日曜朝から三崎港で撮影があった。
海南神社のお祭りがある・・という事で、
町はすでにテンションが上がりっぱなし。
老いも若きも揃いの祭り装束で練り歩き、小振りの山車には囃子が乗る。
こんな中で撮影なんてやってられっかぁ・・・と逃げ出す事はかなわなかったが、
午後はマイペースにこなす事ができるので自腹で美味い物食っちゃお・・・提案してみた。
「くろば亭じゃないの〜?」
「なんでそんなとこ行きたいわけ?」
「創作料理が面白いじゃん」
「何言ってんだよ。
あそこはオーバー1500円の店だよ。
自腹だからって単価が高かったらダメでしょ?
それに俺が薦めない・・・って意味を理解して欲しいな」
「ちょっと行きたかったんだけどなぁ・・・」
ダメじゃん
そんな会話が意味ないほど、「くろば亭」の前には行列ができている(^_^;)
こっちが目指しているのは隣の店なのだが、
嬉しい事に行列はできていない。
「紀の代」
046-881-3167
三浦市三崎1-9-12
「寿司屋だったら『咲の家』があったじゃん」
「なんでそう、高い店ばっかり行きたがるかねぇ」
「自分持ちだからさ」
「いいから、だまされたと思って入ってみな」
かき揚げ
メトイカのゲソ揚げ
刺身の盛り合わせ
握り(かんぱち・さば・ひらめ・ぼたんえび・中とろ・えんがわ・きんめ・ヅケ)
全員が黙った。
どうだ・・・と内心にやつきつつ、
久々の地の魚を楽しんでみる。
マグロは市場の寿司屋にはかなわないが、
それでもびんちょうマグロや中トロは彼らの味覚を捉えてしまったらしい。
そしてイカとキンメに痺れ、ボタンエビに震え、鯖の美味さに酔って、
エンガワと平目の食べ分けを楽しみつつ、ビール&日本酒をぐびぐび・・・と(^_^;)
運転手以外は全員飲む・・という暴挙に出たのは申し訳ないが、
この魚たちの美味さに加えて石川の「黒帯」や新潟の「越乃景寅」なんて酒があったから・・
そしてさらに追加したにぎりはキンメとイカとアナゴ・・・・
同じ物をもう一回食べたがるのは美味しい証拠だが、
キンメのにぎりは全員の心を鷲掴みにしてしまったらしい。
横浜から1時間半もあればたどり着く三崎港に、
こんな絶品な寿司があるって事を、軽く考えていたらしい。
食いも食ったり、飲みも飲んだり・・・で生ビール6杯
酒都合8合を消費して、支払った金額が28000円。
正直言って、安いと思ったが・・・どうだろうね?
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