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2006年4月1日(土) SlowCafe |
「ランチしない?」 「めずらしいね」 「久々に元町行くから、 あの店に行こうよ」 「え? どの店?」 「パ・・・ザ?」 「パザパはちょっと前に閉めたんだ」 「え〜? エイプリルフール?」 「違うって、マジだよ」 「店無いの?」 「他の店が入ってる」 「偵察した?」 「してない」 「じゃ、行こう」 相変わらずマイペースなお人。 こっちも仕事前に遅い朝飯を食いたかったから、 ちょうど良い・・・とは思うが。 「SlowCafe」 045-651-5381 横浜市中区元町1-50 元町パセオ1F 2月の半ばにオープンしたこの店は、 土曜の昼前だというのに空いていた。 ちょっと見清潔で、スタッフも若い女性だけ。 テラス席も相変わらず健在で、 ランチメニューはオーガニック野菜とヘルシーテイストで いかにも女性が喜びそうなセットが揃っている。 「ちょっと寒いけど、桜を見ながら食べようか」 「その為に来たんでしょ」 「あれ〜 お店の人、気付いてくれないなぁ・・・」 店内のスタッフは、なんだかちっともコッチに気付いてくれない。 イスには防寒用のラグが置かれるなど、気配りの形は見えるのだが、 オーダーできなくては居る意味すらない・・・ 何度か店内を見ているうちに、やっとスタッフがやってきた。 「いらっしゃいませ。 如何いたしますか?」 「このカレーのセットを。 ドリンクはスープにして。 それと、ビールを。」 「すみません、ビールは置いてないんです。」 「え? 無いの?」 「申し訳ありません」 「じゃ、結構です。 カレーのセットだけで、お願いします」 「テラス席は先にお代を頂いております」 「へ? あぁ、わかりました」 すっと帰れるテラス席は、キャッシュオンデリバリーが常識だが、 発注時に料金を請求されたのは初めてだ。 「なんか・・・変な感じ」 「うん 信用されない客に見えるのかなぁ・・・ 柄は悪いけど(^_^;)」 「客が殆ど居ないのが、なんとなくわかる。 これで料理ダメだったら、ダメ押しね。」 「俺としてはビールが無い事が、あまりにショックだ。 週末の昼には、ビールが無いと悲し過ぎる」 豆腐いっぱいのカレーと、野菜の小さな塊が残るポタージュ風スープが出てきたが、 崩した豆腐とトマトが多めに入り、カレーらしいスパイスは控えめで ちっともカレーらしくない。 「このスープだったら、バーミックス使って作った方が美味しい物作れるね」 「これ・・・カレーなのかなぁ」 「トマト風味の煮込み・・・って感じ」 「ビール、飲みたいなぁ」 「煩悩が貯まるから、我慢しなさい」 「ぶー」 「しかし、どうでもいい味ね。」 「うん・・・ 腹減ってるからまだ良いけど、 客が少ないのには、色々とワケがありそうだね」 この店、実は隠れた名店として有名なKIKUCHI(本牧2丁目)の姉妹店らしい。 本店もまぁまぁのレベルだから、アクセスが悪い関係で足を向けないが、 それでもここまで客を苛つかせる接客は無かったように思う。 カフェテラス形式の店は、散歩がてらに寄る客は多く、 元町の場合は犬連れが多いため、フロアスタッフが気を回さないと すぐトラブルになる。 必ずしも犬が好きな人ばかりではないのに、元町の犬連れの一部には 全ての人は犬が大好きだと思いこんでいる人がいて、 平気で他人に犬がじゃれても気にしなかったりするのだ。 形だけ綺麗に整っても、気持ちが伴わなければ魅力は無い。 願わくは、スタッフが接客に慣れ、 客の好みを掴んで、居心地良く美味しい店になって欲しい。 でも・・・ ビール置いてくれなかったら、 二度と行かない・・かも(▼▼メ) |
2006年4月2日(日) カフェ・ド・クリエ |
「お茶しません?」 「ちょうどいい。 軽いランチしたかったのだ」 「ちょっと愚痴聞いてくださいね」 「ビール無いから・・・つらいなぁ」 ここのところ、昼ビールに振られっぱなし。 会社の傍の「カフェ・ド・クリエ」には、 当然の如くビールは存在しないのだ(・_・、) 「カフェ・オレとホワイトロールの・・・」 「すみません、今日はホワイト終わっちゃったんです」 「じゃ・・・と、何か食べる物はありますか?」 「他の物はまだございます。」 「じゃ、プレーンドッグを」 桜が満開で、花見に向かう人が多そうな休日。 残念ながら天気は荒れ模様で、店の外に出る根性すらない。 「最近また、やっとけ症候群が発生していて、 マジ切れそうなんですよ〜」 「偉そうな顔して知ったか・・?」 「何でもかんでもやっとけって偉そうで、 顔見るだけで気持ち悪くなってくるんです。」 「人の上に立つやつが、他人の気持ちを想像できないと そういう事態に陥るんだろうなぁ」 「私の仕事じゃないパートまで仕事押しつけるし・・・」 ハイハイ・・・ 何処にでもムカつく奴は居るものです。 「お待たせしました〜」 今日のランチは、コーンポタージュ&ホットドッグ。 実は下手なファミレスのコーンスープより遙かに美味しいスープと、 軽くトーストしたパンの香ばしくも暖かい気持ち良い食感が楽しいホットドッグ。 ケチャップをたっぷりかけてかぶりつく楽しさは、 ジャンクフードフリークにはたまらないのだ(^_^;) 48にもなって食う物じゃない・・・と思ったりもするが、 食いたい物を食うのががスタイルだ。 ただ、こう忙しいと、 食べたい物を食べる事自体が困難になる。 今食べたいのは・・・ 市場の寿司・和牛ステーキ・広島風お好み焼き・桜庵の蕎麦・珠江飯店のエビマヨ・ 関内苑の焼肉・羅天の天麩羅・駒形のどぜう・・・・・ 煩悩は腹に貯めないと、頭に貯まるらしい・・・よ(/--)/ |
2006年4月3日(月) 春の風 |
