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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

アイリッシュコーヒー2

「ブエナ・ビスタ」で飲んだ「アイリッシュコーヒー」が忘れられず、
寒い日は自宅で再現して飲むようになって随分になる。
(何せ、作り方が簡単で手っ取り早い)

しかし、日本における「アイリッシュコーヒー」をバーで飲むようになったのは最近の事。
それは「ロイヤル・アスコット」で飲んでいてバテンダーとそんな話をした事がキッカケだった。


「そんな乱暴な作り方じゃなくて、こういったバーで出すスタイルで作ってくれない?」

「ウィスキーはどうします?
 お持ちのボトルはスコッチばかりですから、ゲーリックになってしまいますが・・・」

「普通は何で作るの?」

「ジェムソンが多いですね」

「・・ジェムソンかぁ・・・
 個人的趣味としてはブラック・ブッシュの方がいいな」

「ちょっと贅沢ですね」

「カクテルはベースで味が変わり過ぎるからね・・・」

「解りました」


(1)耐熱グラスにお湯を入れて暖め、そこにアイリッシュウィスキーを注ぎ火を点ける。

(2)グラスを回しながらアルコールをある程度飛ばし、
   火が残っているうちにザラメを加え一気にコーヒーを注ぐ。

(3)その上に半立ての生クリームをのせる。


これが、ロイヤル・アスコット風「アイリッシュコーヒー」の作り方で、
バーテンダーはカウンターの上でグラスを回しながら、派手に作ってくれるのだ。

アルコールの炎は青く、暗いバーに映えて美しい。

そのため、他の客の注目を集めるのは当然で、「同じ物を・・・」と言う客が必ず出てきたりする。
ショーアップするカクテルとしても秀逸だと思うが、味はいたって穏やかで誰でも楽しめる優しさを持っている。
しかし酒飲みとしては、その優しさが物足りなさとして感じられるのも事実だ。

で、最後の一杯として飲むようにした。

充分飲んで、少しシャッキリとして帰りたい・・と思えば、最後にコーヒーを飲むのも悪くない。
そのコーヒーにウィスキーが入っていれば、尚更嬉しい・・・と。


ある時、壁の会で会員と飲んでいる時、「ヘネシー・ナジェーナ」を見て閃いた。

ナジェーナってアイリッシュウィスキーじゃん・・・・・と


「えぇ? これで作るんですか・・・・・・」

「ダメ?」

「もちろんお作りしますけど・・・」

「何か不満?」

「いや、こんな贅沢な『アイリッシュコーヒー』、作った事ないので・・・」

「じゃ、作ってみよぅ」


これが、実にスムースで美味しいかった(^_^)
以来、壁の会におけるラストワンは「ナジェーナコーヒー」となっている(爆)


カサブランカ
045-681-5723
横浜市中区相生町5-79
無休 18:00〜AM5:00(L.O.AM4:00)、日祝は〜24:00


ある時、カサブランカで「アイリッシュコーヒー」をオーダーした事がある。
日本一のバーテンダーがやる店でどんな物が出るか、とても興味があったからだ。


(1)コーヒー豆を挽き、ドリップで落とす。

(2)耐熱グラスにコーヒーとザラメを入れ、グラスを斜めの状態でホールドできる台に載せる。

(3)その台には専用のアルコールランプがあり、それでグラスごと暖めると・・・火がつく

(4)アルコールをある程度飛ばしたら。クリームをのせて出来上がり。


これは、ジェムソンを使ったとは思えない程の柔らかい、美味しいものだった。
ナジェーナアイリッシュコーヒーと良い勝負だと思う・・・・。

作り方の差としては、火を点ける方法とザラメを入れるタイミングの違いしか考えられない。
もちろん、コーヒー豆とウィスキーの相性も大きいとは思うが、それにしても・・・・・


「で、さぁ・・・ サンフランシスコの店で飲んだのさぁ。
 でも、いくら発祥の店とは言え乱暴な作り方でさぁ、酒ならなんでもいいって状態なんだよ」

「アイルランドの方も大差無いんだろ?」

「無いねぇ」


横に座っている二人の男が、こっちのアイリッシュコーヒーを見て、「ブエナビスタ」の話を始める。
そんなレアな店の情報を知っている事も珍しいが、行ってきた・・となるともっと珍しい。

だからこんな話が始まれば、ついついダンボの耳で聞いてしまうのだ。


「しかし、アイリッシュコーヒーをナジェーナでつくる奴はいないだろうなぁ〜」

「私、そうしてますが」

「えぇ?」


すっかり話に引き込まれていたから、つい、会話に飛び込んでしまった。

聞けば彼等は、「ヘネシー・ナジェーナ」のインポーターだと言う。

だから、「ナジェーナ」という商品名もすんなり出るし、
それがアイリッシュウィスキーである事も知っているわけだ。

そして、世界中飛び回っている理由も、あっけなく理解できた。


「本当にそんな事しているんですか?」

「えぇ・・・美味しいですよ」

「・・そ、そうでしょう・・ねぇ」

「じゃ、今度は『ナジェーナ』でお作りしましょう。
 そうすれば高く売れるし(^_^)」


と合いの手を入れたのは山本さんだった(^_^;)

(山本悌地 氏 :1967年横浜生まれ
         日本バーテンダー協会主催『全国バーテンダー技能競技大会』優勝者)


たかがアイリッシュコーヒー・・・・
されどアイリッシュコーヒー・・・・

そして最後は、やっぱり、アイリッシュコーヒー・・・・だなぁ

 
 
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