「今日、昼ど〜します?」と声がかかる。
こんな日は、誰も何もアイデアが無い証拠。
そして、日頃食べている物に飽きてきた・・というサインでもある。
そう言えば一昨日もそんな会話があって、久々に「カプリチョーザ」に行った。
私にしてみれば何年ぶりか解らないほど、行ってなかった店だ。
この店は一皿の量が大きめで、二人で一皿取ってシェアする形で食べていた記憶があるが、
現在はランチセットとして、サラダバーがついたものがあった。(850円)
不景気故、一人客が入れないようなメニューでは成り立たないって事らしい。
今日の気分は、目先の変わった所へ行きたいって感じだから、
中華街で行った事の無い店か、最近食べてない物かのチョイスにしようと思う。
でも、行った事のない店を開発するのは非常に難しい。
と言うのは、尽く失敗する歴史が重〜くのしかかっているからだ。
で、ピンとくる。
そうだ、彼処に行こう・・・・
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「珠江飯店」 045-681-4136
横浜市中区山下町164
11:30〜21:30(LO21:00)第3火休
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そう、あの絶品の海老チリを食べた店だ。
何故ここに行ってみたくなったか・・と言えば、
昼に何を出すか・・・で、本性が見えるだろう・・と思ったからだ。
店によってはコックまで変えてしまう店もある。
夜の味と昼の味を両方食べてこそ、本来の姿がわかるのだ。
勿論、前に行った時、昼に食べに来てもどうにかなりそうなメニューを確認していたから、
同僚達を誘っても許されるだろう・・という計算もあったのだが・・・。
店は、午後1時過ぎだというのに、ちょっと空いている。
まぁ、メインストリート沿いの豪華な店だから、
ランチで飛び込む客には敷居が高そうに見えるのは仕方ないだろう。
で、皆は思い思いの物をオーダーしたが、私は久々に福建炒飯をみつけてオーダーしてみた。
「五目あんかけ炒飯」900円
これは炒飯にトロミのついたスープをかけた物で、一部の店でしかお目にかかれない珍品だ。
鶏肉と野菜が入ったスープが炒飯が隠れる位にかかり、炒飯にアクセントをつけてくれる。
美味い・・・。
そして、ホッとする。
ここは、ベースがしっかりしているようだ。
夜と昼では全然味が違う店も多い中、あまり手抜きは感じられない・・という事は、
味に対するプライドがある・・という事だろう。
一緒に頼んだ連中にきいてみても、概ね好評である。
炒飯はスープがかかっているため、炒飯本来の味を想像するのは難しい。
(炒め方によるパラパラ感や、塩加減等)
ほんの少しスープの塩が強めな事は、炒飯と混ぜて食べさせる計算の上だと思うが、
スープがかなり多目なためにちょっとだけ失敗しているようにも感じた。
でも、どっかの有名コックの作る福建炒飯より、よっっっっぽどマトモ(^_^)
幸せな一杯だと言えよう。
ただ、量が少し少な目だから、たくさん食べたい人には向かないと言える。
もっともこれは、料理の最後にオーダーするものとして考えられているだろう・・から、
単品で腹一杯食べられる・・と考える方がいけないのかも知れない。
幸せな食事をして支払いをする時、予想した額より高く請求される。
「1039円です」
何故だよ・・・と思いつつ内訳書を見て、納得した。
サービス料10%が加算されていたのだ。
やっぱり、メインストリートの高級店は違う・・・。
さすがは「菜香」グループのトップブランド店。
だから、空いていたんだな・・・・。
お客様をお連れする場合はともかく、
昼飯で1000円超えると日々通う気にはなれないじゃん・・・。
コストパフォーマンスの点を考慮した場合、
私の昼飯用飲食店ランキングがグンと下がったのは言うまでもない(^_^;)
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