とうとうこの日が来た。
初めて、日本がワールドカップで勝利する日が。
予選リーグでさえ引き分けすら出来なかった日本は、
環境や身体能力の違いから、勝てないモノだと諦められつつあったように思う。
戦う事を放棄した国は、スポーツにおいても戦闘意欲が低いのだろうか・・・と邪推した事もある。
そして、負け続ける事では何のプライドも生まれないじゃないか・・・と思っていた。
横浜で、予選リーグ第2戦が行われた。
街はガラガラ。
道に車が走っていない。
そして、サッカー応援の声が、至る所から聞こえてきた。
戦い方には色々な意見があろう。
組織力も個人技も、目を見張るモノがあったと思う。
中でも、先制点を決めた稲本は勿論素晴らしかったが、
中田のロングシュートの凄さには驚いた。
回転しないボールがあのスピードでコースコントロールされて飛んでいく。
何回かの失敗の後、今日の球の動きから修正したコースに飛んだボールは、
残念ながらキーパーの手に触れた事でバーを直撃してしまったが・・・。
でも、そんな事はどうでも良い。
なんとテレビの視聴率
平均で66.1% 瞬間最大で81.9%(22:20)
というデータが出た。
これは、テレビを持っている世帯の8割がサッカーを見ていたって事で、
ほぼ瞬間的にテレビを見ている人全員がザッピングして見た・・という事になる。
(もちろん、サンプルの中に於いてだが)
こんなに日本人ってサッカー好きだった???
とも思ってしまうのだが、こんなに一つのスポーツに注目が集まる事は珍しい。
ベイスターズが優勝した時「ファンの声援が力になった・・・」と選手が言っていたが、
今回の声援ももの凄いモノがあったと思う。(特に中山が出た時は凄かった)
そりゃそうだ。
一部のサポーターだけが騒いでいたのではない。
殆どの家庭で声援が溢れていた程、日本人の心が応援に向いていたのだ。
(ご近所から叫び声が上がっていた・・・との報告も多かった(^_^;))
そして日本チームは、応援する人達全員のその力を得て勝利した。
勝つ事の素晴らしさ。
勝てるという自信の裏付け。
それが有ると無いとでは、動きが違う、考え方が違う。
そんな自信を持て・・と、今日のサッカーは言っているように思えた。
よくやった日本!
次も「初心忘れるべからず」でガンバレェー!!!
|