毎年行われる花火。
港横浜の夜空を飾る「横浜山田の花火」
近代的な打ち上げ花火の発祥地は横浜と言われ,
「横浜開港記念みなと祭 国際花火大会」は50回を迎えた。
と紹介すると何だか重々しいけど,
こいつがあって夏が来る・・というイメージは確かにある。
でも・・・
とにかく観光客の数が半端じゃない。
山下公園も山下埠頭も,禁止されている前日からの場所取り合戦が行われ,
町中は浴衣姿のカップルが溢れると,花火に興味の無い地元民はそそくさと帰宅する。
なんたって真っ昼間からバカヤローな人混みで疲れるだけではなく,
港に近い食品店からコンビニまでが,ここぞとばかりに商魂逞しく
花火スペシャルな品揃えに終始したりするのだ。
つまり,そんな場所に近い所に会社があったりすると,
至極不便でもって通勤にも帰宅にもスッゲ〜時間がかかったり・・・と
面白く無い事ずくめ・・・となるワケで。
みなとみらいのある店では,花火が見える屋外のテラス席を,
コース料理込みでお一人様12000円で売ったり,
とあるバーでは花火が見える席のチャージを20000円にしたり・・・。
7000発も上がる派手で綺麗な花火ではあるが,
馬鹿馬鹿しいほどの席料を支払って見るのが粋だとは,思えない。
で,こんな夜は行きつけの蕎麦屋でビールでも飲みながら
蕎麦をすすって微睡みつつ,遠くに響く花火を音を風鈴の音のように楽しむ方が,
私にとっては贅沢で豊かな時間に感じられてしまう。
身近な人と過ごす時間の方が大切だ・・・と感じられるようになってから,
こういった虚飾とも言えるイベントには興味が無くなった。
そして・・・
翌日の誰がどこに座っていたかわかるようなゴミの海を見てしまった事も,
そんな気持ちを後押ししている力になっているのは,間違いない。
ゴミは自分の責任において,ちゃんと持ち帰って処理してくれ!
溢れるゴミ箱の上に投げ捨てる事を恥ずかしい,と思う位の美意識は持ってくれ!!
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