凄い風が吹いていた。 あっという間に、満開の桜は花びらを散らし、 道行く人々はその風情を楽しむ余裕もない。 客先は異動の嵐が吹いてるようなので、 仕事の打合せは成立せず、めずらしく早く職場を切り上げた。 すっかり日差しが春になっていて、 午後の色合いも春らしい。 目に入るものを切り取りながら、街中にぽつんとあるベンチに目が行った。 そこに誰も座っていないのに、 なんだか存在を感じてしまう。 古さからくるものではなく、 何かの息づかいを感じるのだ。 たぶん、春の生命力に溢れた風のせいだ。 艶めかしくもある匂いを伴う、 力強い風のせいだ。 季節の移ろいを切り取ろうと思いながら、 こんなシーンを切り取ってしまう。 それもまた、春の力がさせる事なのだろうか・・・ |
2006年4月4日(火) ありがちな口説き |
「ちょっと聞いて。 昨日飲み屋ですっげー嫌な奴に会った」 「無視すればいいじゃん」 「ツレが連れてきたんで、無視できなかったのよ〜」 「へぇ、じゃぁ、マトモな仕事してる人じゃないの?」 「何でも経営コンサルタントなんだって」 「コンサルかぁ・・」 「ばりっとしたスーツは着てたけど、目が下品で・・・」 「嫌らしいの?」 「ちょっと違う・・・」 目が下品・・・・ とはなかなか厳しい意見だ。 自分はどんな目をして世の中を見ているのだろう・・・? 「じゃ、あ、嫌らしい目つきで君をジロジロと見たの?」 「違うの。 『手を出してごらん。 凄い事が起きるよ』 って言って、私の手を握るのね。」 「凄い事?」 「うん。 で、酔っ払いのノリで手を出したら・・・ 『君は今の仕事、好きでやっているんじゃないね。 顔は笑ってても心は冷めてて、人とは距離を置いて生きてるね』 って言うの。」 「触れると、その人が見えてしまうって奴ね」 「うん、笑うでしょ? どっちかと言えば私の方が見えるタイプで、 手を握った瞬間、下卑た感じがしてゾッとしたわよ」 「あはは、要は女の子の手を握りたい、口説きたい男の手なんだねぇ」 「だいたいあたしは熱血単純女でしょ? ちょっと冷めてて・・・って言うだけで、廻りの友達が苦笑したわ」 彼女は人目を引く容姿を持ち、 少し童顔でいながらもキリッとした凄みを持つ色白の美人だ。 人付き合いは良く、誰とでも気軽に出かけるが、 惚れた男には一途で、見た目や行動とは裏腹に腰が重い古風な女、と言っていい。 「要は、君の手を握りたかっただけだろ?」 「そうみたい。 でも、笑っちゃうよね。 きっとどっかの飲み屋では、その手が有効なんでしょ」 「最近テレビ番組でも、ソレ系の物が売れてるからねぇ」 「そうなのよ〜 自信満々に、たくさんの人の相談に乗ったって言い切ってたし。」 「相手が悪かったねぇ」 確かに彼女の手は美しい。 すらっと伸びた指は、 どうやったらここまで美しさを保てるんだろう・・・と、 誰しもが思うほどだ。 「だいたいさぁ・・ あたし、身体触られるの嫌いじゃん? 姑息な手段で触りたがる男って、それだけで嫌なのよ〜」 「そう言やぁ、君と手を繋いだ事もないねぇ」 「そうだったっけ? じゃ、つなぐ?」 「手を握ってごらん・・・」 「ほい」 差し出した手の平に、彼女の手のひらがのる。 ひんやりとした感触に少し驚くが、同時になんとも言えない心地よさがあって、 暫しそのままの状態で固まってしまった。 「なんか、これさぁ・・・」 「うん」 「『お手』みたいだね」 「たしかに(爆)」 「んじゃ、『おかわり」」 たまには下卑た事、言ってみるもんだ(^_^;) |
2006年4月5日(水) 福寿 |
カロリーダウンと脂抜きの食事を摂りたい・・・と思うと、 食べる場所に困るのが外食。 コンビニ弁当なんて脂の塊だし、どこの店へ行っても脂だらけ・・・ でも、脂って美味さの基だったりするから、 どうしても食べたくなる物。 せめて野菜中心にしよう・・・と思っても、 中華の野菜炒め位しかそれに対応できるメニューが無かったりする。 「福寿」 045−651−1117 横浜市中区太田町2−21−1 11:30〜14:00・17:00〜21:30 土:11:30〜18:00(教室15:00〜) 日曜・祝日 定休 「すいません、ビールと薩摩揚げ、あとでもりを」 「ビールは瓶と生がありますが?」 「生を」 こんな会話で始まる蕎麦屋の食事。 脂抜き・・と言いながら薩摩揚げを頼んじゃうあたりがダメ・・なのだが、 この福寿はどっちかというと拘りの蕎麦屋なので、もり一枚じゃ量が足りないのだ。 小振りのジョッキに注がれた生と、お通しの「菜花の煮浸し」が出て、 気持ち良く喉を潤しているうちに嘘!・・・という位デカイ薩摩揚げが登場する。 フワフワのかつお節が揚げの上で踊り、早く食え!と言わんばかり。 カリッと炙られた表面は、モチモチとした口当たりにアクセントを与え、 すり身自体の味が素晴らしくて、生姜醤油を使う気にもならない。 そのまま日本酒に移行したいところだが、 もちろん仕事が残っているから、飲みたい気持ちをぐっと堪えた。 (日本酒は好きだが、2合も飲んだら勤労意欲が無くなってしまう) この店の蕎麦は、八ヶ岳の農場から直送される蕎麦粉を使っている手打ち。 関内辺りの蕎麦屋の中では良い部類に入り、 たまにこうやって夕げを楽しみに来る。 蕎麦は好きで、美味いと言われる蕎麦を色々と食べては来たが、 常に「どこが美味しいんだろう?」という素朴な疑問が湧いてしまう。 上品な蕎麦って、どこか腑に落ちない気分にさせられる物なのだろうか? 福寿の蕎麦は、上品だけど肩肘張ってない分、 気楽に食えて嬉しい。 実はこの日、久々に鬱が襲ってきていた。 何を見ても悲しい気分になり、 職場を放棄したい感情に振りまわされていた。 疲れている事がそんな状態を加速し、 どっかで職場から自分を強制的に切り分けないと、 身動きができなくなりそうだった。 だから・・・ 静かで、あまり会社の人間とも会いそうにない店を選んだのだが、 そのチョイスは正しかったらしい。 ほんのちょっとだけど気分転換できた私は、 蕎麦がどうの・・・とか、つまみがどうの・・・・と、 普通に考える事ができる自分を取り戻せたらしい。 食べる事の楽しみを失ったら・・・ 私は、生きていけないのかも、知れないねぇ・・・(/--)/ |
2006年4月6日(木) 春なのに |
