日テレで、議員年金制度の話がされていた。
市議は12年間の掛け金で受給資格が取れ、国会議員は10年間の掛け金で資格がとれる。
で、議員を12年以上やればいつやめても65歳からは標準報酬月額の1/3の年金がもらえる・・・と。
しかも議員が副業持ってたら厚生年金。
市議から県議、国会勤めればどんどん上乗せになる。
3期以上どっかの議員やってりゃ楽な老後が見えてくるって寸法だ。
こんな制度を決めるのは勿論国会審議。
そう、自分に不利になる制度改正なんてやりっこない・・・と想像がつく。
そして、その年金制度の赤字は全部税金になるわけだ。
厚生年金の受給資格が20年間の被保険者期間を持って発生する事を考えたらどうだろう。
(サラリーマンはその期間を耐えて働かない限り、厚生年金を受ける事ができない)
国民年金なんて屁みたいな金額しか出ない・・・なんて事に、若いウチから気付く人間は殆ど居ない。
だから、議員年金の持つ手前味噌型年金のずるさに気付けない人は多いはずだ。
ここで、年金制度の云々を語るつもりは無いが、ちょっと腹が立ってしまった事で、
なんだか漠然と感じていた事が少し明確に見えた。
この国は、議員だったり役人(上級職)だったりが、
偉そうに特権意識を振りかざしているように感じる・・・。
許認可も免許も、全部お墨付き。
愚民は税だけ払って口は出すな・・・という感じは、そんな縛り方を見ても感じられる。
年金も健康保険もガッチリ吸い上げた上にしっかり税金も徴収し、
その使い道が例えばこんな不公平な制度にも充てられている事を考えると、
いつまで上意下達の意識でいるのだ?という気が起きてきても不思議ではない。
国の意義を考える事も大切だが、この国の持っている不公平な部分を真剣に考えないと、
現実的にシビアな状態に追い込まれるのは目に見えていると思うのだが・・・。
シビアな話と言えば、突然舞い込んできた仕事がある。
何がシビアか・・と言えば、全部を任されてしまう事。
そして要求される事は、表現しにくいモノである事だ。
形が見えないのに、能力が発揮された結果を出さなければいけない事は、
今の政治の世界で上に立つ者が背負わされた責任と似ている。
法律や改革なんて言う事が「見えない形」ではない。
見えていないのは、「国」の方向性だ。
昔やっていた事を思い出しながら、今の自分の能力を引き出さなければいけない事実は、
打ち合わせをしている間にもドンドン自らを研いでいくのが感じられる。
今の自分の持つスタイルは変えようがないから、求められるモノと自分のスタイルを合わせる努力が必要となる。
足りないモノは足さなければならないし、失われた記憶は呼び起こさなければならないのだ。
政治家は、昔取った杵柄で政治ができるわけじゃない。
常に変化しているモノを見据えてコントロールしなくてはいけない。
だから、そんな素晴らしい能力をちゃんと発揮できている政治家ばかりだったら、
議員年金の問題なんか誰も気になんてしないはず。
能力が発揮できないでいるのかそもそも能力が無いのかは知らないが、結果が出なければ一緒。
それが、今回受ける事となった仕事に対して感じる感想と一致する。
自分を表現できる場がある事は幸せで、それを大事にするからこそ「ある意味」慎重になる。
そして謙虚にもなる。
まずは自分の準備に・・・と勉強&仕入れに出たが、
人波に疲れて蕎麦屋で一杯飲んでしまったのが情けない。
でも、久々の「九つ井」での蕎麦は美味しかった。
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九つ井横浜店
横浜市西区北幸2-6-26H1横浜ビル地下
TEL.045-313-9110
平日/11:30〜23:00
祝/11:30〜22:00
日曜日定休
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金杯生酒 1500円
ざるそば2枚 1400円
抜群では無いけど、8割蕎麦は一応マトモ。
横浜駅近辺ではこれといった蕎麦屋が見つからず、駅まで出るとココへ行ってしまう(^_^;)
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