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2005年11月1日(火) 時間喪失 |
なんだか今日が月曜な気分でいて、実は火曜なんだ・・と言い聞かせてみるけど、 中途半端に昨日寝ちゃったので、どうにも日数感覚が狂ってしまったようだ。 ただ、確実に締切まで1日足りないワケで・・・・(/--)/ |
2005年11月2日(水) 難しい |
あの大学を出た・・とか、この資格を持っている・・・とか、 何かにつけ、解りやすい形を見せてふんぞり返る輩をたまに見る。 肩書きとかで判断される社会がまだまだ存在するから、 その世界においては当然の行動なのだろう。 だが、肩書きは所詮履歴の1つで、 現在の行動がそれを凌駕していなければ意味がない。 やっとの思いで辿り着いた所がスタートラインであって、 問題はそのコースを走り続ける努力をどれだけできるか・・・なのだが。 会社であれ、組織であれ、複数の人間が固まって同じ方向へ向かう事は難しい。 各々の自覚と能力の上に成り立つ組織なら、それぞれの自己管理まで要求される。 そして残念ながら、自己管理できる人間は少なく、 得てしてリーダーの人格や能力、求心力などによって引っ張られている状況があって やっと成り立っている組織が多くを占めている・・とさえ感じている。 人は、感情の生き物だから心のケアが必要で、生活のための糧も多く欲しがり、 ついでに楽な道を無意識に求めてしまうものだ。 そこら辺を理解せずに自分勝手に社会を渡っていくと、 どこかで歪みが発生し、知らぬ間にはじかれる対象として認識されたりする。 人が動く時には、必ずワケがある。 個人的な子供じみた考えで動く事もあれば、 何かを守るために自らを犠牲にする動きもあるが、 それは明確なサインとして受け止める必要がある。 ただ残念な事に、あまり苦労せずに組織を管理する立場に立った人間には、 そのサインの意味を想像する経験が乏しい事が多く、 結果的に組織を傾けるかも知れない危機を感じられないようだ。 そしてさらに「困った問題」は、時を選ばずに起きるものらしい。 |
2005年11月3日(木) かなしい |
気に入っている店がいくつかあるが、 気に入っている点が突如消えてしまう事がある。 例えば、味がよかった・・とか、サービスが抜群だった・・とか、 コストパフォーマンスに影響を与える大事な要素が色々あり、 それこそが自分の中では吸引力として働いているのだが、 それが忽然と消えてしまうと・・・・・(-_-メ) 気に入っていた飲食店に飛び込み、親子丼をオーダーした。 夜遅くまでやっているその店は、 少し薄味で出汁が効いた穏やかな料理が気に入っていて、 疲れた気分を和らげてくれる大切な店の1つだった。 ところがこの日、いつも板場で働いていた人間の様子が違う。 何故そう感じるか・・・と注意して見てみると、 スタッフの髪型が皆爆発したような髪型なのだ。 あれ? あの板さん・・どうしたのかな?? と、花板を探すが見あたらない。 チェーン店だから、味はそう変わらないだろう・・・と思いつつ、 ビールを煽って料理を待った。 ・・・が、いつもより時間がかかっている。 店はソコソコ混んではいるが、てんてこ舞いな程忙しいとが言い難い。 やっぱりスタッフが変わって手間取っているんだろうな・・・と邪推しながら、 一杯目にジョッキを空けた。 「お代わりちょうだ〜い!」と叫ぶと、店内でぼ〜っとしてた小娘が飛んでくる。 で、小気味よくビールのお代わりが出てきた時、隣のオヤジが吠えた。 「おい!何時まで待たせんだ!! さっきから他の客には料理が出るのに、俺には出ないぞ!」 あらあら、オーダー取り損ない? きっとオーダー入ってないんだぜ?? オヤジは空きっ腹もあってか、かなりのご立腹。 (私でも怒るが(^_^;)) とその時、カウンターの中から 「誰だよ、オーダー取ったのは?・・・」と舌打ちするスタッフの声が漏れた。 たまにあるんだ、こういう店。 リーダー格が、客の前でスタッフを叱ったり詰ったりする・・・・ 聞いていて気分の良い物じゃないし、 客に聞かせるべき会話でもない。 ・・と、ちょっと嫌な気分になり出した頃、 そのオヤジは黙って店を出ていってしまった。 フロア係は追っかけていったが、またもよカウンターの中から 「何やってんだよ!」と怒る声。 「・・・すいません」と小さな声で謝る声の後に、 「オーダー入ってないじゃんかよ!」と続く・・・・ こりゃ、親方変わったなぁ・・・ 前は、こんな事なかったし、スタッフも皆キリッとしてたっけ。 スタッフの頭があんなでも文句言われないんだろうしなぁ・・・(^_^;) (見事に爆発頭が揃ってます) どっちにしても誰かを叱るような会話はどう聞かされても楽しくなれないから、 丼平らげたらとっとと帰ろうと、心に誓う。 「お待たせしました」と出てきた親子丼は、何故か木製の器に盛られていた。 食べようとすると、ちょっと木の香りが強すぎる。 新しい器なんだろうけど、こういう派手さはどうでも良い(^_^;) あれ・・・? なんか違う?? うわ・・、味濃い。 ぐわっ・・・甘すぎる・・・ 材料が特に変わったように見えないから、 間違いなく味付けが変わったのだ。 あっさりとした旨味は消え、しつこいまで甘さと醤油辛い濃い味付け。 そして、演出過剰な木の香り・・・ 最近、見た目や第一印象は素晴らしくても、それだけって事が多すぎる。 料理も酒も着る物も・・・ 何というか、奥行きが無い・・というべきか、 あまりに稚拙・・というべきか。 それが悲しい・・と感じるのは私達の年代だけだとしたら、 それはもっと大きな意味で、悲しいと言わざるを得ない。 しかし・・・ 最近、二度と行きそうにない店が、多くなったなぁ(・_・、) |
2005年11月4日(金) 車検 |
