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2006年8月1日(火) 里親制度 |
番組で「里親制度」を取り上げる事になった。 そんな制度がある事自体を知らない人も多いだろうが、 結婚を維持する事が難しい時代には、そのニーズが増えているだろう・・・と想像していた。 しかし・・・ 問題はもっと深刻だった。 現在、2歳から18歳の間子供を預かる養護施設では、 親が居なくて入所している子供より遙かに多くの虐待児がいる・・・のだ。 孤立しやすい社会の中で、 弱者である子供にはけ口を求めてしまう親が多く、 その結果、児童相談所が権限を持って措置を決めている事も少なくないのだと聞く。 子供は、虐待されない環境で生きる事で随分と明るさを取り戻せるようで、 そういった意味でも「里親」の必要性は高いのだが、 残念な事に、里子として18歳まで育ててもらえる環境がありながら 里子として出す許可をその親が出さない事も多々ある・・・と聞いた。 何だか・・・悲しい。 子は親を想う物で、 嫌いながらも、憎みきれない想いだってあるだろう・・・ (自分はもっと冷めていたが) 虐待を受けた上に、 幸せな環境で育つ事も許してもらえない子供にとって、 親って何だろう・・・といつか思うはずだ。 広報番組としては、当事者の気持ちを切り取って 問題提起をするような作りはできないのだが、 何らかの思いが残るような作りにはしたい・・と思っている。 両親が揃った、何不自由の無い、幸せな家庭に育った事の無い私にとっては、 何だか放っておけない「何か」を、感じてしまったらしい・・・ |
2006年8月5日(土) 待てない人達 |
友達と行列のできる店に行った。 「なんでこんなにならんでんの〜?」 「ちっともすすまんわ〜」 「ちょっとぉ、ここに並んでると、入るまでどれくらいかかるん?」 年齢的には私よりかなりお姉さんな集団。 言葉から、関西方向から来たように感じる。 尋ねられたお店の人は、申し訳なさそうに答えた。 「お店が狭くて12人しか入れませんので、 入れ替わる人数からすると2時間位かかるかも知れません」 「え〜 2時間も〜?」 「申し訳ありません」 「いややわ〜 どうにかならんの〜? せっかく来たのに〜」 「申し訳ありません。 皆さんお待ち頂いているので」 「ぱっぱと中の人食べちゃってくれないかしら」 「ね〜 私ら、食べるの早いんよ〜」 「申し訳ありません」 「ね〜 暑いし、2時間も待てないわよ〜」 皆、待っとんじゃ・・・(▼▼メ) 「ここ以外で食べるとしたらどこがいいの?」 「何軒かございますけど、どちらも美味しいですよ」 「そうなの〜? でもねぇ・・・ ここで食べようって、来たのよ〜」 「そうよ〜 どうにかできないの〜?」 あの・・・・ 待つのが嫌だから 前に並んでいる人達を飛ばして先に入れろって言いたいの? 「ま〜しかたないわ〜」 「ね〜どーする?」 「2時間もよう待てんよね〜」 「他の店にする?」 「全然並んでない店なんて嫌よね〜?」 じゃぁ、黙って並んどけ(メ-_-) 「そっちの店の方が回転いいんじゃない?」 「ちょっと見てきてよ〜」 あれ、この店に来たくて来たんじゃないの? 「だいたい外で2時間も並ばなきゃいけないなんてね〜」 「そうよね〜 暑いし、倒れちゃうわよね〜」 どうぞ・・・ 他の店へ。 「あっちの店の方が早そうよ〜 こっちの店の倍の大きさがあるのよ〜」 「そうなん? じゃ、あんたソッチに並んでて。 早く入れる方に行けばいいわ〜」 「こんだけ並んでいる人いるんだから 中の人、とっとと食べちゃわないかしら〜」 「全然動かないじゃないの〜」 「暑くて死んじゃうわ〜」 確かにこの炎天下、 立ったまま2時間も待つのは大変な事。 でも、この店は待つ価値がある店なのだ。 だから大汗かきの私も我慢して待っているのだが・・・(^_^;) 「やっぱりコッチの方が早いわよ〜 コッチにしない〜?」 「そ〜ね〜」 やっと静かになりました。 ま、気持ちはわかります。 そんなに待たされると知らなければ、 文句も言いたくなるでしょう。 でも、2時間待ってやっと店に入れたお客さんが 心ゆくまで楽しんでいる事に文句をつけるのは、 聞いていて不愉快です。 