツを着ただけなのだが、
今の常務を見て、そんなどうでも良い暗黙の了解みたいな物は不要だ・・・と確認する。

これからは、客のアポがある時、ケンカする時、そしてセレモニーがある時、
その日だけスーツを着よう・・と思っている。

私がやる仕事は、収支の管理や進行管理、経営分析といったところで、
時には現場の手伝いをする事もあるかもしれないが、基本的には数字が相手だ。

営業として動くならいざ知らず、
日々PCと向き合う仕事にスーツなんて意味は無い。

それに、いかにも管理職という形が大嫌いだし、
人の心を管理する気分には到底なれないから・・・だ(^_^;)

で、日々の戦闘服はどうしよう・・と思うと、
これがまた難しい。

思いっきり汚くても、みすぼらしくても困るし、
日曜日のお父さん的スタイルも耐え難い。

う・・・ん、困った(爆)

面倒になってスーツ着てたり・・・って事は有り得ないが、
やっぱりブラックジーンズにボタンダウンのシャツ+紺ブレ・・・
とかになるのかなぁ・・と、どうでも良い事に悩んでいたりする(^_^;)

涼しくなって、腕にレタリングの入った長袖Tシャツを出してみるが、
この、ある意味度ド派手なスタイルはどうなんだろうねぇ・・・とも思うのは、
それなりに歳食ったって事なんだろうか・・(/--)/
2007年10月8日(月)   ちょっとblue
「ちょっとブルーだよ」

「どうした?」

「いや、ノリックがさ・・・」

「あぁ、残念だね。
 でもバイクって、そういう乗り物じゃん」


職場で、レーシングライダー阿部典史死去について、
バイク仲間が話していた。

片側2車線の直線道路で、
突然Uターンしたトラックにぶつかって死去した・・というニュースは、
少なからずライダーとしての友人達には重くのしかかったようだ。

世界の誰よりも早く走れても、
世界の誰より上手に操れても、
こうした事故は起きてしまう。

その事をよくしっているライダー達にとっては、
背負っている物と自分の生き方を秤にかけるキッカケにもなるのだろう。

勿論、Uターン禁止道路で後方確認も不十分に
ターンしたドライバーの責任は重い。

世界的なレーシングライダーでも衝突するようなタイミングでターンしたのなら、
普通のライダーはひとたまりもない。

自己中心的な都合で人1人を死に至らしめた罪は、
どんなライダーであっても同じく重く、
1ライダーとしては許し難い気持ちでいっぱいだ。

ただ、そんな信じられない運転をするドライバーが存在するのが公道であり、
その結果、悲惨な事故に至る事もあるわけで、
その事を知って、覚悟して、それも乗るのがストリートライダーだから、
技術的に凄くレベルの高いライダーが事故に遭う事は、どうしても辛い思いに苛まれるのだろう。

20年も30年もバイクに乗り続けている人は、
事故を起こしにくい走り方と、常に「今日死ぬかもしれない」という気持ちを持ち続けて
いるのだろう・・・と思っている。

自分は・・・
勿論、バイクに乗る時は、覚悟する。

そしてそれでも、乗らずにはいられない自分に気付き、
呆れつつも、自分らしい時間の1つとして、それを楽しむ事にしている。


有名なライダーであっても、
無名な普通のライダーであっても、
事故で亡くなられる事は同じように悲しい。

二輪を愛する仲間を1人失った悲しみは、
同じように重い。


安らかに眠ってください。
阿部典史さん。
2007年10月9日(火)   多重債務
多重債務について取材した。

町金の締め付けが強くなり、
多重債務者は減少傾向にあるようだが、
取材を進めるうちに、ある事が見えてきた。

それは、
社会構造の歪み・・・だ。

多重債務に陥る人には大きく言って2つのパターンが存在する。

自分の欲望や依存によって浪費した結果、多重債務に陥る人・・と、
収入が低すぎるためにやむなく多重債務に陥る人・・・だ。

現在の就労者のデータを見ると、その1/4の人が年収200万円以下となっている。
(1日8000円程度で週5日働く人がそのレベルに相当する)

現在の生活、特に都市部においては住居費がまず高く、
また携帯が生活必需品として存在するために通信費も高くなりがちで、
そんな収入ではただ生きていくだけ・・・の生活になりかねない。

勿論それで立派に生活している人も多くいるのだが、
社会のつき合い上発生する様々な費用は当然発生するわけで、
結局借りられる所から借りて、返す事ができないまま返済のための借金を重ねていく事になる。

この低収入故の多重債務者がパターンの1つだが、
これは想像できるメカニズムでもある。

ただ、もう1つのパターンが、心の問題を含む困ったヤツで、
まさしくコレが、現代社会の構造による物・・・のように思えてならない。


「最初は10万円だけ借りたんです。
 と、言うか、クレジットカードのリボ払いだったので、
 借りたって意識も無かったんです。」

「リボって言うと、月額の返済額が一定の?」

「はい、1月8000円となっていて、
 50万まで使えたんです。」


話ができた多重債務経験者は、
そのキッカケが、ごく普通に始まる事を教えてくれた。

買い物をしたり、むやみに贅沢をする事だけが、
心の隙間を埋めてくれる・・というAさんは、何か嫌な事があるとカードを使って浪費を重ね、
心のどこかで「まだ、あと幾ら使える」とだけ考えながら、実際の返済額等を見る事をしなかった、と言う。