車を車検に出す。 税金だ、リサイクル料だ・・・と随分な金を取られる。 何だか当たり前に払っているのが、 バカバカしく感じるのは何故だろう? たぶん・・・ 昔ほど頻繁に車を使ってないから・・・だと思うけど、 車を所有するだけでかかる税金もまた、高額だな・・とも思うからだろう(-_-メ) |
2005年11月5日(土) 珍しく |
バイクのシートカバーが風で破れてしまった。 当然の如く、猫達の住処になったりするらしく、 磨いておいた外装も埃&猫毛だらけ。 で、仕方なくシートを外して掃除をすると、 バイクが「たまには起こせ」と言う。 どうせ、バッテリー死んでるっしょ? と思いつつセルを回すと、ちゃんと回る。 わかったよ、 ちゃんと起こすよ・・・ と呟きつつ、まずはキャブにガソリンを落とすべくコックを捻り、 シートやらチェーンロックやらを片付ける。 頃合い良し・・と思いつつセルを回すが、エンジンには火が入らない。 何回かチャレンジしているうちに、バッテリーが死にそうになった。 こんな場合・・・・は、 押しがけしか方法が無い。 で、駐車場でだ〜っと押してみると、 実にあっけなく、エンジンがかかった。 なんだよ、かかるじゃん・・・ と思わず笑いがこみ上げてくるが、何だかエンジンの辺りに変な空気が見える。 なんでモヤってるんだぁ?・・・とよく見てみると、 キャブからガソリンがだだ漏れしてる(゚゚;) やば・・・っと思ってエンジンを切って、 よ〜く見てみると、2番と3番のキャブからガソリンが漏れているのだ。 フロートが貼り付いてオーバーフローしているようだが、 エンジンはキレイに吹けていたから・・・・ で、気にしないでバイク屋まで走る事にした。 直接火をつけなきゃ、燃えないだろう・・・(爆) またもや押し掛けすると・・・ 今度はボン!という音と共に、凄い勢いで発進しそうになる。 元気じゃん(^_^;) ・・・と呆れつつ、表通りに向けてリーンした。 タイヤのエアが落ちててかなり気持ち悪いコーナーリングをす るが、 エンジンは快調のため直線ではそれなりに開けてみたりする。 (もちろん、久しぶりなんだから100マイルなんて出しません) 5分も走っていると、すっかり忘れていた感覚が蘇る。 こんなに気持ち良かったっけねぇ・・・(^_^;) と、既にだだ漏れガソリンの事も忘れて横浜の町を 相変わらずのマイペース走行。 で、バイク屋では、バッテリーチャージ&キャブ調&清掃&タイヤ交換・・・・ という事になりました。 気付けば今年2回めのライディング。 それも凄い短時間。 こんな贅沢な乗り物は無い・・と思いつつ、 それでも、それだけの価値はあるな・・・と思ったりする。 やっぱり、 バイクは 捨てられません(/--)/ |
2005年11月6日(日) 限定品 |
限定と言われると、つい手を出したくなる人間としては、 ここでしか無い・・・とか、世界で何個・・・とかに滅茶苦茶弱かったりする。 で、結局、自分専用のオリジナルを作るハメに陥るのだが、 そういう物を当たり前に使い出すと、これがもう・・・止めどもなく、 贅沢な方向へ走りがちで困るのだ。 会社の側にあるバーらしき店の表に、 「日本では飲めないギネスあります」と書いてあるを見つけて、 限定品好きの魂に火が入る(^_^;) 日本では飲めないって・・・ ここは日本じゃん! とか、突っ込みを入れつつ顔を出して見るのは当然の事。 珍しいビールったって、所詮はビール。 一杯何千円もするわけはない・・と思ったわけだ。 入ってみると、意外に小洒落た雰囲気のバーで、 若めの客が多く入っているが、彼らの姿は真面目なサラリーマン風で 私の格好の方がよっぽど奇異に見えるのは間違いない。 「すいません、表に書いてあった『日本では飲めないギネス』が気になって来たんだけど」 「はい。 ギネスは5種類ありまして、こちらがその『foreign extra』です」 「へぇ・・・」 「日本に入っているものより、強い個性がありますね」 「じゃ、それを・・・」 見せられたビールは、すらっとしたボトルに入った物で、 比べないと正規輸入品とは区別をしにくい感じがあった。 サーブされたギネスは・・・ ハッキリ言って、冷えすぎ。 強い個性・・と言われても、冷えすぎてたら味なんて引き立たない(^_^;) と言うか、飲んでみた感想は・・・水っぽい(爆) 「いかがですか?」 「う〜ん・・・・冷えすぎだね」 バーテンダーの顔つきが少し引き締まった。 多分この店では、ビールが冷えすぎている・・と文句言う客は 殆ど居ないのだろう・・・ 「次は如何いたしますか?」 「こちらは、モルトは?」 聞いちゃいけなかった。 メニューにはリベットとボウモワしか載っていず、 それ以外の隠し玉を探しての声がけも、プレッシャーにしかならなかったようで・・・ 必死になってボトルを動かしたあげくに出てきたのは、 シグナトリーが出しているラガブリン5年だった。 5年という若さに興味があったのでそれをオーダーしてみるが、 ストレートで飲む事にまた、向こうが動揺を見せる。 こりゃまずい・・・と感じて、先にグラスを指定するが、 小さめのワイングラスで・・と頼んで出てきたグラスは、想像以上に小さなグラスで ワンショット注いだらグラスの90%まで満たされるような状態だった。 日頃自分がどれだけ恵まれているか、よくわかる。 隣ではテキーラの一気のみをする女性客がいて、 反対側にはラムをロックで煽る男性がいて・・・・ で、ゆっくりとモルトを楽しむ客としては、 とまどいがちなバーテンダーに気を遣おうと悩んでいたりする。 「珍しいモルトがあるんですけど、飲みますか?」 ありがとう、その言葉、待ってたよ。 「こちらですが」 おい、これが珍しいって? 「フェイマスグラウスってご存知ですか?」 「えぇ」 「普通はブレンデッドなんですけど、モルトがあったんですよ」 「バテッド・・ですよね?」 