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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

イングリッシュパブ

昨日あれだけバカ飲み(GWオフ)したのに、やっぱり飲みたい。

目が覚めて腹が減ったから・・といつもの「桜庵」でビール&うな玉&もり。
まったりしつつ昼寝と洗濯をこなし、日が暮れたらもう我慢ができない。

で、横浜駅方向に出撃したのだが・・・・
連休の中日はそう甘くは無かった。

どこもかしこもいっぱいじゃねぇか(-_-メ)

こんな事なら、真っ直ぐランドマークか反町辺りで探せば良かった・・と思うが、
何時もと違う店で軽く飲みたかったのだから仕方ない。(ロブロイは休みだし)

ズンズンと西口を通り過ぎ南幸へ飛び込んだが、なんと吉野家まで満席の始末。

ここまで来てUターンは嫌だしなぁ・・と途方に暮れつつさらに歩を進めると、
見慣れたユニオンジャックの看板が有る。

あ・・・そうだ、この店があった。
ここなら例え順番待ちしても構わないぞ!!


「ザ・タバーン」
 045-322-9727
 横浜市西区南幸2−14 西口明和ビルB1
 17:00〜25:00(L.O.24:30) (土)14:00〜28:00(L.O.27:30)
 (日)14:00〜26:00(L.O.25:30)


中華街にあったイングリッシュパブ「タバーン」が横浜に支店を出していたんだ。
と言うか、すでに中華街の店は無いから、今はコッチが本流かもしれない。

もしかしてキルケニーが飲めるかも知れない。

本格的なイングリッシュパブと言うよりイギリス風居酒屋ではあるが、
ジョンが良く店に立っていた店舗だから、間違いなくあるはずだ。


マクドナルドの脇の階段を下り喜び勇んで「タバーン」に飛び込むと、
そこはまさに日本ではない別の世界の入口だった。

白人客とかぶれた日本人客、英語と北京語しか喋らない中国人&白人
ホワイトタイの軍団・・・・

とにかくうるさく、飲み、叫び、笑って楽しんでいる。

ラッキー!
カウンターが空いている。

そこに陣取って出されたメニューを見ると・・・・あった!

キルケニーの生(1パイント:950円)が!!


見ればこの店は、バス・ギネス・キルケニーの3点は生で提供されている。
キルケニーは缶詰でも滅多に見ないのに、こんな近場に生があるとは想像さえできなかったのだ。

とにかくキルケニーを1パイント頼むと・・・・

細かいクリーミーな泡が底の辺りから徐々にその密度を増やすように立っている。
アイリッシュビール独特の泡ではあるが、その柔らかさとすっきりとした味わいは抜群だ。

何かのCMのように「クゥ〜」と叫びそうになりながら喉越しを楽しみ、
「フィッシュ&チップス」をオーダーした。

目の前にはギネスのサーバーがありイギリス人の姉ちゃんがオーダーに振り回されながら
パイントグラスに注いでいるが、このクソ忙しい時にもちゃんと2度注ぎをしているのは素晴らしい。
(ギネスはゆっくり時間をかけて2度注ぎするものだと、どこかのバーで聞いた)


後ろではチャイニーズ&ホワイト10名様が、テキーラの一気のみ大会に突入し、
かぶれた8人組若造達が、負けじとウィスキーをかっ喰らう・・・・

飛び交う言葉は英語が多く、ちょっとした外国気分を味わうにはよいが、
いささかうるさすぎて落ち着いて飲むことは難しい。

出てきた「フィッシュ&チップス」はどっちかと言うと
「フィッシュ&チップス&チップス」といった感じ。(イモが多すぎる)

でも、モルトビネガーをかけながら食べる白身魚のフライは、
以前中華街の「タバーン」で食べたソレを思い出させる美味しさがあって嬉しかった。


あっという間に干してしまったキルケニーをお代わりし喧噪の中の孤独を楽しむが、
音圧にエネルギーを食われる気分が増すばかりで、早々に席を立つ事にした。

連休の中日に繁華街に来てしまった自分を責めつつ、
上質なアイリッシュビールを楽しむのもまた非日常で面白い。

あまりの忙しさに可哀想になり、レジで応対してくれた唯一の日本人店員に、こう叫んだ。

「お疲れさま!」


お釣りと同時にとびっきりの笑顔が返ってきたのは、言うまでも無い(^_^)

 
 
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