「気がついたら、
 給料の全部が返済に使われる事になってしまい、
 生活ができなくなったんです」

「何故、そこまで?」


浪費に依存していた・・・・と、Aさんは笑って答えた。


色々調べると、ギャンブルに依存して、その資金として借金を重ねる人や、
今の生活レベルを維持するために返せない借金を重ねる人など、
何かに依存するが故の借金まみれ・・に陥るようだ。

勝ち組、負け組・・と言った言い方は、
階層分けされた社会を端的に表す言葉。

だが、今までの国民総中流化・・的社会構造はそう簡単にはシフトせず、
格差レスに見えるまま、冷酷に格差を広げる方向に動いている。

リストラによって突然収入構造が変わった人が多く出たのは2003年の頃。
自己破産件数も最多を記録し、生活破綻した人も多く出た。

派遣法がどんどん緩やかになって職場数は増えたが、
それは高額な賃金を払わずに労働力を買う企業が増えた事を意味し、
その結果、低所得者が増大して・・・・


そろそろ、国は、この社会構造を考えないといけない。
 
格差社会にするなら、ちゃんと格差を見えるようにしなくてはいけないし、
共産的社会にするのなら、平等な社会を構築しなくてはいけない。

そして、主権を持つ市民達は、
この社会構造をよりよく変えてくれる政治家を選ばなくていけないのだが、
それでも選挙に行く人は少なすぎる。

政治家にろくなのがいないから?
どうせ何をやっても無駄だから?
自分1人が選挙に行っても何もかわらないから?

自分が動かなきゃ、何も変わらない。
自分を変えなくては、何も始まらない。

皆が、そんな当たり前な、考えができるのなら、
もう少し、社会は良くなるようにも、思う。

まずは・・・
返済能力の無い人間に与信を与えるあらゆる金融機関へのダメ出しを、
行政に期待する・・というところだが(/--)/
2007年10月10日(水)   治療続行
検診に行った。


「まだ体質改善は完了してないですね。
 この状態だと、もう少し薬物治療をして・・
 12月に検査をしましょう。」

「はぁ・・・。
 だいぶ節制しているんですが」

「そうですか。
 薬の量、増やしましょう」


まぁ、それなりに壊れている身体という事で、
薬物治療を当分続ける事になったが、
体質改善ができないと、身体の状態を良い状態に保つために、
薬を飲み続ける必要があるらしい。

まぁ、かなり身体に負担をかける仕事を続けた4年間だったから、
当然の結果という事か。

ただ、今度の異動が、
そういう部分ではプラスに動いてくれる事を期待できるので、
流れとしてある事なんだろうな・・・と感じていたりする。

しかし・・・
情けないねぇ・・・(/--)/
2007年10月11日(木)  
よく「アイツは器じゃない」という言い方で、
その人間の大きさを理解させるような会話があるが、
人間を器という漠然とした単位で分析するやり方には、
どこか感情的な部分が介在するので、あまり好きではない。

ただ、
その「器」という単位を考えると、
意外に奥が深くて、面白かったりもする。

器には入口と底があって、それが幅と深さを決めるのだが、
入口が大きい人も、深さがある人も、器がデカイと言われるわけで、
要は人間の能力その他をひっくるめて、その許容する体積の大きさを
ストレートに「器の大きさ」になぞらえているのだろう。

入口が大きくても奥行きが無ければ「底が浅い」と称され、
何でも受け入れる幅があっても何も残らない人は「底抜けの馬鹿」と言われ、
決まった事しか受け入れない人は「了見が狭い」と言われる・・・と。

では入口を大きくしたり、奥行きを深くするためにはどうすればいいのだろうか?


その答えは単純で
「経験を積む」という事。

勿論、持って生まれた頭脳の能力の問題で最初っから幅の広い人間もいるが、
その幅を広めるためには、様々な経験が必要となるし、
奥行きを広く取るためには、深くキッチリと経験を積む必要があるからだ。

で・・・
問題は、この「器」という物が、単純に能力という物だけではなくて、
人間性についても当てはめられる物だ・・という事。

何か技術的な事であるなら、経験を積む方法は簡単に見つかるが、
人間性についてその幅や奥行きを増やす方法は、これといったモノが無い。

・・と言うか、
人それぞれの心の問題だから、方法論に正解は無い・・と言っていい。

無理をしてでも入り口を拡げれば痛みを伴うし、
何でも受け止めれば苦手なモノは辛さが伴う。

そして痛みを受けた人間は、結果、傷ついたり壊れたりしてその限界を知る。

でも、そんな痛みを伴う行為から背を向ければ、
当然、器の大きさは変わってはくれない。


生まれつき大きな器を持って生まれた人間でも、
様々な経験をしないと、年令に応じた大きさには届かなくなるのだから、
「器が大きい」と言われる人間は、大きくなるだけの経験をしている・・・
と言ってもいいだろう。

腐ったモノを飲み込んでも、器を壊さずに消化、もしくは排泄し、
変な形のモノでも入るように入口は拡げていって、
それでも絶対に底は割らないように強くしていくのは、
結局、その人の心次第・・という事だろうか。


人の上に立つ人間には、
大きな器を要求される。

様々な思いを飲み込んで消化して、ちゃんと導く度量は、
個人的な感情を抑え込んででも相手の立場を思いやる余裕があってこそ、
備わっていくものと言っていい。

ただ・・・
世の中には、そんな器とは関係なしに位を持ってしまう人間も居て、
今日もどこかで「器じゃないんだよなぁ・・」と言われてしまうのかも知れない。
2007年10月12日(金)   バグ
スイカ&パスモが使えなくなった今朝、
いかに自分が、そういうテクノロジーに頼った生活をしているかが、
あらためてわかった。

