ここのところ、インフルエンザが猛威を振るっている。
その上、風邪もしつこいようで、2〜3週間発熱当たり前の威力を見せているようだ。
会社でも倒れた人間がいるが、長引く風邪の蔓延でノーマークでいたら、
医者からインフルエンザである事を告げられ、同室のメンバー一同が青くなった。
何故なら、発熱をものともせず出社していたからだ。
(移ったらどうすんだよ・・・とブーイング)
無理して会社に出てくるのは本人の意思と責任感の強さだろうが、
会社で「調子悪い」と連発されるのは困りもの。
休めない事情があっての事であっても、能率が悪くてミスも重なるなら、
いっその事ちゃんと直して欲しい・・・と思うのだが、本人が自覚しないから質が悪い。
で、風邪?はどんどん蔓延していくのだった。
(ジゴロウまで風邪引いてる・・・(^_^;))
一人暮らしで一番恐いのは、動けない事。
それは目眩が起きた時にも感じたが、
歩けない状態は「死」を予感させるのだ。
高熱で意識が朦朧とすれば、寝るしかない。
食欲が落ちても何かを食べなければ保たないし、治りも悪い。
しかし動けなければ、食事すら採れなくなるわけで・・・・
しかも、排泄行為すら不可能になるわけで・・・・・
私の場合、高熱が出ると思考のパターンがループする。
例えば「明日、懸案事項の資料と予測予算を作らなきゃ」と無意識に考えると、
「資料と予測予算を・・・」というフレーズだけが頭の中で繰り返されたりするのだ。
資料と予測予算を・・・・資料と予測予算を・・・・資料と予測予算を・・・・
・・・・どうすんだっけ???
えっと・・・・そうだ明日・・・資料と予測予算を・・・・資料と予測予算を・・・
・・・何のだっけ???
だから・・・資料と予測予算を・・・資料と予測予算を・・・資料と予測予算を・・・
・・・・・何の事だ????
・・・と、こんな感じでずっと同じ事が回っていく。
こうなったら、とにかく寝る。
動けるまで回復する事を願って、思考も止めようとする。
しかし頭の中は、傷だらけのレコードのままだ。
こういう時、楽しい事や気持良い記憶のループだったら楽しいと思うのだが、
頭の中を支配する感情は、何か不安をかき立てるような一部分だ。
「この「ひつまぶし」は脂の美味さと絶妙な甘さ加減が秀逸で、実に美味しいなぁ・・・」
と無理して考えても、
「で、こんな美味しい「ひつまぶし」幾らするんだろう・・・?」
と無意識に思考は進み、
「幾らするんだろう・・・?・・・幾らするんだろう・・・?・・・・幾らするんだろう・・・?」
と繰り返され、
「高くて払いきれなかったらどうしよう・・・・」
とさらに思考が進んで、
「どうしよう・・・・どうしよう・・・・どうしよう・・・・どうしよう・・・・」
と不安感だけが増していく。
危機感を持たずに生きる事は恐ろしくてたまらないが、
危機に際しては楽観しながら出来る限りの事をしたいもの。
実際ピンチが寄ってくると、どっかでワクワクしたりする部分もあって、
一番自分の力が発揮しやすい状態に持っていけるのだが・・・・。
(逆に言えば「普段は大した事ができない」のかも)
しかし・・・
どうして「美味しいなぁ・・・・」のループにならないんだろうね(;_;)
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