季節の変わり目だからか、少し精神がやられている。 桜が散る場面を見れば悲しくなり、 青葉が出てくれば、自分の元気の無さを逆に感じて涙が出そうになる。 こういう精神状態になるキッカケはいくつかあって、 そのウチで一番の物は、自分とは関係無い所で起きた問題によって、 信頼を失った事かも知れない。 どんなに自分が気を遣っても、知り合いレベルの人が起こした問題が、 結果的に自分にふりかかってくる事は、どこかで関係がある以上仕方が無い。 そうわかっていても、自分の与り知らない部分で「ダメ」を出されてしまう事は 「何をやってもダメ」という風に感じられて、悲しくなるのだ。 今回の問題の当事者は、廻りに少なからず影響を与えている事に ちゃんと気付いていない。 上手く取り繕ったつもりでいても、情報は伝わってしまう。 そしてその情報は大きな力となって、 様々な傷を多くの者に残す事になった。 私は基本的に人を信じたい。 信じた結果騙されたとしても、その痛みが自分だけで完結するなら、 信じた自分がバカだった・・と自分を笑うだけで済む。 気がつけば、春。 なのに心は温まらず、 ただただ寂しさだけが募ってしまう。 やっぱ、飲みが足らないのかなぁ・・・(/--)/ |
2006年4月7日(金) ふらっと |
カメラを持って、会社の傍を歩く。 日に日に艶やかになっていく街を見ながら、 無意識にカメラを向けてシャッターを切る。 そこに写るのは、日差しや影。 でも、今の気分が、しっかりと刻まれる。 つい後ろ向きになりがちな気分を前に向けたくて、 空を仰いで深呼吸。 こんな時は、1人で歩くのが一番良い。 自分を振り返っても面白くも何ともないから、 今できる事を1つ1つやって行こう。 ・・・と、ふっと、自分の姿が頭に浮かぶ。 と同時に、今手がけている物に対するアイデアが浮かんだ。 途端に現実に引き戻されるが、そのアイデアを試したくなる。 ・・・・で、職場に戻って取りかかる。 自分だけの問題は、 自分だけで解決する。 望む物が手に入らない事には慣れ切っているから、 今さら多くを望むまい。 自分にしか手に入れられないモノを 自分の力で手にしない限り、 自分は結局、救われない・・・・。 少しだけ、 後ろ向きな気分をやっつける事が、 できたかなぁ・・・・(/--)/ |
2006年4月8日(土) 配置換えのため、開店休業 |
会社に顔を出すと、凄い状態になっていた。 機構改革とか言う名前の席替え&引越だ。 当たり前に仕事をしなくてはいけない状況の人がいるにも関わらず、 大騒ぎで強引な机移動をぶちかましている。 私の席の廻りには、ゴミだか誰かの所有物だかわからないモノが集まっていて、 思わず蹴散らしてしまった。 悪いけど、どっかの部署が何処に来ようが、 今日の俺の仕事を邪魔するのなら許さない。 事前に書面で、何時から何時まではデスクが使えない等と連絡してあるならいざ知らず、 問答無用の強引なやり方で事を運ぶ無神経さに、いささか腹が立ってしまう。 オマケに今日は、部を上げての生中継特番があったりするから、 その音声もフロアに流れっぱなしで、細かい音声編集などは不可能な状態になってきた。 取り敢えず、自分の廻りのゴミはあいているスペースの蹴飛ばして、 細かい神経を使う作業は一切せずに、できる仕事だけ進めていくが・・・・ ダメだ・・・ 無理だ・・・ そんなら俺も、千切れちゃうよ? おもむろにポケットからスキットルを出すと、 グイッとひとナメ。 さ、帰ろう。 時間の無駄・・・・ 今週のネタは作り上げようが無いネタなので、 どうにかなるだろう(/--)/ |
2006年4月9日(日) 休日 |
よせばいいのに、中華街に足を向けてみた。 あきれるほどの人出・・・ 普通に歩く事もできないほど、低速移動障害物が多く発生し、 自分の愚かな行為をただただ笑うしかなかったりする・・・(^_^;) 新しい名所、「横濱媽祖廟」が3月17日にできた事が知れ渡ったのか、 単に気候が良い時期だからか・・・・ いずれにしろ、間違いなく地元民しか行かない「KORAN」に顔を出し (ティータイムは目茶混みだけど(爆)) ビール(キリン小瓶)+コーヒー+オムライスで空きっ腹を収めた。 まっすぐ出社する前の一時、 ほんの少しだけ、休日気分を楽しむ。 パルタガス・クラブを一本(15分)味わったら、 職場に向かおう。 今日、有る程度やっつけておかないと、 明日は外仕事があって間に合わなくなる。 入口右脇の指定席から見えるのは、 昼飯をどこで食べようか・・・と悩む観光客。 幸せそうなカップルや家族、 ちょっと変わった格好の若者、 それ以上脂物はオススメできない2人連れや・・・・ あれ? そう言えば、目の前の菓子屋が潰れている・・・ 衣料品店も閉まっている・・・ 過ぎ去った時間を、こんな形で確認させられるのか・・・ と、少しだけ寂しい気持ちが湧いてしまう。 リタイヤした時、誰かと一緒に居ない場合は、 こうやってお茶しながらボ〜っとするのはやめよう。 今よりもっと、寂しくなるに決まってる。 それに・・・ 自由な時間が生まれたら、 毎日がもったいなくて、ボ〜っとなんかしていられない。 やりたい事は、いっぱい貯まっているのだから(^_^;) (煩悩も(爆)) |
2006年4月10日(月) 高校 |
県立高校へ取材に行った。 古めかしい校舎に、バンド演奏の音が響き、 運動部の生徒達のかけ声も運動場から聞こえてくる。 学校で行っている環境に対する取組を扱うのだが、 地域に開かれた学校の姿を見ていて、 ひたひたと迫ってくる高齢社会の姿が思い浮かんだ。 いよいよ来年から始まる、団塊の世代・定年問題。 なんだかんだ言って、社会を支えてきた人達が、 技術や経験、人脈ごとごっそりと消えていくのだ。 来年はともかくさらに5年も経つと、 日本の持つ力が恐ろしく脆弱になってしまうのでは? ・・と邪推したく、さえなる。 未来を担う高校生達は、 素朴な若さを振りまきながらも 真面目に応対してくれて快かった。 私が高校生だった頃、こんなにちゃんと大人と話ができたろうか・・・ と、考えながら、それでも逆に子供っぽさを感じながら、話を聞く。 今週は中高年の就職支援について番組を作っているから、 こんな若者達の行く末を余計に心配するのかもしれないが、 こっちもそろそろ他人事とは言えなくて、 10年後の自分を考える時期に来たように感じた。 地域の人達と環境を考え学ぶ拠点になれば・・・・ と説明する若者達。 本当に環境問題は、大きなツケになっている。 君達の純粋な心に望みを見出しながらも、 やっぱり先行き不安な事実はそこここにある。 君達の社会が明るい希望のある、豊かなモノであって欲しい・・・。 雨が少し落ちる空を見上げたら、 今の気分にそっくりな曇り空が視界いっぱいに広がっていた。 |
