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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

眠れない

今週、空撮の予定があるため、アルコール摂取を制限してみる。

するとやっぱり・・・眠れない。

数字を追い込む仕事で張りつめた緊張は、
いつもなら荷下ろしできる酒場で投げ捨てるのだが・・・


体力保存のため寝床に入るが、目はどんどん冴えてくる。
で、こんな時は下らない空想でもしながら時を潰すのだ。


マヨラーの友達がマイマヨネーズを持ち歩き、
トンカツ屋で店主の目を盗んでカツにかけながら食べている。

「しつこくない?」と尋ねると「お前もどうだ・・」とばかりにカツの上にかけられる。
こっちは店主にバレてはいけないと慌てて食うが、その勢いに感激した彼はまた、
電光石火の早業で次のトンカツにかけてしまう・・・

この油っぽさがケンカして、酢で誤魔化されつつ食うのはいやだぁぁぁぁ

と叫びそうになって我に返る。


あれ?寝てた??
失敗した・・・このまま寝てれば良かった(^_^;)

きっとキムが「チキンラーメンにマヨネーズ」なんて言うから
頭の中にマヨネーズがとぐろを巻いているんだ。


ショップでブレーキの鳴きについて相談している。

「ある速度域から中途半端に減速した時だけ、キュルキュル・・と音がするんだけど・・・」

「そりゃ、ブレーキが効いている証拠さ」

「そうなんだけど、あの音がすると歯が浮く・・というか耳の奥が痛痒くなる・・というか
 気になって気になって運転に集中できないんだよ」

「乗ってみて、再現すればいいんだけど、見ただけじゃ問題無さそうだよ?」

「う〜ん まぁ、乗ってみてよ」


メカニックは近所をグルッと回ってきた。


「出るね・・・確かに。
 不思議なのは、ホントに120キロ位からふにゃふにゃっとブレーキングして、
 65キロ位でヒョワヒョワ・・・と音が出て、そのあとキュ〜っていう音になる事だね。
 うるさいと思うけど、もう少しスピードが落ちれば鳴かないから、
 そこまで落とす時はいい加減に落とす場合はブレーキ使わなければ・・・・?」

「あのね・・・・」

「あはは、冗談だよ。
 パッドの横に塗ると鳴き止め効果のある油があるんだけど塗ってみる?」

「そんなのあるんだ・・・知らなかった」

「いや、そういう商品は無いんだけど、経験から見つけた安い対処法で・・・」

「ふ〜ん。 それで直るのなら」

「え? ホントに塗っちゃっていい?」

「いいよ。 何か問題ある?」

「う・・・ん、実は・・・」

「?」

「最初のウチはいいんだけど、少し経つと蠅がよってきたりするんだよ」

「何それ?」

「だって、マヨネーズ塗るんだもん」


バカな!
と叫んで我に返る。

また、寝てたらしい。


今日の空想はマヨネーズじゃない。
もっともっと楽しい空想で、時間を潰す予定だった・・・・(;_;)


でも、こんな中途半端に見る夢は、妙に現実感があったり若干のストーリー展開をできたりと
慣れれば結構面白いものなのだ。

例えば「乗り切れないほどバイクを持っていたらどうする?」とか
「ランドマークのビルをそっくりもらってしまったらどうする?」とか考えていると、
あまりのバカバカしさがそのまま夢に繋がっていく事も多く、気持ちよく寝られる事が多い。
そしてこうやって目が覚めなければ、昨晩何を空想していたかも覚えていないものなのだ。

だが、この下らない空想をしないと仕事を夢の中でしてしまう事が、多くなる。

で、そんな場合は特にその内容を覚えたまま目が覚めるので、
会社にいってまた最初から仕事をするのは精神的に悲しくなるのだ。


「あの・・・
 ここの集計欄にデータが直打ちされてるので、月の集計と四半期ごとの集計がずれるんですよ」

「あれ? そうか??
 おっかしいなぁ・・・ちゃんとチェックしたんだよ。
 しかしどうやってこのミスを見つけるんだ?」

「私は、別の集計表に実数データだけ移すので、集計データを見比べれば
 打ち込みミスがあるかどうかの判断がつくんです。
 で、元データが合わない時、自分の打ち込みを全て確認して合致すれば、
 元データの表がおかしい・・・と想像できるんです」

「そうか・・・・」

「この表は多機能に前期比や実行比等が計算できるように組まれているため、 
 予算を作る場合には欄を見間違えやすいんです。」

「そうなのか・・・
 しかし、君の集計表は見やすくなってるな
 四半期ごとの集計には色までつけてるのか・・・・
 しかし、色が滲んでいないか?」

「エクセルですからそんな事ないですよ。
 モニターが滲んでいるんじゃ?
 あれ?? ホントに滲んで見えますね・・・」

「だろう・・・
 こっちの年計なんてマダラになってるよ」

「本当だ・・・ 何故こんなにベタベタ・・・として」


ベタベタ・・として??

え?
マヨネーズ???

何でや〜???


と目が覚めた。

喉がカラカラになっているから、寝言を言ってたのかも知れない。
(一緒に寝た人の多くは、非常に鮮明に寝言を言う私に驚くらしい)

水を飲みに台所に行ったら、帰りにスーパーで買ってきた袋が置きっぱなしだ。

乾物にインスタント物、卵にマヨネーズ・・・・

これか・・・
卵にマヨネーズか。

冷蔵庫に入れようって思ってて、
そのまま布団に入ったから、気になっていたんだな。

 
 
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