今日は「七夕」
年に一度だけの逢瀬か・・・と想像すると、
ソレもあり・・かなと少しだけ理解できる気持を今の自分に見つけて驚く。
気がついてみれば、この石垣島の魚達と出会うのも・・・年に一度だけ。
恋い焦がれた海に包まれ、容赦ない日差しと澄んだ空気を纏って、
ただただ浮遊しているだけの海水浴は、そんな逢瀬に似ているのかも・・と、海の中で笑っていた。
あまりに青い海を見つめ、肌色に近い白い砂を楽しみ、夏至南風に吹かれる一時は、
都会の生活で澱みきったモノをすっかり洗い流してくれた。
「請福」の10年古酒を一合と、つまみに島唐辛子をさっとかけた「ゴーヤチャンプルー」と「ゆし豆腐」。
これも、また、せっかくの南行きの楽しみの一つ。
今日は潰れてしまうのが恐くない・・と
夕方の気配すら見せないウチから飲み屋に飛び込んで、泡盛を楽しむ。
「島の美食や ゆんた」
沖縄県石垣市美崎町9-2
09808-2-7118
今風のお洒落な造りの割りに、出してくれる料理は本格的。
久々に美味しい「ゴーヤチャンプルー」に出会えたような気がする。
「請福」は請福酒造有限会社(石垣市新川148-3)の泡盛だが、この島ではあまりにスタンダードなモノ。
しかし、私としては同社で作っている「いりおもて」(西表島の水で仕込んだ泡盛)の方が好きで、
沖縄料理屋でこのブランドを見つけたら必ずオーダーしている。
「請福」には5年・7年・8年オーク・10年といった古酒があるので、
メニューに載っていた10年古酒(1合700円)を飲んでみる事にした。
泡盛は、時間をおくほど美味しくなる・・と言われる酒だが、
まさに10年のソレは円やかで素晴らしい。
そして値段が手頃である事もありがたい。
台風のおかげで雲が多いから、七夕の星空は難しいかも知れないなぁ・・・と思いつつ、
杯を重ねているうちに訪れる眠気。
別にいいや(^_^;)
他人のデートなんて見てもしょうがない。
仕事に追われて熟睡できない分をたっぷり味わう・・とするか。
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