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2006年3月1日(水) 肉が好き |
毎日、食べる物を記録してみると、 呆れるほど肉食な事に気付く。 無理に肉を排除しようとすると余計に食べたくなるから、 欲望に従って食べているのだが・・・魚系の食事はかなり少なく見える。 でもまぁ、魚を食べないのは、 子供の頃の食生活のせいだ・・とわかっている。 料理が下手だった親が作る魚料理は 焼けば炭になるし、煮れば溶ける・・・という切ない物。 しかも味付けは、調味料が勿体ない・・と少ししか使わず、 素材自体も安価な物しか買わなかったため、美味しくなる要素は殆ど皆無だった。 ある時、東京湾で獲れた芝エビを漁師から買ってきた時は、 何故か加熱したのに真っ黒で・・・・ (ちゃんと下処理をしなかったため?) だからちゃんとした魚料理を食べた時の衝撃は、凄かった。 松田優作のように「何じゃこりゃぁ!」と叫んでしまうほどの驚きで、 「魚=不味い」という認識を完璧に崩してくれた。 だが・・・・ 1度染みついた概念は、そう簡単には消えてくれない。 今でも煮魚を食べよう・・という気持ちはあまり起きないし、 焼き魚を真っ先に食べよう・・という気持ちにもなれないのだ。 「飯、どうします?」 「どっかで食おうよ。 腹減ったし・・・」 「何、食います?」 「気分はハンバーガーだな。 パティがデカくて食べ応えのあるヤツ」 「ここら辺じゃ、『ハードロックカフェ』か『ウェンディーズ』しかないっすよ」 「う・・・ん」 「そうだ、『アンナ・ミラーズ』があるんですけど、行きますか?」 「アン・ミラって、ハンバーガーなんてあるの?」 「アメリカン・ダイナーですから当たり前にありますよ〜」 「そうなんだ・・・」 よく知らなかった。 「アンナ・ミラーズ」って、パイとかケーキとかが充実している店で、 女の子がこぞって行く・・・ような認識しかしていなかった。 (元町にあったアン・ミラには何回か行ったが、ハンバーガーの存在に気付いていない) でも、でっかいハンバーガーがあって、値段もそんなに馬鹿高くないなら、 試してみる価値がある・・・ってもんだ(^_^) 「確かに、あるねぇ・・・」 「でしょ〜」 「お、チリバーガーがある。」 「そんな物食べるんですか? バーガーにチリビーンズのっけたやつですよ?」 「アメリカっぽいじゃん。 絶対、スマートに食えないベチャベチャのやつ。 これをダラダラとこぼしながら、手もベチャベチャにしながら一気喰いするのが 楽しいんじゃん」 「・・・・・」 必要以上に柔らかいバンズに、パティ・レタス・トマト・そしてチリビーンズ・・・ 付け合わせにポテトサラダとでかいピクルス、オリーブがあって、 それで1050円となれば、まぁまぁのレベルだ。 「こういう食い物を食べる時って、女は誘えないですよね?」 「俺? 全然平気で誘うよ〜」 「彼女が、ハンバーガーわしづかみにして、 ダラダラ、べちょべちょと食べたら、嫌じゃないすか?」 「何で〜? かわいいじゃん。」 「俺、嫌っすよ」 「そうかねぇ・・・ ハンバーガーって食べ物を食べる時は、 豪快に喰って欲しいもんだよ? そういう顔も見せてくれるんだ・・・と 嬉しくなっちゃうけどねぇ」 サンフランシスコにある「ブエナ・ビスタ」で食べたチリバーガーは、 ボソボソしてモコモコする喰いにくい代物だった。 パティよりボリュームがあるチリビーンズは、サーブされた瞬間から皿に向かって崩落し、 掴む事を躊躇するほどのベチャベチャ加減で、ジャンク過ぎて笑ってしまうほど。 さすがにアン・ミラのチリバーガーはその迫力は無いが、 それでも喰いにくいベチャベチャ加減は、そんな思い出を呼び起こす。 一気喰いをカマして生ビールを干すと、 「肉、喰いたい指数」が大幅に低下した。 やっぱり・・・ 肉が好きだなぁ・・・(/--)/ |
2006年3月2日(木) またも |
自分の番組にスチールを使った。 前回、積極的にスチールを使用したら、東京の視聴率調査でも良い数字が出たので、 またもや使ってみたのだが、結果はどうだろう・・・ 今回は、エンディングのパートのみを写真で作ってみたので、 そううまくはいかないと思うが。 でも、某若Movieスタッフジャンパーが思いっきり登場する(^_^;) それを見て、何人の人が気付くだろうか・・・と、 1人で楽しみにしてたりする(爆) |
2006年3月3日(金) 招き猫 |
「元気だった?」 「まぁ、去年に比べればだいぶ元気になったよ」 「花粉きてないの?」 「直ったって言わなかったっけ?」 「そうだったかしら」 「完璧じゃないけど、ヨーグルトのおかげで以前のような状況にはならないのさ」 「私には関係ない話ね」 「皆、最初はそう言ってるんだよね〜」 「イタリアンがいいな」 「あれ? そっち系??」 「なんとなく」 「じゃ、気取らずにソコソコな所に行こうよ」 「ペッシェドーロ」 045−682ー5635 横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA1F 11:00〜22:20 ジローレストランシステムズがプロデュースするイタリアンレストランだが、 結構本格的な料理が揃う事と、安いテーブルワインが揃うので、 気軽に飲み食いするには丁度良い店と言っていい。 「飲み物はいかが致しますか?」 「ワインなんですけど、今日はセコンドにミラネーゼを頼んだので、 それに合わせたオススメはありませんか?」 「お待ち下さい。」 いきなり彼女のジャブが出た。 ニッコリ笑いながら、食事を楽しむわ・・・と伝えるその技は、 ちゃんとサービスされる店においてはかなりの確率で、店側の態度を変えてくれる。 「おすすめって言っても、そんなに高いワインはないよ? まさかバローロを飲む・・・なんて言わないよね??」 「勿体ない(笑) しかし、空いてる店ね。 私達以外にお客がいないじゃない?」 「珍しいよ。 普通はこんな時間なら、いっぱいになる店さ。」 「金曜の午後なのにね」 ワインに詳しそうな店員が別のメニューを持って現れる。 食事に2人でフルボトルを飲む客は、どこのレストランでもそう居ないから、 向こうも構えてやってきたらしい。 それに、他に客がいないから、余裕があるのだろう。 「肉料理ですから赤にいたしますか? 酸味がある物か軽い物で、少し香りの良い物なら・・・・」 「あまり詳しくないので、お任せしますよ」 「例えば、シシリアのワインはお好きですか?」 「以前シシリアのワインを飲んだ時は、美味しかったなぁ・・」 「では、メニューに無いテーブルワインなんですが、お持ちしましょうか?」 「お願いします」 オイオイ、少ししか頼まない客に、凄く対応が良いじゃないの? 「テーブルワインなんだから、そこまで仰々しくしなくてもいいんだけどなぁ」 「あのね、お客が少なくてヒマしてる日だから、 こういう事を楽しんだ方がいいのよ。 お互い様よ。」 先ほどの店員が、少し細身のボトルを持って現れた。 「こちらなんですけど『NERO D'AVOLA』という名の通り、 ちょっと濃い色合いの華やかなもので・・・」 「じゃ、それを頂きます。」 