どうしてそうなるのか解らないが、いつも無意識に素通りする店がある。
食事をする時、最初から食べるモノをイメージしているから、
それを提供する店以外は目に入らないのだろうが、
そういった店が必ずしも美味しくないわけじゃないはずだ。
で、昼飯に出た時、いつも素通りする店へ行く事にした。
「大三元酒家」
045-641-4402
横浜市中区山下町136
11:00〜22:00(LO21:30)
不定休
同僚と4人で出かけたから、オーダーするのはランチ。
中華街でのランチは、料理一品にスープとご飯(食べ放題の店が多い)で
500円〜1200円といったところが一般的だ。
だから、4人位の集団になると全部違う料理を人数分取って、皆でつつき合って食べるのが合理的で、
しかも昼はソレをメインに作っている関係で、クオリティが良い事が多くてその店の傾向も解りやすいのだ。
「何にします?」
「1・2・3・4、1個ずつ」
どこの店でも4品位の廉価ランチ(500〜800円)と3品位の高価ランチ(1000円〜)メニューが存在し、
A・B・Cとか番号とかがついているので、こういった頼み方になるわけだ。
初めての店に一人で行く時は、炒飯をオーダーする事が多いけど、
会社の同僚と行く時はその安いメニューを全部頼む事になるのが多くなる。
そして今日も、600円のランチが4種類あったのでそれを全部オーダーした。
鶏肉と袋茸の炒め物
海老と野菜の塩味炒め
麻婆豆腐
茄子と豚肉の炒め物
これに食べ放題のご飯と野菜スープにザーサイがついた。
出された料理はどれもボリュームが多い。
絶対一人じゃ食べきれない・・・と感じる位の量で、
ご飯にかけても美味しいだろうな・・と思える、トロミのついたソース仕立ての料理だった。
中華街でランチを食べる意味はココにある。
こういったランチ数品を頼む場合、人数に合わせて量を調整してくれる店が多く、
結果的にすごくリーズナブルに食事が楽しめるのだ。
食べてみると、どれも美味しい。
この店は上海料理の店だからか、あっさりとした味付けがされているが、
塩の加減が丁度良くて、久々に美味しい店に出会えた・・・と思えた。
ここにはコレしかない・・・と決めつける事。
ソコに有っても見つめない事。
それは、自ら世界を狭める愚行だと思う。
チャレンジなしでは世界は広がらず、考える事を放棄したら老化するだけ。
決められたように素通りする所にも、望むべきモノが有る可能性は否定できないのなら、
日々やっぱり、新しいチャレンジを楽しんだ方が良い・・・・と考えさせられた。
しかし、いつも食い物だなぁ・・・・(^_^;)
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