最初は、折角と遠方より来られた先輩だから、 「待つ価値は絶対有りますよ」と教えようと思っていたのだが、 自分勝手な物言いとその声量が私の口を閉ざしてしまった。 同じように客がたくさん並ぶすぐ傍の有名店は、 明らかに高くて味も好き嫌いがでる傾向が強いので、 私は知り合いだったら絶対に奨めない。 そんな店でも並ぶ価値を感じる人達は多く(絶対値で言えば美味しいし) 彼女達の希望にも沿えるかもしれないから・・・・ まぁ、良しとすべきだろう。 しかし・・・・ こんな振る舞いを自分も無意識にしているんじゃないか・・・? と思ったのが、今回の東屋。 人の振り見て我が振り直せ・・・ですねぇ・・・(/--)/ |
2006年8月7日(月) 舌戦 |
今朝、亀田興毅選手の父・史郎氏と やくみつる氏がテレビで怒鳴り合っていた(^_^;) その汚い罵り声に、気分が悪くなったのは言うまでも無いが、 よくもまぁ・・こんなあざとい番組を企画したもんだ・・と呆れてしまった。 思い出せば、色々と問題含みだったボクシング中継。 中継開始時刻が早すぎた事も不快だったが、 選手登場の演出もやりすぎだった。 クラス1位のランダエダ選手はごく普通に登場したのに、 2位の亀田興毅選手が登場する時はセリ(せり上がる舞台装置)に乗る・・ といったK1を思わせる過剰演出。 コイツはまだチャンピオンになってないんじゃないの? と突っ込みを入れたくなるほどの特別扱いが、見る気力を萎えさせたが・・・ 試合結果はご存知の通り僅差の判定で亀田選手がチャンピオンとなったのだが、 手数に優ったランダエダ選手が優勢に見えた結果、今回の騒動となる論争を巻き起こしたわけだ。 試合を見ていて、亀田選手の方がクリーンヒットが多かったから、 僅差で勝つ事も有りだ・・・と感じたが。 「オレは話し合いに来たんじゃ。 ケンカやったらいつでもやるで!」 とやくさんの挑発で切れた史郎さん。 このトークがテレビから聞こえた時、 演出はきっと笑ったに違いない。 「安いドラマ見せられた気がする」と言ったやくさんや 「試合には勝っていない」と言い切ったガッツさんと、 世間に自分のスタイル(生き方)を問いながら親子で突っ走る史郎さんをスタジオに持ってくれば、 今、世間が一番見たいショーができあがるワケだ。 「まだ興毅は19やで?」 と言った史郎さんの目には子供に対する愛情が滲んでいたし、 言い過ぎた・・・と気付いたようにトーンダウンしたガッツさんの顔を見れば、 亀田親子のパフォーマンスを最大限利用したテレビ局の芝居に 気付いた人もいたのではないだろうか? 世の中、殺伐とした親子が多すぎて、 小気味よくパフォーマンス通りに勝ち進む亀田選手に過剰期待が集まった。 その期待を裏切る形になって、不満が爆発しただけの事。 それほど世界チャンピオンになる事は大変なんだ・・と、本来なら思うワケで 判定でも専門家3人がジャッジした結果は、尊重すべきだと思う。 (勿論疑惑の判定が過去無かったわけじゃないが) 「俺たちはプロなんや」と言う史郎さんの気持ちを思うと、 勝ち続ける事だけで自分を正当化する厳しさが解るだけに テレビ局の身勝手だけが腹立だしい。 どんな形であれ勝ちは勝ちとして認め、 次に鮮やかな防衛戦を期待するのが、 大人ってもんじゃないだろうか・・・・しら(^_^;) |
2006年8月11日(金) 移ろい |
大した事でなくても、大した事であっても、 日々新しい事が起きて、今日歩く道の姿が変わる。 生きていく上で仕方なしにチョイスする事は、 後にそれが必然だったと思い知る。 いつも先ばかり見ているはずでもその姿は予想を遙かに超えるのが常で、 振り返った時にどれだけ納得できるか・・だけが人生の判断基準になるらしい。 昨日できていた事が、今日はできなくなり、 昨日できなかった事が、今日は当たり前にできていて、 変わりようのない気持ちですら、違う形に成長する。 しかし、根底にある想いにブレはなく、 それに気付くために、自分を客観視できる非日常を求めるのだろう。 しかし・・・・ 1日は24時間しかない。 有効に使っても・・・足りないんだよねぇ・・・(/--)/ |
