正月は、実家に帰る人が多い。
それは個人主義の中に辛うじて生き残る家族への愛情だろうか・・・・
横浜は(たぶん東京も)色々な地方から出てきた人が多く、
そのため人も車のメッキリと減ってしまう正月になる。
で、当然の帰着として飲食店等も休業を決め込み、
ふらっと飲みに行く事もかなわなくなるのだ。
でも、淋しくはない。
と言うのは、今日・明日と箱根駅伝があるからだ。
毎年、ヘリコの音で目が覚めて、
慌ててテレビをつける。
そこにはそれぞれのポジションで鎬を削る若者達の熱い戦いが・・・・
駅伝は日本独特の競技と聞くが、東海道をひた走る姿は現代の飛脚にも見える。
だからこそ、日本人だけで戦って欲しい・・と少しだけ思うのは
私の考え方が古いのか、歳を取ったから・・・・だろうか?
いずれにしろ学生達の戦いは、いつ見ても清々しい。
アフリカから日本へ留学しら選手の姿も、爽やかに見える。
高校野球のような県単位での参加ではなく学校単位で勝ち上がってくるスタイルは、
大学という学校の性格を考えた場合、正しいやり方だと思えるが、
それでも地元の学校を応援したくなるのはなぜだろう。
突き抜けるような晴天の空の下、寒さを物ともせずに走る姿は、
厳しい一年の始まりにも勇気を与えてくれるらしい。
そしてまた一年が始まった・・・と実感した。
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