2006年4月11日(火) 発熱 |
朝からお客が来るので早起きし、10数年ぶりの再会を楽しんだが、 どうにも頭&喉が痛い。 嫌な予感(悪寒?)がするので・・・というか、 昨日頑張ったおかで・・・というか、 今日は早く帰れそうなので、 とっとと帰る事にする。 行きつけの蕎麦屋で簡単な食事をして、 自宅に辿り着くと、そのまま寝床に横たわって・・・ 見事に長時間睡眠を貪った。 朝、普通に元気になってるって、どうなんだろ・・・>自分 |
2006年4月12日(水) タコキッチン |
馬車道からちょっと入った所にある、小粋な店。 若者向けな店内が足を遠ざけるが、 覗いて見ると客は少なく、しかも女性の1人客が食事をしていた。 コレはいけるかも・・・ と思って入る。 ・・と、どうやら「当たり」らしい空気が流れていた。 「カフェ タコキッチン」 045−228−2727 横浜市中区常磐町5−72横浜通産ビル1F 11:30〜24:00(LO23:00) 12:00〜22:30(LO21:30)日・祝 ランチLO15:00 月曜定休 古いビルを利用した室内は、以前に流行った天井の無いスタイルで、 フードもそこそこ充実したカフェレストランといったところだ。 オーダーしたのは「タコライス」 最近は当たり前にどこでも食べられるようにはなったが、 昔は沖縄以外では殆ど知られていなかったローカルフード。 タコスの具をご飯の上にのっけて食べるソレは、 ハワイのロコモコと同じような発想で作られたのだろうか? タコ・スパイスで炒めた挽肉とレタス・トマト・チーズなどをご飯の上にのせてあって、 それをビビンパのように混ぜて食べるのだが、絶妙な美味さとジャンクさが楽しいのだ。 ビールとタコライスで充分に腹いっぱいになれるが、 ここのタコライスはチーズが上品だったので、ボリュームを感じた。 (安っぽい店だと、チューブ入りのチーズをかけるだけ) 廻りを見ると、リラックスしまくったカップルと人待ち顔の女性だけ。 流れているのは、穏やかな空気だけ。 テレビにはBBCが流れ、耳障りな音はない。 生ビールとタコライスを楽しんでいる自分がどう見えるかは置いておくとして、 客の姿も店の風景となってしまうような落ち着き感が楽しくて、 何となく気に入ってしまったようだ。 新しい店を開拓するのは、気分転換には良いらしい。 少しだけ軽くなった気分のおかげで、 職場への足取りも軽くなった(^_^) |
2006年4月13日(木) 座る? |
「この前皆で旅行に行った時、友達の娘にさぁ 『なんで立ってオシッコするの?』ってきかれちゃってさぁ・・・ どう答えていいかわからなかったよ」 「どういう事?」 「奴も自宅じゃ、小の時も座ってしてるんだと。」 「何故?」 「あれ? 知らない?」 「どういう事???」 「立ってすると若干小便が飛び散って、 それが悪臭の基になるんだってさ」 確かに、掃除をする時の事を考えると、 男性も座って用を足した方が良いのかも知れない。 しかし、長年のクセで立つ事が当たり前になっていると、 正直言って違和感がある・・・(^_^;) で、そんな話題を受けて、机の廻りに聞いてみると、 座ってしろ・・・と怒られている人間の多い事。 そう言えば所ジョージが、便座を上げられないアダプターの話をしていた事があったが、 その利用理由が、そんな世間の常識を受けての事だったとは、思わなかった。 自分でトイレ掃除をする人間からすると、 自分のしたいようにして、汚れたら掃除するだけの事だから・・・・ と言うか、文句言う人が居ないから、気にもしなかった事なのだが(^_^;) トイレは利用者のマナーや性格をよく表す物。 素敵なレストランに行った時は必ずトイレに入り、 その状態から店の客層を判断する事が多い。 トイレが汚い店は、客がワガママだったり、店員がいい加減だったりする事が多く、 料理もまた、どこかにツメの甘さが見える傾向にあるのだ。 男性諸君、 貴方は自宅のトイレで座って小用を足しますか? |
2006年4月14日(金) 悲しい事だが |
例えば誰かが、自分ではまったく意識していないところで 主観的な動きをする事によって、被害を被ったとする。 そんな時、貴方ならどうするだろう? 物理的な事なら、金銭による賠償で済むかも知れないが、 それが信頼だったり精神的な物だったりしたら、かなり厳しい。 信頼を失うのは一瞬で、それを取り戻すにはかなりの時間が必要だし、 精神的な被害は、その傷が癒えるまでには相当の時間がかかるばかりでなく、 ひょっとしたら一生物の傷になって残る事もある。 そんな状態に追い込まれても、 加害者はまったくソレに気付いていないとしたら・・・? 残念な事に、そういう事は往々にして起きるものだ。 実は、私の知り合いが問題を起こした。 その人間は、個人的な理由で個人的な判断の基 行動した結果、法に触れる行為となった。 私は何故かその人間の保証人とされ、 事情の調査と本人への監査指導を求められた。 問題は私とその人間だけの問題ではなく、多くの人間を巻き込むと同時に、 私の友人もまた直接その問題解決に駆り出す事態になってしまった。 時間をかけて被害を検証し、対策を決め、 意見をまとめ・・・・・ そんな中、 私とその人間との関係について、 私と友人の中にあった信頼感が失われてしまう・・・・。 その人間は、その事実は知らない。 私が失った信頼の重さや辛さもわからなければ、 私の友人が被った精神的・物理的被害の大きさも理解できないだろう。 私は、知り合いとなった人間を信じ、大切にし、信頼してきただけだが、 人それぞれの判断や価値観は、時としてこういう事態を引き起こす。 悲しい事だがこれも、 社会で生きる・・・という事なのだろうか。 |
