本当にあの乾燥唐辛子さえ食わなければ大丈夫なのだろうか・・・
と、5日に食べたタイ料理を反芻しながら考えていた。
何故ならあの後、何の問題もなく1日が過ぎたからだ。
そんな疑問を解くためには、行きたい店がある。
「タイ国惣菜屋台料理ゲウチャイ クイーンズイースト」
045-682-2679
横浜市西区みなとみらい2-3-2 クイーンズイーストB1
11:00〜20:00
この店は、「成城石井」があった頃から存在した屋台料理屋(実際に屋台が設置されている)で、
思いっ切り現地風の味と食欲をそそる香りでついつい行きたくなる魅力を持っている。
しかし・・・
お腹と相談して・・でなければ入れないタイ料理故、どうしても足は遠のいていた。
しかも「成城石井」が撤退した事で、レア物がさらっと置いてある酒販コーナーも消えたから、
足が向かない指数は上昇しその存在すら忘れていた・・・・という事実もある。
それでは・・・と久々に顔を出してみた。
「コムサ」が出店した関係で位置が変わった「ゲウチャイ」は、
壁があったら立派なレストランに見える程キレイに変身していた。
コバルトブルーに金の刺繍が入った民族衣装で出迎えてくれる店員は当然タイ人ばかりだが、
以前のようなスーパーの片隅に間借りしたようなチープなイメージは全然無い。
でも、あのステンレスでできた屋台は、ちゃんとそのまま厨房スペースにセットされていた。
オーダーするのは勿論「タイ風焼飯」。
麺物も捨てがたいのだが、今回はあの乾燥唐辛子の調査故、最初から辛い麺類はパスになる。
安物の金属カップにジャスミンの香りがついた水を注いで待つと、
空いていた事もあってカオパット(焼飯)は食欲をそそる香りと共にすぐやってきた。
米はロングライス。
フライドエッグは黄身が半熟でいながら、裏はカリカリに揚げられている。
綺麗に皮を剥かれた胡瓜にレモン、にんにくの芽一本が添えられ、
タイ米独特の良い香りが立ち上っている。
本格的なカオパットの場合、塩味はナンプラーをかける事で調整する場合が多く、
ここでもテーブル上の貝エキス入りナンプラー(魚醤)が「かけてごらん・・」と誘惑する。
で、かけて食べるとこれが美味い。
独特の臭みが鼻を突くがこれもタイ料理の一部・・・と楽しむが、
問題の乾燥唐辛子を見つめてしばし考えた。
入れるべきか
入れないべきか・・・・
今日はこの実験に来たんだよな?
と自問自答し、粉砕された乾燥唐辛子を振りかけた。
辛い・・けど、やっぱり美味いなぁ・・
水をガバガバ飲み吹き出る汗をバンダナで拭いつつ、がっついた。
あっ・・
マズイ・・・・
お腹痛い・・・・・
ちょっと早すぎないかぁ??
と思っても自然現象には逆らえない。
急速に下りてくる物を根性で食い止め、
何食わぬ顔で会計を済ますと早足でトイレに向かう。
(幾ら払ったか・・・も忘れるほど必死)
しかし、そういう時に限ってどこも空いてなかったりするのは世の常だ。
クイーンズイーストを諦め、勝手知ったるランドマークに向かうが・・・・・
解りました。
私が、悪うございました。
今後、タイ料理を食べる時は、
絶対乾燥唐辛子を使いません。
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