「モルトです」 「フェイマスグラウスはマッカランとハイランドパークがキーモルトだよ?」 「え・・・・」 はい、わかりました。 フェイマスグラウスのバテッドモルトは、大変出来が良い酒だと解っていますが、 私が期待したものとは、あまりにかけ離れているのです。 「すいません、シェリーはありますか?」 「申し訳ありません、今切れています。」 「では、ベネディクティンかシャリュトリューズ、もしくはコアントローは ありますか?」 「え・・・と、コアントローはございます」 珍しい酒を置いてる、と書かれていれば、 こっちも期待して飛び込んでみる物。 その珍しい酒だけが飲みたいんじゃなくて、 珍しい酒を入れるだけのキャリアが店にあると思うからこそ・・・だ。 限定という札が貼られていても、必ずしも良品とは限らない。 そんな当たり前な事がわかっていても、こうやってつい惹かれてしまい・・・ 大失敗(爆) でも、値段は安かったから、 まぁ・・いいや(^_^) と大らかになれるあたりが、オヤジ力なのかねぇ(/--)/ |
2005年11月7日(月) 明け方の牛丼 |
朝まで仕事をすると・・・無性に腹が減る。 最近はろくな物を食ってないから、余計なのかも知れないが、 何か食べたくて苛ついたりする事も多々、ある。 で、下手すりゃ昼・夜コンビニだったりするから、 明け方にコンビニで食べるのが嫌だったりして・・・・ ジャンクフード屋に足が向く。 ビール1本 400円 牛丼 350円 生卵 50円 計 800円で飢餓感は解消されるが・・・・ 客が誰も居ない明け方に、カラーを背負ったオヤジが ビールを注ぎながら牛丼を食べる姿は、 客観的に見てどうだろう・・・(^_^;) でも、何故かそんなジャンクなフルコースが、 妙に美味しいんだよねぇ(爆) |
2005年11月8日(火) らっきょ |
「たまには変わった物が食べたいですねぇ」 「変わったもの?」 「日常的には食べないもの」 「例えば?」 「いつもは食べないもの」 「だから?」 「高くなくて美味しくて、 でも滅多に食べないもの」 「・・・・」 「アイデア、無いんですか?」 「何か、決めろ・・と?」 「はい」 昼間っから食えて、美味しくて、日頃はまず食わなくて・・・ あるかい?! そんなもん!! とは怒らずに、後輩の為と言うより、 自分のお腹のために色々と考えた。 鰻、寿司、豚しゃぶ、トルティーヤ、ドネルケバブ・・・・ 「あの・・・、 そんなに凄いもんじゃなくても、いいっす」 「じゃぁ、どんな、もの、が、いいの?」 「変わったカレーとか」 なんだよ、カレーでいいのかよ と思いつつ、変わった・・・カレーと考えたら・・・ そうだ! スープカレーが、あるじゃん!!(^_^) 「らっきょ」 横浜市中区太田町5-62 商栄ビル1F TEL.045-650-2122 11:00〜23:30 無休 http://www.wakao.info/text/08/390.html この前入った店が見かけ倒しだったので、今日こそマトモなスープカレーを食べよう。 これなら日頃は食べないカレーだろ? ・・と無言の圧力をかけると、言いだしっぺも素敵な笑顔を返す。 食べたい物は、もう決まっている。 野菜カレーに挽肉・にんにくチップをトッピングして、 日頃足りない野菜と元気を生み出すニンニクがたっぷり取る! しかも昼間はご飯がサービス! ときて、幸せいっぱいな食事になるのだ(^_^) が・・・・ やっぱり凄い混んでいた(^_^;) でも、めけずに突入して、目指すカレーをオーダーする。 「なんか、意地になってません?」 「何が?」 「並んでる店で並ぶ事、あまり無いじゃないですか?」 「こう、と決めたら、それが食べたくならない?」 「時間の方が・・・」 「食べたくならない??」 なんか、今日の私は、好戦的・・・いや、 傲慢です(爆) ・・・で、久々に食べたスープカレーは・・・ 何故かあまり辛くなく、あっさりとしたテイストでした。 「なんか、ほんわかする味ですねぇ」 「そうだねぇ。 ちょっとスープが薄いかなぁ」 「先輩、最近味濃い物しか食べてないんじゃないですか?」 「え?」 ギクッとした。 そう言えば、明け方に思いっきり味の濃い、ジャンクフード食ってたじゃん(/--)/ |
2005年11月9日(水) やまゆりポーク |
久々にトンカツが食べたくなって、ダメを承知で「勝烈庵」に行ってみた。 以前、恐ろしくダメになってから、足を向けた事は無かったのだが、 仕事仲間達のトンカツ食べようコールに、負けた。 と言うか、あのままの味でやってたら、絶対やばくなってるはずなのに、 店は相変わらず営業しているので、きっと自浄作用が働いたんだろう・・と 淡い期待を持っていた・・・わけだ(爆) 「勝烈庵」馬車道総本店 045-681-4411 横浜市中区常盤町5−58−2 11:00〜(L.O.21:00) 無休 「実はですねぇ。 ここに来たいと主張したのにはワケがあってぇ・・」 「なんだよぉ〜?」 「美味いカツならなんでもいいっす」 「前はあまり・・・」 「そう言われる事もわかっていましたが、 隠し玉、あります」 ここに来たいと主張した仲間が、コレを食え!と叫んだのは、 あのヒレカツ(勝烈庵のカツはヒレカツが基本)じゃなくて スペシャルな豚肉を使ったロースカツだった。 「我が神奈川県が誇る、やまゆりポークのロースを使ったロースカツ。 絶品です!」 「ここに来たら、ヒレじゃないの?」 「やまゆりポークです!」 「お前、自分の仕事に力入れすぎなんじゃないの?」 一同、力説するヤツの声の大きさに少しだけ気恥ずかしさを感じながらも、 「やまゆりポーク」の品質の良さはわかっているので、悩みモードに突入した。 メニューを見ると「三元豚」もあれば、「桃園豚」もある。 久々の勝烈庵だからベーシックな物も食べたい。 