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2006年7月4日(火)   防災
9月1日は防災の日、という事で取材する。

自分の身は自分で守る・・という原則の上、
地域でどこまでやるべきなのか・・という話を聞いてきた。

さてここで問題だ。

目の前で生き埋めになってしまった人がいて、
その横では火災を起こした家の中に人が取り残されている・・・とする。

アナタは、どっち人を先に助けるべきなのか?


そんな質問をされて頭の中に浮かんだの
「助かる確立の高そうな方を優先する」
という考えだった。


専門家による答えとしては、

「火災の方を優先する」

だった。


何故?
と尋ねてみると・・・・

「救出活動と同時に消火活動を行うから。
 火災を放っておくと、それによる被害が拡大し、
 さらに命を落とす人も出かねない。
 火災は小さいうちに消さないと消えないので、
 優先すべき。」

という事だった。

被害を最小で食い止めるという観点から見ると、
目の前の命の尊さよりも・・・という考えも否定できない・・・。


地震や風水害は、突然やってくる。

まずは我が身を守るとしても、
次に考えるのは、地域なのだ。

行政は同時に多数発生する問題に、
平等に速やかに対処する能力を持っていない。

結局、最小単位の社会の中で、
全てを対処していくしかないのが現実だ。

地球温暖化のせいか、最近は異常気象が多い。
地震も怖いが、水害に対しても意識すべき・・・と
取材相手は訴えた。
2006年7月6日(木)   言葉を失う
誰かを自分の思い通りに動かそうとする場合、
本来なら意志を伝えて、お願いして動いてもらうものだ。

しかし世の中には、自分の優位を見せつけて
動かそうとする品性の欠片も無い奴が結構いたりする。

それだけでも腹立たしいが、人間関係が存在している中で行われているのなら、
まだまだ救いがある・・と言えるのだが、人間関係を拒否する中で行われると
まさに暴力という言葉がすんなりと当てはまる。

さて、北朝鮮のミサイルだ。

これは何と言えばいいのだ?

暴力では憎しみや悲しみ以外、何も生まない・・と思うのだが。
2006年7月7日(金)   脱走前日
相変わらず困った行動に出ている国から離れる方向に脱走します。

しかも、前方には台風・・・

でも、今週は殆ど寝ない生活をこなして3日間の余裕を作ったので、
久々に週末香港でデブになってきます。
(既に・・という声あり)

という事でアップは来週火曜以降・・という事で(^_^;)
2006年7月13日(木)   休みは・・・?
香港から帰ってきた翌日には会議が待っていて、
今週は収録が無いから休もうと思うのに原稿の直しがあって、
今日は明日の取材用原稿の準備・・・・・(^_^;)

丸一週間休んでも大丈夫なはずなのに、
週末3日休んだだけで、今日もデスクにいる。

ま、
嫌なら仕事を辞めるしかないので、
ちょっとだけ愚痴っぽく呟いたりしても、
実はそれほど腹は立っていない。

ただ・・・・
貯まりきった煩悩を減らすための
食事制限(無理かもしれない・・けど)が苛つきを加速するだけで・・・

来週は某MCのパーティー
再来週は東屋

また時間を捻出しなくっちゃ・・・ねぇ(/--)/
2006年7月17日(月)   お願い
夏の夜空に花開く花火。

綺麗で見る者の心を揺さぶります。

でも・・・
楽しい時間に飲んだり食べたりした物、
お願いですから持って帰ってください。

歩道が歩けなくなるほど、捨てていかないでください。

毎年の事ながら、翌日の早朝に町を見ると、呆れます(・_・、)
2006年7月19日(水)   痛い(・_・、)
夜中に寝惚けて足の薬指をぶつけた。

幸せな夢を激痛で覚まされ、でもそのままそこで寝こけける・・・・


朝、エンジニアリングブーツを履いたら痛くて歩けない・・・
困った・・・(^_^;)

