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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

ほどほどが・・・

クラッチがいってしまったのは計算違いだったが、
ピストン交換に合わせた吸気系のチューニングをファクトリーにお願いしていた。

その結果今回は、

K&Nパワーフィルター
K&Nブリーザフィルター
バーネット強化クラッチキット
GIVIスクリーン
バッテリーケース

といったパーツが組み込まれたXJR。
これで駆動系は正常進化し、ミニカウルを装着した事で走行も楽になるはず・・と考えた。

ダイノジェットはステージ3となりエキゾーストとのマッチングをどう取るかが問題だったが、
キャブをノーマルのまま使用するため、若干のトライ&エラーでセッティングが出るだろう。

が、そんな事はどうでもいい。

私が今回求めているのは、ある部分ガサツなフィーリング。
扱いにくさを見せるような、生き物のような性格が欲しいのだ。

だから今時珍しい方向性でのチューニングとなったのだが・・・


低回転では大した変化が認められないが、アクセルをガバッと開けた瞬間、
排気音を掻き消す程の吸気音が響いた。

そのうるさい事・・・・

インダクションボックスを外した結果低回転では少しばかり吹けが悪くなったが、
力強さは相変わらず・・・と言うか、増した・・・と言うべきか・・・

トルクで走る乗り方でも十分に楽しめ、かつ大好きな吸気音にも浸れる(^_^)

低レベルでの走行で楽しめる事は、安全性を考えても嬉しい事で、
思わずニヤニヤしながら高回転域まで回してみた。


あれ?
またクラッチ滑ったか・・・?
(強化クラッチ組んだのに)

と錯覚する位、8000回転以上の吹けが良い。
しかしその時の轟音は、間違いなくタンデムする人間はいなくなる・・と想像できる音量だ。
(タンデムしてる時に、そこまで回す事はない・・・と思う・・けどね)

そしてあっさりと100マイルまで達してしまった。

ミニカウルのおかげでスピードを感じないせいか、楽なもの。
そしてそれは、長時間の高速走行を楽に行えると実感できるものだった。


「どんな車が欲しい?」と尋ねられれば、「軽くて、そこそこパワーがあって、低レベルで遊べて、
邪魔物は何もついてない車」となる。

例えば初代のレビン・トレノ(TE27)

ソレックスキャブの吸気音の素晴らしさと、ツインカムの吹け上がり。
(と言っても、鈍重な部類>今の車に比べて)
板バネがついてるリアサスのせいで、どこでも横を向いてしまう情け無い足回りも、
現代の軽自動車に近い車重による、素晴らしい操作性でコントロールしやすい。
(これに比べたらAE86なんてクラウン並に重く感じる)

つまり、遅いけど楽しく、しかも速く感じる車が、好きなのだ。

そして今、出来上がったXJRは、その感覚に近かった。


ほどほどが気持ちよい・・・と、思える余裕。

それこそが、マイペースで生きていくコツのひとつかも知れない。

 
 
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