休日のブランチは、前夜の乱行の影響があっていつも軽め。
スープを一杯だけ飲む・・とか、日本蕎麦屋で軽く食べる・・とかでヤッツケる。
昨日もかなり飲んだので、今日はやっぱり蕎麦・・という気分。
で、空いてりゃラッキーとばかりに「桜庵」に行く。
「桜庵」
横浜市神奈川区反町3丁目
国道一号線沿い
ここは、石臼(電動)で蕎麦粉を挽く、極普通の蕎麦屋。
飲む人のための蕎麦屋独特のつまみはメニューに無く、「もり」や「カツ丼」等の定番ものが大半を占める。
初めて入った時、店内にある石臼を発見し、当然の如くこだわりの「もり」を食べてみたら、
普通の蕎麦なのに妙に美味しくて、石臼だけの事はある・・と感心した。
以来、座れるのならこの店に・・と思うのだが閉めるのが早く(多分20時過ぎには閉める)、
人気のせいで座れない事も多く、入り口を開ける事は一種のギャンブルになってしまう。
(頭の中で蕎麦を思い浮かべていて食べられないと、悲しさを埋めるために飲みすぎてしまう)
今日は午前中に店に飛び込んだので、珍しく店が空いていた。
こうなりゃ、小上がりに陣取って「まずはビール」だ。
ツマミになりそうな物は少ないから、ここでは「海老と野菜の天せいろ」(1000円)を頼む。
コイツは、海老天ぷら1本+野菜天ぷらの盛り合わせが大きな皿で別盛りされ、
もり蕎麦がついてくるので、飲み+メシには丁度良い。
伸びるのが嫌だから、先にもり蕎麦に手を出しつつ、ちょっと天ぷらを囓りながら飲んでいると、
壁に張り紙してあるのは「樽御輿」という焼酎の宣伝文句。
「モンドセレクションで金賞、シェリー樽で5年以上熟成・・・・」
ちょっと待て。
蒸留酒をシェリー樽で熟成したら、5年でもそれなりに風味になるぞ・・・・。
どうせ迎え酒みたいな物、一杯くらい焼酎飲んでも大丈夫だろ・・・・。
で、オーダーしてみた(^_^;)
「樽御輿」
福田酒造
熊本県人吉市西間下町137-2
これが、焼酎とは思えない味。
色は透明で、シェリー樽と言うがどうなんだろう・・・という感じだが、
5年熟成ためか円やかでしかも美味しい。
米焼酎なのが少し残念だが(麦焼酎だったらマジにウィスキー化しているのでは?)、
泡盛のようなキツさは無く甘みが有る。
確かにこれは、普通の焼酎とは違うかも知れない。
あはは〜 美味めぇ〜
生で飲んでいると給仕の女性が呆れて見ているが、ウィスキーはいつもストレート。
所詮25度の酒だから・・・と楽しみながら、蕎麦を楽しむ。
若さだけが取り柄・・・みたいな小娘が、躍動感あふれるキレを振りまいているのに、
ふっと気を抜いた瞬間に大人の顔と色気を見せるような酒・・・・という感じか。
これはなかなか素敵な出会いだ、と思う。
焼酎も捨てたもんじゃないなぁ〜と思いながら立つと、フワッと来た。
やっぱりかぁ・・・
何で焼酎だけはこう酔うんだろう・・・・
酔うと言うより眠くなるのが、焼酎を飲んだ時の反応で、
酔っていたフラフラがス〜ッと消えていくのが、モルトを飲んだ時の反応。
同じアルコールなのにどうしてだろう・・・と下らない事を考えながら外に出ると、容赦無い夏の日差し。
あっという間に汗が噴き出し、酔いがドッと回ってくる。
今日の夜は鰻でも食べようか・・という気にさせるほどの蒸し暑さだが、まずは昼寝。
タマの休みには、惰眠を貪るのもまた良し・・・・だ(爆)
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