でも、やまゆりポークのみそ漬けで作ったカツの旨さは良くわかっていたので、 言われれば言われるほど食べたくなってくる。 で・・・勧められるままにヒレカツとやまゆりポークのロースカツを 半数ずつ頼んで半分ずつシェアする事で、意見が一致した。 ここのご飯は美味しい。 外食で出会えるご飯の中では、かなりの上位にランクできる。 カツの衣は、自家製のパン粉を使用し、 カリっとして、しゃりっとした食感が楽しい。 しかし、前に食べた時は、主役である豚のヒレが、あまりにも酷かった。 出てきたヒレとロースをそんな先入観で眺めてみると、 その差は歴然としている。 薄いヒレカツに対しやまゆりポークのロースカツは、 これぞトンカツというボリュームと色で食欲そそってくれた。 で、まずは久しぶりにヒレを食べてみる・・・・ ・・・やっぱり(メ-_-) 以前に比べれば、間違いなく良くなってはいたものの、 1370円の定食として食べた時の満足度で言えば、私としてはやっぱり あまり足を向けたくないレベルであるのは事実だ。 しかし・・・ やまゆりポーク ロースカツ定食(1570円)のカツは違った。 肉が美味い! 脂身も美味い!! そして、その美味さに応える衣やご飯の美味さ・・・・ 200円でこの差は大きすぎる! 「なんかさ・・・ ここのソースって味変わった気がしない?」 「そうですかぁ?」 「こんな味でしたよ?」 「俺の記憶だと、もっと味が薄くてさ。 これでもかってかけても、大丈夫なように作ってあって、 ボトルだってこんな小さなヤツじゃなかったよ?」 「そう言われれば・・・」 野菜ジュースに近い作り方をする自家製ソースは日持ちしないので、 どんどん使ってくれ・・と店の人が勧めてくれた物。 それが辛くなったのは、たぶん、不景気な事もあって、 山ほどかけるスタイルをやめさせるため・・・だと邪推する。 でも、まぁ・・・ マトモなロースカツが有る、という事はわかったので、正直嬉しい。 やっぱり伝統ある老舗には、それなりの姿を保って欲しいもの。 次回には「三元豚」のロースカツを食べようかな・・・という気分になれるのは、 老舗の看板を守る努力をしている証拠かな・・と思えるのだ。 でも、今回いつも通りに「勝烈定食」のみを食べていたら・・・ 間違いなく激怒してたろうなぁ(^_^;) |
2005年11月10日(木) 経年劣化 |
だだ漏れを起こしたキャブ廻りを見ていたら、 インテークマニホールドに大きなひび割れ、発見。 乗ろうと思って整備すると、どんどん悪い所が発見できる。 まぁ、それが古いバイクの特徴のような物で、 しかも滅茶苦茶派手になっているから、その分手がかかるわけで。 不思議な物で、実際に乗ろうとすると雨が降ったり、 こうやってトラブルが見つかったり・・・ で、こういった出来事を、「今、バイクに乗っちゃいけない」という事として 自分で認識するようにしているし、 そうして生きてきて、どうにか生き延びてきているのだから、 今回もまた、乗りたくても乗らない・・というチョイスをさせられたように感じてしまう。 一年で一番気持ち良い季節にバイクに乗れないのは残念だが、 乗ったらヤバイと感じていながら乗るほど、若くもない。 乗りたい気持ちが収まり、早く走りたい意欲も少なくなり、 結果的に穏やかな走り方にシフトしてきてはいるが、 それを「劣化」とは捉えたくない。 強いて言えば「経年変化」だと思うが、 端から見るとやっぱり「劣化」に見えるのだろうか・・・・ねぇ?(/--)/ |
2005年11月13日(日) DASKA |
「ねぇ、横浜大世界が今日ただなんだけど行ってみない?」 「なんだっけ・・それ?」 「中華街の中にある、チャイナミュージアム」 「え?」 「陽華樓跡にできたアレよ」 「あ〜。 でもなんで?」 「2周年記念で、入場料タダなんだって」 DASKA ChineseMuseum「横浜大世界」FoodEntertainment 045?681ー5588 横浜市中区山下町97 10:00〜21:00 無休 このわけのわからないチャイナテーマパークができてから もう2年たったのか・・・・(^_^;) ラーメン博物館やカレーミュージアムなど、フードテーマパークという商売の仕方は 一応成功しているように見えている・・・・が、私としては食事をするために入る場所に 入場料を払う事が、ど〜しても納得できないというか理解できないというか・・・ 要するにムカついてしまうので、あまり足を向ける事は無い。 ただ、遠方にある名店の支店が出店している事があるので、 本店の味を想像するためには行く意味は少なからずある・・とも考えている。 DASKAには日本初出店の店が4軒もあり、 本場の味を想像したい気分は充分に満たしてくれるはず・・・で、 私としては一回位は入ってみたい・・と思って足を向けて驚いた。 なんと、「1日旅券」と称された入場料が500円もするのだ。 500円? 入場するだけで?? 香港路へ行けば、500円でランチが食える店があるんだぜ? 「秀味園」の「ルーロー飯」も500円で食えるんだぜ?? そんな中華街の中で、何故施設に入るだけで500円も払い、 さらに別料金で料理を食べなくちゃいけないんだぁ??? だから、一度も行った事がなかったのだ。 しかし・・・ タダなら入ってみる価値はある。 500円の価値がどこら辺にあるのか、 確かめてみたい・・とも思う。 で、そんな誘いを受けて、スルッと入ってみる事にした。 「覗くだけだからね」 「わかってる。」 いきなりエレベーターに乗せられると、電飾が効いた個室は8階に直行する。 ドアを開けると、子供騙しに近いデコレーションがあって、それ見ながら階下に 降りていく趣向になっていた。 「こんなもん作って500円かよ」 「500円に拘るわね?」 「どう考えても高いじゃん」 中華街で500円は高いのだ(^_^;) 7階は職人が常駐し、6階は京劇が行われる。 ・・が、この日、京劇を見るには500円かかる・・と言われ、 パンフを見れば日頃は無料だと知って、京劇を見たらいつもと同じ料金を取る・・という 小手先の商売根性がまた、私のアンテナにぴくっと反応したりする。 「なんかさ・・・ラーメン博物館を超えるような 凄い・・という仕掛けが欲しいよね」 「私は、何が食べられるかの方が大事です。」 「あ・・そ(^_^;)」 5階は「湖心亭」というでかいレストランが一軒あり、 4階から2階までは小さな店がそれぞれのブースを持つスタイルで 様々な味を味わえる工夫がされていた。 「王興記」(蟹料理・点心)でカニスープ入りストロー付き湯包(690円)、 「上海老飯店」(点心)で海老の小龍包(500円)をもらってみた。 (どちらも日本初出店) 「あち!」 「そらそだ!(爆)」 湯気の上がる熱い湯包は、バカでかい小龍包だと思って欲しい。 その肉まんみたいな小龍包には太いストローがささっていて、 それを啜って飲むわけだが・・・・ もちろん凄い熱いスープが飛び込んでくるわけで(-.-;)y-゚゚゚ 食べてみて思うのは、薄味だがしっかりと出汁が出ていてちょっとばかり田舎っぽい 強引な味わいと一緒に、美味さという物をバランスさせている・・・という事。 設定された値段は決して安いとは思わないが、ちゃんと個店を出して頑張れば、 ちゃんと中華街の中で生き残れるはず。 なのに何故、500円の入場料を払った客だけにしか、この料理を食べさせないんだ? ちょっとずつ色々な味が楽しめる複合レストランでいいじゃん・・・(^_^;) 「次に来た時は、炒飯専門店で食べてみたいなぁ」 「入場料無料だったらね」 「え〜なんでぇ? たくさん食べれば500円位いいじゃん?」 「そこまでの魅力はないよ」 「そうかなぁ・・・」 なるほど、潰れないわけだ(爆) |
2005年11月14日(月) 光と影 |
懲りもせず、またもやバーの新規開発(ウソ(^_^;))で、会社のすぐ側にある店に飛び込んだ。 「BAR 光と影」 045-663-8190 横浜市中区弁天通2-29 加州ビル1F 月〜金 16:00〜03:00 土・日・祝 18:00〜03:00 無休 月と星をモチーフにした中の見えないドアは、入口横に貼ってあるメニューが無い限り、 お姉さんの居る店にしか見えない位豪華に怪しく、「一見客を排除したい」意志を明確に感じる。 メニューにはカクテルバーらしい飲み物が記され、クラブでは無い事を暗黙にアピールしているが、 それにしても高級感溢れる門構えが若造を拒んでいるのは明白で、 私にしてもいつものカットオフでは入店を断られのでは?・・・と 邪推させるだけの空気は感じていた。 だが、飲みたい気持ちには抗えない。 先日訪れた店では、またもや虐めにも取られかねないので(^_^;) 断られたらその時はその時とばかりに、会社にもっとも近いこの店のドアを開けた。 (要するに、ちょっと飲みたい時にふらっと席を離れて軽くひっかけて、 また席に戻れるような距離感の店が欲しかった(爆)) ドアを開けると波型に設えられた通路があり、店の中をうかがう事はできない。 足下だけを照すような照明が、ここでもクラブっぽさを振りまいていて、 安く酒を飲みたい客はこの風景を見た瞬間に入るのを躊躇う事、間違い無しだ。 でも、今日の私は、美味い酒が飲みたいのだ。 関内は老舗バーや優秀なバーテンダーが揃う激戦区。 その地区でこれだけカマすのは、間違いなく自信がある証拠でもある。 「いらっしゃいませ。 お一人ですか?」 通路を抜けた後に現れた店内は暗い照明と黒っぽい壁でかなり豪華に見えたが、 カウンターに陣取る2人のバーテンダーはどちらも若かった。 「1人です。」 「では、こちらへ」 L字型のカウンターにはペアで座るようにセッティングされた革のイスが5組ほどセッティングされ、 店の奥には凄く低いソファー席が1つと、隠し部屋のような4人用個室がある。 客はシャンパンを開けている遊び人風カップル以外は、格好良くスーツを着こなしている大人の男が数人いて、 子供の来る店じゃないよ・・という空気を裏付けるかのようだ。 バックバーに並ぶ酒を見ると、そこそこマトモなカクテル用の酒が豊富に揃い、 低い位置にはわざと眩しく光るように照明をセッティングしたグラス庫がある。 最初にオーダーしたのはギネス(瓶) 慣れた手つきで注ぐバーテンダーを見てこの店のクオリティがなんとなく解ったが、 私の飲みたい系列の酒はやっぱり少なく、今後のつき合いの中でワガママが言えるかどうか・・・を 探りながら飲む事にした。 「どちらかで飲まれてからいらっしゃいましたか?」 「いや、ちょうど仕事が終わったので」 一見の客がどういう客か、探りが入る。 そりゃそうだ。 私の格好は、ゴージャスな店内には不似合いな革ジャン+カットオフ。 年令不詳でいながら若造でもなく、とりあえずビールがギネスときたもんだ。 「ギネスの後はどうしましょうか?」 「ラフロイグにタンカレーを1対1で、ロックにして」 「・・・はい」 探りには探りで返す。 変な客らしく、変なオーダーをしながら、 どういう作り方をするか、こちらも観察モードに入った。 バーテンダーはオールドファッショングラスを出し、 ジガーカップできっちりとラフロイグとタンカレーを計り入れる。 バースプーンでステアした後、ロックアイスを入れ軽くステアしてサーブした。 「こういった物を飲む人はいますか?」 「いえ、初めてです。 フランシス・アルバータの変形ですか?」 「モルトが好きだから、手っ取り早く酔うにはこういうのがいいのさ」 どうやら「当たり」らしい。 落ち着いた雰囲気とマトモな酒、上品な客が多くて、バーテンダーもしっかりしている。 と同時に、店から見てもちゃんと客に見えている事が伝わってくる。 モルトは残念ながらレア物は無さそうだが、その分カクテルが楽しめそうだ。 (シェーカーの振り方や長さが、私の好みだ) とりあえず望む酒があり、クオリティも悪くなく、 客層も悪くない。 今日はたまたまマスターがいない日だったようだから、 今度はマスターが居る日に顔を出してみよう。 元締めがいない店は違う顔をしている事もよくある事だから・・・ね(^_^;) |
