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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

ごんじゅ

携帯の電源をオフにして、絶対に知り合いなんか来そうにない店に行く。

それが、ストレスから逃れる唯一の方法だったら悲し過ぎるが、
そんな人って多いのだろう・・と感じているのは事実だ。

酒場では、それなりに本性が現れる。
だから、スマートに、だけどくつろいで飲める人間はあまり居ない。

ここぞとばかりにガス抜きをする人
ひたすら黙り込んで呑みまくる人
他の客に絡む人・・・・

でも、仕事が絡んでいないならまだ良かろう。

どう見ても接待っぽい人達が混じっていたりすると、
大衆っぽい店であればあるほど、哀れささえ感じさせられる。


私は、味わいを邪魔されずに楽しみたいから、価格より味や環境を第1に考える。

美味しい事。
うるさ過ぎない事。(できれば静かな方が良い)
客層が良い事。

そこら辺が判断基準になっているわけだ。

この条件に見合った上で、できるだけリーズナブルな事が嬉しいから、
客層の良い居酒屋が隠れ家的存在であったら、かなり嬉しいのは言うまでも無い。

そんな都合の良い店があるのか?
という気持になるだろうが、探してみるとけっこうあるものだったりする(^_^;)


「ごんじゅ」
 045-663-2348
 横浜市中区常磐町6−76東邦ビル1F
 11:30〜14:00(土・ランチなし)17:00〜23:30(土・23:00)
 日・ 祝 定休


教えるな〜という声が聞こえてきそうだが、それほど居心地が良い店なのだ。

店内は古民家を意識した造りで、囲炉裏風のテーブル席等が配置されているが、
とにかく料理がマトモで客質が抜群。

生ビール 440円
活たこ  870円
合鴨のスモーク 1050円
穴子天麩羅 750円
スペイン風オムレツ 570円

と、値段はかなりリーズナブルなのに、飲み倒してくだをまくような客が居ないのはかなり不思議。
(美味しくて安い店は、普通はオヤジ天下でガラが悪いモノなのだが・・)

まぁ、場所が解りにくいって事が唯一、この状態を保てる理由だろう。
(誰かに教えてもらわなければ、辿り着けそうに無い)


美味しさは、バランスの上に成り立つもの。
材料と料理人の腕と環境と精神状態・・・

そんな複雑な取り合わせで、判断している・・とは思いたくないが、
同じ店でも一緒に食べるメンバーによって味が違って感じられるのだから、仕方ない。

で、結局、一人・・・もしくは仲の良い友達と食べる事となってしまう。


同じ釜の飯を食えば、何だか仲良しになったような錯覚を覚える人は多く、
それ故私達の職場では、半強制的に昼食を一緒に食べよう・・とする風習がある。

それは勿論、食べる・・という行為が食欲を満たす行為であり動物的行為であるから、
疑似肉体関係とも言える共有感を持てる効果を理解しているだけの事。

一期一会じゃないけど、当日しか出会えない色々な人達と会った時、
一緒に飯を食って、その出会いをより濃厚にしよう・・・とするのは、商売上の知恵なのだ。

だから、プロデューサーをやっていた時は、よく出演者やスタッフ達と食事をした。
もう、毎日誰か別の人達と食事をしていたように記憶している。

だから、気を使って食事をしなくちゃいけない相手(仕事関係者も含む)とは、
あまり食事を共にするのは好きではない・・・・。
(好きな物、食べたいんだよね・・・(爆))


今日は、深夜まで食事ができずに、一人残って企画を考えていた。

しかし思い浮かぶのは食べ物の事ばかり(^_^;)

あそこも最近行ってないなぁ・・・
そういえば、あの店ってどうなっただろう・・・

そんな事ばかり考えていたら、「ごんじゅ」の事を思い出したわけだ。


一人暮らしをしていると、特に煮物の類は食べなくなる。
野菜を効率的に採るには煮物が一番なのだが、肉じゃが等が揃っている店には、滅多に行けない。

美味い肉じゃがに、七味を振って食べたいなぁ・・・・
(この場合、肉は絶対「豚」じゃないと嫌だ)


妄想ばかりで仕事が進まないので、帰る事にする。

食いしん坊バカ・・・と呼んでくれ>ALL

 
 
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