2006年8月12日(土) レンズ |
イメージスタビライザー付きのレンズを手に入れた。 望遠は好きじゃないが必要な時があって前々から欲しいと思っていたのだが、 結構高価なのに品切れが続いていて手に入らなかった。 ところが偶然なのだが、それがひょいと目の前に。 使ってみるとコレが結構優れもの。 勿論広角レンズのようないい加減な使い方はできないが、 しっかりホールドすると確かにブレないで撮れる。 ただ・・・・ とにかくデカイので、持ち歩くのがなぁ・・・・(^_^;) |
2006年8月13日(日) でかいレンズの憂鬱 |
レンズに慣れるために使いまくっているのだが、 そのデカサと仰々しさにいささか面食らっている。 仕事で使う時にはちっとも気にしないのだが、 何を撮るわけでもなく持っていると、かなり人目を引く事に気が付いた。 もちろんコッチが観光客のような感じではないから余計なのだろう。 何を撮るんだ・・・? 誰か来るのか・・・? といった感じで注目されてしまう。 しかも・・・ かなり重い(^_^;) カメラだけでこのレンズをフォールドすると マウント部分を歪めそうな位に重量を感じるので、 仕方なしレンズを持って歩くようになる。 で、いつもの、気付いた時フッと向けて撮る・・というスタイルが、 成り立ちにくい事にもなり・・・・ 疲れた(爆) でもまぁ・・・ 新しい道具は、面白いんだよねぇ・・・(/--)/ |
2006年8月16日(水) 錯覚 |
スタビライザー付きのレンズで撮影してみると、 かなり有効な事がわかる。 200ミリクラスのレンズになると、スローシャッターは手ぶれが気になるのだが、 なんのストレスもシャッターが切れる。 カメラマンの友達連中に聞けば、全員が仕事で使うのなスタビライザー付きが良い と言うのだが、使ってみてその理由がよくわかった。 カメラをフォールドする事に神経を尖らせないでいられるから、 被写体の事だけに集中できるのだ。 「IS使うと、自分が上手くなったって錯覚すんだよなぁ・・」 「そんなもん?」 「あまり違和感無く見えるのに、ちゃんと効いてるからね」 「夜にスローシャッタ切ってみたけど、確かにブレてないんだよ」 「しかし、いよいよ歳だね」 「なんでよ〜?」 「機械に頼るようになっちゃぁ・・・」 それを言っちゃぁ、おしめぇよ(/--)/ |
2006年8月17日(木) 人間ドック |
年に一回受けるドックを明日に迎えて、 例年になく不摂生な日々を過ごしている事に愕然としている。 まぁ・・・、ドックのために体調を整えても意味はないからいいんだけど、 検診を受ける人に対する注意書きには、 前日にする食事には、脂っこい物や香辛料の強い物は避け、酒類は摂らない事と書いてあって・・・ で、今日はスタッフと四川料理を思いっきり食べてしまった(^_^;) まぁ・・・ どうせろくな生活をしていないのだから、 この際ヤバイ数値のデータでも見ながら自己反省するのもいいか・・・と思うけど、 前日の食事でデータが左右されるっていう事なら、検診もあまり意味ないな・・とさえ思った。 勿論、病気になっている時はもう、明らかに酷い数値が出る事がわかっているので、 検診を受ける事には大いに意味があるけど・・・(^_^;) |
2006年8月18日(金) やっぱり・・・ |
γ-GTP高いですね。 それと尿酸値も・・・・ はい わかってました。 そう言われるだろう・・事を。 節制します・・・(・_・、) プリン体は摂取しないようにして、 野菜を多く食べて、 アルコールは飲み過ぎないようにして。 運動をなるべくして、 カロリーコントロールをして・・・・ できれば苦労しない・・・生活なんですけど(・_・、) それと・・・ 全部守ろうとしたら・・・ きっと、心がダメになっちゃう・・とも思います。 ・・・・ダメだ、こりゃ(/--)/ |
2006年8月20日(日) 集中 |