会社の鍵もICカードだし、電車に乗るのもICカード、
買い物などの支払いも極力カードでしているし・・・
と、データのやりとりだけで生活しているからか、
こういった障害が起きると、取り敢えず必要な現金が殆ど無い状態では、
何もできない・・という事に気付いてしまう。

アメリカはカード社会で、
コンビニだろうとスーパーマーケットだろうと普通にカードが使えるが、
その分セキュリティに対する意識が強くてパーソナルなカードは写真付きか
もしくは写真のあるIDカードを同時に見せないといけなかったりする。

そんな社会に日本もなりつつあるんだな・・と思っていたら、コレだ(^_^;)

社会保険のデータがおかしくなっていたり、個人データが流出したり、
データの電子化に走っても膨大な儲けを大企業が吸い上げるだけの結果が見えるだけの今、
スイカ&パスモのソフトのバグなんて、あって当たり前なのかも知れない。

テクノロジーは進歩しても、
ソフトはそう進歩できない。

メディアや機械が替わっても、
ソフトを作る人間は替わりようもないからだ。

と同時に、使う側の人間も、変われない。

300キロ出るバイクに乗っても、
300キロで町中を走るなんて事はできないし、
法を無視してもライダー自身のリミッターが働いて、
非常識な速度での巡航は続くものでもない。

まして、そんな違法走行のあげくに引き起こす周りへの影響に想像力が働く人間だったら、
最終的には使えないパワーの「意味の無さ」にも気付けるだろう。

スペック競争も、必要以上の機能も、日常生活には無縁なのだ。

電子社会はまだ始まったばかり。
これからもこういったバグはどんどん出てくるんだろうねぇ・・・(/--)/
2007年10月13日(土)   リード
家の近くを歩いている時、
親子連れに出会った。

若いお父さんと、
1人で歩ける位の娘。

休みの日だから、散歩に出たのだろう。

微笑ましい光景だ・・・と思ったのだが、
そのお父さんが娘の背中を何かごそごそと触っている。

何だろう?
と思ってよく見ると・・・

赤いナイロンのテープ状のヒモでできた、
犬のリードのような物をセットしていたのだ。

女の子はリュックサックを背負うように
両腕と胴体にナイロンテープでできたハーネスがセットされ、
背中の真ん中辺りに留め金で長いナイロンテープが繋がっている。

女の子は、それを着けられたら自由に動いてもいい・・と躾されているらしく、
お父さんの手を離れたら、マイペースに動き出した。




これって・・・どうなんだろう。

端から見ていると、子供をペットのように扱っているように見える。

一緒に動くのは大変なのはわかるけど、
手を繋いで歩いてあげればいいのに・・・とも、思ってしまう。

小さい頃の、記憶にも残らないような幼児の時代に、
親とのちょっとしたスキンシップがどれだけ大切な事か・・は、
様々な経験や記録から、明らかになりつつある。

そんな説なんて関係ない・・といった考えは否定するつもりもないけど、
人間もペットも同じような扱いになっている光景は、
見ている側としても不安と不快を生む光景でしかない。


歩ける幼児にはリードをつけてお散歩って
如何なものか・・・と思うのだけど・・・ね(/--)/
2007年10月14日(日)   天気悪い(・_・、)
今日はスチール撮りで外仕事に出た。

最近の機材セッティングは、
16−35・24−105・70−200という3本のLレンズを5Dで使う・・・
というパターンだ。

f2.8という明るさとキレの良さでどうしても16−35&70−200を使ってしまうが、
その間を埋める24−105は予備として持っているだけの感じになる。

今日は雨こそ降らなかったが、日差しが殆ど出ないので、
森の中の撮影には辛かった。
どこを撮っても同じようにしかならない森では、
陽の光が無いと色もアクセントも弱くなり、インパクトのある風景を捉えにくい・・・(^_^;)


ただ、撮る物が今回から少し変わった。
取材からは少し離れて、風景を主体に撮るようになったからだ。

とにかく1年は番組のスタイルを維持しないといけない広報番組なので、
一番最後に見せている6枚の風景写真は、年度末までは提供しなくてはならないのだ。


新しい職場には、まだ机が無い。

・・と言うか、今の職場にやり残した仕事があって、
まだ動けない(^_^;)

しかも、ウィンドウズを用意している・・と言われていて、
それによって使えなくなるソフトがある事が・・・問題だ。

だから・・・
最新のマックを買う事を考えている。

ウィンドウズも使えて、今のソフトも使える環境は・・・・・・
インテルマックしかない。


とりあえず環境を整え、
早くデータをもらって次の仕事にも取りかかりたい。

膨大な数字との格闘は、物理的に時間がかかるし、
すでに4年もそっちの職場から離れているから、
ローカルルールを洗って叩き込まないと仕事にもならないのだ。

だが、
仕事の分担の打合せも実現していない・・・・


ま、
マイペースでやっていくしか、
ないって事なんだろうね・・・・(/--)/
2007年10月15日(月)   是生滅法
不変なものは無いと知っていても、
変わらぬ毎日があると漠然と思ってしまうのが人間ならば、
変化が訪れてはじめて知る苦しみは、誰にでも訪れる物なのだろう。

