「もう・・・きてます。
辛いっす。
ハッキリ言って味も香りもわかりません」
「オイオイ、それじゃ作れないジャン」
「次ぐだけの人には問題ないです」
「はぁ・・・確かに」
花粉症の人には辛い季節。
とくに花粉が全開で舞いだして、急速に体調不良を訴える人が回りに増えた。
私はもう、バリバリの花粉症。
目が痒くなり、鼻水は壊れた水道の蛇口だ。
おまけに気管支までが痒くなり、息をする事もやめたいくらい・・・・。
目と肺を取り出して水で綺麗に洗えたら楽だろうな・・と毎年のように考えていた。
行きつけの店でも花粉症に悩む人は多くいて、
山田屋の板長まで「この時期は辛い」とボヤいている始末。
で、今日のロブのマスターは、顔が「もうダメです」と言ってるようで、
他人事ながら同情してしまった。
「花粉症・・でしたよね?」
「そうだよ、バリバリの」
「なんか、平気そうじゃないですか?」
「今年は楽だね」
「え〜、凄いっすよ、もう」
楽なのにはワケがある。
長い年月を経て、花粉症を克服する方法をいくつか実践し、
それが複合的に作用しているのだ。
以前にも書いた「田七」は、確実に体調を整えているし、
対症療法用の薬も常備されているので、辛くはない。
しかし、それにも増して効いた物があったのだ。
それは・・・・
「ヨーグルト」
一昨年辺りから、会社の関係で明治の販売員が会社に来るようになったが、
誰も朝から牛乳だとかプリンだとかを食べる気にならないらしく、
せっかく来てくれた人には申し訳い状態だった。
胃に良いから・・・とLG21入りのヨーグルトを食べるヤツがいて、
可哀想な状態を少しでも改善してあげようと、私も真似をしてヨーグルトを食べるようになった。
すると、さすがに整腸作用が素晴らしく、安定した便通が訪れ、胃痛も無くなったのだ。
ピロリ菌はいなくてもLG21ヨーグルトを食べ続ける事数ヶ月で、
魔のシーズンに突入した時、その予兆が表れた。
死ぬほど痒くなるはずの目や、喘息状態が必然の肺に、あまり酷い症状が起きないのだ。
でも、その時は、何が効いて酷くならないか解らなかった。
ただただ「今年は楽だなぁ・・」と思ったくらいだった。
そんな時、「思いっ切りテレビ」で「花粉症にヨーグルトが効いた」と話題になる。
それを聞いて、もしかして・・・?と思いつつも、信用はしていなかった。
何故なら、毎日ヨーグルトを食べているのに、やっぱり痒かったりするからだ。
今年、1月あたりから花粉の気配を感じていた・・が、今日の時点でもまだ目薬を使っていない。
鼻が詰まっても嗅ぎ薬でスッと通ってそのまま楽で居られる。
これは、私にとって凄い事なのだ。
信じがたい事だ。
で、色々その理由を考えると、「ヨーグルト」しか無いのだ。
今まで続けていて、去年と今年しかやっていない物は「ヨーグルト」のみ。
「田七」の効果もそうやって確証を得たが、他に常用しだした物は無いからそう考えるのが自然だ。
蕁麻疹で苦しんでいた人が、便秘薬の常用で蕁麻疹から解放されたり、
花粉症の原因の中に、腸内寄生虫の減少が取り上げられたりするのを考えれば、
腸の状態が悪い事によってアレルギー反応が引き起こされる可能性は高い。
だから、整腸作用のある「ヨーグルト」が、結果的に花粉症を軽減した・・と考えても筋は通り、
物理的に常用している物がそれしかないから「効いた」と言っても間違いないだろう。
毎日、90グラムのヨーグルトを食べ続けて1年半近く。
私にとっては、安い出費だと思ってる。
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