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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

季節外れ

昨日があんまり質素だったので、今日はちょっと肉なんかを食べたくなった。

で、久々にプラプラとロケハンしつつ歩いているとカレーの匂いがしてくる・・

カレーって最近食べてないなぁ・・と思ったら、もうカレーが頭の中をグルグル回りだした。
(肉、食いたかったんじゃないのか>俺)

カレーと言っても、ここら辺にはインド料理もスリランカ料理もある。
そして中華風のカレーもあるが、普通の洋食っぽいカレーは見つけるのが難しい・・・。

「オックス」(元町プラザ)はもう閉まってるし、定食屋で食べるのは嫌だし・・・
って解ってるさ、目の前の匂いの元の店へ行けば良いって事ぐらい・・・・


「サン・アロハ」
 045-663-5555
 横浜市中区海岸通1−1 横浜貿易協会
 11:30〜24:00 無休(バーは月曜休)


この店は、湘南の「珊瑚礁」系カレーを食べさせる店として有名で何度か足を運んでみたのだが、
行く度に客層が若くなり、料理も若者向けに変化していってるので、最近は避けていたのだ。

質より量+ハワイっぽい店内&雰囲気で、味バカの若者には絶大な人気があるように見える。
(事実去年のクリスマスイブには、わ店の外まで若者カップルの行列ができていた)

ここでカレー食うなら、家帰ってレトルトのカレーの方が美味いんじゃないかな・・・と
少し言い過ぎの感情をなだめすかしたのは空腹の虫。
腹が減っていて、カレーなら美味しく食べられるだろうし、バカでかいジョッキでビール(発泡酒?)を
煽れば味なんてどうでもよくなる・・・と(^_^;)

それにしても、トーチカの炎が、寒さを増した秋の夜には似合わない事・・・・・


店に入ると、やっぱり・・と言うか当然と言うべきか、
若者カップル&若者グループがタバコをブカブカ吸いつつ、大きな声でお喋りしている。

一人で入るとこういう場合、とにかく居心地が悪い事甚だしく、
とっとと食ってとっとと飲みに行こう〜と固く心に誓うのだった。


メニューを見れば、カレーの類は1300円以上。
ビーフステーキカレー1800円 なんてのもあるが、どうせ大した物じゃないから興味なんて沸く事もない。
(本牧の「おじいちゃんの台所」のビーフカレーなら1500円で170グラムのステーキがのる)

カレーは食いたし、コストパフォーマンスは悪し・・・で悩んでいたら、ちょうど良い物を見つけた。

「ロコモコ」1000円

そうか、ここにはコレがあったじゃないか。
・・・と言う事で、迷わず生中(600円)一緒にオーダーする。

変な発音の日本語を喋るムームーを着たウェイトレスは、解ったのか解ってないのか反応が今一だが、
一年中常夏の国の衣装を着せられる彼女らも大変なのだろう・・と暖かい目で見守る事にした。


「オマタセイタシマシタ」

ドンッといった感じで普通の店なら大ジョッキと言ってもいい大きさのビールが出る。
飲んでみるとどうも発泡酒っぽい味。
いずれにしろ水っぽい、ドライなビールは好きじゃないな・・・と一息ついた途端に、

「オマタセイタシマシタ」

と「ロコモコ」が出る。

早え・・・
本当に調理した???

直径30センチ近いおおきな皿にご飯を平らに盛り、その上には薄くて大きなハンバーグがのっている。
(もちろんご飯の大きさよりちょっとだけ直径は小さいが、それでも20センチ位はありそう)
その上には目玉焼きがのり、さらにその上からグレービーソースがかけてあった。

見た目は美味そうだ。
しかし、出てくるのが早すぎる。

注文を聞きにくるまでの時間より大幅に短いぞ・・・?


何じゃこりゃぁ・・・・??


目玉焼きは白身の部分が揚げたような状態でしかも固く、
ハンバーグはバサバサで肉汁の類は感じる事もできない。

ソースの辛みでどうにか食べられるとしても、ご飯がまたベタベタで食欲が湧かない。

ちょっと待てよ。
前はこんなに酷くなかったぞ・・・・?


ちょっと高い気はしても、もう少しマトモだったと記憶していたが、
データベースを書き直す必要がありそうだ。

注文してあっという間に出てきたのは、既に調理して温めただけ。
だから目玉焼きはゴチゴチになってしまい、ハンバーグは脂が抜けてしまったのだろう。

こんな料理を出していて、まだこれだけ客が入っているのが不思議な位。

量があっても高ければ意味は無いし、その上不味いとなればバカみたいだ。
なのにこの店は満席に近い状態で営業できているのだから、店の雰囲気や場所でどうにかなっているのだろう。

空間を売る商売でもあるから、味バカ相手の商売もアリなんだろうが・・・・


もう少し時間をかけてみて、それで今日より美味しくない物がでたら、久々に殿堂入りの可能性大・・だな。

 
 
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