新しい路を見据えて、心のシフトを済ませ、
後は物理的なシフトを・・というところで躓いているが、
それももうすぐどうにかなる。

ただ、気持ちをシフトさせてしまうと、
やり残した仕事に気が入りにくい。

そして、入りにくい現実を見て感じるのは、
ちゃんとシフトできている・・という事でもあって・・・

もどかしさと、嬉しさと、焦りと嫌悪・・・
そんな気持ちを苦痛と喜びのバランスに見いだす。

執着は、一瞬、心を楽にしてくれる。
時には快楽さえ生んでくれる。

しかしその執着は、
その対象を失う事で苦痛にすり替わったり、
執着する己を嫌悪したり・・と、ろくな事がない。

が・・
やはり人間は、何かに執着しないと、
生きていけない動物なのかも知れない・・とも、思う。


最近は、なるべく、
執着しないように、努力している。

欲が弱まり、寿命の短さを感じると、
執着する意味自体を失うようにも思えるからか、
求めない・・という事に、少し慣れてきたからか。


1人で淋しい・・と思う事も、
実は執着の現れではあるし、
生きていたくない・・と思う事も、
生きているという苦しみから逃れたいだけのようだ。


・・・と、どうでも良い事を考え込んでしまうほど、
仕事の効率が悪くて・・・・困った(/--)/
2007年10月16日(火)   やっぱり睡眠不足
多重債務についての原稿を仕上げているが、
複雑に絡み合う問題が一々重くて、ちょっとばかり疲れている。

そんな中で知った事実は、
既に町金よりクレジットカードのキャッシングの方が、高利・・という事。

え?
・・と思う人もいるかも知れないが、
昨年12月に法律が変わって、町金はその金利を下げる事になっていて、
規制対象外のクレジットカードも自主的に金利を下げたものの、
下位カードによるキャッシングは、町金を超えている会社もある状態なのだ。

銀行に金を預けても手数料にもならないような利息しかつかない今、
銀行系ローンも含めて、金貸し業をそこまで優遇する意味がわからない。

町金とクレジットカードは管轄官庁が違うから規制がかからない・・・
という説明を弁護士から受けたが、クレジットカード会社にも町金と同様の規制をかけないと
キャッシング地獄にはまる人が減りにくいだろう・・事は、明白なのだが。

しかし・・・
こんな話をまとめていると、
ホント、眠くなる。

・・・と思ったら、朝が近かった(/--)/
2007年10月17日(水)   猿芝居
亀田一家についてマスコミが騒がしいが、
数字を目論んだTBSを叩く他局も、
やはり数字を取るための猿芝居にしか見えなくて、
いい加減襟を正せよ!キー局!!
と叫びたくなる。

良くも悪くも、あの一家は数字を取れるキャラであり、
先に数字を取ったか、騒動の後で火事場泥棒のように数字を取ったかの違いで、
どっちも見苦しく情けない。

ブログなどのパーソナルなメディアが増えている今、
マスメディアはそろそろ質の向上を図らないと、
どんどん廃れていく・・という事に気付いて欲しいのだが。

面白可笑しく嘘八百の猿芝居。
それでも数字を取れた時代はそろそろ終わる。

自分自身がそうだから余計感じる事かもしれないが、
アナログ放送終了と同時にテレビを見なくなる人間が少なからず出る・・のでは?
と感じてならない。

ま、反省だけは、猿でもできる・・・けどねぇ・・・(/--)/
2007年10月18日(木)   アドベッグ
アリー・ナム・ビーストが届き、スティル・ヤングと共に、
新生アドベッグが揃いだした。

アイラ系モルトはクセがあって飲めない人が結構いるが、
いつの間にか好きになってしまった私は、すっかりアドベッグにやられている。

趣味趣向は主観で決まる物。

だから押しつける気はないのだけど、
自分の好きな物を誰かに勧めたくなってしまうのは何故なんだろう。

今年は仕事の兼ね合いで滋賀に行けなくて、
愛知の兄弟が仕込んでくれた一本は関東の兄弟に託した・・と連絡が入ったが、
モルト馬鹿な兄弟は、コイツが美味いぜぇ〜とソイツを酌み交わしたかったのだろう。
m(__)m

横浜に来たら、最後のナジェーナでスイートデビルを奢るから、
(と言うか、そのために飲まずに残して、結構な時間が経った(爆))
声かけてくれよ〜<業務連絡

とりとめのない会話を友人と楽しむ時間も、最近は少な過ぎた。
既に終売となった60年代・70年代の酒を味わう時間も無さ過ぎた。

久々に美味い酒とシガーを楽しむと、
何もしない時間の大切がかなり浸みる。

そしてそんな時間には、クセあるアイラも、どこまでも優しいスペイサイドも、
個性豊かに主張するハイランドも、欠かせない。

そして、一緒に飲む時間を過ごす友人も・・・(^_^)


「最近、元気ないんじゃない?
 もしかして鬱全開?」

「全然。そう見える?」

「見えるよ〜」

「何故かなぁ・・・
 まぁ、心が大きく動かなくなったり、
 日々の仕事に飽きちゃったってのはあるかもしれないけどね」

「そうかなぁ・・」

「異動で腐ってるって勘ぐってる?」

「ちょっと」

「全然だよ。
 今回の異動は見えてた事だし、別の役割が回ってきただけの事だから・・・」

「本当は制作やってたいんじゃないの?」

「物作りは、自分でできるって、一緒に実験したじゃん。
 本当にやりたい事のための道具集めや、様々な準備を始めてるんだし」

「ふ〜ん」

「ありがとうね。
 でも、ホント、未練のような気持ちは殆ど無いから。
 強いて言うなら、またトラブルの起きている職場に行くんだな・・という気持ちと、
 今のマイペースで仕事ができる環境が無くなるって事が嫌なだけ・・なんだよ。」


