出していた時計がオーバーホールから帰ってきた。
3年毎に行うメンテナンスが時計の寿命を長引かせるとは解っていても、
そのコストと時間には少なからず躊躇いを誘われる。
ちょうどブレスレットが壊れて、まるで時計がOHに出せと言ってるようで
出したものだが、帰ってきた時計は新品同様に磨かれて素っ気ないほどスッキリして見えた。
ここのところゴツイ系の時計をしていたので、余計そう見えるのだろうが、
線の細い華奢な感じが、情けない感じさえ抱かせる。
気になるのはタイミング(この場合は時計の精度)だが、
こればっかりは使ってみないと何とも言えないところ。
自動巻を数台使うのは難しく、ワインダーを持たない身としては
定時にちゃんと巻き上げるか日々付け替えて使うか・・だけとなるが、
これが好き嫌いとその日の気分で使いたい時計が左右するので・・・・(^_^;)
時計は、小さい頃寂しさを耐えている時、
その音を聴いたり動きを見つめたりして気分を紛らわした経験もあって、
何だか特別な道具として自分の中に存在している。
だから気に入ったデザインがあると、つい買いたくなる衝動に駆られるが、
何故か欲しい時計はそれなりの値段がするので、困る事が多かった。
だから、スウォッチに出会った時はヤバかった。
安いペケペケ時計のクセにデザインや色が魅力的で、
気が付いたら凄い数のコレクションになってしまって・・・・
1本1万ちょいの時計でも20本集まれば、ちゃんとした時計が買えてしまう。
そして限定品などはもったいなくて使えなくなって・・・・
で、見事に電池切れした、今となってはあまり使う気にならない時計の山が
残っているわけで・・・・
ただ、使わないけど、捨てたり転売したりする気は無い。
安っぽくても気に入って買ったものだし、
それを買った時の事や、どんなシーンで身に付けていたかを思い出すから、
やっぱり捨てられない大切なモノなのだ。
毎日使っている時計には愛着が涌く。
でも、たまには、昔の時計をしようかな・・・と、少なからず思った。
|