引継が順調にいかないので、
邪魔が入らない週末に雑務と引越をじわじわっとやっている。
最初は、きっちり箱を分けて片付けようと思ったが、
始めると面倒になる。
そして、手当たり次第に箱に入れてしまうのだ・・・
今の職場に移る前は、2年ごとに異動していた。
だから、必要な物以外は持たないようになり、
異動前の物は全て捨てるクセがついていた。
だが、7年の長さは、そんなクセを持つ自分としても
呆れるほどのどうでもよい物を抱えるに十分な長さだった。
そして、2・3年は見てもいないような資料等が出てくると、
じっくり読み出して、ちっとも片付けが進まない。
これって、居所の引越と一緒じゃん・・・(^_^;)
そう、母親はマニア・・という名前があってもいいほど
実によく引越をする人だった。
だから、あまり使わない荷物は、一度入れた箱から出さないクセがつき、
それは次の引越の時、久々に開けられて中身を確認されるだけの物となる。
しかし、その確認作業に時間がかかる。
へぇ・・・こんなところに、コレがあったのか・・・
と、懐かしさと珍しさで作業が止まるのだ。
言わば、タイムカプセルの様なもの。
それが、引越準備には最大の障害物であっても、
どこかで自分史を確認できるものだけに、おいそれと捨てられない気分にさせられてしまう。
でもまさか、
職場の引越でそのような気分になるとは、思わなかった。
休みの日に、主の替わる席に座り、
二度と見そうにない書類を捨てながら、
パッキングを進めている・・・
望まれて異動する現実とは裏腹に、
不安が色々な方向から襲ってくるから、
どことなく落ち着かない気分で苛つきが出る。
こんな日は、スカッとテキーラでも飲って、
意識を無くすように眠るのが一番。
そう考えた時、「重慶飯店で麻婆豆腐を食べよう」と友人から電話が入った。
飲み気より食い気・・・だな、やっぱり(爆)
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