「え? ・・・では、ここで開けてよろしいですか。」 「お願いします」 彼女は、また始まった・・・という顔をコッチに向ける。 店員はいきなり値段も聞かずにオーダーする客に少しだけ驚いたようだが、 所詮はテーブルワイン、この店のリストを見ても5000円オーバーするのは ごく一部のワインだけなので、気にする意味も無い。 店員は、レストランでソムリエがやるように、キッチリと抜栓し、 キャップを折りたたんで作ったカップにコルクを置くと、 私のグラスにワインを注いだ。 コルクの匂いを嗅いでみると、少し酸味があって若い香りがする。 グラスからは、最初から柔らかく甘い香りが漂ってきた。 「確かに色は濃いですね。 香りからすると、ピノ・ネロが入ってますか?」 「・・・えぇ・・」 向こうで、彼女が悪戯っぽく笑った。 そう、私もまた、店員にジャブを放ったのだ。 カットオフを羽織った年令不詳のオヤジと、 カジュアルな女性のカップル。 ちょっと見なら、金を落とす客には見えないハズだ。 料理は本日のオススメの中から 前菜に「ズワイガニと季節野菜のサラダ柑橘ソース」 プリモには「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」(1.5人分) セカンドは勿論「ミラノ風カツレツ」と、2人で食べるには量は少なめ。 ドルチェも頼まない、ある意味ケチくさい客なのだが・・・ オーダーの仕方で、店が勝手に誤解してくれる(^_^;) 「ちょっと若返った?」 「え?」 「なんか、感じが若く見えるわ」 「そうかなぁ・・・」 「なんかあったでしょ?」 「え?」 「女?」 ここ1週間、色々な人から若返った?・・と言われる。 自分にしてみれば思い当たる事はただ1つ、髪を切った事だけ。 でもまぁ、若く見える事は、悪い事ではない・・・か(^_^;) 「お待たせいたしました、サラダです。」 「ありがとう」 「凄く良い香りがしますね、このワイン。」 「そうですね、お店の方に選んでいただいたんですよ」 「ありがとうございます(^_^)」 驚いた。 店員間の命令はイタリア語で行う小洒落た(と言うか、やりすぎ?)この店では、 距離感を保ちながらフレンドリーにアテンドを行う傾向があった。 しかし、店員がここまでワインを楽しむ気分を盛り上げてくれる事は、 私の記憶の中では1度も無い・・・・ 「ほんと、転がすの上手だよね?」 「アナタほどじゃないわ」 「楽しく食事ができるのなら、板前も店員も転がしてナンボだしね」 店がにわかに賑やかになってきた。 さっきまで貸し切り状態だったはずなのに、 客がどんどん入ってくるのだ。 「相変わらず、『招き猫」ね」 「え?」 「貴方と食事するといつもこうよ? 空いてて質の良いレストランに入った・・と思ってても、 いつのまにか満席になっちゃう(^_^;)」 「・・・ま、そうかな。 それよりいきなり連絡してきて、どうしたの?」 「別に・・・」 今宵は、久々の酒宴。 楽しければ、それで良い。 お互いの現実逃避を妨げるは愚かな事だ。 光り物が好きな彼女の手からマリッジリングが消えた事に触れるのは、 止めておく事にした。 |
2006年3月4日(土) 不調 |
今週はいつもの倍仕事をしなくちゃいけないのに、体調不良(・_・、) で、グズグズと自宅で仕事をしてたりする。 古いビルのため光を設置するスペースも無く、テレビラインも細いため有線TVのラインも繋げない。 だから、チマチマとPHSでネットに繋いだりするのだが、これが光に慣れていると遅いのなんの・・・(^_^;) (23時間まで繋ぎ放題の契約なので、通信時間はあまり気にならないが) 資料をネットから得ようとして繋ぐと・・・一休み。 ブログをチェックしようとして・・・・・・一休み。 まぁ、今日はそんなに頑張っても、意味はない。 明日から徹夜が続くのだから、鋭気を養う事にしよう・・・と思いつつ、 ノンビリと仕事をしていたら・・・・ 墜ちた(^_^;) やっぱし、ベッドの上で仕事するもんじゃないねぇ(/--)/ |
2006年3月5日(日) 春一番 |
毎度の事ながら、仕事で完徹。 しかも今週は、いつもの倍、仕事があるので、 まだまだ眠れない状況は続きそう・・・(・_・、) その上、今のチームを支えてくれているプロデューサーが なんと6日付けで異動・・・と聞かされ、 やっぱりなぁ・・・・とがっかりしていたりする。 最悪の場所に異動して、どうにか良い環境を作り上げると別の仕事が待っている・・・ という会社人生を歩んできた人間にしてみると、この2年半は幸せな状態だったから、 思う存分好きな事ができる環境になった結果、やっぱり新たな環境に足を踏み入れる事になる。 そんな人生なので、一々驚かないけど、 どこかで、どんなに頑張っても無駄・・・という、厭世的な気分が盛り上がる。 でも、まぁ・・・ 修羅場こそ我が能力が最大限に発揮できる場所。 それが「定め」か「役目」なのか。 とにかく、気を抜かずに、全開あるのみ・・・らしい(▼▼メ) |
2006年3月6日(月) 不思議 |
放送があった後、問い合わせの電話が何件が入る。 作り手としては少し不満のある内容でも、見てくれる人にとっては良い出来であったらしい。 そういう事があるから面白いと思うのだが、 今回はちょっと不思議に思っている。 神奈川県の木を使おう・・という取組を紹介したのだが、 産地認証制度を紹介し、製材所から工務店、施主と流れを追って取材し、 終の棲家を県産木材で建てている現場を取材しただけ。 それでも、素朴な中に贅沢な空間をうまく表現できた、と思ったが、 その映像が、これから家を建てようとする人達には良かったようだ。 注文建築で、戸建て住宅を持てる人はそんなに多くないから、 夢を見せる事になれたのかもしれない。 自分の家を持とう・・・という気持ちは、私には少ない。 家に固執しない・・というか、外で動く事にこそ執着するので、 家は寝られるスペースであれば良い・・・と(^_^;) やっぱり、会社の滞在時間が長すぎるのかなぁ・・・(/--)/ |
2006年3月7日(火) やっぱり |
ヘロヘロになりながらも、本日、相変わらずの完徹に突入。 頼んでおいた仕事に手抜きを見つけて爆発寸前なりつつも、 自分のリズムを整えて仕事にかかる・・・・ あれ? 今何時だ?? ・・と、時間の概念が崩れてくる。 こんな時は、コンビニ行って気分転換しよ・・・(^_^) とでかけたら、通常の15倍の酸素を取り入れた水があった。 面白そうなんで買ってみたら、キャップが面白い。 水の中の酸素が逃げないようにしているのだろうが、 逆さにしても水が出てこなくて、 ボトルをぐっと握って水鉄砲のように口の中に水を放出する事で、 やっとその水にありつけるようになっている。 ただ、250円という馬鹿げた値段が、玉に傷。 いくら酸素入りの水だってリッター500円って・・・・ねぇ(^_^;) しかし、今は、何曜日の何時なんだろう・・・・ (少し、壊れてます(爆)) |
2006年3月8日(水) coffee break |