2005年11月15日(火) 活断層 |
取材で三浦半島の活断層を見る。 これがそうだ・・・と示されないとちょっとわからないただの岩だが、 キレイにスライスされ、ズレた事が一目瞭然で、正直言って驚いた。 それに類似した話で、城ヶ島の海岸の一部がこの前の地震で180センチも隆起していて それまでは手こぎの舩が通れた岩の洞門が地上に露出している部分も見る事ができた。 地震がどこかで起きる度、次は関東じゃないか・・・と不安になる。 何時起きてもおかしくない・・という事を何度も聞かされ、 なんとなく準備はしているものの、やっぱりどこかで地震なんて起きない・・・ と思っていたりする。 そんな気持ちを引き締めるためにも、 今日の取材は大切だったのかも・・・・しれない(/--)/ |
2005年11月16日(水) ライン |
何でもそうだが、自分がしなくてはいけない事は、 自然にそうするようにさせられる物だ。 何かを成し遂げたいと思っても、 本当にしなくてはいけない事で無い場合は、 何故か必要な物が揃わない事になっている。 だから、何かをしようとした時、 自分が必要とする物がどんどん揃ってくる場合は、 間違いなくその事を極めなくてはいけない・・・と思うようにしている。 バイクに乗る時、なんとなく今日は乗ってはいけない・・と感じたり、 乗りたいのに鍵がその日に限って見つからない・・など何かが欠けたりしたら、 私は躊躇無くバイクに乗る事を諦める。 予感・・・というべき事では無いと思うが、 乗っちゃイケナイと思える事が既に、乗る事を拒否する自分の中の気持ちを 明確に示している・・と思うからだ。 思い違いや勘違いによって、物事が違う方向に動き出す直前で、 その方向性を確認する行為が自然発生する。 そんな出来事が、気持ち悪い位に発生する今回のmovieづくりは、 いよいよ明日が本編のクランクインとなる。 その中で必要なら・・・とバイクを整備したのだが、 無事間に合いそうだ・・と連絡が来た。 必要な物を揃えだし、いよいよ動きだす時、 さらに様々な問題が解決方向に向かいだす。 どうやら、ライン取りは間違えていないらしい(^_^) |
2005年11月17日(木) ハイビジョン |
走査線が現在のテレビより遙かに多いハイビジョン。 その映像は、まだ一部の人にしか利用されていないのだが、 今回のmovieにはこの方式を採用してみた。 勿論、ファイルのサイズが大きく成りすぎるので、 配信する場合は通常の方式にダウンコンバートする。 だが、元が良ければ、最終的に見る物も良くなるものなので、 ちょっとばかり贅沢をしてみよう・・・と思ったワケだ。 テスト撮影してみた物を見て驚くのは、その解像度の高さ。 どうやら自然のままの明かりでも、 それなりに撮影できそうだ。 しかし・・・ デジカメで撮る写真とハイビジョンで撮る映像が、 なんとなく同じ様に見えるのが恐ろしい。 これじゃ、写真家はムービーも扱えないとダメ、 と言われかねない(^_^;) ホームページに、写真を貼る様な手軽さでムービーが使われる時代になったら、 マスメディアは随分様変わりを余儀なくされるだろう・・・・ 恐るべし・・・技術革新・・・か(/--)/ |
2005年11月18日(金) マカダム |
バイクや車にとって、タイヤの性能は凄く大切な物。 車にはポテンザしか履かない私にとって、タイヤはグリップ最優先と考える傾向が強い。 が、何故かバイクのタイヤにはあまりハイグリップな物を使った事がない。 それは、ハイグリップタイヤを駆使して走り回るようなライディングが好きじゃない・・・・ という単純な理由から来ているのだが、正直言えばそんなスピードでバイクをコントロールする自信が皆無・・・ というだけの事なのだが(^_^;) ここのところずっと使い続けているのは、ミシュランのマカダム。 町中での利用が多い私にとって、このタイヤは凄く使い勝手が良い。 グリップもウェット時を除いて必要最低限以上をどんな路面でも示し、 滑った時のコントロールもまぁまぁ・・と感じているからだ。 今回バイクを整備するにあたり、表面が硬化してしまったタイヤを交換した。 今まで使っていた90Xの代わりに100Xとなったが、倒れ込みが少し素早い以外、 まずまずの反応を見せてくれた。 バイクは、天気が良くて、気分が良くて、しかもバイクを出すのに邪魔が入らない時以外乗らない。 そんな使い方をすると、年間走行距離は恐ろしく短くなるのだが、 それでも手放す気持ちは毛頭無い。 何故なら、バイクは私の全てを活性化してくれるからだ。 今日はバイクを引き取りに行って、久々にしっかり回してきたが、 会社に戻ると「何か良いことありましたか?」と部下に尋ねられるほど、 顔が明るくなってしまうほど、よく効く精神安定剤にもなっているようだ。 次は、何時乗ろう・・・かな(^_^) |
2005年11月19日(土) 全国豊かな海づくり大会 |