そう・・・
私が異動する時は、大体何らかの問題があって、
それをどうにかするために行かされる事が常だったのだ。

で、傲慢にも僭越にも、
我流を通してどうにか形を作って、その場が一応収まると、
次の場が与えられて・・・・

で、今回も求められている事は、行けばわかる
そういう問題解消・・・なのだろう。

また、1からか・・・という思いが自分的にかったるいだけの事で、
やれる事をやるだけの事だから、特に気にはしていないのだが、
10月1日付けの異動なのに、未だ机もないって状態が失礼だな・・・と思うのは事実。
でも、それくらい余裕がない職場なんだな・・・と、怒る気にもならない。

おっと・・・
凄い時間だ。

明日はまた5時起きなので、
とっとと寝なくちゃね(^_^;)
2007年10月19日(金)   漁港
朝一番で、佐島漁港にいた。

今日は水産関係の取材で、
私はスチール撮りで参加している。

漁港の周りには、おこぼれを狙う鳥達が多く、
格好の被写体になってくれる。

トンビ、ウミネコ、白鷺、ウミウ、カラス、鳩、カモメ・・・
そして猫にアライグマ(爆)

種苗生産という方法で相模湾のヒラメやカレイ、マダイを増やそうとしている神奈川県が、
その効果測定に訪れているのを取材していのだが、市場に並ぶ魚の種類の豊富さは、
相模湾の豊かさがわかって面白い。

そして・・・
いつの間にか、かなりの魚の名前がわかるようになっていて、
(水産関係の取材が多かったからか、寿司屋で色々と食べてきた経験のせいかはわからないけど)
昔は絶対に食べたくない・・と思っていた魚も、美味そうだな・・と思えるようになっている事にも気付く。

もっとも未だに煮魚は好きじゃないし、焼き魚も好んで食べない私だから、
全ては、刺身か握り寿司で食べたいって思っているワケで・・・(爆)


昼は、三崎でビンチョウマグロの丼を食べ、水産技術センターではカマスとイナダの料理を試食し、
漁港でもらったイワシまでお土産にもらって、今日は漁食。

魚に合わせよう・・と思って以前買っておいた白ワインを開けたら、
ブショネで飲めた代物で無かった事だけが悲しい1日だった。

しかし・・・
記憶が食べ物ばかりって・・・ねぇ(/--)/
2007年10月20日(土)   放電
朝晩冷え込むようになったせいか、
ちょっと風邪気味。

美味い物でも食べて元気を出そう・・と動くが、
週末の街は混んでいた。

家族連れ、カップル、旅行者・・・

横浜は観光地だったっけ(^_^;)


昨日のブショネワインの恨みを晴らすべく、
ワインを楽しめる店でゆるゆると飲む。


ま、たまにはこんな気の抜けた日があってもいい。

仕事は・・・・
今日は見事に忘れていた(^_^)
2007年10月21日(日)   ラシーのHD
ダメになっていた・・・と思いこんでいた500ギガHD。

1Tが電源ユニットの交換で息を吹き返したのをふっと思い出して、
ブックエンドになっていたソイツに繋いでみた。

あの、ガチャガチャという異音が出るか・・と思ったら、
素直に起動する。

でも・・・
マウントはされない。

やっぱり・・・ダメか(^_^;)

と思いつつも、ディスクのユーティリティソフトで調べてみると、
どうやらその存在は認識しているようだ。


では・・・と、ディスクウォーリアー(ユーティリティソフト)を起動し、
そのソフトからディレクトリを再構築してみる事にした。

・・と、認識するのだが、再構築に凄く時間がかかる・・・

ダメかなぁ・・・と思っていたら、
通常の3倍位の時間を消費したあげくに・・・見事ボリュームをマウントしてくれた。

え・・・っと、
中身はどうなっているのかな・・?


あ・・

お・・・?

おぉぉぉ・・・・


生き返ってる(^_^;)


毎日使いまくって、死にそうな音を立てて、
最後は見事に片チャン死んだような状態になって、電源入れても行方不明になっていたHDは、
いとも簡単に生き返ってしまったのだ・・・・


あの・・・
もしかして・・・

ラシーのハードディスクって、
電源アダプタがダメでトラぶってるって事、
巷でも多いのではないのでしょうか?

今週、最後のご奉公が終わったら、
いよいよ新しい仕事にとりかかるため、
その際、色々と実験してみようと考えている。

これで、自宅のHDも生き返ったりしたら・・・
大笑いなんだけどね・・(/--)/
2007年10月22日(月)   首都高X
首都高速の料金改定に伴い、
ETC使用を前提とした距離別料金制を取る事はすでに周知の事実だと思うが、
この乱暴極まりない値上げについて、特に2輪ユーザーの目から見て、かなり憤慨している。

なんで高速に乗るためにETC装着する必要があるかも解らないし、
短い距離が画期的に下がるワケでもなく、しかもETC非装着車は最初から上限金額を取る・・と
いう泥棒まがいの暴挙。

車ならだいぶコストが下がってきてはいるものの、バイクにとってはまだまだ高いパーツと言って良く、
しかもその構造上の問題から、設置も難しかったりするから、正に2輪は無視・・・の提案に思える。


