「なんかさ、ガッツリと食べたくね?」
「って、何を?」
「肉の固まりか、脂っこいものか・・・」
「昼、思いっ切り食っちゃったんですけど」
「タマにゃ、力付けないと」
「・・そ・だよな」
「な、付き合えよ! な!」
脂っこいのも、ドッシリと重いものも大好だ。
翌日の事を考えなければ、脂ギロギロのラーメンだって汁全部飲み干したい。
しかし、オーバーカロリーすると腹の調子が悪くなるだけじゃなく、
確実に身体に蓄積されてしまうから悩むのだ。
「解ったよ。
で、何食うんだ?」
「・・・と言われると弱いんだな・・」
「ノーアイデアかい(^_^;)」
「とにかく腹にたまるもの・・・な」
「肉がいいな、肉〜!」
解ったよ。
そんな君達にピッタリの店があるぜ。
ちょっと音楽がうるさいけど、若者好みのジャンクフードが
コレでもか・・・って量で出てくるんだぜ(爆)
「ハードロックカフェ ヨコハマ」
045-682-5626
11:00〜23:30 (日〜木)
11:00〜24:00 (金)
11:00〜28:00 (土)
「ハードロックカフェ」と言えば六本木にゴリラがぶら下がった店を思い出すが、
そのオープンは1983年の7月だからもう20年も前の事。
当時小僧だった私は、コストの高さに入ろうとも思わなかったが、
メニューを覗いてアメリカの匂いを感じたのを思い出す。
(勿論、アメリカンフードを楽しむ時はデニーズだったが(爆))
夕方7時を回って店に入ったが、店内は何故か閑散としている。
うるさすぎる・・と感じていた音楽も、以前に比べればボリュームダウン。
こんなに食えないだろ・・・という量が売りのおかげか単価も高いこの店は、
不景気の煽りをそれなりに食っていると考えるべきなのか?
「ホームメイドナチョス」S:900円
「リトルサラダ」700円
「B・L・Tサンド」1380円
「スラッピー・ジョー」1380円
なんと!
ここに「スラッピー・ジョー」があった!!
「そんな食べ物知らな〜い」と言われ続けた「スラッピー・ジョー」が、ちゃんとメニューに載っている。
「どうだ!
ちゃんと存在したろ?
アメリカにあるって言ってたのは本当だろ??」
「本当にあるんだ」
「3人なのに4つも頼んで大丈夫かい?」
「大丈夫だって。
サラダもナチョスもハーフサイズだから、大食らいの貴方達には物足りないと思うよ」
こんな時はビールでしょ・・と、クアーズをオーダーする。
瓶ごと飲む形でサーブされるから、どっかのクラブのように瓶の口をぶつけて乾杯する。
サラダとナチョスが出て、その皿の大きさに安堵の色を浮かべた一同は、
思いっ切り油で揚げられたナチョスのボリュームをなめてかかったのだが・・・
「なんか、これだけでも腹、重くなってない?」
「誰だっけ?
思いっ切り食べたい・・とか言ってたのは??
これから本命が来るんだぜ」
「片方は『BLTサンド』だから分けりゃどうにかなるっしょ」
やっぱ弱腰だ(爆)
「お待たせしました」とメインディッシュ?がやってきた。
コレ・・だ。
コレが食べたかったんだ(^_^)
これが「スッラピージョー」って食べ物なんだよ!
ハンバーガーパティの間には、粗挽きの挽肉がふんだんに使われたミートソースが
ズッシリと・・・まさに持ったらこぼれ落ちそうに挟まっている。
どうだぁ・・と叫ばずにもう一つの「BLTサンド」を見ると、
トーストの間にこれでもか・・といった感じで具が入った物が2ピースもある。
じゃ、大食らいのはずの二人には、1/4個ずつ切り分ければ良し・・・だなっと。
(スラッピー・ジョーの半分は、私が独占するってわけだ(爆))
久々の「スラッピー・ジョー」にかぶりつく。
適度に焼かれたバンズが香ばしく、汁気の少ないミートソースはボリュームがあって、美味しい。
昔食べた物より肉がしっかりしているせいか、懐かしさより美味しさを感じるのが面白い。
こりゃ、今度また食べに来そうだ・・ぞ(爆)
と一人でニヤニヤしていると「こっちも食べろ」とBLTのハーフピースを仲間が勧めた。
ど〜れど〜れ・・・
うわっ?
これのドコがBLTなんだ?
レタスとトマトが感じられず、ひたすらベーコンのみに感じるぞ???
こりゃ確かに、脂だらけのガッツリメニューに違いない(^_^;)
そして二つの皿には山盛りのフレンチフライまで付け合わされているわけだし・・・・・
ハインツのトマトケチャップをつけて食べるフレンチフライは、
味バカで量があれば喜ぶ人間が食べる味がする。
そしてどこかで、このジャンキーな味が好きな自分を、持て余してもいる。
「ハードロックカフェ」
あまり近寄ってはいけない店・・・なのかな?
|