で、昼までグズグズしていたのだが、仕事が溜まっているので、
痛みを堪えて出社・・・

やっぱし、痛い・・・

週末、晴れてもバイクに乗るな・・・という事かなぁ・・・
2006年7月20日(木)   かなりヤバイ
打撲だと思っていた怪我だが、かなり痛い。

とっとと歩けず、靴を履くのにも激痛・・・

パーティーへ行けるのだろうか・・・(・_・、)
2006年7月21日(金)   怪我人は怪我人らしく・・・
仕事でバスによる移動を余儀なくされた。

バスのステップを登るのも容易でない私は、
空いている老人&身体に障害を持つ人の優先席に座る。

しかし・・・
取材という事もあって、普段の格好をしていたから、
座っていると普通に見えてしまうらしい。

バスが混んでくると、若造は立て・・とばかりに年配者が前に立つ。
しかし・・・
足が痛くて立ち上がる事は難しい。

最初に前に立った人は、足がよろけて、私の怪我をしている足を踏んでしまった。

ぐわっ・・・・

と思わずうめく・・・
と同時、回りの人が、私が怪我を負っている事を理解してようで、
普通の席に座っていた人が立ってその老人に席を譲ってくれた。

しかし・・・
バスの行程は長く、客はどんどん増えていき・・・
とうとうどう見ても80歳オーバーのお婆さんが乗ってきてしまった。

「お年寄りの方に席を譲ってあげてください」

と運転手が社内放送で伝える。

私の怪我の事を知らない後から乗った客達は、
私に向かって席を譲れ・・という目線を送る。

・・・・困った。

確かに客観的に見たら、若者が図々しくシルバーシートを占領している図だ。
さっきのように、他の客が譲ってくれそうな気配もない。

仕方がない・・・
立つか・・・

でも、この混んだ車内で立っている事ができるだろうか・・・(・_・、)

ズキズキ痛む左足をかばいながら立とうと努力をしたら、
激痛が走った。
(立ち上がる時は、ポールに掴まって腕力で身体を持ち上げないと痛くてたまらない)

ぐ・・・・

今度は、声にならない声が漏れた・・・


・・・と、隣に座っていた女性が、立ち上がる。


「お婆さん、私が立つから、ここ座りぃ・・」


と声をかけた。


彼女は、山のような荷物を持っていて、私より年配ではあったが、
わりと元気な感じがする女性だった。

座席に座れるのは4人。
私以外は明らかに年配者で、他の3人の中で言えば彼女は元気そのものに見えたが、
一般客から見たら私が非難されるのは当たり前と言っていい。


どうせ、非常識なオヤジですよ。
文句があるなら何方でも仰ってください。
そうしたら、私は怪我をしていて、立っていられない・・と言わせていただきます。
信用できないようでしたら、腫れ上がっている指をお見せしましょう・・・


しかし・・・
誰も私に文句なんて言いません。

運転手の呼びかけにも応えない非常識野郎として、
冷たい視線を受けたまま、私は開き直って痛みを堪えていました。

そうですね、
私が悪いですよね。

怪我人は怪我人らしく、包帯を巻いたり、松葉杖でも突いて、
解りやすい格好をしていないといけないんでしたよね。

解りにくい格好をしていた私が、悪いんですよね・・・


常に、人を見る時は、外見だけで判断しないように心がけている私でも、
多分こんな風景を見たら、「何だあの野郎」と思っただろう。

障害を持って生きている人の辛さが少しだけ実感できた気がする今日・・・
おとなしく静養する事に決めて、PCでできる仕事だけして飲む事も諦めた。

しかし・・・
ある意味あのシートって、偏見にさらされるシートでもあるなぁ・・・(/--)/
2006年7月22日(土)   診断
「骨は・・大丈夫ですね。
 打撲ですので、安静にして一週間は湯船につけないように。
 ボルタレンテープの消炎剤出しておきます」