そんな折、ETCを持っていない人には、コンビニの電子マネーを利用して払い戻しをするシステム、
「首都高X」が発表された。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「首都高速道路(株) プレスリリースより引用」
ETC未搭載車への対応として、当社が開発してきた
「ETC未搭載車に距離別料金を適用するためのシステム(開発コードネーム;「首都高X」)」
のための「通信器」の第1号試作機が完成しましたので、お知らせします。

出口に料金所のない首都高で、ETCを搭載していない方の利用距離を把握するための
システムの準備を進めてきました。

このシステムは現時点では次のようなスキームを想定しております。

「首都高X」をご利用になるときは、
あらかじめ、首都高速入口付近の店舗や弊社パーキングエリアなどで
「通信器と電子マネーカード」の(1)キットを借り、
その場で通信器をシガーライターソケットに(2)取り付けていただきます。

首都高の入口では、
料金所で(3)一旦停止し、キット付属の電子マネーカードで
(4)上限額をお支払い下さい。

上限額と通行料金の間に差額が生じる場合は、
翌日以降、店舗や弊社パーキングエリアなどにおいてキット付属の電子マネーカードで、
上限額と通行料金の(5)差額を電子マネーとして端末で受け取れます。

このシステムでは、(6)時間帯割引等はありませんが、
(7)無記名・匿名で使えます。

なお、ご利用できるのは(8)首都高のみです。

 今回開発した「首都高X通信器」の第1号試作機は、
本体サイズが 縦 69 × 横 49× 高さ 13.5 mmと、普通の携帯電話の2/3程度の大きさで、
その場で取り付けられるようシガーライターソケットを電源に使います。

今後さらに検証・改良を加え、より簡単にご利用いただけるよう検討を進めてまいります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はい、2輪車は置き去りです。

シガーライターソケットを標準で備えている2輪車は、
私の記憶によれば、殆ど無い・・と言っていいはず。

要するに、2輪車は首都高に乗るんだったら、
1200円払え・・・という事らしい。

強制的にコンビニの電子マネーを使わせようってやり方もどうかと思うが、
先に1200円払ってから返すってやり方も気にくわない。



ま・・・

突破するヤツも出てきかねないな・・・と(^_^;)


2007年10月23日(火)   最終
今日は、ほぼ徹夜。
で・・・多分これが最後となる。(レギュラーとして)

明後日の収録が終わったら、
いよいよ新しい仕事の打合せが始まり、
この毎回追われる日々は終了となるはずだ。

また、新たなモノを構築していく事になるだろうが、
とにかく今は、私にとっての最終回を無事終えたい。

そして、人並み・・とはいかないまでも、
それなりに休んで、身体を休めたい。

・・・と言う前に、取り敢えず寝ますか・・・(/--)/
2007年10月24日(水)   スタンバイ
何やかやで、色々な修正が加わった割りには、
スムーズに仕事が終了した。

で・・・
ふっと思う。

頑張ると、楽になる・・・・らしい。


思えば今の職場は、常に何かのトラブルを抱えていたが、
そのトラブルは意地だけで乗り越えてきた。

その都度、頑張らざるを得なくて、
何故、俺だけが・・・と毒づく日々ではあったが、
どこかでその難局を楽しんでいたのも事実だ。

そして今、恵まれた環境に一応育って、
どこかでツマラナイ・・・と感じていたりする自分も居るわけで、
そこら辺は無い物ねだりな性格がちょっと顔を出している。

来週からは、デスクワーク。
分析と戦略作りがメインの仕事になるはずだが、
どうやらそれだけやっていれば良い・・とはいきそうにない。

まずは新しい仕事のための道具を買い揃え、
環境を整備しながら、4年前に離れてしまった仕事に対する自分の勘を
どこまで今に近づけるか、が、大切だ。

で・・・
実は、ワクワクしていたりする(^_^)
2007年10月25日(木)   ありがとう
本日、無事、最後の収録を終えました。

4年以上の長きに渡って、
同じ番組を担当した事は初めてでしたが、
様々な人達に助けて頂いて、どうにか頑張ってこれた・・と
今更ながらに感じています。


四面楚歌の状態に、殆ど一人きりで頑張った当初の苦しみも、
少しず戦友を増やして、仲間を増やして、今の形にしていったのも、
今振り返れば、楽しかった部分のみ思い出しかなくて、
良い仕事ができた・・・と、今日、あらためて感じました。

まずは、この場を借りて、
番組に関わっていただいた全ての方に対して、御礼を申し上げます。

本当にありがとうございました。


最後を飾る・・には、ごく普通のネタではありましたが、
自分らしさと力が抜けた造りができた・・という感触だけはあります。
もしよろしければ、神奈川県地域限定になってしまいますが、
今度の28日(日)朝9時半よりtvkにて放送いたします
「コンシェルジュ神奈川」アナログ42chデジタル3ch
をご覧になってください。>ALL

今後はこの番組の最後に使用しているスチールを年度末までは
撮影して毎週提供する予定ですので、続けてご覧いただければ幸いです。
2007年10月26日(金)   独り打ち上げ
本日、無事、制作部としての仕事を終え、
その立場を離れる事となった。

4年間、一緒に収録にあたった技術の部長と一緒に卓に座れた事も嬉しかったし、
制作を続けてきた中で、しっかり支えてきてくれた仲間からお疲れさまの一本を頂いた事も
すごく嬉しかった。

