「・・・あのう・・明日はどうします?」
「え〜と、朝から会議で午後はインタビュー漬けだから、ずぅっと会議室に籠もりっぱなしだよ」
「そうですか・・・・・・ で?」
「だから、面倒かけるね・・・」
「・・・で?、私はどうすればいいでしょうか?」
「・・・?」
「・・・え〜っとぉ・・・」
「・・アッ、亀?」
「はぁい」
「5時半には出るよ(^_^)」
毎月15日は亀の日にしよう・・・・という事で、めでたく3回目を迎えた「亀の翁を飲む会」。
今回は、新メンバーを一人加えて参加者は5人となった。
勿論向かうは「七福」。
突入時刻は6時前。
先に入った者が、必ずメンバーの席を確保する・・・・っと(^_^)
店の人は私の顔を見た途端、今日これから何が始まるかを理解したようだ。
ちょっと怯えたような目が気になるが・・・・。
飲み方は、とにかく美味しく「亀の翁」を頂く事。
だから、最初からソレを頼むのだが、今日は凄かった。
「あの・・・、ボトルで良いですよね?」
おい、いきなりボトルかい?
でも、間違いなく今日は4合なんて量では収まらない。
店も心得ているって事なのか、一々注ぎに来るのも面倒なのか・・・・
「はい! よろしくお願いします」
で、ドンッと出された四合瓶を掴み、口を開けるともう・・・・・幸せ(^_^)
鰻の白焼き、肉豆腐、野菜焼き、もろきゅう、〆鯖・・・・、そして勿論「塩」
三々五々メンバーが揃い、亀の翁は凄いスピードで無くなっていく。
面白いと思ったのは、2本目の亀の翁は1本目より円やかな味がした事。
ボトルの状態でもかなり味が変化するのかも知れない。
例によって頭から上がフワッと気持ちよく酔い、そして身体全体が雲にのっているように感じてしまう。
初参加のMは日本酒ガンガンの酒豪だが、
この酒の気持ちよさは過去に飲んできた酒の中では見つけられないと言う。
そりゃそうだ。
滅多にお目にかかれる酒じゃぁないんだ・・・と思いながら、
それをたっぷりと頂いている私達の無遠慮さは・・・・・ねぇ・・・(^_^;)
3本目が空き次をと思った時、既に私の思考回路は変調を来していた。
美味すぎる酒をさらに飲みたい・・・という固い意志が湧き、「もう一本〜!」と叫んでしまう。
しかし・・・・・・
今月の割当分の最後の一本が、今飲み終わってしまった一本だったのだ。
ゴメンナサイ、「七福」に「亀の翁」目当てで訪れる人達。
今月はもう「亀の翁」ありません。
本当にゴメンナサイm(__)m
(来月にはちゃんと入れておいてくれるようです)
で、店の方から、これなら・・・とすすめてくれた日本酒を飲んだのだが、味が強すぎる。
やっぱり罪作りな酒だよなぁ・・・・「亀の翁」
他の酒が飲めなくなっちゃうじゃんか・・・・(;_;)
と、思った後が大変だったらしい。
何故なら私の記憶はその後、プッツリと消えているのだ。
翌朝、頭を洗って変な匂いに気がついた。
醤油?のような匂いがする。
ありゃ〜
またやっちまったか??
一生懸命記憶を呼び起こしてわかった事は、
切り子のクリスタルグラスを3個割り、亀の翁を飲みきって机に突っ伏して寝込んだ事と、
何故か別の店でロックを飲んでいた事位だ。
冷静に考えてみると、多分5〜6合位は飲んでいる。
そして、机に突っ伏した時、醤油を頭に浴びたに違いない。
財布をみたら万札が2枚無くなっているから、支払いはどうにかしたのだろう。
ロックで飲んでいた店の勘定書には、エビアンやらコーヒーやらとソフトドリンク
ばかりが記載されている・・・・という事は、全員がヘロヘロであったのか、
ヘロヘロの私を監視していてくれたのかのどっちかだ・・・。
次に、あの店へ行くのがちょっと恐い・・・けど、来月もまた「亀の日」は開催するつもりだ。
(6月14日(金))
でも、最初に美味しく飲んだら、次は景虎あたりに変更しよう。
貴重な酒の独り占めはよくないから・・・ね(よく言うよ・・と誰かに言われそうだが)
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