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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

STUDIO BREITLING GINZA

クロノマットの修理を依頼するために、
数寄屋橋のSTUDIO BREITLING GINZAまで行ってきた。

ごく普通の古いオフィスビルにあるSTUDIO BREITLING GINZAは、
一瞬、歯医者?と思うほど素っ気ない受付カウンターがあって、
ガラス窓からは作業をしている工房を覗く事ができた。

スタッフは白衣を着て、それぞれが担当する時計に取っ組んでいるのが
よく見える。
まさにBREITLINGのためだけに存在する時計工房・・・といったところか。


ベントレーを腕にした受付担当者が、
持参したクロノマットを見て、少し悲しそうな顔をした。


「この部分は本来壊れてはいけない場所なので、
  ブライトリングの企画に則ると、そっくり交換になります。」

「はぁ・・・」

「お預かりして修理いたしますので、
  2週間ほどお時間を頂きたいのですが?」


ある正規ディーラーでは「4〜6週間欲しい」と言われて、
たかだかピンの交換にそんなに待てないと思ったがために、
わざわざStudio BREITLINGまで来たのだが、どうやらこの手の時計の修理は
そういう時間の中で動いていくものらしい。

だが、そんな事よりも、
たかがピンだ・・と思っていた故障が、
彼らにとってはかなり重大な問題なんだ・・という事がわかって、
少なからず驚いた。


「では、ちょうどオーバーホールの時期なので、
  一緒にオーバーホールの時期も行ってください。」

「お見積もりをいたしましょうか?」


「?」

「例えば、表面を全てポリッシュしたり、
  外装のパーツで傷のついてる物を交換するかどうか、
  の判断をいただくのに、私共では・・・」

「全部やってください。」

「え?」

「10万超える事は無いですよね?」

「それは・・無いと、思います」

「じゃあ、お願いします。
  期間としてはどれくらい見ればいいですか?」

「6〜8週間いただきます。
  15日間のランニングテストを行いますので・・・」


2ヶ月かよ・・・・(^_^;)


「2ヶ月というと8月ですか」

「はい、問題なく、クオリティが出ていれば8月頭にはお渡しできます」


たかが時計。
そこまでやらなくても・・・と、思ってしまいそうになるが、
そんなメーカー側の拘りも含めて買っているコチラとしては、
文句を言う意味さえない。

受付カウンターにいた彼の、
自分の時計が壊れたように私の時計の故障をみて悲しんだ姿が、
このメーカーの時計を大事にしている姿勢の現れとして感じられたので、
きっちりオーバーホールして欲しいという気持ちにつながっていく。
(実は、内部だけのオーバーホールでもいいかな・・と思っていたのだが(^_^;))

いつもの輝きや重さが腕に無い事に寂しさを覚えているが、
全身をリフレッシュして復帰してくれる時間を、
じっくり楽しむしかないらしい。

まぁ・・・
当分はダイバーウォッチで我慢しておこう(/--)/


STUDIO BREITLING GINZA
〒104-0061 東京都中央区銀座4-2-15 塚本素山ビル6F
TEL 03-5250-7011 FAX 03-5250-7012
営業時間:平日 9:00〜18:00 休業日:土、日、祝日

 
 
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