で・・・
打ち上げ・・となるのが普通だけど、
それは来月にPが企画してくれているらしく、
今日は頂いたシャンパンを開けて、独り打ち上げとしゃれ込んだ。

今まで、異動の時は常に、
前の職場にやり残した事があったのだが、
今回は仕事としてはまったくそういった物が無い。

家族のようなチームから離れる事は寂しいけど、
我が子を独り立ちさせるように、オヤジは見守ってるよ・・という気持ちで、
穏やかな気持ちで今日を迎える事ができた。

来週からの仕事は、それこそやり残した事が火種となって
火事寸前となっている状況に対する対処のような物なのだ。

そして、そう感じる現場に出向く事がまた、
私の役目の1つなんだな・・・と思っている。


あ・・・
シャンパン終わった。

美味しかったよ
ありがとう。

制作部としての最後の日を、
ちゃんと祝ってくれた事に、感謝ですm(__)m
2007年10月27日(土)   リセット
最近の若者は基本的な何かが欠けている・・・と
複数の大人達からよく聞かされる。

今日は、チームに入った二十歳の若者が半日で消えた話を聞いたが、
私が働く環境の中でも、何も告げずに脱走するスタッフが複数名いたりする。


「昔はさ・・・、辞めるにしても『旅に出ます』とか書き置き位してから
 消えたもんなんだけどね。」

「そう言えば、ウチらの世界でも『僕、壊れちゃいました』って電話してから
 消えたヤツもいたっけ。」

「突然、オフ・・・なんだよね、存在が。」


同じ様な経験をした数名で話をしていて気付いた事は、
今の20代は、ゲームを止めるように職場という環境もリセットしてしまうって事。

つまり、リセットかけて、まったく違う生活を当たり前にスタートできるのが、
今時の若者気質らしい。

でも・・・
と悩むのは30以上の社会人。

「リセットしたら次がないし、
 そもそもコレがやりたいからってチームに入ったのに・・・」

と、理解できない気持ちをぶつけてくるが、
私自身も、実は今の若者気質を、嫌でも理解させられるような日々を送ってきて、
その考え方を若干だが理解できていたりする。

つまり・・・
何でも揃っている社会に生まれて、
無理して働かなくても、今は充分に生活していける・・・って事なのだ。

実家にパラサイトして、
自分の小遣いだけ稼げばいい・・と思いながら生きていて、
ふっとやってみたい事に飛び込んでも生活はかかってないから・・・

気に入らなかったら、リセット。


でも、あと10年もすれば、
そういう余裕のある若者は減ってしまうだろう。

団塊の世代が完全にリタイアし、
子供のパラサイトを許せない経済状況になれば・・・

好き嫌いと問わずに働き、
自分の力で食べていくしかない現実にさらされるのだから。


長い事、仕事をしてくると、
異動はリセットのように見えてちっともリセットでなく、
今までの経験を充分に生かしながら、新しい仕事により力強く
アプローチできるチャンスなのだ。

リセット?

そんな馬鹿な事は、
若さ故の無知と視界の狭さがあってこそできるもの。

そしてやり直す時間がある若者の特権・・・なのだろうね(/--)/
2007年10月28日(日)   bespoke
明日からまたデスクとなるので、
気分一新のためにも・・・とジャケットを買う事にした。

いつもはニューヨーカーで作っていたのだが、
4年もブランクがあると、今更同じスタイルの物を作るよりも・・・と考える。

どうせイタリア物は体系的に合わないし、イギリス物はさらに手強い。
ならばアメリカ系・・・という単純な発想で、元町のブルックスへ出かけた。

でも・・・
すっかりスーツを着ない生活に身に付いていて、
Tシャツにジーンズで出かけてしまって・・・(^_^;)


「すいません、ブレザーがジャケットをパターンメイドで良いので、
 作りたいのですが、ここでよろしいですか?」

「はい、ありがとうございます。
 ではまず生地見本を・・・」


つくづく、不経済な体型だと思うが(吊しは合わない)、
逆に自分の着る物に自分の希望を取り入れた仕様にできる事は、
単純に嬉しい事だし、オーダーも楽しいものだ。

生地はブルックスがブレザーに使う標準的な物を使うとして、
ジャケットのスタイルは2つボタンのスーツに近い形にして・・・
と、店員と話し合い(be spoke)ながら、オーダーシートを埋めていく。


「そうだ、ボタンは?」

「金ボタンになりますけど?」

「ただ、単純に金ボタンじゃなくて・・・」

「では、こちらの七宝の銀はいかがでしょう?
 オプションとなりますので、少しコストが上がりますが。」

「面白そうなんで・・そうしましょう」


本当は、洋服の事を良く知っていてオーダーする事が大切なのだが、
私の場合は使い方優先で、セオリーを無視する事が多い。

今回も、ジーンズの上に羽織る事も考え、
腰回りがガチャガチャしていても、最低限耐える(耐えないか(^_^;))ように・・と
サイドベンツにしたり、ステッチもブレザーの基本を外して「コバ」で入れて・・・・

要は、ボタンダウンのシャツをジーンズの上に着て、
その上に羽織る紺ブレがちょっと見スーツっぽく見える事が大切でいて、
思いっきりカジュアルな着こなしに耐えて欲しい・・というワガママな発想なのだけど、ね。


「ジャケットのお仕立て料にオプション分を加えまして・・
 7万1515円となります。」

「カードで良いですか?」

「はい。
 ・・・しばらくお待ち下さい」


ん?
何か、店員消えちゃったよ??