会社の傍にあるコーヒー屋は煙草が吸えてコーヒーもまぁまぁなので、 近隣の会社員には人気がある。 最近は喫煙者に厳しい社会になっているから殆ど喫煙席と同じ扱いになるような店は ある意味貴重なのだろう。 私は喫煙者ではない(葉巻は楽しむけど)ので、その匂いの強さにはいささかムカツク事もあるが、 ウチの業界では吸わない人探す方がよっぽど難しく、それ故デリケートな飲食をする場面以外は、あまり気にしないようにしている。 つい最近知った事だが、その店はホットスポットとなっているので、 パワーブックを持ち込んでお茶をしながら仕事をする事にも都合がいい。 で、よく出没するのだが・・・ 「カフェ・ド・クリエ」 と言えば、想像がつくだろうが、この店、実は缶コーヒーで有名な ポッカコーポレーションの子会社がやっているチェーン店。 味は推して知るべし・・・だが、 軽食やスープなどもあって許せるレベルだ。 その日、友人と待ち合わせるために、1人で店に行った。 カフェ・ラテをトレーに載せて店内に入ると、 中途半端に混んでいて、座る場所がタイトだった。 空いているところは・・・と見ると、 2個所あった。 長いすの前に2人用のテーブルが6個並び、 真ん中の2個は付けてあって4人掛けとして使用している。 その列に客の数は4人。 なのに空いている席は1席だ。 2人掛けのテーブルに1人ずつ座っているのはわかるが、 なんでだよ・・・?と思ってよく見ると、 若い女性2人が4人掛けと2人掛けのテーブル2つを占領しているのがわかった。 女性達はコートを自分の脇の長いすの上に置き、対面する席には鞄を置いて、 横に並んだ状態で向き合って話に興じている。 そこしか空いていないので1番角の2人掛けに座ろうと近づくと、 『なんでココに来るんだ』という目で片方の女性が睨んでくれた。 しかしその日は、革ジャンにカットオフ。 オマケにキャッツアイをかけ、 しかも無精髭を生やした困ったオヤジスタイルだった。 睨んだ女性は視線をトレーを持つ右手に移し、 4つのリングを見つけた直後に慌てて私が座ろうと思う長いすのコートを 自分の方に引き寄せた。 「岩盤浴って熱くない?」 「平気〜 でも、すぐビール飲みたくなっちゃう・・・」 「私は、ビールと寿司 いっつも寿司!」 「よっく、そんなに寿司屋いけるね?」 「食べさせてもらうに決まってんじゃん」 うるさい声で、下らない話を店中に垂れ流す。 心穏やかにコーヒー飲みたいのにな・・・と思いながら、 彼女達のテーブルを見るとゴミ箱のように食べ散らかしたサンドイッチの残骸と ソーサーの斜めに載ったカップが見える。 なるほど・・・ 他人に対する気遣いなんてできない育ちなんだ・・・(^_^;) 飲食時は、その人間の性格や育ちがよく出る物。 凄くかっこいいオヤジが、猫背で犬食いしていたりすると、 その人の人生においてどんな躾がなされたのか・・・とか、 自分の見え方に気を遣わないだらしなさ・・・・とか、 一緒に食べる人に対する気配りのなさ・・・とかがわかるワケで(・0・) 彼女達は居心地が悪くなったのだろう。 2人で6人分の席を占有する事をやめ、 そそくさと身支度をした。 どんなに着飾っても、たかがコーヒーとサンドイッチを食べるだけで 美しさを台無しにしている事には気付かない。 自分の彼女がそうだったら・・・ 有り得ないな(爆) |
2006年3月9日(木) 祝 開店 |
徒手空拳で店を開ける友達がいる。 フリーランサーで仕事をしながら、自分の店を持つための勉強も重ね、 客を確保するために同業の店で修行しながら、やっとの思いで店を手にした。 凄く小さな店でも、一国一城の主。 営業許可が営業開始直前まで出なかった・・というトラブルがありながら どうにか今日、開店できたのだ。 プロとは、コンスタントに結果を出すもの。 その事を嫌という程知っている人だから心配はしていないが、 1人で休みも取らずに頑張る・・という無理を、少しだけ心配している。 自分も・・・ 何かを考えたいと思いつつ、 またぞろ役目らしき事が降ってきた。 人生は難しいもの・・だねぇ(/--)/ |
2006年3月10日(金) 若者が好む店 |
「ちょっと顔出さない?」 「今日も徹夜だってば」 「せっかく声かけてんのにな〜」 「わかったよ、じゃ、飯食いに行くわ」 打合せで外へ出ていると、仕事仲間から飲み会の誘いが入る。 いつもだったら絶対断らないのだが、今日はそうはいかない。 締切が迫っている仕事を抱えているのだ。 だから、飯を食いながら顔を出して・・・という義理掛けで 若者が好みそうな店を目指した。 「土間土間 関内店」 045ー227ー2533 横浜市中区尾上町4−54 IMAXビル2F 17:00〜29:00 無休 「どうも〜」 「お〜来た来た!」 「お疲れ〜」 「まだ、仕事だってば」 「またまた〜」 「腹減ったからメシ食いに来たんだよ〜」 「まぁいいから、座って座って〜」 店はかなり広く、テーブル席と掘り炬燵形式の座敷があって、 ざっと見ても100人は入れそうなサイズがあった。 待っていた仲間は5人。 6人掛けの座敷席で待っていて、既に良い調子で騒がしい。 「すいません〜」と隣の席に声をかけながら端の席に座ると、 声をかけた野郎が聞こえよがしに「んだよぉ!」と反抗的な声を上げた。 なんだぁ? お前が座ってる席じゃないだろ? ちょっと脇を通っただけじゃないか?? 心の中で、ぷちっと音を立てて、何かが少しだけ綻んだ。 「ほら、何飲むんだ?」 「お、おぉ、生! 生しかないっしょ!」 「じゃ、生1つ追加と〜・・・・」 仕切りたがりがすぐさま店員を捕まえて、オーダーしてくれる。 こっちも、一瞬ムカついた気分が萎えて、大人しく飲む気分になれた。 メンバーは私より年上の長老が1人と、後は年下の仲間達。 日常的に会社のメンバーとは飲まない私を誘う人達は珍しく、 声がかかる時は極力顔を出すようにはしているが・・・ 要は、今日はビールが飲みたかっただけなんだけで・・・(爆) 仕事の話をつらつらとしながらビールを煽り、ツマミで腹をこしらえる。 店は値段の割りには雰囲気のある造りで、 客層が若くて騒がしい事を除けば、割とマトモな飲み処だと言っていい。 中ジョッキ(と言っても小さめ)が390円とリーズナブルで、 食い物もバリエーションがあって楽しめそうだ。 「あのさぁ、お前んち、光入ってる?」 「俺んちはADSLだよ、まだ」 「やっぱさぁ、光だよね」 「メール見る位じゃ関係ないかな」 さっき、あからさまに不快感を示した隣の客達が、 突然大きな声で話し出した。 何故、今まで静かだったんだ・・? と見てみたら・・・ 奴らは、PSPで遊びながら酒を飲んでいるのだ。 飲みながらポータブルゲームをそれぞれが楽しんで、 それに飽きると話をして・・・・となかなか珍しい飲み方をしている。 「光じゃないとさ、対戦ゲームなんてついていけないじゃん。 これでPS3が出ちゃったらウチ光じゃないから話になんないよ」 「入れてもらえばいいじゃん」 「親に言ってるんだけどさぁ、ちっとも重要性がわかんなくってさぁ」 「ごねれば、いれてくれるって・・・」 え・・と、君達? もしかして高校生かい?? 自分の部屋に光を通すのに、親にゴネて入れてもらう・・・の? こんな所で酒飲みながら、PSPで遊んじゃう君達は、 その飲み代をどうやって手にしているんだい??? 