2006年4月15日(土) みどり |
今日は、緑地保全のための計画について取材した。 トラスト緑地と言われる場所で活動する人達に会ったり、 里山を保全する形で出来上がった都市公園に訪れる。 新緑の季節、 晴れ男ならではの力で綺麗な景色が切り取れたが、 こもり気味の毎日を過ごす私には、随分とありがたい取材だった。 緑は、何故こうも優しいのだろう・・・ 心についた幾つかの傷を癒すような優しさと ギスギスとササクレだった感情を滑らかにしようとする力を、感じる。 最近、こういうホンワカした時間を過ごす余裕が無さ過ぎる(^_^;) ・・・と、しみじみ感じて、仕事ながらに気持ち良くシャッター切る。 あれ・・・ シャッター降りない? メモリーいっぱいだって?? 要らない画像を消しながら撮影しているのだが、 それでも追いつかないほど、撮りたい空気に出会ってしまう(^_^;) 後でチェックしてみたら、 今日は200枚以上撮っちゃった・・・・らしい(爆) |
2006年4月16日(日) 突貫作業 |
いつもより取材が遅かったせいで、土曜からズルズルと原稿を作っていた。 晴れて、雨降って、雨上がって、雨降って、そして雨上がって朝日が眩しい・・・・ それでもいつもより早く仕事を終えられたみたいで、 こんな時間に余裕でテキスト書いてたりする(爆) 月曜は午後にアポがあるので、仮眠できそうにないが、 1つの山を越えた充実感と、安堵感で、ひたすらビールが飲みたくなってしまった。 (そうです・・・全然寝てません(・_・、)) こりゃ、松屋で豚丼+ビールかぁ?(/--)/ |
2006年4月17日(月) 新緑 |
気候の変化に身体が参ってるところに、仮眠時間も取れないまま仕事を続けてきたおかげで、 妙にハイな気分のまま動いていた。 すっきりと晴れた空は、妙に新緑を綺麗に見せて、 仕事そっちのけでシャッターを押す。 普段見ない顔を見せている街の色は、 少し余裕を持って生きなよ・・・と訴えているようにさえ、見えた。 こんな日は、バイクに乗りたい。 でも、歩く事も目眩との戦いになる状態では、 幽体離脱したまま、帰れなくなりそうだ。 コンビニでビールと調理パンを買って、 昨日の晩ご飯を今日食いながら、春の訪れをゆったりと楽しむ。 ほんの少しだけど、幸せな時間。 長さの問題じゃないらしい・・・(^_^) |
2006年4月18日(火) 日本大通り |
県庁の前の広い道路は、横浜スタジアムがある横浜公園にぶつかっている。 この通りは無駄に広い割りには、直接幹線道路に繋がっていなくて(横断はしてるけど) しかも昔は12時〜13時の間は車両通行止めになる不思議な道路だった。 12時を過ぎると、その道で遊ぶ近隣の会社員がいたりしてどこかのどかな風景が見られたが、 そのための通行止めだという邪推も生まれたのは言うまでもない。 (それくらい通行量も少ない道だったのだが) 片側2車線ある通行量の少ない道は、当然の帰着として一車線が駐車場代わりに使われてしまう。 そんな状況を打破するためにか、車線より広い歩道が設置され、 最近ではオープンカフェのような使い方も実験的にされている。 この道は、イチョウが綺麗で、春と秋にはスケッチに訪れる人が多い。 私も、酸素水を買いにこの通りにある変わった物が置いてあるコンビニに寄るが、 広い歩道を歩くのは気持ちが良くて、ついついフラフラと寄り道散歩を楽しんでしまう。 今日は妙に暖かくて気持ちが良いから、ベンチに腰を下ろしてボ〜っとしていた。 こんな日は、バイクに乗って海にでも行きたいなぁ・・・・(/--)/ |
2006年4月19日(水) 値上げ? |
「1600円になります」 「・・・・はい」 ランチにちょっとビールが飲みたくて、 生(エビス)をオーダーした。 300ml位入るかどうかの小振りなグラスで生ビールが出てきて、 900円のランチを美味しく演出してくれる。 ところが、支払いの時に予想外の請求を受けて 少なからず驚いてしまった。 300ml程度のグラス一杯分の生ビールが700円? 缶ビール一本分は絶対無い量なのに?? どうにも納得が行かなくて、夕食を食いにもう一回行ってみた(^_^;) (普通、行かないか・・・(^_^;)) 「Salud!」 045-212-1003 横浜市中区南仲通4−40 ランチ 11:30〜15:00(L.O14:30) ディナー17:30〜翌5:00(L.O翌4:00) 土/17:30〜翌5:00 日祝/17:30〜23:00 「毎度ありがとうございます(^_^)」 「ちょっと食べさせてね」 「イベリコ豚のフェアやってます」 「じゃ・・・・このイベリコ豚のサラミ&オリーブと・・・ ギネスを。」 「ギネスはパイントとハーフパイントがあります。」 「ハーフでいくら?」 「500円です」 「じゃ、それ。 後はまた後で頼みます」 イベリコ豚のサラミ&オリーブは1280円という価格でその内容を期待させたが、 出てきたものはもの凄く薄く切ったサラミが6枚に、オリーブがココットに入って8個程度。 そしてギネスは150mlグラスか? ・・・と思わせる程小さいグラスでサーブされた。 すいません・・・1パイントって568mlですよ〜? (US規格でも473ml) その半分が昼に出してくれたグラスの量じゃないのでしょうか〜?? この店の1パイントはど〜やら330mlらしい。 しかもそれで900円です。 この前まで、こんなに高い店だと思っていなかったのに、不思議です。 で、過去のデータを調べてみたら、 当初は350mlグラスで500円で生ビールを出していた事がわかった。 そうか・・・ 要するに値上げしたんだ。 料理の価格も何となく高い感じがしたし、 サラミはハッキリ言って食べた気がしない量で1000円オーバー。 しかも、料理を出してくれても、フォークを出してくれなくて、 アピールしてはじめて皿とカトラリーを持ってくる始末。 店員が気が利かず、 料理も高く、 何よりビールが寂しすぎる量・・・ たかだか200円程度の値上げかもしれないが、 その価格差でここまで店の魅力が半減するとは思わなかった。 料理の味が良くて店の雰囲気も良いのに、 値上げしてからいきなり店員の質が落ちて、もの凄い割高感を受ける。 その事実を、経営者はわかっているのだろうか? 気に入っていた店だけど、今後は訪れるかどうかわからない。 だって、ビールが高くて、飲んでも楽しくなくなっちゃうからさ・・・(/--)/ |