ちょっと珍しい色しているカードだから、
どこのカードだかわからなくて確認取りに行ったのかなぁ・・・(/--)/


ポツンと、スーツ売り場に取り残されて、
テーブルの上にあるブルックスマークのついた飴でもなめようか・・と悩んだりしたが、
なかなか店員は帰ってこない。

仕方が無いのでたくさん出してくれた生地見本をめくりながら、
これからはまた、何かの折りにスーツを作る事になるのかな・・・と考えたりする。

良い生地だとハンドメイドでのオーダーは18万オーバーで、
マシンメイドでも12万オーバーとなかなかの強気が見てとれたが、
私も最後の一回りに突入している歳。

それなりの立場を裏付ける身なりは、時には必要とされるから、
今回のジャケットが合うようだったら、ちゃんとスーツを作ってみようかな・・とも考えた。


「お待たせいたしました、金額をご確認の上、コチラにサインいただけないでしょうか?」

「はい。 コチラで、よろしいですね。
 ・・・あれ?
 さっきは7万超えていませんでしたっけ。
 6万9千・・・ではなかったような?」

「はい。 
 サービスさせていただきました。」


え・・・?
何故にサービス・・なの?

と、明細を見ると、ボタンが安くなっていた。
だが・・不思議だ。


もしかして、DINERSって、
BrooksBrothersと提携してたっけ???

え・・と、
理由は不明です。

でも、2千円程度ディスカウントしてくれる事だけで、
なんか「昇格祝い」をもらったようで、ちょっと嬉しく・・・そして、
幸せな気分にも浸れたりする(^_^;)


ま、どうせジャケットを着る事になるのなら、
それなりに楽しまないと・・・・・・つまんないじゃん、ねぇ(/--)/
2007年10月29日(月)   引越
今日は1日、引越していた。

まず、今後二度と使わないだろう・・様々な番組の資料を
殆ど確認もしないで、片っ端から捨てる。

そして、使用頻度毎に分別して紙袋や段ボール箱に詰めて・・・・
1人で新しい机目指して持ち運ぶ。

気がついたら、すっかり机周りは綺麗になって、
雑巾までかけて・・・・と、今まで座っていた机をしげしげと見つめ直す。

次にココに座らなくちゃいけない人間の事を考えたら、
それなりに綺麗じゃないとねぇ・・・(/--)/

ウィンドウズを使え・・・みたいな話もあったが、
ウィンドウズとマックを両方使う方向で話は進んでいるようで、
あれほどウィンドウズマシンじゃないと・・と言ってた人間は、
結局、今日にウィンドウズマシンを用意できていなかった。

・・・つまり、もうマックで仕事始めちゃうよ?
ってスイッチが入っちゃうワケで(^_^;)


ところが、まずネットに繋がらない。

そしてルーターやラインの調整を終えて
どうにかネットに顔を出せるようになったが、
社内から調達する各種データを保存するサーバにはちっとも入れない。

で・・・エンジニアを呼んで色々と努力して、
管理者登録をしてもらったり・・・

で、やっと望むデータが手に入ったのは晩ご飯の時間。

ま、引越しただけでも、今日は充分な仕事。

締切がキッチリ有るだけではないのだから、
まずは身体を労って、今日は早く寝る事にしよう・・・(^_^;)

しかし、しょうがない事なんだけど、
立場的にも環境的にも感情的にも・・・・孤独を強く感じてしまう。

まぁ、そのうち、お互い慣れて、この環境にもとけ込める・・とは思うんだけどね(/--)/
2007年10月30日(火)   うーむ
今日は朝から出社して、
ひたすらエクセルと格闘していた。

以前やっていた事をなぞり、空白の4年間を分析しながら、
今に追いつこう・・・と足掻いていたが、なかなか感覚は戻らない。

でも、取り敢えず足掛かりを見つけ、
どうにか設計図を引き出す事にまでは・・・辿り着く。

しかし・・・
自分の作ったシステムが、
歴代の担当者や管理職によってバージョンアップされ、
本来の精神とは違う形に成長していて・・・

う〜む・・・と、思わずうなってしまう。

自分の形に戻すべく、
去年、一昨年辺りのデータを洗いながらのスタートは、
今のところ前途多難ではあるが・・・
まぁ、ちょっとずつ、自分流に直していくしかない(^_^;)


でも・・・
数字ばっかりの仕事は・・・

ちょっと疲れるかも(/--)/
2007年10月31日(水)  
前のオフィスでは不可能だったマグ&中国茶を、
今度のデスクでは楽しむ事ができる。

鉄観音、岩茶、ジャスミン茶、ポーレイ茶・・・
好きな茶葉を選んでマグに入れ、日がな一日お湯を足してズビズビと・・・(^_^)

今まではガソリンより高い水を1.5L以上毎日飲んでいたのに、
このスタイルだと無理なく水分を多く摂る事ができて、しかもコストがかからない(爆)

で、笑っちゃうのが、
ちゃんと保存するように梱包してあったとはいえ、
若干抜けてはいるものの、4年前の茶葉でも結構美味い事。

良いお茶に至っては、ちょっと発酵が進んで、
何とも言えない香りまでまとっていて・・・美味い。

凄く高い茶葉は真空パックにしてあるから、
ソイツを開ける事が妙に楽しみになってきたりして・・・(^_^;)


この茶葉を全部飲んでしまうと、
また、中華街で新しい茶を買う生活が始まりそうだ。

[ 先月 ] [ 来月 ] [最新版] [トップ] [Guestbook]

bowjack@wakao.info

Akiary v.0.42