「何か暖かいもの食おうぜ」
「この時期、どんな物食っても暖かいだろ?」
「違いない」
「何が食べたいんだよ」
「汁物・・・かな」
「汁物のねぇ・・・・
そうだ、行った事無いんだけど、麺の専門店があるぜ」
「美味いのか?」
「評判は良くないんだが」
「じゃ、ダメじゃん」
「いや、興味あってさ・・・」
「揚州麺房」
045-212-9630
横浜市中区山下町150
11:30〜22:30
それは本通りの一本裏になる広東道沿いにある麺専門店。
揚州飯店の系列で、まさにラーメン屋スタイルでやってるユニークな店。
そのスタイルからどうせ大した事は無い・・・と入らずにいたし、
行った・・・というヤツの情報を聞いても芳しくはない。
だけど、平成10年にオープンして以来潰れずに頑張っているから、
それなりの物はあるんじゃないか・・・と気になっていたのだ。
店には「排骨麺」「坦々麺」等のありがちな麺に混じって
「イカスミ麺」なんてキワモノまである。
「焼豚麺」「雲呑麺」「牛肉麺」等メニューは抱負だが
その中で目を引いたのは「とりそば」だった。
何故ならそれは、塩味スープとうたわれ、店の壁に張り紙されていたからだ。
中華街で食べる物を迷った場合、壁の張り紙を見ろ・・と良く言われる。
それは、確実にその店が得意としている、売りたい品物だという証明であり、
実際食べると美味しい事が多いのだ。
で、食べてみました「とりそば」
綺麗な上湯。
鶏ガラで取ったスープらしい味。
美味い!
ハッキリ言って美味いスープだ。
鶏肉と白髪葱だけのトッピングは少しばかり寂しいし、
麺はやっぱり中華街スタンダードの情けなさだが、
それをカバーするだけのスープが素晴らしい。
「辛れ〜」
「坦々麺なんて頼むからだろ」
「好きなんだよなぁ・・・」
「辛くしろ・・・何て言うから」
「好きなんだよなぁ・・・」
「どうよ?」
「普通」
「こっちは美味いぞ」
「ちょっと食わせろ。
・・・・・美味いかも。
俺もこっちにすれば良かったなぁ・・・」
「坦々麺が好きなんだろ?」
「好きなんだよなぁ・・・」
中華街って、一つの店で何でも美味しい事が少ない街。
だから「雲呑」食べるならアソコ・・・とか、「海老チリ」食うならアソコ・・となる。
今日食べた「とりそば」は「揚州麺房」にとってのソレかも知れない・・・
と言うか、次に行く事があったら「とりそば」を頼むだろう・・・
と言うか、「とりそば」食べたくなった時、「揚州麺房」に向かうだろう(^_^;)
こうしてまた、食べ物日記と化していく(爆)
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