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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

いよいよ

新しい部署でのお披露目があって、
7年ぶりの現場復帰と13年ぶりの実務復帰が報告された。

今更、現場に降りてくるなよ・・という反応を予想していたが、
概ね歓迎ムードが見えた事で、少しだけ気分は明るくなれはした。

だが、実務を思い出すのは、かなり厳しい。

それは当の本人が一番良く解っているのだが、
廻りは皆、半分無責任に「大丈夫ですよ」と言い放つ。

あぁ、またギリギリの勝負をかまさなきゃイケナイ職場に行くんだな・・と
そんな言い方を聞きながら漠然と考えていた。


異動というものは、会社が考える適材適所の方法論だ。
全ての異動には意味があり、営利追求のために個人の意志とは関係なしに行われる。

だから、今回の異動もまた、色々な意味が存在しているのは事実だ。

それは引き継ぐべき人が異動で不在になり、未経験者に総務を預ける現実の前にも、
私の異動が変わらなかった事で、理解できる。


自分に何ができるか・・・は、他人の方がよくわかっている事が多い。

だから、自分では気付けない能力を評価されて、
様々な所で様々な仕事に携わってきたのかも知れない。

そう・・・
私は、一つの部署に長くいる事は、極めて少ないタイプに従業員なのだ。


一つの場所で落ち着くと、全ての仕事は日常の中に紛れ込んで、
問題点を見過ごしたり仕事自体を省略したりしてしまう。

そんな自分に嫌気がさす前に以前は異動が回ってきたのだが、
総務部努めは7年という異例の長さとなっていた。

楽ができた・・か?
ときかれれば、否と答える。

休む事が許されない心臓のような部署だからこそ、
裏の裏まで見続けながら会社を動かしている部署だからこそ、
したくないケンカを経営者にふっかける事も同僚を怒鳴る事もあったのだ。

そしてそれは、感情の動物である人間の性により、
しっかり「恨み」という形に似た感情を育てるのに充分だったのだろう。


新たな部署には、新たな問題が揃っている。

トラブルのバーゲンセールのような状態だ・・と
少し現場に顔を出しただけで理解できた。

悲鳴を上げながら、どっかでそのトラブルを楽しむように
片っ端から片付けよう・・・と心に誓う。

で、そう考えてしまう貧乏性だから、そんな部署へ送られたのだな・・・・と
自分を励ましつつ笑い飛ばすのが自分流。

トラブルを解消できるか自分が潰れるか・・・の丁半賭博は、
確実に勝つという博徒の気分で乗り切るしかないだろうし・・・ね(^_^)

 
 
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