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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

31回目

今年も広島の火は消える事なく燃えていた。

戦後60周年を迎えて、憲法改正の動きも出て、
日本は客観的に見て軍国化の歩みを始めているようにも見える。

確かに、世界中の国に対して、金銭による援助を続けてきた日本であるが、
金だけかよ?のアメリカの圧力により、自衛隊の海外派遣も現実の物となっている。

戦争はしません。
と言い切る憲法を持てるのは、確かにアメリカの核の傘下にいるからだ。

その事実は、事実として認識した上で、
大国のエゴに流されない国として、日本はどう成長していけば良いのだろうか。

アジア諸外国との様々な問題は、その歴史的責任や道義的責任を国民皆が理解し共有し、
国として動くべき事を遅滞なくわかりやすく行う事で、少しずつ解消されていくだろう。

だが現実は?

残念ながら、歴史的責任についてさえ、その端緒となる事実を確認するのは
個人の相当な努力による調査があっても難しい・・・と言わざるを得ない。

戦争は、国と国が争う事。

国民は国の命令で暴力を振るい、
非道な行いをした傷を癒す道具は栄誉の形でしかない。

原爆を投下した兵に、原爆の持つ怖さを説いても、
命令を遂行した・・というプライドには何も響かない。

それが戦争なのだ。


人と人は、何故憎しみ合う事があるのだろう?
利害関係のはてに、争いが起きるのは何故だろう?


こんな個人的見解や疑問を発信したところで意味は無いのかも知れないが、
それでも何もしないよりはマシだと、少しだけ考えている。

何故なら、情報を世界規模で分かち合う事は、
ひょっとしたら抑止力になるかも知れない・・と考えるからだ。


ウェブの普及により、国民感情を抽出する事が可能になってきた。
一方的な情報操作はウェブにより、難しくなってきた。

それにより国政は、本当なら理想的な方向へ進むはずなのだが・・・
今の日本の動き方は、少しばかりおかしいと思う方向へ向いているように感じる。

政治家を自分達の票で選び、様々な情報をウェブで拾う事ができる日本は、
戦後復興のために死にものぐるい働いた人達の努力で築かれた国力の上に成り立ちながら、
次の世代を育てる方向を見定める事には、あまりに無関心だったと思う。


そろそろ気付きたいね、大人達。

子供の心を捨て去らなくてもいいから、
間に合ううちに、何かできる事をしようよ。

戦争を知らない私が戦争を語る資格は無いかも知れないが、
人と争う事の無意味さ位は語っても良いと、思うから、
この日に少しだけ意見を述べさせてもらった。

 
 
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