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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

カサ・デ・フジモリ

「たまにゃ、毛色の違うモノが食べたいね」

「って、何故俺の顔を見る?」

「食い物引き出しが多い人に相談するのが一番よね〜」

「そうよね〜」


無責任な会話を投げかける友人達。

私は「食の百科事典」じゃない・・・と言いたくもなるが、
最近レパートリーが狭くて自分自身が飽きていたのも事実だ。

じゃ・・せっかく4人も揃うのだから、
4人揃わなくちゃ楽しめない料理にしよう・・かな(^_^;)

トルコ料理かイタリアンか・・・
ビストロでフレンチも良いが、ありきたりだな・・・・

最近食べていなくて、4人で食べられるモノは・・・・


そうだ。
スペイン料理にしよう。

ワインとタパスにパエジャだったら、4人で食べるには十分じゃん(^_^)


「え〜スペイン料理?」

「どんなモンがあったっけ?」

「なんか、ガッチリ肉喰いたいんですけど、
 スペイン料理って、魚介類ばっかりだろ?」


勝手に言ってろ。
魚介類は確かに多いけど、ソレばっかりのワケないだろ(-_-メ)


「カサ・デ・フジモリ」
 045-662-9474
 横浜市中区相生町1-25
 月〜土 11:00〜23:00
 日祭日 12:00〜22:00
 無休


横浜でスペイン料理を食べよう・・・と思ったら、真っ先に思いつくのがこの店。

パエジャと呼ばれる炊き込みご飯は、これでもか・・・と魚介類が載っているイメージが強いが、
ここの「鶏肉のパエージャ」は一切魚介類の載らない美味しいモノ。

それをコイツらに食わせてみたい・・・とつい、考えてしまったのは
「初めての味」が確実に本物っぽく演出できそうだ・・と自信があったからだ。


「タパスって何よ?」

「酒のツマミ」

「まんまかい!
 じゃ、何飲む?」

「ワインでしょ。
 4人なら余裕で一本飲めるし」

「あまり肉料理ない・・・」

「仔羊の骨付き肉を焼いたモノは、
 ハーフサイズでも500グラムあるから、十分だって」

「魚介類を使わないパエリアってあるんだね」

「あの、焦げた部分が好きなんだけどね」

「足りなくないかな?」


まったくうるさい連中だ。

オリーブオイルとガーリックをふんだんに使った料理だから、間違いなく腹いっぱいになる量・・・
だと思うのだが、何せこの店は初めての連中ばかり。

でもこの騒がしさは、本格的な店内とフラメンコギターの生演奏付きで、
料理に対する期待が高まっている・・と勝手に判断させてもらう事にした。


小海老のオリーブ油焼 850円
スペイン風オムレツ 600円
仔牛の肉団子 800円
ジャガイモと鰹の煮込み 850円
仔羊の骨付き肉ロースト 1/2(500g)2400円
鶏肉のパエジャ 3500円(2人分) 

これにサラダ(950円)とワイン(ビニャ・レボレダ/2800円)に
ミネラルウォーター&サングリア(400円)+ハウスワイン(デカンタ/1500円)

とオーダーは凄い事になってしまう。


サラダとスパニッシュオムレツは普通の味で食事より話に興じている皆だったが、
「小海老のオリーブ油焼」のオリーブオイルが泡立つ程熱い状態で出てくると、彼等の顔色が変わった。

料理は音も大切だ・・・と思う瞬間でもあるが、
海老の香ばしい匂いとその音は、食欲を滅茶苦茶に刺激してくれたのだ。

身はプリッとしつつ尾はカリカリの状態で、ガーリック風味と塩加減がワインを飲め・・と言わんばかり。

「うめぇ・・・」と全員が食べる事に集中しだしたところへ、
「仔牛の肉団子」と「ジャガイモと鰹の煮込み」がサーブされる。

肉団子は想像のつく味付けであったが、鰹の煮込みは面白かった。


「あはははは
 これって、モロ鰹出汁。」

「ほんとだ。
 でも、妙に美味いな・・・」


日本人は、鰹出汁に弱いのか?
妙に美味しい・・と全員が苦笑している時、メインとなる仔羊が出てきた。

デカッ・・・
凄いサイズだ。

骨付き肉と言っても、骨の部分はかなり小さい。
一人あたり、コンビニのおにぎり一個分位のサイズはありそうだ。

味は、香草とガーリックをアクセントに塩を振ってローストしたソレは、
ローズマリーで香り付けする焼き方とはまた違った美味しさを演出されていた。

そして最後に出てきたパエジャは・・・・

爽やかな酸味と鶏肉の旨味が生きた、素晴らしいモノ。

「このカリカリが好きだ・・・・」とスプーンで鍋にこびり付いたオコゲまで剥がして、
全員でクリスピーな感触を十二分に楽しんだ。


素晴らしいモノは、普通にキョロキョロしても見つからない。
コチラから飛び込む勇気を持たなければ、このような出会いは有り得ない。

それはほんのちょっとの好奇心と探求心さえあれば実現可能だと思っているが、
何故か私の回りには、美味しい情報を与えてくれる人が少なかったりする。

まして、人との出会いはもっと複雑で、
瞬間瞬間変化をし続ける不可思議なモノ。

それだから面白い・・・と私は思うが、
それだから恐い・・・・と感じる人も多いように思う。

でもね・・・

たまにはコレが食べたいって考えようよ、約数名!

皆が色々意見を出せば、
そこから別の道が見える事だって多いんだぜ!!

 
 
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