「どっち向いて飲んでるんですかぁ?」 「いや、隣の小僧がさぁ」 「あ、あいつら、ずっと皆でゲームやってるんですよ」 「そうなんだ」 「ガキですから放っておいて、飲みましょう」 「そうだね」 いつかどこかの居酒屋に行った時、 若者にID(年齢認証のため)を求める店があった。 だから未成年者の飲酒が多くある事は、想像できていた。 この店は入口に店員がちゃんと詰めていなくて、 待ち合わせ場所までズンズンと入っていけるノーガードな店。 つまり、大人っぽく見えれば、たぶん普通に入店できてしまうだろう。 高校生か大学生か知らないが、会話と行動があまりに幼稚で、 こんな飲み屋でも違和感を感じさせる彼ら。 こっちが横を通るとき挨拶をしても無視し、 あからさまに不快感を示す事は、ある意味当たり前なのかも知れない。 良い時代になったんだね。 子供が飲み屋でゲームしていられるなんて。 平和ボケもここまでくれば、 悲劇を通り越して喜劇だね。 こんな子供達がこれからの日本を背負っていくか・・・ と思うと、ゾッとする。 やっぱり自力で食いつなぐ術を考えた方が良いらしい・・・ねぇ(/--)/ |
2006年3月11日(土) 午後の風景 |
電子ジャーのランプが緑になり、ご飯が炊きあがった事を告げる。 老女はいつものように一度蓋を開けて、しゃもじでかき混ぜた。 「三郎さん、どこへ行ったのかしら」 今日のお昼は、彼女の夫が好きなブリ大根だ。 彼は彼女の料理が一番だと常々言い、彼女はそれを密かに誇りに思っている。 「おかしいわね・・・ もう帰ってくるはずなんだけど」 彼女の家は、マンションの6階にある。 築30年をとうに過ぎた建物は、細かく補修をしないと 住めなくなりそうなほどくたびれていた。 玄関は建物の中にある廊下に面していて、 鉄製の扉が冷え切る事が無い事を、彼女は毎冬感謝している。 電気代がもったいないから、と家の中にほとんど明かりをつけない彼女は、 暗い玄関に立ち、その重い鉄の扉をそっと開けた。 廊下には磨りガラスの窓がある。 そのおかげで午後の日差しが廊下を照らし、 寂しい気分を少しだけ和らげてくれるようだ。 彼女は玄関を開けたまま廊下に出て、 その窓を開けてみた。 白木蓮の香りが春の訪れを告げるが、 その香りを運んだ風はまだまだ冷たかった。 「三郎さ・・・ん、どこへ行っちゃったの・・・・」 声に出して、夫を呼ぶ。 しかし、その声はか細く、 余計に寂しさがつのってしまうのだ。 「ほんと・・・、どこへ行っちゃったのかしら。 三郎さ〜ん・・・・ ここから、聞こえるわけはないわね・・・」 がっくりと肩を落とした彼女は、 もう少し待ってみる事にした。 大根は、また暖めれば良いのだし・・・ 開け放した玄関の扉に、何か大きな紙が貼ってある。 そんな紙、何時貼ったのかしら?・・・ と彼女は不思議に思った。 ポスター位の大きさがあるその白い紙には、 大きな字で何かが書いてある。 何かしら?・・・ と彼女は少し離れて、その紙に書かれた文字を読んでみた。 お母さんへ 夜になったら帰ります。 ひとりで、テレビを見て待っていてください。 お父さんは3年前に死にました。 探しても、もういないのです。 だから、私が帰るまで、お家で待っていてください。 康子 「おかしいわねぇ・・・ 今朝、三郎さんと食事をしたのに・・・」 彼女はちょっと納得がいかなかったが、 娘が書いた文を否定する気にはならなかった。 「しかたない・・ ご飯にしましょう」 そう呟くと、廊下の窓を閉め、玄関に入り、 彼女の手には少し重い扉を閉めた。 ガチャーンという重い音が、響く。 そして廊下には、誰も居なくなった。 |
2006年3月12日(日) どこも同じ |
昼飯を食いに蕎麦屋に行く。 日々、肉食の自分を、少しだけ脂から解放するために、 ビールと冷や奴と、もり蕎麦の健康的かつ怠惰の昼飯。 そして勿論食べた後は、にこやかに職場に戻るのだ(^_^;) 「いらっしゃいませ〜」 「・・・」 家族連れが、店に入ってきた。 ショートカットの気の強そうな女性が、3人の子供を連れている。 真っ赤なスーツを着た彼女は店の人のかけ声に反応するでもなく、 4人掛けのテーブルに黙って座った。 3人の中で1番年上に見える子供が、何故か彼女の横の2人掛けのテーブルに座る。 1番小さい子供は彼女の横に半ば強制的に座らされたが、もう1人の子供も2人掛けのテーブルに座る。 そんなに母親と一緒のテーブルは嫌なのかなぁ・・・? と思いつつも、4人テーブルと2人テーブルを親子4人で占領しようという行為に、 先日見た喫茶店での風景がダブった。 「ごめんなさい、こちらに皆さん、座ってください」 いつも陽気で面倒見の良い店員が、決して広くない店での無駄な座り方を しっかりと規制する。 (この店では、混んでくると強制的に相席になる) そう指示された彼女は、なんの反応も見せなかったが、 子供達は店員の指示に従った。 赤いスーツが、彼女の顔に怒っているような色を加える。 なんだかなぁ・・・ と思いつつも、どこでも当たり前に起きる光景だ・・とも思う。 自分だって2人掛けのテーブルを占領して昼間っからビールを煽ってるわけだし、 先日の6人分のテーブルを混んでいるのに2人で占領し続けるのとは、随分程度が違うな・・と思うのだ。 そう、問題は「程度」と、廻りに対する配慮。 特に配慮ができる人は、程度問題をうまくこなせるのだ。 母親が初めて喋ったのは、注文する時だった。 子供が食べる物をどんどんと勝手に注文し、 何か言いたげな子供をキッと睨んでみせる。 仕切り屋タイプの女性にありがちな、 「私の言う事を聞かないと怖いわよ」という視線・・・(爆) なんだかそんな雰囲気が狭い店内に充満し、 どことなく静かになった感じがした頃、1人の男が入ってきた。 「すいません、今いっぱいなんで、2人掛けのテーブルでいいですか?」 「あ、いいんです、ココで」 「え?」 「ウチの家族・・・・なんです」 この父親は普通の人らしい。 ちゃんと店の人と挨拶もするし、愛想笑いもできる。 しかしその家族の反応はどこかよそよそしくて、 変な気持ち悪さがあった。 まぁ、他人の家庭にする意見なんてない。 子ども達が親の傍に居たがらない家庭だから、 きっと何か問題を抱えた家族なんだろう・・・と思う事にする。 家族を持ちたくても持てそうにない私にとっては、 そんな問題有りげな家族でも少しだけ羨ましくも見えたりするが。 私にとって愛情は、エネルギーの基だ。 愛情を持って付き合い、愛情を与える事で自分も癒され、 愛情をもらって幸せを感じ、愛情溢れる関係の中で信頼が培われて行くらしい。 そしてできる事なら、その気持ちが相手にも伝わって欲しいものだ。 |
2006年3月13日(月) モノクロ |
