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天気予報は、夕方から雨。
しかし、正午の天気はポカポカとさえする柔らかな日差しを、惜しみなく降り注いでいた。

森戸の川沿いにある「菊水亭」にはオープン席があり、
春の日差しを楽しむのに気持ちよさそうだ・・と常々思っていた。

だから、皆で菊水亭の料理を楽しもう・・と声をかけたら、
13人＋4人（子供）が集合してくれた。

同じ料理でも屋外で食べる物は格別で、大人数で食べるとさらに美味しいモノ。

だから、菊水亭の料理は抜群だったか？・・・と言えば、
実はビールの飲みすぎで明確な判断はできていない(^_^;)

でも、凄く楽しい時間で、凄く美味しいモノを食べたと感じてる。
（これこそ、酔っぱらいの良いところ（爆））

生きているだけで幸せだ・・・と感じられる事は、
何かのキッカケがあって「非日常」の合間から「日常」を見る事で、理解できたりする。

その強引に行う客観視がどれだけ大切なものか・・を知っているから、
私にとって「非日常」は無くてはならないモノになっている。

が、その「非日常」を得るために行う手段の一つ「海外への小旅行」はSARSの為に実行する気力を
奪われたままで、それに代わる特効薬は未だに見つかってはいない・・・・。

日々の生活を、結果的に主観に頼って過ごしてしまう日々は、
なんとなく視界を狭めて、感受性を鈍らせる方向に作用するのだろう。

ここのところ、モノの見え方が面白くなく、引きずり込まれるような情景を見る事も
感じる事もできなくなっていて、少しばかり焦っていた・・・というか怯えていた。

自分が自分でなくなるような怯え・・・・

それを「老い」という一言で括るのはまだまだ早すぎる愚行だが、
こうやって「老い」は近付くものなのだろう・・と容易に想像できて、恐くなる。

東京へ用事で出かけた時、切り取りたい風景が突然目に飛び込んでくる・・・
テキストでしか話した事の無い人と会い、テキストでは表現できないモノを与え合う・・・
日頃面倒をみない人の面倒を見て、違う視点からモノを見る機会をもらう・・・・

そんな巡り合わせが色々あって、最近、スイッチが入ったように感じている。

そしてやっぱり・・・・
色々な事が動き出した。