2006年4月20日(木) 暁を覚えず |
疲れが溜まっているからだろう・・・ とにかく眠くてたまらない。 明日は早朝から車を出してロケハンに行くため、 いずれにしろ、早く寝た方が無難・・・(^_^;) で、寝られるワケもない、と思いつつ布団に入ったら、 あっという間に寝込んでしまった。 グラグラグラ・・・・ と寝床が揺れる。 うわ・・・! と飛び起きると、震度3の地震が起きている(^_^;) せっかく寝たのになぁ・・・(▼▼メ) と思ったが、とにかく目を閉じる・・・ う・・・ 背中が痒い・・ 誰かかいて〜と叫んでも意味がないから、 手の届きにくいところは孫の手(と呼んでいる定規)でコリコリと(^_^) う・・・ 暑い・・・息苦しい・・・ そだ、明日の資料・・・ 会社か・・・ そだ、デジカメのバッテリー、チャージしなくちゃ・・・ ゴソゴソ・・・ ちょっと眠っては目が覚め、 またもやウトウトしては目が覚め、 どうでも良い事が気になっては目が覚める。 眠れない病の発生・・・らしい(^_^;) こんな時は身体だけ横にしているつもりでいるしかない。 深酒をして朝目が覚めないと問題だし、 かと言って、本格的に起きて仕事をしたら、車を運転する時、 絶対眠くなる(・_・、) 珍しく品行方正に早く寝られたと思ったのに、 長時間寝る事ができないのは・・・・ 歳なのかねぇ・・・(/--)/ |
2006年4月21日(金) お茶 |
「土地が川根に似ているでしょ? だから、ここでもお茶が作れると思ったんですよ」 「じゃ、お茶の種類も静岡と同じですか?」 「『やぶきた』です」 やぶきた・・とは、静岡で作られている美味しいお茶。 昭和28年に茶農林6号として登録、昭和30年には静岡県の奨励品種に指定され、 現在静岡で作られるお茶の9割以上がこの種類なのだが、 とにかく香りが良く味わいも深く、上質な物は柔らかな口当たりと甘みがあって、 慣れてしまうと他の物では物足りなくなってしまう。 「このお茶は摘む時期をちゃんとコントロールしないと品質が落ちるので、 効率よく摘採できるように茶葉が出る時期をずらせる品種を組合せないとダメなんですね」 「味はどうなんですか?」 「静岡の『やぶきた』に負けません」 え〜本当ですか? あの『やぶきた』に負けないお茶が、神奈川県でも採れるのですか? と、取材をしながら、素朴に感じた。 この日は、富士山がよく見えるほどの良い天気で、 春の心地よい風を感じながらの取材は、仕事である事を忘れさせるほど気持ち良かった。 勿論写真は撮りまくったのだが、気になるのはお茶の味。 お茶は日本茶も中国茶も紅茶も大好きで、 中国茶に至っては、一時期中国から直接買い付けていた位だ(爆) 直売所で100グラム1700円のお茶を購入し、 自分の作法にて淹れてみた。 豊かな香りと、少しとろみを感じる位の柔らかさ。 そしてどっしりとしたボディの中にある甘さと爽やかなレベルの渋み。 ・・・美味いじゃん(^_^;) こんな題材に出会った事が嬉しい。 5月の末に放送する予定の「足柄茶」特集。 久々に力が入るネタになりそうだ(^_^) |
2006年4月22日(土) 買わない |
その車は執拗だった。 仕事仲間を送った後、職場に戻る最中の事。 いつものように、 マイペースに他の車の進行を妨げず、かつ置き去りにするようなスピードで走行中、 似たようなスピードで走る車を追い抜いて首都高に乗った。 ETCなんて自らの位置を記録する装置は付けないから、 料金所でもたついていたのが、まずかった。 その車は私の車を目指して猛スピードで追いついてきたようだ。 首都高は相変わらずの混みようで、羽田料金所までは飛ばしようがない。 その車はヘッドライトが見えないほどの近距離のまま、私の後を追走している。 昔だったら、思いっきりブレーキを踏むところだが、 最近は、こういうバカをあまり相手にしないようにしていて、 この日も知らんぷりを決め込んでいた。 ライトの形からベンツのEシリーズである事はわかっているし、 こっちがノーマルの国産車だから、190以上の勝負になると間違いなく追いつかれる。 高速走行に過信している素人ドライバーをからかっても、 ぶつけられたり事故られても面倒なだけだから、放っておくのが最良なのだ。 羽田の料金所で、その車は私とは違うレーンに飛び込んだので、 先行させるようわざとゆっくり料金を払ってから、いつも通りの100マイル走行を開始した。 すると・・・・ またもやその車がピッタリと後ろに貼り付く。 うざいなぁ・・・ 何だよ・・・? 執拗に車間を詰める走行に、無視を決め込んでいた私の堪忍袋の緒が切れる。 ふっと車線変更し、ドンと急ブレーキ。 奴がそのまま前に出てしまった後に、今度はピッタリと後ろにつく。 やっぱりベンツのEシリーズか・・・ たかだか2,5リッターの国産車に千切られたのが、 面白くなかったのかなぁ・・・ ふっと横に避けたベンツを抜くと、またもや後ろに・・・ いい加減にして欲しいんですけど? しまいにゃ、怒るよ? 淺田IC付近にはオービスがある。 だから、後ろに付かれてもペースを上げるわけにはいかない。 制限速度付近までスピードを落としてカメラをやり過ごし、 それからまた加速するが、前が混んでいてハイスピードを保てない。 まぁ、前が混んでるから、急いでるのなら、抜いていくだろ・・・・と、気にしない事にするが、 奴はそんな事は関係なしにピッタリと後ろにつく。 面倒になってきたなぁ・・・ でも、気分悪いなぁ・・・ 左の車線に出て加速し、100マイルで動くシケインを抜けていく。 すると奴も、同じ様に追走し、最後は左斜め後ろの位置にぴたりと付けて併走を始めた。 ぷちっ・・・ 何かが頭の中で音を立てる。 ブレーキを乱暴に操作し、奴の真横につける。 若造(と言っても30代半ば位か)が怒りに満ちた顔を向けた。 