今週のエンディングロールは、モノクロ写真にしてみる予定。 カラーでは出せない味があるモノクロは、写真を手がけた人にとっては懐かしい物。 自分でフィルムを現像し、自分でプリントする。 その為に自室を暗幕で暗室にしたり、薬剤や印画紙をそろえたり・・・ と、どっぷり写真に取り組んだ人は多く居たと思う。 現在はデジカメと画像処理ソフトがその役を担うが、 露光する時に特殊なフィルター処理したり、特別なマスクを作って 部分的に露光時間を変えるような技術を使う術はない。 でも・・・ モノクロ処理した画像は、やっぱり独特な味を持っている。 印画紙を選ぶやり方もサイズを切るマスク処理もある程度の事が再現できるからか、 かなり自分の望む画像に近いモノを作る事ができるのだ。 色の無い世界に色を感じるのが、 モノクロ写真の面白さ。 それは、文章の中に景色を感じる事に、 似ているかも知れない。 今度の日曜に流れる写真に、 果たして色を感じてくれる人は居るだろうか?(/--)/ |
2006年3月14日(火) 拷問 |
腹が減りながら編集をしているのだが、 映像がファミレスの料理なので、食欲を刺激されて辛くなる。 わかってる・・・ 食べりゃいいんだ・・・・ モニターには、照明を浴びてキラキラ輝く「ビーフシチューオムライス」の画像。 オムライス・・・ 弱いんだよなぁ・・・・(^_^;) ぐぅ・・と腹が鳴ったのでちょっと休憩し、気分を落ち着かせる。 編集を再開すると、今度は「ハンバーグ&海老フライ」 おぉ・・・この海老フライ 食べてぇぇぇ・・ で、・・・また、休憩。 「ずわいがにのアメリカンソーススパゲッティ」 ・・・・・パスタもいいなぁ(・_・、) 机の上には、ダイエットに効果的な「カンテン」のパッケージがあって、 つい食べたくなってしまうが、その落差が今ひとつ食欲を減退させている。 (ダイエットについて取材した時、もらったモノ) 気を取り直して編集を進めるが、今度は肥満者のCTスキャンの映像で・・・ わかったよ、夜遅くに1000Kcalを余裕で超えるような食べ物は、 た・べ・な・い・よ・・・・・(^_^;) でも、ひもじさにはメッキリ弱い自分もいるわけで・・・ 気が付いたら、「らんぷ亭」で牛丼を食べていた(/--)/ |
2006年3月15日(水) 運動不足 |
神奈川県の調べによると、運動習慣がある40代の男性は6%らしい。 (40代の男性(神奈川県民)の94%は運動してない(爆)) 働き盛りの年代でありながら、厄年を越えると体力が落ちて、 仕事以外に身体を積極的に動かす気力も落ちるのかもしれない(^_^;) メタボリックシンドロームを避ける為には、1日1万歩は歩いて欲しいと市大の教授は説くが、 今の生活にプラスして30分間の歩行を行えば良い・・と言われても、寝る方が大切で・・(爆) バイクに乗る為に、毎朝プッシュアップなどの筋トレは行うけど、 そんなのは運動している事にはならないし、 スポーツクラブのような所へワザワザ行ってゲージの中のリスの様に走りたくもない・・・と。 筋力も体力も貯金のようなもので、 ある程度若い時に作っておけば、年相応以上にキープしていけるもの。 それは勿論、日々最低限の運動で落ちないように身体を虐めていかないといけないが、 少しずつ負荷を増やしていくとそれなりに戻る事が面白くて、筋トレだけはなんとなく続いている。 いつまで、今の体力が維持できるかはわからないけど、 維持するという意志と行動があれば・・・ どうにかなるんだろうか?(/--)/ |
2006年3月16日(木) 酸素水 |
最近、流行の酸素水。 ミネラルウォーターに酸素を溶け込ました物だが、 内蔵から酸素が吸収され、身体に良い効果がある・・・という。 NHKでも今朝特集をやっていたが、徹夜の続く私としては いつの間にか常用飲料水となってしまった。 効くの? と、友達に突っ込まれるが、徹夜明けの頭痛が殆どなくなった事を考えると、 それなり効いている・・・のかも知れない。 以前ちょっと書いたが、ボトルが面白い250円の酸素水は、 高い分、効果も現れやすい・・・と言っていいだろう。 ただ・・・・ 高価だったからか、コンビニから姿を消してしまった。 今日、最近のブームだって、天下のNHKも特集してたんだよ! と言いたくなったが、無いものは仕方ない。 10倍の濃度で入っている・・という水で我慢したが、 なんとなく効きが弱い感じがしてしまう。 高価でも効果があれば高価ではないと思うのだが、 消費者はシビアで販売店は無駄な在庫は置いておけない・・という事か。 しかし、 欲しい物って、手に入りにくい物・・なんだねぇ(/--)/ |
2006年3月17日(金) 表現 |
書く事と、撮る事。 それが私の大事な表現手段。 そしてそのどちらも、ある部分は同じモノとして、捉えている。 ただ、残念な事に、両方がすんなりとできるわけじゃない。 ある時期は、風景を切り取る感覚が弱り、 ある時期は、書き連ねる事が難しくなる。 どちらか一方だけが表現しやすい・・という 妙なバランスの取り方でしかできないのだ。 今は、撮影する事が、自然に、楽に、素直にできる。 ・・・と言うか、何を見ても、魅力を感じられる。 で、普段だったら絶対撮らないような、ありふれた風景を 楽しく切り取って遊んでいられる・・わけだ。 「最近、撮り方、変わった?」 「え? 自分では、わかんないけど」 「前、撮ってた写真は、画像の端々までキッチリしてて、 上手く言えないけど受け入れにくい感じがした」 「え? そうなの? じゃ、今は?」 「ふんわり・・・してる」 「わかんないなぁ」 「でも、今の撮り方なら、女性にも楽しめる気がするよ」 友人との会話で、わかる事。 確かに以前は、撮る瞬間まで全てに対して 気を張って撮っていた・・という事。 今は・・・・ 目の前に有る撮りたい空気を、ふっとカメラを向けて 気付いたらシャッターが降りていた・・という撮り方になっている。 それが、見てくれる人からすれば、 固い・・・とか、ふんわり・・・とかの、感じ方に影響する、とは(^_^) 表現は、きっと・・・ 自分の存在を確認する行為。 そうしないと、潰されてしまいそうになる心を、 救うための道具だと、私は思っている。 でもね・・・ 一番好きなのは、味わう事・・・なんだよね(/--)/ |
2006年3月18日(土) 地域コミュニティ |
取材で、本郷台の「あーすぷらざ」に行った。 滞り無く取材が済み、食事を取ろうという事になって、 館内のレストランに直行する。 週末、という事もあって店内は賑やかで、 こういった施設が地域のコミュニティの場になっている事を、 なんとなく肌で感じた。 レストランに多く居たのは、小さい子供を連れた母親、そして孫と祖父・・・ 親子連れは、公園と同じ扱いだから理解できるが、 想像以上に祖父&孫娘のカップルがいる事が、面白い。 世帯が核家族化して久しいが、そんな常識を覆す光景を見ると、 何故だかこちらも穏やかな気分に浸れた。 家族への愛情と、信じ合える仲間への感情は、 私の中ではどちらも重い。 逆に、存在しない家族に対する気持ちが薄いから、 余計にそういう事になるのかも知れない。 ゆっくりとスタッフと食事をしながら、 仕事以外の雑談を楽しめる時間。 そんな時、廻りは日常的な幸せの風景に彩られる。 なんだかちょっと、得をした気分になった(^_^) |
2006年3月19日(日) 嬉しい |
