サイト内検索
AND OR
Photo Essay
Text Essay
Desktop Gallery
Guestbook
Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

国勢調査

今年は国勢調査がある年。
5年ごとにキリの良い年に行うため、0年と5年は国勢調査の年になる。
(前回は2000年だった)

毎回ムカツクのは調査員の対応。
世帯に誰が住んでいるかはともかく、どんな関係だとかどんな仕事をしているだとか、
どんな理由でプライベートな事を調査するのか解らずに困惑してるのに、
調査員は書き込んだ調査書を読もうしたりするので、毎回揉める事になる。

別に誰がいるわけじゃなく、自分の事だけしか書かないのだから問題は無いのだが、
人のプライバシーを勝手に侵害するんじゃねぇ・・という気持ちが涌いてしまうのだ。

調査員は間違い無く書き込んでもらうため、ちゃんと書かれているか確認しようとするのだが、
私の場合はちょっと事情が違ってくる。

深夜(明け方)帰ってきて、大した滞在時間もなく(しかし一般の会社員が出社する時間には程遠く)
出ていく人間で、着ているものは仕事に行く格好とは思えないから、近隣では「何者?」と噂されのは当たり前。

だから当然興味の対象となっているところへ持ってきて、調査員が何故かマンションの管理人だったり
近所のうるさそうなリタイヤ人だったりするから、明らかに興味を持ってコッチの調査書を
読もうとしているのは見え見えなのだ。

でも、調査書は見られたくない場合は、ちゃんと封をして提出していい事となっているので、
10年前に出した時は封をした状態で出した。

すると・・・・
おもむろに調査員はその封を切ろうとするではないか。


「すいませんが、開けないでください。
  封をして出した場合は見ないと明記してあるよね?」

「いや、決まりで」

「調査員なのに、調査書に書いてある事を理解してないんですか?」

「え・・・と」

「直接区役所に持ち込んでも良し、とあるので、
  どうしても貴方が開けると言うのなら、
  私は区役所に持って行きます。
  それと、貴方は今開けようとしたので、
  申し訳ありませんが、この事を区役所に連絡し、
  私の調査書の封が切られていた場合は、
  貴方が行った事として法的処置も含めて対応させていただきます。」

「いや・・そういうわけじゃなくて」

「なくて?」

「見る事が決まりなんで」

「じゃぁ、返してください。
  これから区役所に持って行きますので」


本来調査員は、生活に密着した場所では調査を担当しないと聞いたのだが、
現実的には町内会などの役員が行う事が多かったのだと思う。

近所では不思議なヤツが居ると噂になっていたから、
この件ではさらに噂を呼んだ事だろう(^_^;)

でも、プライバシーに関わる事を第三者に見られる事は、
やはり私としては耐え難い。

前回は完全に封をして渡したが、以前のような対応が無かったので
そこまでのバトルにはならなかったが・・・・


個人情報保護法が施行され、そういった部分の対応が大変という事も取材できたが、
そんな調査はやっぱり行政のあらゆるデータの基本となっている事は事実で、
その重要性も多岐にわたる調査を見せてもらうと、納得せざるを得なかった。

全世帯における月別購入金額(家計)の表を見ると、
12月にケーキ、8月に切り花、2月に寿司(弁当)が通常の7倍程度上がっていて、
クリスマスのケーキやお盆の切り花の需要が全国的にある事がよくわかる。


「何故2月に寿司弁当が売れるんですか?」

「おわかりにならない?」

「弁当ですよね」

「これ、太巻きなんですよ」



笑った。
節分の太巻き一気食い・・・なのか(^_^;)

こういったデータも人数で割って、1人辺りの・・・というデータになっていくわけで
だから国勢調査は大切って事はよ〜っくわかったのだけど、今年も調査員とのバトルは
起きないとも限らない・・・


「実は、調査時刻になると、ホームレスの方々にもお聞きするんですよ」

「家がないのに?」

「えぇ。
  日本国に今居る人間の数ですから、
  国籍とか家があるとか無いとかの問題じゃないんです。」

「まともに応対してくれます?」

「難しいですけど、根気よく聞き出して、必要事項は代筆する事もあります」


別なサイドから見ると、
一方的に怒るのは申し訳なくなって・・・・くるなぁ(/--)/

 
 
サイト内の画像・テキスト等の無断利用・転載は禁じます。
Hisashi Wakao, a member of KENTAUROS all rights reserved. / Web design Shigeyuki Nakama
某若夢話は横浜飛天双○能を応援しています。