出演者の都合やワガママによって、仕事がいつもの3倍位の量になってしまった結果、 地獄だった3年前と同じ位の寝られない状態で仕事が進行している。 あの頃を思い出すと我ながらよくできたもんだ・・と思うのだが、 人間やる気になってやればどうにかなるもの。 今回もまた、フラフラしつつもマイペースに仕事してたりするのだが、 見事に打合とか会議とかが重なってくれて、睡眠時間が無くなってしまうのだ。 人間ドックで指摘された不健康さも、こんな仕事を辞めない限り解消しないだろうし、 自分の身体の方が大事でしょ?・・・とご意見を頂いても、どうなんだろう・・・と考えたりもする。 明らかに若くない自分にとって、背負わなくてはいけない家族もいない状況で、 食べる事、飲む事にかなりの比重で楽しみを感じている今、 それを我慢して少しでも寿命を延ばしたところで、何が楽しいのだろう・・と思うのだ。 そりゃ、健康な身体でいるから言える事だ・・・ という事はわかっていて自分なりのコントロールはしているのだけど、 仕事の後の一杯を我慢したりちょっとの贅沢で食べるような事を全部否定してしまったら・・・・ 多分、心がどんどん荒んでしまうだろう。 どこも悪くならないように節制して、運動もキッチリこなし、 理想的な体型を手に入れて健康になれたとしても、 一人きりでは自分がそんな状態に喜びを見出せない限り意味はないのだ。 自分のしたい事のために努力したり、 大切な家族や仲間のために行う苦労を伴う行為は楽しい。 バイクに乗りたいから筋力を鍛えるとか、 大切にしている人達のために我慢する事とかは、 苦労はあっても苦痛ではない。 今、集中している仕事をこなしている事も、 どこかで自分の能力の証明になる・・と自己満足に浸れるから楽しいと感じたり、 自己実現の方法の1つとして価値を見出しているだけの事かもしれない。 人生は、楽しむものだ。 楽しむ事を知って、 楽しむ方法論を覚える。 その中に健康維持もあるのだろうし 愛情を育む心の大切さもあるはずだ。 自分だけで楽しんでいても、回りに誰も居なかったら、 それはきっと幸せを感じる状況ではない。 幸せを感じるためには社会の一員として生きる事を受け入れ、 自分だけの喜びを誰かとともに感じる喜びに換えていく必要がある。 ただ・・・ 一方的な行為や想いは、 それが大きくなればなるほど自を傷つける。 だから相手の立場に立つ・・という事が重要で、 それこそが自分を救う方法でもあるのだが、 この意味を理解できない人があまりに多すぎる。 だから、なるべく相手の立場に立って物事を考えようと努力はしているのだが、 なかなか上手くいかなくて、苦労する毎日である・・・・(/--)/ |
2006年8月27日(日) 1000円? |
月曜に撮影の依頼があって,諸々準備していた。 カメラ・レンズ・ストロボ・・・ そうだ,ジャケットは着ていかなければいけないんだ・・・っけ(^_^;) 目立たないようにブラックジーンズとブラックのポロ。 その上に着るのは・・・・紺ブレか・・? この暑いのにジャケットも嫌なので, 黒いワイシャツを買ってきてごまかそう・・・と考えたが, 買いに行った先にはお目当ての物が無かった。 行った先は「ユニクロ」 実は,ユニクロで買い物をする事は殆ど無く, どんな物があるかもよくわかっていなかったのだが, ちょっと見た感じ,黒いシャツがありそうだったのだ。 困ったぞ・・と売り場を見回すと, 黒い麻っぽいジャケットがある。 手に取ってみると綿50%麻50%の ちょっとカジュアルなジャケット。 どれどれ・・・と着てみると,袖は若干長いが悪くない。 値段は? ・・・・・・・え? 1990円?? 安い・・・・(^_^;) で,買うことにした(爆) そりゃそうでしょ。 クリーニング代にもならない。 極端な話,汚れたら捨てちゃっても惜しくない値段だ。 しかし,安い・・とは聞いてたけど, ここまで安いと思わなかった。 庶民の味方・・とは聞いてたけど(/--)/ 「1000円になります」 「え? 1990円じゃないの?」 「今セールをやってまして」 「それで1990円だったんじゃないの?」 「いえ,1000円です。」 参りました。 本当に安いんですね・・・・(/--)/ しかし, 1000円でジャケット買ったなんて, あまりにおかしすぎる。 下手したら, 1日の食費にも満たない価格の・・・ジャケット。 コストパフォーマンスの良さは, やっぱり魅力の一つなんだ・・・と思い知らされた(爆) |