エッという顔をされる。
わかっていた。
非常識だという事も。
同僚と3人で昼に行く。
飽きもせず・・というより、時間が勿体なくて近場で、
という考えで今日も「蓬莱閣」。
そう、自分で考えて自分で答えも導いていたのに、
どうしても食べてみたくなった「ジャージャー飯」
気になると、どうしても確かめたくなる困った性格だから、
ここは一つ試してみようと思ったのだ。
「・・・私は、ジャージャー・・・・飯を・・」
「・・・飯? ですか??」
「ジャージャー麺の麺を御飯に・・」
また始まった・・・という顔をされたが、
過去、この店で変なオーダーを断られた事はないので、平気な顔をしてオーダーした。
店の人はちょっと困った顔をして、そしてニコッと笑って厨房に向かう。
どうぞ・・と出されたのは、ラーメン丼に盛られた御飯の上に、
ちゃんと胡瓜と肉ミソがかかったモノ。
御飯の白さと胡瓜の緑と、肉ミソの色がなかなか綺麗だった。
まず、そのまま食べてみる。
穏やかというか物足りないというか、そのままではちょっと弱い肉ミソの味。
それは、丼一杯の御飯にとって足りるモノを持っているだろうか?
これはこれで美味しいじゃん(^_^)
麺に比べれば暖かすぎる御飯が違和感を与えるのと
ミソの絡み方が良くないので、味が薄く感じてしまう。
では・・・と、まずラー油をかけてみる。
ピリッとした辛さと香りが食欲を増す。
いいぞ・・・
じゃ、・・とお酢を丼の肌から回してかけ、肉ミソに混ぜる。
やっぱりコレじゃん(^_^)
この味だよね。
中華麺独特の香りが無い分物足りないが、想像以上に美味しい。
しかしちょっと問題があった。
そう、御飯が多すぎるのだ。
これじゃ、昔ながらのスパゲッティ・ミートソースだよ。(ソース少なすぎって事)
想像以上に大盛り御飯だから、どう考えても肉ミソの量が少ないのだ。
それでは・・・とさらにラー油とお酢をかけて、豪快に混ぜる事にする。
あれぇ・・これって何かに似てる・・・。
そうか・・・ビビンバだ(爆)
そう気づいたら、後はガシガシとかき混ぜてしまう。
ラーメン丼いっぱいのジャージャービビンバのできあがり。
その量は手強いが、勢いで食べれば大丈夫。
多いと言っても、「同發」のカレーライスよりは少ない。
「清風楼」の丼炒飯といい勝負。
がーっと食ったら、あっという間に無くなった(^_^;)
またオーダーする気は?
と同僚にきかれても、ちょっと考える。
美味しい・・・と言い切れないのは、御飯が多すぎた事。
次に頼む時は、御飯少な目に頼まないとネ・・・と答えておいた。
しかし・・・・
たまには変わったモノを食べたいと思っても、
変わったモノとして思い浮かぶ物が無さ過ぎる。
やっぱり新規開発が必要なのか、
それとも想像力が衰えたのか、
はたまた食欲が減退してきたのか・・・・
「ハーフ&ハーフだったらどう?」
「麺と飯の?」
そう突っ込んだのは同僚。
そこまでの発想はないね、コッチには。
参りました。
|