前に仕事一緒した人と久々に会って、色々な話をした。
その中で出てきた話が、「大和姫」(本来は「倭姫」)の事。
創作舞踊のイベントを手がける人だから、その舞踊に神話を取り入れたモノの話になり、
天照大神と共に大和姫が出ている・・・と聞かされた。
ヤマトヒメ(伊勢の皇太神大和姫)?
そんな人物の事などは全然知らない。
しかし現在にまで続いている「神宮の決まり」を作った人・・・と聞かされて、
やっぱり女は凄いな・・・と感じた。(実際、問題を解決し物事を進める力は、女の方が強いと思う)
男は、精神的に弱い部分があり、いつもその弱さをカバーできるモノで武装している。
それは、財力であったり知力であったり、時には腕力までもが当てはまるモノだ。
だから肩書きで人を見るのは、まさにそんな男社会の不文律みたいなもの。
様々な差別は、そんな男社会の持つ反応の一つかも知れない・・・とさえ思う。
その昔、男は位にしがみつく事で安定していたであろう・・事は、
皇女である大和姫が決まり事を定めた・・という現実の前に、
叙位という言葉が残っているようなクラス社会(皇室)であっても今と変わらない、と想像できる。
仕事上の行き違いの発端は、いつも「プライドのぶつかり合い」や「決まり事の崩れ」から発生し、
その修復には「謝罪」がついて廻っていたりする。
「和を持って尊しとなす」という思想は日本古来のものだが、
その思想を持とうとする考え方は、それだけ「和」が作りにくい男社会の裏返しかも知れない・・と思った。
そして、物事の現実を捉え、思惑などを挟まずに物事を決められたのは、やっぱり女だった・・・と(^_^;)
結局、進歩ないじゃん・・・と思いながら杯を重ねていたが、
男女平等の社会になりつつある今、男の情けなさばかりが目立ちだしているようにも思う。
長く努めた会社から放り出されて途方に暮れている男性を尻目に、
裏付けなんて無くても、マイペースで強く明るく生きている女性を多く見るからかも知れないが・・。
「大和」という国名は、文字通り「大きな和」を意味している。
そんな日本に住む民族としては、どんなシーンでも「和」を持って生きたい・・・と思う。
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