真横に位置するようにスピードをコントロールしながら、 しばしそのバカ面を鑑賞する。 奴はスピードを変えてその位置から逃げようとするが、 それは許さない。 この後はジワジワと幅寄せして・・・・ バカらしい(^_^;) こんな小僧を相手に弾けても、何の得も無い。 勝手に行きたい所に行けばいい・・・ そう思った瞬間、もう奴の事は頭には無かった。 早く帰って、 残っている仕事をするのだ。 ここで遊んでいると、睡眠時間が無くなってしまうだけだ。 その後その車は私の前に出る事は無く、後ろもしくは左斜め後ろをずっと走行していたが、 さらに一度だけ並びかけるように接近し、突然進路を出口に向けて消えた。 そうか・・・ 怖かったんだ(^_^;) こっちが追いかけてきて、 停まった所でケンカになる事を避けたんだ(爆) 速い車両を運転する人間は、往々にして自分が強くなったように勘違いする。 そしてそんな勘違いは、車を降りるまで気付き難い。 ところが世の中には、 停めて、引きずり出して、 決着をつけようとする人間もいるのだ。 私はそれをよ〜く知っているので、 悪戯に見ず知らずの人が運転する車両を、意味無く煽るような事は避けている。 でも、煽られたら・・・・ 切れないように、自分を押さえるのが大変だ・・・と あらためて感じた夜だった(/--)/ |
2006年4月23日(日) LUCKY13 |
91年にスタートしたというso-cal.のブランド「LUCKY13」 ありがちなアメリカンデザインではあるが、微妙に趣味にシンクロするため、 何となく気になるブランドではあった。 スカル系のデザインが好きな私にとって、スカルの表情がヒットする鍵になるが、 ここのデザインはすれすれで気に入る部類に入っている。 だが、何故かちっとも購入する気が起きなかったのは、 私にとっては不思議な事だと、今さらながらに思う。 「Kustom Style」 045-650-6367 横浜市中区元町4-159 元町に顔を出した都合で、この店に入った。 いかにも・・・と言ったバンド系デザインやアメカジ系デザインのグッズが揃い、 見ているだけで楽しいのだが、その中にLUCKY13を見つける。 質感とデザインとコストが微妙にバランスしたそれらは、 今の私にとっては購買衝動を起こす位のパワーがある。 メイドインUSAのそれらはサイズがちょっとばかしデカイが、 独特の空気を纏っていて、見た瞬間に手に取っていた。 角が生えたスカルのモチーフや、ボーンクロスを背負ったスカルは、 結局私の手に残る事になる。 スペードと13、スカルと5ポインテッドスター・・・ このメーカーがどんなライフスタイルをバックヤードにデザインしているのかわからないが、 今の私の感覚には妙に合っているようだ。 会社に戻ったら何故か若い娘に受けが良い。 どこで手にいれた?・・・ と質問が来る。 何故なんだろう・・・・ね(^_^;) |
2006年4月24日(月) つまらない月曜日 |
ひたすら仕事をする・・・・だけの日。 友人がお茶しようと声をかけてくれただけ。 ちょっとサボってお茶と言う名の軽食を摂り、 そのまま黙々と仕事・・・・。 最近、何も起きない日って珍しくて、 本来これが普通なんだ・・・と自分に言い聞かせるのだが、 どうにも落ち着かない。 ま、そんな日もある。 取り敢えず、仕事を終わらせよう。 明るくなる前に仕事が終わったら、 朝までやってる店で一杯ひっかけよう。 スキットルの中のモレンジをちょっと舐めて、 編集に勤しむ夜、 平穏無事な事に不安さえ感じる自分が、妙に可笑しく思える。 やっぱ、今夜飲みたいのは、 生ビールだなぁ・・・(/--)/ |
2006年4月25日(火) 眠い火曜日 |
不思議なもので、1日4時間眠れば保つ身体になっている。 だが今日は正味3時間しか寝ていない・・・ ぼ〜っとした頭で物事を考えても効率が悪いだけだが、 時間が止まらない以上、とにかく作業を進めるしかない。 ふらつく足下に、目眩の不安が過ぎるが、 多分これは寝不足による一過性の物。 地面がフワフワと柔らかくなったような錯覚を覚えても、 それをストレスにしないように、気に病むような事にはしない。 それでも今日は、友人が2人顔を出してくれて、 忙しさの中にも辛うじてプライベートタイムが取れたからか、 鬱な気分に陥る事を避ける事ができた。 気を抜くと寝てしまいそうな夜、 仕事のタイムリミットをにらみながら、 最後のツメを行っていく。 「ね〜、晩飯食った〜?」 「あ〜?」 「食ってないなら、ちょっとメシ食わない?」 「ってさぁ、2時だよ? 夕飯食わなかったの?」 「食べられなかったのさ」 「眠いんですけど」 「帰って寝たら?」 「無理」 「じゃ、一緒にメシ食おうよ〜」 こんな誘いが来るのも、こんな夜。 睡眠不足が貯まって死にそうに眠い夜に限って、 とんでもない時刻にお誘いが入るのだ。 「でもさぁ、何処がやってんだ?」 「どっか知ってるでしょ?」 「あのね〜」 「うそうそ(爆) ロイホでいいよ」 「そうだね」 夜中にメシを食える場所が少ない土地柄、 ファミレスの存在はありがたい。 カロリーコントロールもしやすいし、 アルコールもあるし・・・(^_^;) 「で、どうしたの?」 「うん?」 「メシ食うだけじゃないんでしょ?」 「ビール、飲むよね?」 「当たり前です」 「場所替える?」 「飲みたい話?」 「うん・・・」 「ゴメン、マジ、時間無いんだ。 ビールここで飲んで、君の食事に付き合うからさ」 「ごめんね。」 生ビール(中) タコス×2 ほうれん草のソテー こんなもんで一休みできる夜中のファミレスは、 飲屋街の中においては幸せを感じられる存在らしい。 貸し切り状態の店内で友人の話を聞きながら、 戻ってやらなくちゃいけない仕事の事を考えていたりする。 しかし・・・ 1日の時間の長さが短すぎるって思うのは、何故なんだろうねぇ・・・(/--)/ |
2006年4月26日(水) つらい水曜日 |