「あの・・・車ででかけては・・?」

「どうぞ。」

「クラッチ踏んでて痛くなるって事は・・?」

「あ、ダメです。
 オートマだと思いました。
 でも、足を下に下ろしてると痛みますから、
 長時間の運転はオートマでもやめた方が良いと思います。」


・・・という事で、
本日のパーティー参加は、完璧にダメになりました。

ナイキのベルクロで足首も固定できるサンダルを買って、
傷に触れないように・・・と気をつかってみても、ダメでした。

来週は・・・
絶対参加する・・・って、コッチが主催じゃん(^_^;)

まぁ・・
ここのところ身体を休める日が無かったので、
諦めて大人しく寝ている事にします。

でも・・・
仕事しようかなぁ・・・(/--)/
2006年7月24日(月)   気遣い
だいぶ良くなったとは言えまだ足がおぼつかない状況なので、
他の人の交通を妨害しないように道の端を歩いていた。

だいぶ復活してきた・・とは言え
信号は青になる瞬間から渡らないと間に合わない。

日頃いかに早い速度で歩いているか、よくわかる・・・(^_^;)


うわっ・・

と思わず声が出た。

そして次の瞬間、激痛が走る。


道の端をゆっくり歩いていた私は、誰かに突き飛ばされたらしい・・・が、
その反動で怪我をした部位をまたもやぶつけてしまったようだ。

「いてて・・・」

と声が漏れる。

その場に倒れそうになるのを堪えながら、
何処の馬鹿がぶつかってきたんだ・・・?
と初めて目を上げた。


ぶつかってきたのは、白杖を持った男だった。

つまり・・・
盲人だ。


あぁ・・見えてないのなら、仕方ないか。
この状況もわからない・・な。


「すいませんが、私は怪我をしているので、早く動けません。
 今、前からどきますから・・・」

と、声をかける。

しかし男は、何も言わず、表情も変えず、
ただ、そのまま立っていた。


で・・・、
だんだん腹が立ってきた。

目が見えないから、ぶつかってしまった事は仕方がない。
普段の私なら、白杖を突いてる音にも気付けたかも知れない。

しかし今は、歩くのがやっとの状態で、
しかも思いっきりぶつかられたおかげで怪我の部分を痛めて、動く事もつらい状態だ。

なのにコイツは、図らずも他人にぶつかり、その人間がその結果痛がっている状況において
一言も謝らず、声もかけないのだ。


とにかく私はソイツの歩くルートを空け、痛みが治まるまでの間
道端でうずくまっていた。

するとソイツは、突然スイッチを入れたかのように、白杖をブンブン振りまわしながら、
何事も無かったようにその場を立ち去った。


オイオイ・・・
一言も無しかよ・・・


確かにソイツは視覚障害があり、
杖に頼らなければ外出もできないのだろう。

だからと言って、その杖で他に歩いている人を結果的に叩いたり、
偶然のなせる技で、誰かを突き飛ばしてしまったりする事は、
当然の事で謝る必要も無いのだろうか?


だが、ムカつきながらも、ふと考える事は、あった。

例えば、当然の権利だと思いこんで回りから見たら傲慢に見える事を、
自分の地位や権力に任せて行っていないだろうか・・・と。


仕事という場面ではなるべく下手に出て、スタッフに気持ち良く働いてもらう事を
主に考えて行動するのが常ではあるが、それでもそれなりの立場になっているので、
無意識に傲慢な振る舞いをしている可能性はある。

仕事優先と考える生活に甘えて個人的なリレーションを傷つけたり、
無理をして結果的に回りを巻き込んだり・・・


で、多々、反省点はあるな・・・と思った。

勿論、仕事が優先なのは仕方が無いが、
それでも出来る努力を怠っている事もある・・・と気付いた。


今回の怪我、
色々な事を教えてくれたらしい・・(/--)/

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bowjack@wakao.info

Akiary v.0.42