職業技術校へ取材に行く。
学校の生徒から卒業して就職した社会人まで・・と幅広く、
就職のための勉強をする人達を追ってみた。
自分は、これがしたい・・・から、勉強する。
という単純な理由で、短期間で総合的に実践的に勉強する仲間達は、
まさに年齢もバラバラなら経歴も様々。
そしてそれが、特に若者達にとっては、
凄く刺激的に感じる事のようだ。
「世代を越えた友達ができて、仕事をする意味だとか
仕事に対する心構えだとかを理解できて、
勉強する意味が解ったり、より意欲が涌いたりするんです」
と、生徒達は異口同音に答えた。
教育とは、点取りゲームじゃない。
人間関係の構築と、生きていく為の知恵を学ぶ事だ。
礼儀も知らず、言葉遣いも乱れきった子供達がどんなに良い点を取ったところで、
日本の社会が好転する事に繋がるとは思えない。
目的がしっかりしているからか若者達の授業態度も落ち着いていて、
最近聞かされる乱れた授業風景はとうとう見る事ができなかった。
目的意識を持たせない、汎用性の高い教育は、
点さえ良ければ良い・・という変な価値観だけに支えられて、
今のおかしな若者を粗製濫造してきたのでは?
と邪推したくさえ、なる。
色々考えさせられる1日だった(^_^)
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