ある意味国技に近いスポーツ、野球。 WBCが終わった・・・と思ってたのに、 辛うじて復活でき、またもや韓国戦となった。 見るとはなしに見ていたのだが、松中の2塁打でのヘッドスライディング。 セーフになった瞬間にドン!とベースを叩いた姿を見て、 これでナインが波に乗る・・・と確信した。 果たして・・・ 福留のホームラン(^_^) この瞬間、日本中の野球好きが叫んだと思うほど、 あまりに劇的で素晴らしかった。 なんだか、元気をもらえた気分になる。 次回も頑張ってほしい(^_^) |
2006年3月20日(月) 驚いた |
WBCの視聴率(瞬間最高) なんと・・・・・ 50.3% 最近では聞いた事がない、恐るべき数字だ。 これは、その日テレビをつけていた人の半分が WBCを見ていた・・・という事だ。 韓国では、全チャンネルが中継をしていた、と聞くが、 どうだったのだろう・・・・ しかし、業界人としては ただただ、その数字に唖然とするばかり。 恐れ入りましたm(__)m |
2006年3月21日(火) 早朝ライディング |
朝、5時半にバイクの前に立つ。 静かに、かけてあるシートの上から、 ちょっと膨れている部分を押してみる。 ジタバタジタバタ・・・・ と、手の中で暖かい何かが動く。 やっぱり居た・・・・ そう、私のバイクは、猫の防寒用テントになっているらしい。 茶トラの猫が血相を変えて飛び出し、 後には少しだけ爪と立てて傷つけられたシートと、茶色の毛玉が・・・・ まぁ、いい。 やっと返ってきたバイクだ。 まだ、少し霜が残っているほど寒いが、 エンジンは元気よく目覚める。 ゆっくりと暖機をしながら、猫が汚したバイクを掃除し、 シートカバーを片付けたり・・と準備をしていると、 あっという間に時間は過ぎていく。 燃料が全然入っていないので、行きつけのスタンドに寄り、 第2京浜に出たのはすでに6時を回っていた。 フロントフォークは綺麗にオーバーフォールされ、 タイヤはマカダムの新品がついている。 髭が生えた状態のタイヤでは倒し込む事は慎まなくてはいけないが、 気持ち良く動くフロントサスペンションのおかげで、心地よい乗り心地が蘇っていた。 横浜新道から保土ヶ谷バイパスに入ると、さすがは休日の朝。 こんな時間にも車はいっぱいで、申し訳ないがバイク独特のラインをマイペースで走る事になる。 料金所で一々金を払うのにグズグズするが、 大観山に7時半までにつくのには、 高速を利用して時間を稼いだほうが良いのだ。 東名厚木から小田原厚木道路に出て、ターンパイクを目指す。 気が付けばスピードメーターは100マイルを指し、 エンジン音と風切り音が共鳴するようにヘルメットの中に響いている。 気持ちいい・・・・ なんとも穏やかな感触。 そして、心地よいトルクに乗る快感・・・ やっぱり、早朝のマイペースランは、たまらんの〜(^_^) と頬が緩んだ頃、小田原についていた。 ターンパイクは路肩に雪が残っていたりするので、 倒し込めないタイヤを虐めないようにマックス80マイル位で走ることにする。 空気が薄くなるにつれ力が奪われ、 仕方なしに高回転をキープする事になるが、 ヒートしたエンジンが適度な暖を足首に与えてくれるので、 気持ち良いライディングが楽しめた。 7時10分過ぎ、大観山のパーキングにつくと、 兄弟は既に着いていた。 富士もくっきり見えるほどの快晴。 相模湾は朝日を受けて輝き、 冷気は眠気を根こそぎ奪ってくれる。 走る事に意味なんて考えない私でも、 この行為が私にとって必要な事は充分にわかっていたのだが、 走ってみると、想像以上に大事だった事を理解させられる。 仕事に戻るから・・・と兄弟と別れ、帰路についたが、 あまりの気持ちよさに、わざとゆっくり走ろうか・・・という気分にさえ、なった。 (やっぱり100マイル巡航なんだけど(爆)) 聞けば、月に2回程度、箱根を目指して走っている兄弟や仲間達がいるらしい。 現地集合・現地解散の我々のルールに則り、 走る事の好きな連中が、マイペースで集まっているようだ。 時間が許すのなら、また、 早朝に箱根まで走るのもいいな・・・と、正直思った。 |
2006年3月22日(水) 再発 |
ヨーグルトで完治した花粉症は、花粉の酷い日にのみ弱く症状が出るにとどまっていた。 しかし・・・ 昨日、よりによって箱根へ行ってしまった関係で、 豪快に再発した。 クシャミの連発に始まり、蛇口を捻った状態の鼻水の垂れ流し・・・ 目が痒くないのと、気管支が痒くないのがせめてもの救いだが、 久々に鼻の下が痛いほど・・・・ 今日はそれでもだいぶ収まってきたが、 久々の鼻水大王出現に戸惑っている。 なんだかなぁ・・・(/--)/ |
2006年3月23日(木) Salud! |
「軽くメシ食いにいきませんか?」 「行く行く〜」 「で、どこ行きましょう?」 「あのさぁ・・・ 誘った方がアイデア出すんじゃないの〜?」 「煩悩さんに聞いた方が早いっすから」 悪かったね・・・ どうせ煩悩が貯まってるよ(▼▼メ) と他愛の無い会話のあと、仲間達と食いに行ったのは 最近、たまに行くようになったスペイン料理店だった。 「Salud!」 045-212-1003 横浜市中区南仲通4−40 ランチ 11:30〜15:00(L.O14:30) ディナー17:30〜翌5:00(L.O翌4:00) 土/17:30〜翌5:00 日祝/17:30〜23:00 ランチではスペイン系の料理より普通の洋食が多くて、 本当にスパニッシュなの?・・と疑いたくなる感じがあった。 だから、夜はどんな雰囲気か・・・ と興味を持っていたわけだ。 パエリヤ、タパス、イベリコ豚の料理・・・ 一応スパニッシュを気取っても良い程度に料理は揃っていて、 しかもスパゲッティやハンバーグステーキなど、当たり前に ある料理も充実している。 「軽く飲みながら食べるには良い店ですね」 「俺も、昼しか来た事がなかったから、 ちょっと自信なかったんだけどね」 マジ、自信ありませんでした。 でもギネスをマトモにサーブできる店である事は 昼飯時に確かめていたし、昼の味からしてそんなに大外しはない・・・と 解ってはいたのだが(^_^;) 小エビのフリット ハンバーグステーキ カルボナーラ 生ハムサラダ そしてもちろん・・・ビール(爆) 「煩悩にカルボナーラ載せるから、 どうしてもカルボ食いたくなっちゃって・・・」 「え?」 「見ると食べたくなるってヤツですよ」 「カルボって、見ると食いたくなるもの?」 「健康に悪そーなあの感じが、どうしても食欲をそそるんですねぇ」 「若いねぇ・・・(^_^;)」 スペイン料理店でカルボナーラを食べるのはどうか・・と思うけど、 こいつが想像以上にマトモで、ビール&軽食にはハマリ過ぎ(^_^) で、若い仲間達と食べていて思うのは、 豊かな時代なんだな・・・という事。 自分が彼らの歳だった頃は、こんな手軽にスペイン料理とかを食べる場所は無く、 スパゲッティにしても太っといウドンのような麺が多くて美味しくなった記憶がある。 専門店以外ではスパゲッティと言えば、ナポリタンやミートソースが当たり前で ビールだって生がある店は少なかったのだ。 「この後、仕事っすよね?」 「そうだよ?」 「前、言ってた焼酎が揃ってる店、連れてってくださいよ」 「凄い誘惑するねぇ。 で、俺がサボっちゃった穴埋めは、君がしてくれる・・という事でいいのかな?」 「大丈夫ですよ、きっと先輩の小人達がやってくれますって」 無責任な発言にもグラッときつつ、 珍しい焼酎が揃っている店の前まで彼らを誘導すると、 後ろ髪を引かれながら職場へ戻る。 来週はいよいよ今年度の大詰め。 ありがたくも誕生日に収録という事になって、 自分の事はそっちのけで番組の打ち上げを行わなくてはいけない。 どうしても3月末には歓送迎会が開かれる事が多く、 そんなどうしようもない時期に誕生日を迎える自分としては 毎年、その忙しさで忘れてしまったりするのだが・・・ 今年こそは、何か美味しいモノでも食べたいものだ・・・ねぇ(^_^;) (結局、食い気なんだけどね) |
