収録が終わって、皆で昼飯を食べに出た。
3日目に突入している私として食欲の認識ができない状態だったので、
「なんか、蕎麦食べたいな・・・」とつぶやいてしまう。
で、皆もその一言に引っ張られて、
会社のそばにある蕎麦屋にとびこんだ。
「中屋」
045-201-2040
横浜市中区弁天通3丁目45
この店、ごく普通のいわゆる蕎麦屋で、
メニューを見ても、「もり」「かけ」が510円と良心的。
当然食欲の無い私は、「おおもり」(600円)オーダーするのみとした。
「いつもは、こういう店に来ると、まずビールで板わさとかをつまみにまったりして、
そんでもって鴨せいろとか天せいろとかをオーダーして
上を具に飲みつつ日本酒に移行してさ・・・」
「仕事中です」
「へい、そうでした。」
「いつもそうやって飲む事しか考えないのですか?」
「あなたに言われたくないですねぇ」
「しかしこの薬味についたウズラの卵って、
うまく割れた事がないんだよね」
「これって、自分で割るものなの?」
「当たり前でしょ?
で、こうやって・・・あぁ、やっぱり外側の殻がボロボロになって落ちて、
内側の膜が頑固に残る・・・」
「あの・・・このハサミ使ってください」
早く言ってよ〜
こんな便利な物、持ってるじゃん(ー_ーメ)
そう、この店ではめんつゆの薬味に分葱とウズラの卵を出すようだが、
その殻を割る(切る?)専用のハサミを用意してくれるようだ。
ウズラの卵を出してくれる店はたいがい割って器に入った状態で出てくるから、
自分で割る事なんてなかなか無い。
で、自宅でそばを茹でる時、ウズラの卵を買ってきて割ろうとするといつも殻の内側の膜に苦労していたから、
蕎麦屋で出す卵は別物なのか・・とも疑っていたりしたのだが、綺麗切れるハサミを使っていた事を、
今さらながらに知ってつい、苦笑い・・・(^_^;)
「おまちどおさま」
え?
お〜い??
これ、おおもり・・ですか?
600円というコストから想像する量とがかけ離れているんですけど????
丸いセイロの上に盛られた蕎麦は、
富士山?
とききたくなるほどの量。
普通のもりにくらべても3倍以上はありそうな量なのだ。
「多けりゃいい・・ってもんじゃねぇ」
と心の中に毒づきつつ食べてみると、コストパフォーマンスは良い感じだ。
ちゃんとしてる・・と言うか、美味い部類のおそばだが、
(もちろん一杯1000円を超えるような一流店には及ばないし、地元の桜庵にも及ばない)
盛り方に問題がある。
蕎麦を取ろうと箸で引っ張るとセイロから蕎麦がこぼれそうになるのだ。
「もり過ぎ・・なんだよ」とぶ〜たれながら思うのは、
どうしてこの量を出すなら重ねないのだろうか?という事。
普通のセイロを2段なり3段重ねて出せば、すっごい贅沢した気分になれるだろうし、
むりやり盛ってないから、蕎麦がこぼれるような結果にもなるだろう・・・・
ちょっとの手間を惜しんで、良い物を必要以上に悪く感じさせるような事は、
例えばこんな事だったりすのかなぁ・・・(^_^;)
とは思ったが、問題は食欲の無い私にとってのこの量の蕎麦だったりする・・・(爆)
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