仕事で色々と調べた「全国豊かな海づくり大会」が今日開催された。 天皇が来るというので街には警官が溢れ、 なんとなくピリピリした雰囲気が漂っている。 横浜港では、消防船の放水や漁船のパレードが行われ、 イベントを精一杯盛り上げているようだ。 海の再生と魚の食文化の創造・・・という基本理念で開かれているイベントだが、 国はこういった必要かどうかわからないイベントを開くのが好きらしい。 税金の無駄づかいにも見えるようなイベント関連は、 政策を広く知らしめる・・という理由で数多く開催されていたりする。 実際に必要な金は、税金なのだからどんどん使って欲しいが、 本当に必要かどうか一市民が見て解らないような物は、 そろそろ扱いを考えて欲しい・・・とさえ思う。 民間は、儲からなければ即座に賃金をカットし、会社をどうにか走らせてしのいでいく。 公務員は決められた賃金を確実に支給されながら、倒産の危険もなくマイペースで仕事を続ける。 そしてその賃金格差はどんどん大きくなっていくばかり・・・ 勿論、民間も真っ青なペースで一生懸命働いている公務員を何人も知っているし、 彼らが事実上年間予算以上に残業手当をもらえない事もなんとなくわかっている。 彼らに罪は無いしその頑張りも認めてはいるが、 同様に「遅れず、休まず、働かず」といった公務員が居る事も知っている。 能力給にできない組織になっているから仕方が無いのだが、 これだけの不景気の中、支払っている税金で賄われている公務員は、 「公僕」という立場を理解しながら働いて欲しいと思わされる事も多いのだ。 例えば、仕事が無くて困っている人達のためにも、 公務員の採用に年齢制限をするのを撤廃できないだろうか? 能力なく、与えられた仕事を完遂できない公務員はどんどん切って、 能力ある人間を広く求めて入れ替えたらどうだろう? まぁ、年令で賃金が決まる今の状況では、高齢な新人を採用できない事はわかる。 しかし、能力に見合った賃金を支払う体制を作れば、 年令の問題は有る程度克服できると思うのだが・・・・ 天皇がイベントに来る・・というだけで、凄い人数が動いている。 大イベントだから・・と前年からプレ大会や地域大会を開き、 今日と明日の大イベントも開催され、そこに費やされる税金の額は、 端から見ても半端じゃ無い事は想像できる。 給与明細を見て、社会保険額や税金の額を見てため息をつく私にとって、 魚の食文化の創造にこのイベントが寄与できる物が何だか、想像する事ができない。 で、これを税金の無駄づかいと感じるのは、おかしいのだろうか?・・・ねぇ(/--)/ |
2005年11月20日(日) やっぱり |
時間捻出のため頑張ったら、やっと今(11:18)日曜が終わった(^_^;) 時間は有限だな・・・と思い知りつつ、酒飲んで寝る(爆) と思ったら、仕事が追っかけてきた(メ-_-) |
2005年11月21日(月) 失われた日 |
結局,寝ていた日。 それでもしなくてはならない事に急かされ, なんとなく意識不明のまま,何かをしていたらしい・・・ 迫ってくる撮影と締め切りのレースは, 負ける事ができない厳しい物。 それでも,スタートラインに立てる喜びには, 今更ながらに驚いている。 |
2005年11月22日(火) クラッチミート |
仕事に追われながら,本格的な撮影に向けて細かい打ち合わせを始める。 ロケ先にも挨拶に行き,スケジュールも組み立て, 撮影する順番にリストを作りあげる。 天気予報は,先週よりも良い方向にシフトして, 撮影時に影響が無い事も見え,最悪の事態は免れる事に安堵する。 お願いしていたお手伝いの人たちは, ウィークデイのため参加が難しい事もあって不参加となった。 でもまぁ・・・ 勝手知ったるカメラマンが強い味方。 どうにかなる・・・と,あまり気にもせず, それよりも作家の作ってくれた空気を,どう表現するか・・・に 考えを集中していく。 贅沢な遊び? 道楽もほどほどに? 確かにそうかも知れないけど, そんな場があまりに少なすぎる。 待っていても与えられる物ではないと知りながら, 日々の生活に追われて妥協の日々を過ごす事に慣れ,疲れ, たった一歩を踏み出せないでいる苛立ちを, 何もできない自分を棚に上げて,関係ない周りの人々に当たれるほど 傲慢でも無い。 だから,最初の一歩を踏み出してみる。 制作に関わってくれる人たちには勿論の事, 多くの人が,無理をしてスポンサーになってくれた事には, 本当に感謝している。 それに応えるためには,某若夢話らしい空気を表現する事。 それを強く意識しながら,クラッチミートした。 |
2005年11月23日(水) スタンバイ |
私たちの仕事では,本番に向けての最終準備をスタンバイと称している。 撮影に必要な台本やスケジュールは勿論の事, 細かい小物や道具類,はては食事に至るまでやる事は膨大だ。 本来の仕事の方はアシスタントがついているので問題無いが, 自分の方は自分1人でやらなくてはいけない。 今回はドラマ部分があり,時間経過を表現するため衣装の変更が必要で, それをかき集めるのも私の仕事。 で,ギリギリでやっているから,間抜けな事も多々起きるのだが, スタッフや出演者達,そして全然関係ない友人達が,自主的に協力してくれて, どうにか準備は進んでいく。 私は,仕事は仕事,というスタンスで生きているから, どんなに嫌いな相手でも,仕事なら平気で笑顔も作るし, 真剣に対峙し,共に力を合わせる事に喜びを見いだせる。 (あまりに露骨な嫌がらせをされると,さすがに切れるが) だが,そんな状況で仕事だけしていれば,どうしたって不満は溜まってしまうもの。 そのせいもあって,仕事の方は滞る事もままあるのだが, 責任自分持ちのmovieは撮影に近づくにつれ,どんどんテンポが上がっていく。 明日はいよいよ,撮影。 寝る時間もほとんど無いままの3日間が始まる。 参加するそれぞれが,今の自分の姿を確認できる場として成立できるなら, 今回のmovieは成功すると思っている。 |
2005年11月24日(木) トラブル |
