ショップから電話が来た。
免責証書にサインして欲しい・・・との事。
以前、経過を報告していた駐車場での事故について、やっと日産火災海上の動きが出たようだ。
(随分、待たされた)
当初、保険金は35万円以上出ないと言われ、その時価額から妥当だ・・という意見も出たのだが、
ご存知の通り「何の落ち度もない私としては承伏しかねる・・・」と突っぱねていた。
保険会社はケツを捲り、交渉は暗礁に乗り上げる様相を呈していたのだが、
私は加害者と協議の上その差額を補填してもらう事を確約させて、
この物件損害についての争議は終了したはずだった。
しかし後日ショップに電話が入り「修理代を安くして欲しい」との交渉が加害者からあったのだ。
当然ショップとしてはそんな事はできない・・と告げる。
そこに食い下がろうとした加害者に向けて、
「ウチに修理代を下げさせる交渉をするよりも、保険会社から多く取る事を考えたら如何ですか」
と忠告・指導した・・・と聞いていた。
その後かなり時間が経ったのだが、こちらも激務だったのでその交渉を進めるヒマはなく、
いずれ修理は完了するだろう・・・・と、考える事も放棄していたのだが・・・・。
免責証書には
「修理費協定額に対して100%の損害を与えたと」明記され、
「修理工場と保険会社間にて損傷を修理するための相当な修理代を協定する」とあった。
但し、「日産火災は45万を支払い修理差額分は当事者が負担する事とする」と書いてある。
何?45万円??
誰だっけ?
「時価額35万円以上は絶対出ない・・・」と言ったのは???
こっちはその額が幾らでも結構だから、早く修理が完了して欲しいと思っていたのだが、
結局、保険会社と契約者間でのやり取りの結果、時価額に上乗せする事10万円は支払われる事になったのだ。
私は、本来発生するだろう「代車費用」「精神的苦痛に対する慰謝料」の類は要らないと明言していた。
それは、保険会社の方で出す事もあるそれらの金額を補填できる道を残した・・という事だ。
だから保険会社は最初っから突っぱねずに、そういった枠を利用してもここまで・・・と誠意を持って話をすれば良かったのに、
コッチを素人扱いして時価額の講釈ばかりをたれていたのだ。
全面戦争になるまで、私の「損害保険代理店上級資格」の事は伏せているつもりだったから、
保険会社としては突っぱねられると思っていたのかもしれない。
実際に金に困っていたろう加害者と保険会社との間でどのような話が為されたか知らないが、
代位を持って有利に交渉を進めようとした担当は、結果的に時価額以上の支払いを免れなかったわけだ。
最初からこの額を提示して誠意を持って交渉にあたれば、XJRは雷猫に変身していたかも知れない。
(もっとも、死んでない・・と意思表示している愛車を捨てる気にはならないが)
いずれにしろこれで、具体的に修理が進行できるだろう。
ベストシーズンに愛車が無いのは、精神的にも辛い事。
通勤専用車を買おう・・とまで考え出していた今、ちょっとだけ嬉しい話だった。
|