しかし、毎日暑い。
暑すぎる。
今年は異常だ・・と呟いても、体力と気力は落ちるばかり。
元気のゲの字もありゃしない。
こんな日は鰻を食べよう・・・・
(平賀源内に負けてるなぁ・・・)
お盆休みの確認も兼ねて野毛の「七福」に出かける。
この店との最初の付き合いは、「鰻」を食べるために先輩に連れていかれた事だったから、
「鰻」を食べよう・・と思うと必ず選択肢の一つとして思い浮かぶのだ。
「今日は飲むんじゃないの?」
「ご飯」
「珍しいわね〜・・・、ま、お盆だから静かにって事かしら?」
「そんなとこ」
「ごゆっくり(^_^)」
とコッチの顔(大酒飲み・・と思われてる)を見て構えたお姉さんとやり取りしながら店内を見ると、
確かにいつもより遅い時間なのに店は空いている。
生ビール
お通し
ミソ胡瓜
鰻スタミナ焼き(串焼)
つくね(焼鳥)
ネギ肉(焼鳥)
ミニ鰻丼(お新香・肝吸付き)
という軽めのラインナップで2500円ちょいオーバー。
実は、
お通し・刺身盛合せ・鰻スタミナ焼き・肝焼き(鰻)・焼鳥・鰯ガーリック・鮭ハラス焼き・
サラダ・肉豆腐・枝豆・茶漬けという夏限定のセットメニューが3000円であったが、
流石にそれは食べきれないし今日は鰻を食べたかったから諦めた。
興味があったのは、「鰻スタミナ焼き」。
蒲焼き風の焼き方で片身を一本の串にしてある。
鰻のタレにニンニクの香りがほんの少し混じる感じで、違和感なく食べられる。
これが結構美味しい!
ビール、進みます(^_^;)
焼鳥を囓りつつビールを飲んでいると、ミニ鰻丼が出てくる。
ミニったって、普通のお茶碗よりちょっと多目にご飯が入っているから、
食べたりないって事は無い。(私は少食なのです)
ここの鰻は好きだけどご飯が美味しくない・・という記憶があるから、
今回もそのつもりで食べてみた。
確かに、美味しい・・というご飯ではないが、前に比べると随分マシになったように感じる。
以前は多分、標準米を使っていた・・と思えるくらい、何だか柔らかいだけの水っぽいご飯だったが、
今回はふっくらとした感じがあって水っぽさと味の薄さがあまり気にならない。
安くて美味くて量が多い事が野毛の「売り」なら、その「売り」を残しつつ進化してきた形がコレなんだな・・と
ホクホクと柔らかく脂のタップリのった鰻を頬張りながら、思い出に浸っていた。
時の流れが、味の進化になっている事は嬉しい。
本物がドンドン消えて、面影が辛うじて残っても別物になってしまう物ばかりなのに、
マイペースにステップアップしているのは、郷愁に誘われなくていい(^_^)
庶民的な値段だから、抜群な食材があるわけじゃないが、
下町らしい風情と人情に支えられているような空気が素敵で、
ぼ〜としながら食事を楽しむにも良い店だ・・・と、和んでしまった。
店の冷蔵庫には「亀の翁」が3本。
今月の「亀の日」が15日の予定なので偵察に来たのに、
その酒飲んじゃったら本番に飲む物がなくなっちゃうかも知れない・・・。
だから有っても無くても今日は最初から日本酒は飲むつもりが無かった。
しかし、14日から18日まで休みと聞いて、少しばかりグラッとくる。
・・・・・・・飲みたい・・
どうせ今週は飲めなくて、来週はイギリスから大阪だ。
今月分を飲んじゃっても大丈夫だろう・・・・・。
小心者の私は、黙って「RobRoy」へ行ったとさ(爆)
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