旧知の人と久しぶりに会って話す事は、いつも現状報告と昔の思い出。
あの時こんな事があった・・・その時こう思っていた・・・と、積もる話は尽きなかったりする。
でも、これは、その関係だけの楽しみであって、第三者が加わるとこうはいかない。
色々な人との再会があって、つい話をするのは昔話だが、
現状、抱えている問題の相談に対しては、未来の予測と経験の話に終始する。
それだけ重い話だから、第三者の関係が近いほど話はややこしく、そして要領を得ないつまらない話になりがちで、
だからこそ一対一でのトークが重要になるのだろう。
今日は東京のゲストを向かえて色々な話を聴いていたが、
その話は面白くまた勉強になる事ばかりで,時間を忘れるひと時を過ごせた。
しかし、あまりに違いすぎる世界の話。
そして同席したメンバーとの旧知の仲でもあった事から、
最後は居場所もなく、ただひたすら楽しく拝聴するのみに終始した。
よく自分でも、自分の友達同士を強引にブッキングしてしまう愚挙をするのだが、
それぞれのリレーションは別の所にあるので、必ずしも同席させられた人達は楽しくなかったかも知れない・・・と思う。
というのは、それぞれの昔話に参加する事ができない・・・からなのだ。
まぁ、話をしよう・・・とブッキングする場合、
殆ど一対一でセッティングするようにしているから最近はそう感じる瞬間は殆ど無い。
ただ、呼ばれて行った場合に、世間知らずのこちらからは入り込めない不安を感じる事が多く、
その不安は、ただ拝聴している話が理解の範囲を超えた瞬間不快に転じる可能性を秘めているから、
無意識にそんな状態を引き起こさないようにしているのだろう・・・と思う。
一つの壁を越えていかなくてはならない時、新たな出会いは多く生まれる。
そんな時、存在しない過去を穿り出して共感を創造するより、未来を共有する気持ちを確認したい。
そんな気持ちにさせられるチャンスは、ここのところ随分あるなぁ・・・と感じている。
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