毎年の事だけど、会社同士の付き合いがある所へ「お歳暮」を送っている。
取引上、お世話になっている・・という判断からその送り先を決めるのだが、
今年はその贈答品を選ぶのに営業的理由から時間を要した。
で、その品が届いたのが今日。
お〜い、マジかよ〜
今日はも18日だぜ・・・・
歳暮とは、年越しに必要な供え物を送る事だから、
年内ギリギリまでに配ればいい・・と安易に考える事はできない。
何故ならこれは法人間での行為だから・・・であり、
私の常識に従えば、12月の第2週から20日までの間に配るものなのだ。
で、まだ18日だから・・と急遽、部下と共に挨拶回りに出かける事にした。
年末が近いというのに割合暖かな風が吹き、路上駐車を取り締まる警官が山ほどいて、
二人がかりでお歳暮を持って歩いているような人達はどこにも見えなかったりする。
そりゃそうだろうなぁ・・・
今時、お歳暮をわざわざ配っているところなんて無いだろう・・・とも思う。
勿論、我が社にも付き合いのある法人からお歳暮が届くが、
実際に手持ちで来社するところは殆ど無い。
儀礼的な意味でのお歳暮と考えればそれで良いけど、
それではもらった方に気持が届かないだろう・・・と思う。
日頃、余程の事が無いとスーツ着て表れない私が、部下と一緒に顔を出す事で、
「今年一年、おかげさまで営業してこれました。」という気持が伝わるはずだ。
横浜駅の雑踏は若者で溢れ、宝くじの簡易販売所が建ち並ぶ。
こいつ等はどうやって暮らしているんだろう・・・と思いながらも、
目は宝くじに奪われそうになる。
不労所得を欲するのは「金」が豊な生活を保障すると思うからだが、
「心豊かな生活」はそこには無いかも知れない・・・とも思っている。
だから、何となく買う事をためらってきているのだが、
こう不景気だと、取り敢えず金はあった方がいい・・・と考えたりする。
(で、友人達とささやかな共同買いをした(爆))
「来年もまた無事営業を続け、こうやってお歳暮配りができるように」と願いながら、
師走の冷たい風を蹴散らすように歩いてみた。
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