昔、週末に連れ合いと買い物に行くのが、好きだった。
お互い仕事を持っているから一週間分の買い物を週末にするしかないのだが、
スーパーストアは欲しい物だらけで、大嫌いな人混みも気にならない。
とにかく、コレがあったらいいな・・・と思う物が多くて、
カゴにそれらを入れる度に少しだけ幸せが増すように思った。
今でこそコンビニエンスストアは24時間営業を当たり前のように行っているが、
セブンイレブンが初めて開いた時は夜11時まで営業しているストアは非常に少なかった。
だから当初のセブンイレブンは長時間営業のコストを出すために定価販売を行ったのだろうが、
ユーザー側は割高感から他の店が開いてない時の非常用ストアとして位置づけてしまった。
しかし、そんな売り方を続けていては、売り上げが伸びないのは当たり前。
いつの間にか定価販売をやめてユーザー離れを食い止めようとしたようだが、
1ユーザーとしては未だに割高感がつきまとっているのは事実。
(週末のスーパー通いが当たり前だった私にすれば当然の事)
コンビニでは雑誌やちょっとした軽食を求める所であり、
日常的に使うモノや食材を求める場所には成り得ないのは、
うまく棲み分けができている・・という事だろうか。
反町には「Tops」という24時間営業に踏み切ったスーパーがある。
これはある意味スゴイ殴り込みで、場合によってはコンビニを食いかねない事態だ。
で、こっちも興味津々で前に顔を出した事があるが、
やっぱりスーパーはスーパーでコンビニとは商品が違い過ぎた。
昼間と変わらぬ品揃えは、ちょっとだけおにぎりが食べたい私の食欲を満たす事はできず、
CMで流れている高額な新商品もあまり目につかない。
考えてみれば当たり前の事なのだが、深夜において欲しい物とは違う位置にある
安売り商品の山を見て、あらためて深夜営業の難しさを感じたのも事実だ。
さすがに正月は休んでいたが2日からは通常営業に戻り、
まだ3日だと言うのに深夜のスーパーは混んでいた。
無意識に(コンビニで)買っていたミネラルウォーターやインスタント物を見ると、
魅力的な安さで誘惑の眼差しをむけてくる。
何だ・・・こんなに安いじゃん、とばかりにカゴに入れる。
卵、冷凍食品、インスタント物、カップスープ・・・・・
あっという間にカゴは膨れていく。
コイツがあれば、アレを作れるなぁ・・・
なら、この調味料も欲しいな・・・・
このペッパー&ガーリックソースって何だ?
賞味期限はどれくらい?
コンビニより幾ら安いだろう・・・・・
そんなどうでも良い思案に暮れながらも買い物を完了しレジに向かう。
「2488円です。」
へ?
3千円しない??
そりゃそうだ。
安い物を必要なだけ(一部必要以上に)買ったのだから、
そんなに高い買い物のわけはない・・・けど、
日頃飲んでいる事を考えると・・・安いと思ってしまう。
それに引き替え、この買い物をしまくった充実感の大きい事。
すごく贅沢をしたような気分にさえなっている・・・(^_^;)
買い物がこんなにストレス解消になるとは・・・・
「貴方と買い物に行くと、いつも必要以上に買っちゃうのよ。」
「いいじゃん、欲しかったんだから。
こっちのソースで食べた方が美味しいんだから・・」
「前のがあるよ。 もったいないじゃん」
「だから、小さいのを選んだのさ。
使い分けられるように。」
「大した金額じゃないって解ってるんだけど、
こうやって色々買ってるとやっぱり大した金額になるのよ、知ってた?」
「外で食べる事を考えれば安いものでしょ?」
「そうよねぇ・・・・
って、結局言いくるめられちゃうんだな」
昔も、こうやって買い物によるストレス解消を図っていた事を、
レジでお釣りを貰いながら思い出していた。
今年はちょっと、自炊にも励もうかな(爆)
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