今週から仕事の方式が変わった。 簡単に言えば,使う機器類が入れ替わったのだ。 今日のゲストはVIPで頂いた時間には限りがあった。 だから,普段より恐ろしく早い時刻より仕事が始まっていたのだが, 新しい機器に対して,技術担当者も含めて,誰も扱い方がわからなかった。 「どうやって使うの?」 「わからないから,説明書読んで」 「え?」 「俺らもわかんないの」 昔の自分だったら切れていただろう。 技術担当者が解らない・・と言うなら正直お手上げだし, 解っている事でも触らせないのが技術担当のやり方だからだ。 なのに,技術担当者は平気な顔をして わからない・・・と言ってのけたのだ。 だが,誰も使った事のない機械を前に, そんな責任追及は何も生まない。 と言うか,何の解決にならないし,意味も無いのだ。 だから,取り扱い説明書の解読を買って出た。 経験のなせる技と言えばそれまでだが, 一番大事な事を最優先して最善をスタッフ一同が行えば, 普段と変わらぬスケジュールで対処できるのだ。 収録が終わった後,演出仲間と雑談した時に言われた。 「丸くなったねぇ・・・」 頼む・・・ 腹は見ないでくれ。 |
2005年11月25日(金) 全力疾走 |
とにかく寝ずに撮影をしている。 予定しているカットは,できあがる物の全てをカバーするものじゃないが, 大事なパーツとして重要な部分を担っている。 そのできは,当初予測していたものより遙かに素晴らしく, その結果,ちゃんとした物にするために,さらに欲しい映像が増えていく・・・ という嬉しい誤算が続いた。 幸せだと思う。 本当に。 多くの人達の善意と協力を得て, 撮影は進んでいる。 |
2005年11月26日(土) やばい予感 |
撮れた物をチェックすると, ハイビジョンの凄さが理解できた。 あまりに綺麗に写るため, 照明が無くても見れてしまうのだ。 これは,映像作家にとっては,すごいアドバンテージだ。 プロが当たり前に使うスタッフがいなくても, それなりのクオリティで作品が作れてしまう・・・という事なのだ。 簡単な編集をしてみると,ただただその凄さに圧倒され, その楽しさにも翻弄され・・・ 表現したい空気を表すだけでなく,ちゃんとした物語を膨らましたくなり, 全編の完成には,さらに時間がかかりそうな予感がする。 やばいなぁ・・・ 面白過ぎる(/--)/ |
2005年11月27日(日) 下北沢 |
芝居のポスター写真を撮った関係で、 下北沢にその芝居を見に行った。 いや、正確には、打ち上げに呼ばれていたから・・・行った(^_^;) 芝居がはねてから打ち上げが始まるまでの間、 仲間の役者とお茶をする事にする。 若者が集う街で、芝居小屋も多いせいか、個性的な若者達が街を占領し、 飲食店もリーズナブルに営業を展開しているが、私のようなオヤジにとっては 静かに話ができる場所をつい求めてしまう。 「ここにしましょうか?」 「和民?」 「語らい処って書いてありますから、静かだと思います」 「語らい処坐・和民下北沢南口店」 03-5433-3057 世田谷区北沢2-11-8下北沢太郎ビル B1F 17:00〜翌5:00 無休 入口で靴を脱がされて案内された席は、個室っぽい作りの落ち着ける席。 隣はなんと壁の前に2人が並んで座るタイプの席。 4人がけの席の半分にして、壁に付けちゃったような造りと言えば伝わるか(^_^;) 2人きりで座るにしても、肩寄せ合って壁を向いて座るのでは・・・・ だが、最近の若者は4人がけの席でも横に並んで座って食べる傾向があるから、 それはそれでアリなレイアウトなんだろう・・・・(爆) メニューは勿論居酒屋メニューで、 お茶ならぬビールで話をする事になったのは、想像通り。 どこが「語らい処」なんだかよくわからないが、個室っぽい造りを称して、 そう言っているのだろう・・・(^_^;) 店を出る時、若者4人組と入口で入れ替わる。 こんな居酒屋に若者が来るんだ・・と思っていると、 幹事役らしい男子が口を開いた。 「すいません、予約してないんですが、4人入れますか?」 ・・・え? こんな居酒屋でも、予約いるの?? 「ただ今時間、お席ご用意できます」 「よかった〜」 「ラッキー」 「すいませんが、4名様全員の年令を証明できるような物を、お持ちですか?」 え? 年令認証?? 居酒屋で??? 見れば確かに若い連中だが、 店に入る時点で年令認証をするとは、思わなかった。 さすがは下北沢。 若者ばかりの街では、未成年に酒を売る可能性はとても高いのだろう。 そんな街ならではの居酒屋の対応に、ちょっとだけ良心を感じてしまった(^_^) |
2005年11月28日(月) ツケ払い |
ちょっと本業を休んだため、 ツケが回ってきた(^_^;) しかも、直しが夕方入って、締切は翌朝・・・・ つまり今夜も徹夜決定なわけで(-_-メ) 週末に私が自分のつき合いを優先した事は、客にとっては想定外だったわけで 向こうは普通に直しのオーダーを出したのだが、こっちにとっては直す以前の問題があるわけで・・・ 仕事をもらっている以上文句は言えませんが、 せめて週一回何も仕事にタッチしない日が欲しいものですな。 |
2005年11月29日(火) 睡魔と激闘中 |
今日は外での取材があって、時間的制約のある仕事が後回しになっている。 そんな状況に苛つくほど若くはないが、睡眠不足が能率を思いっきり下げてしまい、 簡単な仕事がちっとも進まないで、自分の不甲斐なさと体力低下を嘆きつつ苛ついている。 しかも取材先で1つクレームをもらったりしたので、 気分は落ち込むばかりだったりする。 そして、デスク前で何度か意識不明(睡魔に負けている状態)に陥りながら、 どうにか仕事をすすめていたりする。 しかし・・・ 先週の無理がたたってか、今日襲ってくる睡魔はなかなか手強くて困る。 思考能力が働かないほど強さに、気分転換もコーヒーの投与も歯が立たない。 う・・・む こりゃ、厳しいなぁ(/--)/ |
2005年11月30日(水) あっと言う間 |
今年は何だか早かった。 ふっと気付けばもう師走が・・・ 徹夜がキツく感じるのは、 やっぱり疲れているんだろうねぇ(/--)/ |