「掲示板に書いてあった刀削麺が食べたい・・・・」
「ちょっと、塩辛いかもよ。
麺がかなり迫力あって、それに合わせた味になっているからね」
「辛い麺と聞いたら、試さずにはいられない」
「んじゃ、行きますかぁ〜?」
という事で、友達と夜の「杜記」へ行ってみた。
夜は昼より少し高めの料金設定。(100〜200円増)
焼豚麺も、普通のモノと「四川焼豚麺」との2種類があるし、
「五目麺」や「四川牛肉麺」なるものもある。
店の外までテーブルを出して、すっかり中国スタイルになっているココも、
カウンターに座ればやっぱりラーメン屋的。
前回食べられなかった「ジャージャー麺」と餃子をオーダーし、連れは「担々麺」をオーダーした。
厨房は、麺担当(捏ねて伸ばして削ってお湯に飛ばす係)、スープ担当(麺上げ、スープ、盛り付け)、
調理担当(中華鍋を使ってひたすら具を作る、餃子も担当)の3人で回している。
麺担当は枕ほどの大きさの生地をひたすら捏ねている。
かなりの重労働だなぁ・・と感じるが、彼は捏ねては寝かし千切って削り飛ばし・・・を繰り返す。
リズミカルに鍋へ飛んでいく麺がいつも同じ放物線を描くあたりに職人芸を見るが、
先に飛ばしたモノと最後に飛ばしたモノじゃ随分茹で時間が違うようにも感じる。
だが、そんな事より、削って飛ばした麺を湯から上げる人が違う方が、よっぽど不思議に感じるのだ。
ラーメンのような麺は上げるタイミングが結構シビアだから、麺を投入する人が上げるまでを担当する。
なのに、麺担当は飛ばして入れるだけ。
後は鍋に背を向け生地をガシガシ捏ねているだけ・・・・。
もっとも、スイトンのような固まりの麺だから、シビアな上げ方なんて必要ないのかも知れない。
あれだけ捏ねてればどっしりとした腰ができて、伸びる・・・なんて事も気にする必要はないのだろう・・
と勝手に結論付けるが、何となく気になって仕方ない。
「餃子」は、薄い皮の普通サイズ(5個:500円)
小皿をくれないので、餃子の上から醤油や酢をかけて食べるしかないのが、ちょっとマイナスポイントか?
(味は普通だった)
「ジャージャー麺は」、はっきり言って塩辛い。
ミートソースにも似た、だけど四川系の唐辛子的辛さをほんの少し感じるソース。
麺だけ食べるにしても・・・なぁ・・・といった感じの辛さ。
前回、昼に味見した時よりシツコイ感じがする・・かな。
そして連れのオーダーした「担々麺」もスープは塩辛かった。
「これって日曜だから?」
「どうだろ・・・ 今日、蒸し暑いから・・、かもよ」
「う〜ん、麺の食感は良いんだけど、このスープはなぁ・・・」
きっと、厨房は暑くて、塩辛い味付けになっちゃったんだろ。
だってカウンターに座っただけでも、結構汗かいたから・・・・ね(^_^;)
今日のデキは58点。
早く高得点安定店となって欲しい・・と期待する。
(なんたってオープンが5月3日。まだまだ発展途上)
軽く食べるには良いスタイルだが、麺の重さが腹持ちの良さを生んでいるので、
このまま潰れずに名店となって欲しい・・・と願っておこう。
「口直しに『悟空』に行こうよ(^_^)」
そう来ると思った。
勿論、異存は無い。
ワールドカップの決勝戦で空いてる日曜、
客の少ない店内でゆっくり茶を飲む、珍しいチャンスだ。
文山包種茶の香りでも味わいながら、仕事の疲れを下ろすのもまた格別だ。
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