「ねぇねぇ、ちょっと前に書いてた店、連れてってくれない?」
「いいよ。 どこ?」
「元町の裏の・・・」
「裏と言っても、色々ありますが?」
「ご飯が美味しいって言ってた」
わかりました。
あの店ですね(^_^)
「ono PUPU」
045-641-0246
横浜市中区元町1-23-1
11:30〜15:00(LO 14:30)
18:00〜22:00(LO 21:00)
こうやって誘われる事は嬉しい。
何故なら、図らずも紹介したその後を、前とは違う形で確認できるからだ。
川沿いのちょっと不利な場所にありながら、女性を中心に人気を集めている店だから・・と
以前、取材(という名のただの食べ歩き)に訪れ、紹介した。
その時感じたのは、上質な食事が提供されるのに、
妙にBGMがうるさくて落ち着けない・・・という事。
そしてそれは、趣味が合わない音楽を大きめの音量で聴かされる苦痛とともに、
私の中では必ず再来したいという想いを生まない要素として記憶されていたものだ。
木曜日は、収録のある日。
という事は、ひとつ区切りのつく日であり、緊張を緩められる日でもある。
そんな日に食事の誘いがあれば、喜んで出かけるのは当然の事。
二つ返事でonopupuへ向かった。
毎日、ほぼ満員になっている店だから、今日も難しいかな・・・と思っていたが、
今日は予想に反して先客は1組のみ。
ついているな・・・と思いつつ席に座ると、
なんだか前と雰囲気が違う事に気付いた。
「どうしたの?」
「いや・・・空気が違うな・・と思って」
「ふぅん
良い店じゃない?」
「良い店だろ?
味もいいんだけどさ・・・」
そうか
あの、ズシズシと響く低音がないんだ。
だから居心地が良いんだ(^_^)
ご飯を主体とする料理店で、ブラック系の音楽に違和感を感じていたのだから、
そのサウンドが無いだけでも、感じ方は大きく変わって当然だろう。
それでも、BGMの音量は若干大きめであったが、
以前のように不快になるほどのモノではなくなっていた。
レインボーロール
生春巻き
シェフのお薦めカルパッチョ・・・
そう、
相変わらずの価格帯(1000円以下の料理無し=高い)で、
バランスの取れた味で(不味きゃ起こる)、
売り込みの巧みなアテンドで・・・・・
「美味しいね・・・」
「何?
その間?」
「量と価格を見ると、やっぱり高い・・・」
「だろ〜?」
「う〜ん」
「だから、どっちかと言えば、ワイン一本もらって、
つまみに美味しいご飯を頂くって感じでしょ?」
「そうね。
でも・・・・」
「俺達には向かない・・か?」
「色気より食い気だもんね・・・」
なんか、悲しい(^_^;)
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