2006年3月24日(金) 揚州商人 |
「あっはっは、その鼻な〜に?」 「花粉症、再発の賜物」 「声が美川憲一だよ?」 「喉がおかしくって、こういう声になっちゃうのさ。 ちょっと高い声をだそうとすると こ・・ひゅぅ ほと・・ひゅう・ひぃ・・ひゃっちゃひゅぅ・・・」 「喋んなくていいから」 深夜に何か食べよう・・とお誘いがあって、 こっちもボチボチ切り上げようとしていた頃だったから、 やってる店に入ればいいや・・・と適当に考えていた・・・が、 深夜2時を過ぎると食事のできる店は極端に減ってくる。 ファストフードかファミレスじゃぁあまりに情けないし、 それ以外の飲み屋もそろそろ「フードは終わった・・・」と言う時間。 こんな時は・・あの店しかないが・・・・ 「揚州商人・横浜スタジアム前店」 045-212-0288 横浜市中区山下町194 外丸ビルディング1F 11:00〜28:00 無休 「なんか美味しそう」 「あまり期待しないで」 「そういう店?」 「炒飯食べたら、ダメだった」 「他にはないの?」 「ないの」 「じゃ、我慢する」 豚玉ラーメン 長葱ラーメン 皿エビワンタン 「あいかわらず、凄い時間に食事するよね」 「貴女に言われたくありません」 「意外に美味しいジャン、これ」 「あ・・あぁ、そうだねぇ」 「貴方が言うから、ちょっと覚悟してたんだけど、 スープがマトモよ?」 私が頼んだのは、「豚玉ラーメン」 豚肉を具にした卵焼きがのった塩ラーメンなのだが、 確かに食べてみると、スープが美味しいのだ。 「前に黒酢炒飯を頼んだら、美味しくなかったのさ。 で、黒酢のせいだと思ってレタス炒飯も頼んだんだけど、 やっぱりしゃきっとしてない炒飯で、ダメだと思ったのよ」 「この店、基本は麺なんじゃないの?」 「そうみたい」 麺が得意な店で、サイドオーダーに属する物を食べて 嫌っちゃぁ・・いけないね(^_^;) 実際食べてみて思うのは、穏やかな中に感じる旨味と 出しゃばりすぎない味の濃さ。 麺もスープもそれなりなのだが、さりげなく美味しいと感じられる。 「すいません・・・まだ、いいですか?」 「ハイ、ドウゾ」 「子供いるんですけど?」 「ドウゾ、ドウゾ」 店内は、ちょっと香港の屋台を意識したような化粧が施され、 店員はどこか中国訛りのある言語を操っている。 入ってきた客は、 長い髪を金色に染め、見たところまだ4歳位にか見えない女児を連れた女性で、 長い爪が子連れに似合わない・・・と感じさせた。 「もう3時になるのに、あの子元気で起きてるわね〜」 「なんか母親も、派手な感じで生活感ないねぇ。 ま、大きなお世話だけど」 「このワンタンは、どうでもいい感じね」 「麺以外は、こんな感じなんじゃないかなぁ・・・」 「すいません、この杏仁豆腐って人気あります?」 いきなり母親が凄い質問を店員にぶつける・・・ 人気あるか?ってきかれたら、どう答えるんだ??? 「ハイ、ニンキデス。」 「こっちのオススメの杏仁豆腐は?」 「コッチ、オイシイデスヨ」 「人気のあるのは、普通の杏仁豆腐なのね?」 「ハイ」 「オススメはこっちなのね?」 「ハイ」 「ドッチがいいの?」 何だか、妙な絡み方だ・・・(^_^;) 彼女が何を求めているのか、その会話ではわからなかったが、 結局オーソドックスな杏仁豆腐をオーダーすると、いきなり携帯メールに取りかかった。 「あの子、大人しくしてるわね」 「最近の子は、夜更かしさせられるんだねぇ」 「生活様式が変わってきてるからねぇ・・・ でも、不思議な親子ねぇ」 その子は出された杏仁豆腐を無言で食べ、 母親はひたすら携帯でメールを打ち続ける。 深夜3時に見る風景としては、いささか痛い・・・と言っていい。 「オキャクサン、ラストオーダーデス。」 「あぁ、これで結構です」 「オカイケイ、イイデスカ?」 ビールを飲みながら話をしていたら、 あっという間に凄い時間になってしまった。 杏仁豆腐一個で暖を取る場所を得た親子はまだまだ居座る気配を見せていたが、 他人の生活にどうこういう気はまったく無い。 今日は、この店の麺が想像以上にマトモで美味しかった・・という発見だけで かなり幸せな気分になっているので、どうでも良い事ではあるが(^_^;) 「どうやって帰るの? タクシー?」 「うん、タクシーか歩きか・・・」 「歩く?」 「うん、どうにかなるよ」 「私、車だから、送ってあげるよ」 「ラッキー」 「でも・・・歩いた方がいいかな?」 「なんで?」 「煩悩が育ってるもんねぇ」 悪かったねぇ・・・ どうせオーバーカロリーですよ(▼▼メ) |
2006年3月25日(土) ありがとう |
店が開いた時から世話になり、 閉まる時にまで付き合う事ができた。 それは、ある意味、幸せな事。 その店を気に入っている場合は、 特に強くそう感じる。 居心地の良い店「Bar la Strada」は、今月をもって閉店する。 でも、 その姿は、偶然にも「City of Lost」の中に、 永遠に存在する事となった。 私が生きている「失われた街」の中には大切なシーンが常に存在していて、 その空気を少しでも形でにできれば・・・と、写真を撮り続けていたりする。 今日、告知したとおり、 静かに「ストラーダ」を惜しむ会を、開く事ができたのは、 マスターの好意があっての、事だ。 またいつか、夢の形を作り上げて欲しい・・・・ と、思いながら、出された美味い酒をなめていたが、 そんな時間を共有できる仲間が居た事にも感謝したい。 ありがとう。 お疲れさま。 そして、またいつか・・・・ |
2006年3月26日(日) 何故か復活 |
