外気温6度
息が白い。
でも、気持は決まっている。
今日はバイクだ。
チョークを引いて、クランキングをする。
寒さのせいかなかなか点火しない・・・が、3回目のクランキングで火が入った。
ちょっと寝坊したから・・と言っても慌てずに暖機。
と言うか、シートを片付けたりメットの準備に時間がかかるんじゃ(^_^;)
2000回転前後でぐずつきつつアイドリングしていたエンジンがパァッと回転を上げ、
一応スタートできそうな気配をみせる。
慌ててアクセルコントロールをしながらチョークを戻して、レーシングしながらツキを見る・・・・と
よしっ 調子良さそうだ(^_^)
バイクを停めている場所は、少し前上がりの坂になっている。
コンクリートが敷いてあるからまだいいが、駐車場の殆どは砂利敷き。
上り坂を発進していきなりフラットな砂利だから、
冷え切ったタイヤで発進すると、いきなりダーっと滑る事請け合いだ。
(以前、見事にコケた(爆))
そして今日も、いきなりテールアウトしそうになりながらの発進となった。
でも、この瞬間が好きだ。
踵でグリップしながら両腕の力を抜き、自分の重心とバイクの重心の位置調整をする。
それを凄く低速で走りながらする時、2輪に乗る感覚へ・・と五感が切り替わっていくのだ。
このまま低速でスラロームを切りたくなるほど、その何とも言えない感触が気持ちよく、
そして今乗ってるバイクの良好なバランスに毎度ながら惚れ直す。
嫌な事も苦しい事も、単純なスロー走行をしている間に消え失せて、
滑るクラッチを労って回しきらずに走るスピードの中でも細胞が笑い出すのを感じる。
寒さ・・・なんてどうでもいい。
今日はそんな心境が必要なんだ。
で、やっぱり会社を通り過ぎそうになった(^_^;)
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