ISDNにした時、モデムに慣れていた人達はやっぱり早い・・・と言っていた。
(私の自宅にあるパフォーマは、未だに28.8kで動いている)
それはまだ常時接続サービスもなかった頃の事だが、メールのやり取りと情報検索に使うためには
ソレくらいのレベルでも充分と思えていたし、事実、今まで私自身はその通信環境に困った記憶はあまり無い。
しかし、ブロードバンドを使ったコンテンツを制作しよう・・・というアイデアが企画され、
このISDN通信の遅さが問題化してきた時、一刻でも早く高速化して欲しい・・という要望は多くなった。
勿論海外でそのスピードを体験していたからADSLのサービスが始まりだした時、
その誘惑に惑わされそうになったのは言うまでもないが、NTTのおかげでそれは実現しなかった。
何故なら、1回線で2回線使えるから・・・とアナログ回線を解約して(させられて?)しまったため、
ADSLのために新たにアナログ回線を引く・・・という必要が生じたからだ。
コッチにしてみれば同じNTTなのにアノログとISDNでは契約会社が違う・・・とかの論理で、
同じ電話番号を使うにも関わらず強制的な解約&新規契約だったように覚えているのだが。
どうせ新しいラインを引くなら、長く使えるモノがいい・・・と考えた時、
ADSLは「所詮『光』が当たり前になるまでの場繋ぎ」と言われていたから、
当然私の頭には「光」しか無かった。
そして「Bフレッツ」というサービスを受けて、
オフィスは光ファイバー通信によるブロードバンド環境になった。
朝、いつものようにブラウザを立ち上げるとさすがに画像表示速度が速い。
オフィスでは、PC好きが通信速度の計測をし、8メガ〜21メガ位の実測が出ている事が解る。
自宅をADSL化している人やCATVによるLAN接続している人は、あまり変わらない・・と言うが、
コッチにしてみれば自転車からジェット機に乗り換えた気分ではある。
(PCをパワーPCからG4に換えた時も同じような気分になった)
しかし、「だから何?」という気持にもなる。
実際に凄い差が出るのは、何かデータをダウン(アップ)ロードする時位の事。
常時接続としての優位性はあるとしても、「光」らしい・・・と思える状況にはまだ出会えてない。
きっとこれから先、大容量のデータをやり取りする時、やっぱり凄い・・と思うのだろう。
使っていて思うのは、ウェブにおいてはまだまだサーバーレスポンスが遅い、という事。
(通信経路上のボトルネックもたくさんある・・・という事も)
そして通信速度が上がれば当然、サーバーの性能やコッチのPCの性能がモロに露わになってくる。
で、一度も遅い・・なんて実感がなかったG4(466メガ)が、性能的に足りないのかも・・・と感じられる。
コレって、業界全体の陰謀か?(^_^;)
何にしても、自分ページの画像の表示速度がメチャクチャ速くなったので、
無意識に画像のデータ量が増えてしまうかも・・・なんて心配をしつつ、
テレビ並の動画配信ページを見て、時代の変化を感じている。
近い将来テレビとPCが一体化したモノがハードの主流になって、
コンテンツに垣根が無くなってくる事は、動画をみているだけでも想像できる。
そしてそれは地上波のデジタル化によって、どうしてもそういった方向へ流れていくだろう。
(アナログ波用のテレビは2010年以降は、デジ・アナ変換器が無い限り使えなくなる)
家庭のテレビに、電話線もしくはLANケーブルが繋がって、地上波も衛星波もウェブもリモコンで選べる。
そしてワープロやメーラーもテレビで使えてしまったら、今の形のPCはいらなくなるだろう。
これは、家電メーカー&PCメーカーが久々のビッグウェーブを迎えようとしているって事かも知れない。
作られたニーズかも知れないが。
|