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一日のうちで、一番たくさん食べるのは？
ときかれれば、「昼」と答える位、昼食は私にとって大事な食事。
しかし、仕事が詰まって、今日はまともに食べられなかった。
だから夜は「飲む」前に「食う」つもりでいたのだが、会社を出られたのは21時半を回った頃。
こうなると「食事」は難しい。
（いつもの事だが夕食時間を過ぎればみな「夜食」＝飲み屋になってしまうのだ）
で、思いついたのが「纜」
ここには「親子丼」がある。
地鶏を使ったボリュームたっぷりの焼き鳥が美味しい店だから、
「親子丼」は絶対美味いはず。
しかし、いつも焼き鳥他でお腹いっぱいになってしまって、
「親子丼」を食べるだけの余裕を無くしていた。
結局「一度は食べてみたい」と思いながら実現できていなかったのだ。
だから、今日こそ、「親子丼」を食べるのだ！
めずらしく「纜」は空いていて、カウンターの奥に陣取れる。
暑さを吹っ飛ばすために最初に「生ビール」（550円）をオーダーするが、
今日は「焼き鳥」２本（ねぎま：240円 つくね：240円）に「生野菜」（焼き味噌付き：680円）と
つまみを軽くして「親子丼」（650円）に備えた。
「お通し」をつまみながら一気にビールを干してしまって、頼むのは「中々」（焼酎：380円）
これは「百年の孤独」と同じメーカー（黒木本店）の大麦焼酎で、
長期熟成していない「百年の孤独」といった感じがする美味しい酒（アルコール分25％）。
（大麦焼酎には耐性がある事に気づいてから、これを飲むようになった）
ロックで楽しむのが私のやり方だが、軽やかな中に爽やかな香りとほんの少しの焼酎臭さがあって、
焼き鳥の脂を流すのには丁度良い。
カウンターの上に、何故かある「山椒」。
鰻なんて物は存在しない店に、「山椒」が薬味として常備されている・・・
焼き鳥には少し「七味」を振るのが好きなのだが、試しに振ってみる事にした。
（もちろん、タレで焼いてもらってるから・・だが）
へ〜
意外に美味いじゃん
こうやって食べている人は絶対いるな・・と確信しつつ、新しい味を楽しむ。
しかし心は、これから出てくる「親子丼」に奪われているのだ・・・
「お待たせしました」
と、とうとう「親子丼」がやってきた。
これが「纜」の「親子丼」かぁ・・・・
蕎麦屋の丼より一回り小さい丼に麦飯を盛って、汁はいっぱいかけてある。（汁ダクだ・・・）
自慢の地鶏はたっぷりのって、卵は適度に半熟状態。
あまりつまみを食わなくてよかったぁ・・と思う。
結構ボリュームがあるのだ。
そしてまた、これにも山椒をかけてみる・・と、
やっぱりいける(^_^)
どうやら醤油系の汁と山椒は合うもののようだ。
「カツ丼」「親子丼」「玉丼」・・とあったら、「玉丼」「親子丼」「カツ丼」の順で食べたくなるのが私。
それは「卵かけご飯が好き」って事かも知れないが、この三品はたまに食べたくなるモノなのだ。
（「鰻丼」は別格だけど）
「カツ丼」は、カツ専門店で作ってくれる物が好きで、蕎麦屋ではあまり頼まない。
「親子丼」は蕎麦屋でしか食べていないが、鶏肉が美味しくなくて「玉丼」を無意識に選ぶ・・
のは、今回の「親子丼」を食べてみて良く解った。
要するに、卵以外の具が、蕎麦屋では当たり外れが多すぎるって事らしい。
カツ専門店の「カツ丼」、鶏専門店の「親子丼」を知ってしまったら、蕎麦屋では食えなくなる。
で、これから先、蕎麦屋では「玉丼」ばかり食べるんだろうなぁ・・・・。
と下らない事を考えながら「親子丼」を食べていたら、久々に「江の丼」を食べたくなった。
江ノ島辺りでしか食べられない「江の丼」（江ノ島丼とも言う）は、所謂「他人丼」。
じゃ、その具は何だと思う？（ヒント：江ノ島でよく売られている物）
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