仕事で使うPCは自前のノートと会社のデスクトップだが、 職種柄どっちもマックを使用している。 計算ソフトやワープロソフトだけを使うならウィンドウズが良い事はわかっているが、 最初に覚えたのがマックで、持っているソフトもマックだから、必然的にマックで通す事になった。 パワーブックG4チタニウムの最終モデルが自前PCだが、 こいつも既に役不足な状況に陥り、予備で持っているバッテリーが一個死んでしまった事もあって、 最近はモバイルで使う事も少なくなってきてしまった。 実はこのマックで、1年以上の間、テレビ番組の編集をしていたワケで、 とにかく様々なシーンで仕事を助けてきてくれた事は言うまでもない。 が、普通に部品としてバッテリーパックを買おうと思っても、 既に売ってない・・・という現実に、そろそろ次の物を・・という気持ちが どんどん盛り上がってしまうのは仕方の無い事だろう。 マックが不思議なのは、オーナーが次の機械を買おうと考え行動を始めると 途端に壊れたり調子が悪くなったりする事だ。 (多くのマックユーザーがそういう現実をマックらしさとして受け入れている) 勿論話題のインテルチップ・マックに興味が無いわけじゃないが、 スピードが少し遅い事とハードディスクが小さい事を除けば、 今のノートに何の不満もないのが、正直なところ。 でも、打合せにモバイルで持っていく度に、急激にバッテリーが死んでしまうのでは?という恐怖、だんだん負けそうになっていた。 何回チャージをかけても、残量0%としか表示しないダメバッテリーを捨てるに捨てきれず、 数ヶ月放置しておいたのだが、今日、今のバッテリーに常時電源を繋いでおく気になれなくて 久々に繋いでみた。 ・・・・ら、 何故かチャージモードに切り替わる(^_^;) 何時間チャージをかけようとしても、1ヶ月放置してもダメだったバッテリーが、 とうとうフル充電状態までチャージできてしまったのだ・・・ ずっと壊れるまで、お前を使うよ・・・と、毎日思い、心の中で声をかけたりする私にとって、 なんだか妙に嬉しい出来事だったりする。 欲しくても手に入らなかった物が、 突然手に入る喜びに似て、 思わず口元が緩んでしまったのは、言うまでもない(^_^) でも・・・ 何故、チャージできるようになったんだろうねぇ(/--)/ |
2006年3月27日(月) シルバー人材 |
取材で高齢者が働く現場に行く。 少し春めいた空に心地よい風が吹き、 桜は一斉に満開に向けて全開走行に入った。 上永谷の駐輪場では、シルバー人材センターから派遣された人達が居て、 彼らの働きっぷりや仕事への思いを聞いたのだが、 その爽やかで屈託の無い笑顔に、しばし見とれる程、心和む時間を過ごす事ができた。 以前は会社の社長をやっていた人。 大手の営業を背負っていた人。 自分でお店を持っていた人・・・・ そんな彼らが、駐輪場の管理をするなかで、 何を感じているのだろうか。 「仕事は楽しい」 「健康に良いね」 「人間関係が新たにできて、 終わった後皆でビール飲みいったりするのが楽しい」 そう、彼らにとって、働く理由は特に無く、 社会の一員として、まだ現役でいたい・・という思いが、 その言葉の端々に滲んでいるのだ。 今の会社を辞めなかったとしても、あと12年で仕事は終わる。 長く思えるようだが、私からすれば、たった12年だ。 そしてその後は余生を楽しむ生活になるのだが、 まだまだその時の事を想像するヒマは無い。 もちろん、仕事がなかったらやりたい事はたくさんあって、 間違いなく飲んだくれの鉄砲玉で、どこかで写真を撮ったり たまにはネットで遊んだり・・・している事は想像できる。 そういう意味では、老後に不安は一切ないのだが、 彼らの笑顔を見ていると、こういう社会参加の形も悪くないと思う。 あと一回り。 どんなラインを描いて走ろうかな(^_^) |
2006年3月28日(火) 今週も |
年度末進行はなかなか厳しくて、寝てない状態が・・・・ 毎年この時期作るのは「予算」の紹介だが、 県レベルの予算を30分のTVで紹介するのは所詮無理があるので、 毎年テレビというメディアを理解しない部署との折衝が大変な事になる。 最初に立てた構成は案の定バランスが崩れまくり、 その結果、VTRが圧縮されるのだが、 それでも必要とされる映像は多岐に渡り、 ひたすら映像探しに時間を取られる。 そろそろ、小人さん達の出番・・・な気配が濃厚だが、 つまらない企画でテンションが上がらない。 そう言えば担当者の数名には異動内示が出て、 4月以降の企画に不安がよぎる。 毎年の事だが、異動対象となりそうな人間は そわそわして仕事が浮ついてしまうのだ。 異動は組織の中に居たら避けられない物・・・と 割り切れない人が多いのはしかたない。 頑張っている仕事には愛着が生まれるし、 特に、何かを作り出すような、自分しかできない仕事だと自負できる職種は どうしても「やれるもんならやってみろ」的な反応が出がちだ(^_^;) で、結局、今日の打合せは不発に終わり、 無駄になるだろう膨大な素材を見る度に睡魔と戦うハメになる。 この時期は・・・嫌いだ(/--)/ |
2006年3月29日(水) 風邪 |
少し身体がオーバーヒートして、 喉が痛くて熱っぽい。 鼻が詰まるから口で呼吸するらしく、 余計の喉が痛んでしまう。 今週の原稿はなんと32稿となり、 緻密な手直しがどれだけの時間と労力を費やしたのか 想像に難くない。 (相手先でのせめぎ合いがあった・・という事) 我がチームもプロデューサーが入れ替わり、 明日は新生チームでのスタートとなるが、 私にとっては懐かしいコンビの復活となる。 と言うのは、今度のPは、 放送現場でコンビを組んでいた先輩だからで、 実は私にビールの飲み方を教えたビーラーでもあるのだ。 今はオフィスで平気で飲酒する人も少なくなったが、 我々世代は、平気で飲んでいた(る?)グループだから、 その悪習が復活する可能性も・・・(爆) 風邪気味の時は、飲んで寝てしまうのが一番だが、 今日は何時に寝られる事だろう・・・(/--)/ |
2006年3月30日(木) 年男 |
今日で48歳になった。 長生きしたものだ・・・・と思う。 あと2年でシニア保険に入れるとは、 自分でも信じられない。 相変わらず、子供っぽさは抜けないし、 オヤジ力は増したものの、童顔な顔つきは相変わらずで ちっとも大人の自覚が無い。 今日は番組が年度最後の収録で スタッフ一同で打ち上げを行った。 図々しく、誕生日も祝っていただいたが、 いつも「生きていていいのかな?」と不安になる私にとって、 仕事づきあいでも祝っていただけるのは、とてもありがたいもの・・・ 新たな年度に向けて、 新たな気持ちで頑張っていこう・・・と思わせてくれる うれしいイベントだった。 昔は50歳で天寿を全うした・・・という。 それを思えば、長生きしたものだ。 あと一回りでリタイヤ人生の始まりだから、 会社人最終ラップを自分らしく回りたい。 きっと、あっという間に時が過ぎて あっという間に年老いて、 それでも意地を張って生きているのだろう。 外へ出ると、夜桜が目に入る。 そうか・・・ 桜が咲く頃に生まれてきたんだな、と 生まれて初めて気が付いてしまった。 それだけ、今までは、 余裕がなかったのかも、知れないね(/--)/ |
2006年3月31日(金) 歓送迎会 |
今年は、去る人が多い。 そして、失う物も多い。 我が部署でも数名の入れ替わりがあり、 ドロドロになって飲む飲み会が開催される。 多くのモノを失い、 孤独に苛まれる事にはいささか慣れてはいるが、 それでも喪失感は心を切り刻むように痛みを与える。 自分は、誰かにとって必要なのだろうか? 自分は、誰かのためになっていたのだろうか? 孤独になると、そういう想いが心を過ぎる。 自分さえよければ、それでいい・・・と 私は考える事ができないから、 自分の存在意義を考えてしまうのかも知れない。 深夜の人気の無い道を歩く時、 今の自分の姿を振り返る。 そこに歩く自分は、 どんな顔をしているのだろう。 |