毎週水曜はスタンバイの日。 全ては木曜の本番に向けての行動なのだが、 その取りまとめと準備をする日が水曜で、 なるべく外に出ないで仕事をするようにしている・・・・はずだった。 朝、一番で企画会議のアポがある。 夜中(明け方?)まで仕事をしているのに、 午前中に会議。 それに文句を言うつもりは毛頭無いし、 夜に仕事をしているから昼間に会議の時間が取れるんだけど、 生身の人間にしてみると眠い現実には、つい苛ついてしまうのだ。 きっと効率よく仕事ができると、もう少し休む時間が取れるのだろう・・ だが、文章を書いたり映像を編集する作業は、 自分の中のスイッチが入って切り替わらないと、 なかなか納得できるレベルでの仕事として進められないもの。 だから、効率が悪くなる部分も承知で、 なるべく多くの時間を費やしつつ、個人の時間を確保しつつ・・・の毎日となる。 面白い物で、締切ギリギリになると、 自分の中の何かが切り替わると同時に、クオリティーチェックのハードルが現実的なレベルになる。 ちょっと無理だろう・・・と思う位高い質を求めようとする自分が消えて、 いきなり全力疾走ができるようになる・・・というべきか(^_^;) 例えば、事前にそういう気持ちになれるようにマインドコントロールしてみても できた物を見ると気に食わないところがあって、やっぱり締切まで時間がかかる。 それと、早めに処理すればするほど、出来上がる物の鮮度が落ちてしまうので、 作り手としてはギリギリを走りたくなる傾向もあって・・・・ で、結局、水曜日はバタバタする辛い曜日なのだ(爆) でも、この仕事をやろうと思っている人間としては、 贅沢な物言いである事もよくわかっている。 作りたくても作れない人もいれば、 作っても見せる場所を持てない人もいる。 メディアの一端を担っている身としては、 そこら辺を踏まえて謙虚に仕事をするしか・・・・ないね(^_^;) |
2006年4月27日(木) ほっとする木曜日 |
眠い身体をプッシュアップでたたき起こし、 集合時間に間に合うように慌てて準備する。 スタッフの皆に心ばかりの差し入れを買い、 打合せ時刻の5分前にスタジオに飛び込む。 「おはようございま〜す」 何故この業界は何時でも「おはよう」なんだろう・・・と思ったのは、 スチールの仕事を始めた30年前の事。 実際に昼夜関係ない仕事をしていると、初めて会ったスタッフには おはよう・・と素直に言えるようになっているから、慣れとは怖い。 職場に顔を出した時、自分より先に来て仕事をしている人達へは、 当たり前に「お早うございます」と言うべきだな・・と思えるのだ。 打合せからリハーサル、そして本番と作業をすすめていくが、 毎度思う事は、自由にやらせてもらえる有り難さ。 この日も20名以上が関わる仕事として、 自分の作り上げた設計図やパーツを完成品として構築していくのだ。 人の上に立つ事を基本的に望まない私にすれば、 こういった仕事をやってる事自体が不思議。 と言いつつ、50人規模の現場を動かす事が当たり前にやってきていたか・・・ 集中して作り上げる仕事が終了すると、 スタッフと反省会を兼ねた昼食。 自分としては週の終わりを飾るほっとする瞬間で、 皆と食事しつつビールを飲みながら、どこかで来週の事を考える。 しかし・・・ お疲れさまの一杯って、どうしてこう美味しいんだろうねぇ(^_^;) |
2006年4月28日(金) 区切りの金曜日 |
昨日完成品にした物に、最終的な加工をするのが金曜の仕事。 と同時に、次の回の仕事にも着手する日でもあり・・・ 要するに、どっかノンビリできる日という事だったりする。 今週放送する分は元々堅いネタだったのだが、 某若の写真を多様して、やさしい感じに演出してみたのだが・・・・ 扱った物は緑地。 新緑の緑が見ているだけでほっとさせてくれて、 自分としては満足できるレベルになったと思うが、 果たしてどうだろう・・・。 と思っても、 すでに頭の中は次の事でいっぱい。 因果な商売では、ある(/--)/ |
2006年4月29日(土) そして始まる土曜日 |
次の回の原稿を書き出す日、空はちょっと曇りで気温は過ごしやすい暖かさ。 総帆展帆があるようなのでみなとみらいにちょっと寄るが、 想像以上にアマチュアカメラマンが多くて、ちょっと驚く。 そうか・・・ GW始まったんだっけ(^_^;) 昼飯をどこかで食べようと思って、 カメラを抱えたまま会社に向けて歩くが、どこも開いてない。 半分ふてくされて関内まであるくと「英印主館」が開いている。 ・・・で、ごく普通のカレー(英国風)を食べながら、 頭を原稿モードに切り換えていく。 今日の仕事は、構成作家が書いてきた原稿を、 実際に使用する原稿に書き直す作業。 もちろん演出上の変更も含めて書き直すのだが、 取材で得た新しい情報を入れ込むため、 最悪の場合は殆ど書き換える事になる場合もある。 で、今日の仕事は、 そのほとんど書き直すに近い状態になりつつあった。 まずは通して書いてみて・・・と思ったが、 かなりの場所で新たに書かなくては成り立たない事があって、 結局、頭を冷やしてじっくり考えないと、いけなそうだ。 明日は昼に約束があるので、有る程度形にしておきたいのだが、 どうやら簡単にはいかないらしい。 そうやってどんどん時間だけが過ぎていく・・・(/--)/ |
2006年4月30日(日) 睡眠不足の日曜 |
昼に友達と会食があって、少しだが気分がリフレッシュできた・・・が、 今日は昨日の続きで取材VTR部分を入れ込んで、原稿を完成させなくてはいけない。 午後にまでゆっくりと時間を使ったので最初から完徹は覚悟だが、 仮の編集と原稿書きが同時進行になるので、翌朝までに完成させる自信が無い(爆) クライアントの都合で月曜に原稿提出となったから、 必然的に週末はこうやって仕事になるのだ。 そして、ひたすら仕事をしているのだが、 今回作家が書いた原稿は、実現不可能な設定があったりして、 細かく書き直したり編集したりしていてそんな設定にぶち当たると 疲れが溜まれば溜まるほどブチっと切れる事になる。 しかし、こうやって仕事の流れを追って書いてみるとよくわかるが、 本当に途切れの無い仕事だな・・・と自分で呆れてしまったりする。 さて・・・夜は短いぞ、・・と(^_^;) |